ホットヨガとは
ホットヨガとは(概要)
ホットヨガは、高温の環境で行われるヨガのスタイルであり、近年人気を集めています。その起源は古代のヨガの教えに遡ることができますが、現代のホットヨガは1970年代にアメリカで始まりました。
高温の環境でヨガを行う理由はいくつかあります。まず第一に、暖かい環境におけるヨガの実践は、体温を上げることによって筋肉の柔軟性を高め、関節の可動域を広げる効果があります。熱によって筋肉が温まることで、身体の動きがスムーズになります。
また、高温の環境では血行が促進され、代謝が活発になります。これによって、老廃物の排出や細胞の修復が促進され、体内の浄化が促されます。さらに、ホットヨガは心臓や呼吸器系にも負荷をかけるため、心肺機能の向上にも寄与します。
ホットヨガにはさまざまなスタイルやセッションがあります。代表的なスタイルには、ビクラムヨガ、ホットパワーヨガ、ホットヨガフローなどがあります。それぞれのスタイルには特徴があり、ポーズのシーケンスや動きのリズムが異なります。セッションは通常、専用のスタジオで行われ、高温の環境(通常は35〜40度程度)で行われます。セッションの時間は60分から90分程度で、インストラクターが指導を行いながら進行します。
ホットヨガは、身体的な効果だけでなく、心理的な効果ももたらします。高温の環境でのヨガの実践は、ストレスを軽減し、リラクゼーションを促進します。心身の緊張が解け、内なる平和感やバランスが生まれるとされています。
初心者の方にとって、ホットヨガは新鮮な経験かもしれません。ですが、基本的な動きやポーズは他のヨガと同じですので、初めてでも取り組むことができます。初めてのホットヨガセッションでは、以下のポイントに留意すると良いでしょう。
- 水分補給: ホットヨガは高温環境下で行われるため、十分な水分補給が必要です。事前に水を十分に摂り、セッション中も適度に水分を補給しましょう。
- 着替えとタオル: ホットヨガでは大量の汗をかくことが予想されますので、吸湿性のある適切な運動服を着用しましょう。また、滑り止めの効果があるヨガマットやタオルを準備しておくことも重要です。
- リスニング: インストラクターの指示に注意を払い、自分の体の声に耳を傾けましょう。無理な負荷をかけず、自分の体の限界を尊重することが大切です。
- 休憩: ホットヨガのセッション中に疲れたり息切れしたりした場合は、いつでも休憩を取ることができます。自分の体に合わせて休息をとり、無理をしないようにしましょう。
- マインドフルネス: ホットヨガは心と体の調和を促進するヨガのスタイルです。セッション中は、呼吸に意識を集中させ、マインドフルネスを実践しましょう。思考を静め、現在の瞬間に集中することで、ヨガの効果を最大限に引き出せます。
ホットヨガは自分自身との向き合い方や体の感じ方によって異なる体験をもたらすことがあります。初めてのホットヨガセッションでは、リラックスして体験を楽しむことが重要です。自分のペースで取り組み、徐々に慣れていきましょう。
ホットヨガは暖かい環境で行われることで、身体的な柔軟性や代謝の改善、心のリラックスなどさまざまな効果が期待されます。ぜひ、初めてのホットヨガ体験を通じて、心身の健康とバランスを促進初めてのホットヨガセッションでは、自分の体に合ったクラスを選ぶことが重要です。ヨガスタジオやジムでは、初心者向けのクラスや温度の比較的低いセッションも提供されています。これらのクラスでは、基本的なポーズや動きから始めることができますので、初心者でも安心して取り組むことができます。
また、ホットヨガの効果を最大限に引き出すために、正しい姿勢とフォームを意識しましょう。インストラクターの指導に従いながら、身体のバランスやアライメントに注意を払いましょう。無理な力を入れずに、ゆっくりとポーズを行い、呼吸を整えることが大切です。
ホットヨガのセッション中には、心地よい汗をかきながら身体を動かすことができます。汗によって、体内の老廃物が排出され、身体が浄化されます。しかし、十分な水分補給を忘れずに行いましょう。セッション前後に水を飲み、セッション中もこまめに水分を摂ることが必要です。
ホットヨガのセッション後はクールダウンとストレッチを行いましょう。身体が温まった状態で終了すると、心地よいリラックス感が得られます。また、セッション後には体をゆっくりと休める時間を作りましょう。身体の回復を促すために、十分な休息を取ることが重要です。
ホットヨガは、心と体の調和を促進し、健康とリラクゼーションをもたらす効果的なヨガのスタイルです。初めての体験では、自分の体に合ったクラスを選び、適切な準備と注意を忘れずに行いましょう。ホットヨガの素晴らしい効果と恩恵を十分に享受するために、継続的な練習と自己の成長を目指して取り組んでください。
ホットヨガの起源と背景
