運動すると脳が大きくなる

自己コントロールの生理機能を強化するために出来ることは色々ありますが、一番費用対効果の抜群に高い方法が、運動です。また、憂鬱や不安、慢性の痛み、循環器系の病気や糖尿病など様々な症状を改善します。また意志力を強化したい方には一番効果覿面な方法です。

心理学者のミーガン・オートンと生物学者のケン・チェンは、自己コントロールを向上させる新しい治療法としてエクササイズを行わせる実験を行いました。参加者は、男性6名と女性18名、年齢層は18歳~55歳でした。みな定期的にエクササイズをした経験はありませんでした。ミーガン・オートンとケン・チェンは、彼等にジムの会員証を無料で配布し、できるだけ多くジムを利用するように勧めました。

すると、最初に1ヶ月は、参加者の平均利用数は週1回でしたが、2ヶ月の実験が終わる頃には、週三回まで増えていました。参加者は運動以外の生活面の改善を指示されたわけではありませんでしたが、参加者の喫煙や飲酒、カフェインの摂取量まで減少し、食生活もなるべくジャンクフードを食べなくなり、健康的な食生活を心掛けるように変わっていました。また、興味深いことに、参加者のテレビをみる時間が減って勉強をする時間が増え、買い物をする際にも衝動買いをすることが少なくなりました。

これだけお話しすると何だか魔法のように感じますが、運動をする習慣を身につけるとこれだけ人が変わるということが心理学の実験で報告されているわけです。エクササイズのこのような効果は、自己コントロールの研究者らによって発見された驚異の薬と呼んでも過言ではないもので、とりわけエクササイズを始めたばかりの人たちには効果覿面でした。ランニングマシーンに15分乗るだけで不要な欲求がおさまり、ダイエット中の参加者にチョコレートを勧めたり、喫煙者にタバコを勧めてもあまりほしがらなくなりました。

さらに、長期的なエクササイズの場合には、さらに素晴らしい効果が報告されています。日常生活のストレスが緩和されるだけではなく、ブロザックのような抗うつ剤の代わりとしても効果がたかったのです。エクササイズは、心拍変動のベースラインを底上げし、脳を鍛えることになるので自己コントロールする力がつきました。実際、神経生理学者がエクササイズを始めたばかりの人たちの脳を調べたところ、脳細胞と白質の両方が増えていました。

白質というのは、脳細胞の上にある絶縁体で、脳細胞が速やかに効率よく連絡し合うのを助けてくれます。脳はエクササイズによって、より大きくなり、より速く働くようになりますが、その効果はとりわけ前頭前皮質に起きることが分かっています。

こうした研究報告を聞くと、気になるのが「どれくらいエクササイズをすればいいのか?」ということだと思います。これについては科学的にどれくらいの回数が良いのかという答えは科学的にはまだ明確になっていません。2010年に10件の運動とこうした効果に関わる研究の分析結果が発表されましたが、それによると、気分が向上し、ストレス解消に最も効果的だったのは、長いエクササイズではなく、短時間のエクササイズでした。なので、無理をして1日2時間も3時間も運動する必要はないといえるでしょう。

次にどんな種類のエクササイズが良いのか、というのも気になるところだと思いますが、これについても明確な答えは科学的には導き出されていません。TEDなどのスピーカーとしても著名な意志力の研究者であるケリー・マクゴニカルは「体や脳はえり好みをしないようですから、何でも自分がやってみたいと思うものから始めましょう。ガーデニング、ウォーキング、ダンス、ヨガ、チームスポーツ、水泳、子供やペットと遊ぶ」ことを勧めています。

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【監修者】宮川涼
プロフィール早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻修士号修了、同大学大学院同専攻博士課程中退。日本倫理学会員 早稲田大学大学院文学研究科にてカント哲学を専攻する傍ら、精神分析学、スポーツ科学、文学、心理学など幅広く研究に携わっている。

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