HIITの効率を最大化させるための食事術
脂肪は常に余剰エネルギを欲しており、いつでも蓄えますよと待ち構えています。消費する以上に食べれば脂肪細胞は太って増える一方です。「筋肉を削らずに体脂肪を減らす」身体作りには、食事の工夫も重要です。以下2つのポイントを押さえてHIITをこなせば、最短ルートで身体が変わるでしょう。
ポイント① 糖質は「必要なとき」に摂る
ご飯やパンなどに多く含まれる糖質は、身体をしっかり動かすときのエネルギー源で、筋肉の成長にも強くかかわります。「運動前に食べて元気に動く」「運動したら食べて回復させる」と考えましょう。運動もしていないのにいつも通り摂っていたら、間違えなくそのエネルギーは脂肪細胞に蓄積されます。
1日3食のうち、適量摂るべきなのは朝食と夕食です。朝食の糖質は通勤や仕事で消費できます。肉体労働でなければ日中の糖質消費量は少ないため、昼食の糖質は抜いても問題ないでしょう。夕食までに必要な糖質は、昼食の野菜などに含まれる量で充分です。
運動をする日は、夕食でも通常通り糖質を摂りましょう。できれば帰宅後におにぎりなどを食べてエネルギーを満たしてから、夕食前に運動すると余剰エネルギーを減らせるのでなお良いでしょう。糖質はすぐに使わないと脂肪になりやすいため、運動の30~60分前までにたべるとより良いでしょう。また、この場合夕飯の糖質を献立から抜くとダイエット効果が高まります。
夕飯で炭水化物を抜くのも良いですが、食べられないストレスで続けられないと元も子もありません。短期間で大幅に体重を減らしたいのでなければ、無理をして挫折をするよりは、長い目で運動を続ける習慣を身に付けていく方が得策と言えるでしょう。
ポイント② 血糖値が急激に上がらない工夫をする
糖質の選び方や食べる順番にはコツがあることをご存じでしょうか。
糖質を多く含むものを食べると、血液中の糖(血糖)の値が一気に上昇。すると急上昇した血糖値を正常に戻そうと、多量のインスリンが分泌されます。インスリンには脂肪の合成を高め分解を抑制する力があるため、分泌されるほど太りやすくなります。
GI値(グリセミック指数)とは、食べた後に血糖値が上がるスピードを食品ごとに数値化したもので、GI値が高い食品程血糖値が急激に上昇します。逆にGI値が低い食品をとっても血糖値の上昇は緩やかで、インスリンが過剰に分泌されることもありません。また、GI値が低いものを先に食べておくと、次に高いGIのものを食べても血糖値は上がりにくくなると言われています。同じメニューでも低GI値のものから食べれば脂肪が付くリスクが低くなることが期待できます。
一般的には白米よりも玄米、うどんよりも蕎麦など、見た目場白いものより茶色のものの方がGI値が低い傾向にあります。「何を食べるか」「何から食べるか」だけで太りにくさに違いが出るのなら、是非取り入れたいですね!
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【監修者】 | 宮川涼 |
プロフィール | 早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻修士号修了、同大学大学院同専攻博士課程中退。日本倫理学会員 早稲田大学大学院文学研究科にてカント哲学を専攻する傍ら、精神分析学、スポーツ科学、文学、心理学など幅広く研究に携わっている。 |