ダイエットに効く食事誘発性熱産生

皆さん、食事誘発性熱産生という言葉を聞いたことがあるでしょうか?なかなか普段の生活では見聞きする言葉ではないかもしれませんね。これは私たちが食事から栄養を摂取する際にもカロリーを消費するということを意味しています。

食事を摂ると体内に吸収された栄養素が分解され、その一部が体熱となって消費されます。このため食事をした後は、安静にしていても代謝量が増えます。この代謝の増加を食事誘発性熱産生(DIT: Diet Induced Thermogenesis)または特異動的作用(SDA: Specific Dynamic Action)といいます。

厚生労働省「e-ヘルスネット」

しかも、単純に食事を取ればカロリーが消費されるというだけの話ではなくて、摂取する栄養分によって㌍の消費量も違うというのがポイントです。上記厚生労働省のサイトにも記載されていますが、摂取エネルギーのうち、タンパク質が30%(!)、糖質が6%、脂質に至っては4%が消費されると報告されています。つまり、タンパク質中心の食事を取った場合、食事で摂った㌍のうちなんと30%も消化で消費されるというわけですね。

これはダイエットしている人や食べたいけど痩せたいという方には朗報でしょう。

この食事誘発性熱産生について、一つ例を挙げてみましょう。一日約2000㌍を摂取するAさんとBさんがいるとして、Aさんの一日のタンパク質摂取量が200㌘(+炭水化物200㌘、脂質45㌘)、Bさんが50㌘(+炭水化物350㌘、脂質45㌘)だとしましょう。前提として、タンパク質と炭水化物は1㌘あたりの㌍が4㎉、脂質が9㎉です。

一日の食事誘発性熱産生を計算すると、Aさんは、304㎉を消化だけで消費するに対して、Bさんは、その半分の160㎉しか消費しません。これが一週間続くとすると、その差は、980㎉。1ヶ月当たりで3,920㎉となり、2ヶ月近くで脂肪1㎏に該当する7,200㎉を超えます。

つまり、高タンパク質の食生活を続けるだけで同じ㌍を摂取していても、1ヶ月で脂肪1㎏に相当するだけの消費㌍が得られるわけですね。高タンパク質の食生活は筋肉増加のためだけではなく、ダイエットにも有効だということがよく分かりますね。

ところで、毎夏に土用の丑(うし)の日がありますね。これは、江戸時代中期、夏に暑くて売り上げ不振のうなぎ屋から相談を受けた平賀源内が、丑の日に「う」のつく食べ物を食べると体によいという伝承を利用して「本日土用の丑の日」と書いて店先にはり紙をしたところ、大繁盛したことから、一般に定着したという話が、青山白峰の随筆『明和誌』(1822年)に収められていることに由来しますが、今では世間一般に一種の夏バテ予防の食習慣のようになっていますよね?

もともとは商売繁盛のために作られたものですが、現代の医学の観点からみると案外体に良いことを推奨しているのがわかります。ちなみに、うなぎは100㌘あたりのタンパク質の含有量が23㌘と高タンパク質の食事です。ぜひ、土用の丑の日だけではなく、普段からウナギとまで贅沢は言わずとも高タンパクな食生活で元気に季節の変わり目を乗り切りたいですね!

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食事誘発性熱産生

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【監修者】宮川涼
プロフィール早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻修士号修了、同大学大学院同専攻博士課程中退。日本倫理学会員 早稲田大学大学院文学研究科にてカント哲学を専攻する傍ら、精神分析学、スポーツ科学、文学、心理学など幅広く研究に携わっている。
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