運動後、何もしなくても800㎉以上消費できる
HIITを行うと、嬉しいことに、トレーニング後も長時間どんどん体脂肪が燃え続け、膨大なエネルギーを消費し続けてくれます。HIITで身体を追い込むとごっそりと使われた筋肉内の糖を補填するために、運動後も脂肪は解消・消費され続けるのです。
この反応は「EPEE(運動後過剰エネルギー消費、Excess Post-exercise Energy Expenditure)」と呼ばれ、トレーニング後も身体が勝手に脂肪を燃やし続けてくれる力のことで、普段より大量のエネルギーが消費されます。EPEEはある程度強度の高い運動によって増加するもので、残念ながらウォーキングやジョギングでは得ることができません(▶アフターバーン効果について)。

何もしなくても有酸素運動をしているようなエネルギー消費が続く状態を作れるなら、長時間かけて歩いたり走ったりするよりもHIITを短時間こなす方がはるかに効率的です。
ダラダラと軽い運動を長時間続けるより、短い時間で良いので、高強度のインターバルトレーニングを行った方が時短でダイエット効果も高いわけですね。
数値として、筋トレ後に基礎代謝量が約20%アップしたというデータや、トレーニング翌日の朝から48時間後までEPEEだけで約800kcalが消費されたという研究報告があります。
つまり、レッスン中に消費されるカロリーだけではなく、その後のカロリー消費も莫大なのがHIITの最大の強みなわけです。
具体的には、トレーニングの17時間後(翌朝)、EPEEを測定して、その日に404kcal、次の日には369kcalEPEEだけで消費されていました。この研究では消費エネルギーを計算されていなかったトレーニング直後の17時間で、少なく見積もっても274calは消費しているので、運動後だけで1047kcalは使った計算になります。
これを30~40代の日本人男性に当てはめるて基礎代謝を1500~1800kcalとして計算しても、800~900kcalは消費できるはずです。EPEEはカラダを追い込むことで上がることが確認されており、HIITをしっかりと行えば同様の結果が期待できます。
1日おき、あるいは3日に1度でもHIITを行えば、日常生活でも今より高い代謝をキープでき、習慣化すれば半永久的に脂肪燃焼体質になることができます。もうリバウンドもしない!まさに理想のダイエット方法ですね。
立川エリア唯一の溶岩ホットヨガスタジオ「オンザショア」では、日本で唯一溶岩ホットヨガ環境にてHIITを行うことができます。思いっきり汗をかいて体を鍛え、カロリーを消費し、賢くダイエットしましょう。
立川ヨガ 立川エリア唯一の溶岩ホットヨガスタジオ「オンザショア」

【監修者】 | 宮川涼 |
プロフィール | 早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻修士号修了、同大学大学院同専攻博士課程中退。日本倫理学会員 早稲田大学大学院文学研究科にてカント哲学を専攻する傍ら、精神分析学、スポーツ科学、文学、心理学など幅広く研究に携わっている。 |