ロシアンフック
ボクシング(ボクササイズ)のところに、このロシアンフックは書かずにMMA(総合格闘技)の項目で書いたのは、ロシアンフックはボクシングルールで打った場合反則になってしまうからです。ロシアンフックというのは、元々は、ロシア人のMMA選手イゴール・ボブチャンチンがよく使っていたことで有名になったパンチですが、このパンチはナックルではなく、手の甲で殴るパンチです。裏拳みたいなものですね。なので、ボクシングでは、ナックル以外で打つパンチとなり、反則になってしまいます。仮に、ロシアンフックを打つならロシアンフック風のスイングパンチということになるでしょう。

さて、このロシアンフックですが、打ち方のポイントは、ボクシングの練習などで肩抜きしているときのように、肩を抜いて、肩で腕を回して手の甲の部分を相手の顔面へ当てます。スイングパンチとほぼ打ち方は同じです。ただ、決定的に違うのが手の甲を当てるというところです。キックボクシングでも武尊選手などが打つフックもスイング気味のフックが多いと思いますが、手の甲を当てずにナックルでしっかりと当てるならボクシングでも当然有効です。ちなみに、この打ち方は肩や肘に負担を結構与えるので、あまりサンドバッグに思いっきり殴らないようにしましょう。自分の肩や肘が痛くなります。