ピラティスはコアに効く
ピラティスによって働きかけられる大きなポイントが「コア」に効くということです。身体の中心として、出発点とも言えるのが「コア」です。このコアが正しく機能することで、私たちの身体は背骨が安定して、背筋をまっすぐにすることが出来るようになります。

また、内臓機能が正常に働くためにも、このコアは決して欠かすことが出来ません。内臓や脂肪を正しい状態に支えて、姿勢をきちんと保つためにも、とても重要な役割を果たしているのです。
コアの安定は、腕や足の動きもスムーズにしてくれるため、高い動作性を発揮するためには、ピラティスによってコアが正常に動きように働きかける必要があるのです。
ピラティスの特徴として、ただ激しく動かすのではなく、そのエクササイズ性をコントロールすることが求められています。勢いに任せて激しく活動するわけではなく、安全かつ誰でも安心して取り組めるエクササイズとなっているのです。
妊娠時の適度な動きとしてピラティスを推奨する場合があるのも、こういった理由からです。激しい運動が苦手な人が、適度な動きを取り入れたいときにもおすすめですね。
また、ピラティスは普段の姿勢に近い状態で取り組めるので、基本的に、大きな力を出すために取り組むものではなく、姿勢や関節のポジショニングに働きかける効果が高いため、ニュートラルな姿勢で取り組めるものが多いのもポイント。
身体を鍛えるために、無理をした不自然な体勢をとることが多くなる場合もありますよね。局所的な負担を増やしやすいウェイトトレーニングマシーンのような動きは、効果がある場合も多いですが、その実正しく取り組むのが非常に難しいというデメリットもあります。
ピラティスの場合、使用する道具は基本的にはマットです。マットエクササイズであれば、独学でもきちんと勉強しながら気軽に取り組みやすいと言えるでしょう。身体の歪みを確認した上で、それをコントロールし、正しい状態に持っていくために働きかけていくことが出来るのです。
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【監修者】 | 宮川涼 |
プロフィール | 早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻修士号修了、同大学大学院同専攻博士課程中退。日本倫理学会員 早稲田大学大学院文学研究科にてカント哲学を専攻する傍ら、精神分析学、スポーツ科学、文学、心理学など幅広く研究に携わっている。 |