ホットヨガは、現代のヨガのスタイルの中でも特異な存在と言えます。その起源は古代のヨガの教えに遡ることができますが、ホットヨガとして知られる形式は、比較的新しいものです。ここでは、ホットヨガの起源と背景について詳しく見ていきましょう。
ホットヨガの起源は、1970年代のアメリカに遡ります。その創始者として知られるのは、ビクラム・チョードリーという人物です。ビクラム・チョードリーは、インドのヨガの伝統にルーツを持ち、アメリカでホットヨガを確立しました。
ビクラム・チョードリーは、自身の経験と知識を基に、高温の環境でヨガを行うことの効果を発見しました。彼は、高温のスタジオ(通常は35〜40度程度)で行われるセッションを開発し、ホットヨガと名付けました。この形式は、熱によって筋肉を温め、身体の柔軟性を高めることを重視しています。
ホットヨガは、アメリカで初めて普及し、その後世界中に広まりました。特に、ヨガが健康とフィットネスの一環として人気を集めるようになった現代社会において、ホットヨガは多くの人々に支持されています。
(1)ホットヨガでは、身体が柔らかくなる~体が硬い人ほどホットヨガが向いている理由
ホットヨガが高温の環境で行われる理由には、いくつかの効果があります。まず、熱によって筋肉が温まることで、身体の動きがスムーズになります。これにより、ポーズの深化や柔軟性の向上が期待できます。ホットヨガの環境は高温で湿度も高く、これによって筋肉や結合組織が温まります。温まった筋肉は柔軟性が向上し、関節の可動域が広がるとされています。高温の環境下では筋肉がより伸縮しやすくなり、ポーズを深く行うことができます。
また、ホットヨガでは、ゆっくりとした動きやポーズの保持が行われます。このような動作によって筋肉が緩和され、徐々に伸ばされます。ポーズを保持することで、筋肉や結合組織にストレッチ効果がかかり、柔軟性が向上します。また、深い呼吸法や瞑想的な要素も組み合わせられることで、心身のリラクゼーションが促進され、筋肉の緩和がより効果的に行われます。
ホットヨガの環境は、神経系にも影響を与えます。高温環境にさらされることで、神経系が緩和し、筋肉の伸縮性が向上すると考えられています。また、熱によって筋肉や結合組織が刺激されることで、反射的なストレッチ反応が生じます。これによって、ポーズや動作の深さが増し、柔軟性が向上するとされています。
さらに、ホットヨガ環境で、血行が促進されることで、身体の柔軟性や可動域も向上します。高温の環境下では、血管や筋肉が緩み、血液や酸素がより効果的に筋肉に供給されます。これによって、筋肉の柔軟性が高まり、関節の可動域も広がります。ホットヨガのポーズをより深く行うことができるようになり、身体の柔軟性や姿勢の改善につながると言われています。体が硬いと気にされる方にこそ、ホットヨガがおすすめなのはこうした理由からです。
(2)ホットヨガはデトックス効果が高い~汗を掻くだけと馬鹿にできない本当の理由
ホットヨガは、大手ホットヨガスタジオが広告でよくそうした表現を用いているように、大量の発汗を促します。滝汗と呼ばれたりしますね。こうした発汗は、体内の過剰な熱を放出し、体温を調節するための生理学的な反応です。発汗は、皮膚から体外に老廃物や有害物質を排出する重要なメカニズムです。皮膚は私たちの最大の排泄器官であり、発汗によって体内の毒素や重金属、余分な塩分などが除去されます。これにより、身体の解毒プロセスが促進され、健康な代謝と臓器の機能が維持されます。
また、発汗によって体温が下がり、内臓への負担が軽減されます。高温環境でのホットヨガなどの運動によって発生する発汗は、血液循環が促進され、心臓の負荷が減ります。これにより、心血管系や消化器系の健康がサポートされ、心臓や腎臓などの重要な内臓の機能が向上します。さらに、発汗によって体外に排出される際、ラジカル酸素種(ROS)の排除も行われます。ROSは酸化ストレスを引き起こし、細胞や組織のダメージを引き起こすことが知られています。発汗によって体内のROSが排出されることで、細胞の酸化ストレスが軽減され、細胞の健康と免疫系の強化が促進されます。
一般的に、高温の環境では血行が促進され、代謝が活発になります。これによって、老廃物の排出や細胞の修復が促進され、体内の浄化が図られます。血行が促進されることで、酸素や栄養素が効率的に全身に行き渡ります。ホットヨガのセッション中は、高温の環境によって血管が拡張し、血液の循環が活発になります。すると、酸素や栄養素を運ぶ血液が各部位に十分に供給されるため、身体の細胞や組織の機能が向上します。これによって、筋肉や内臓の健康状態が改善されるだけでなく、代謝が活性化され、体脂肪の燃焼も促進される可能性があります。
(3)ホットヨガで心肺機能も向上する~ホットヨガが医学的にも健康に良い理由
さらに、ホットヨガは心臓や呼吸器系にも負荷をかけるため、心肺機能の向上に寄与します。心肺機能は、心臓や肺が酸素を効率的に供給し、二酸化炭素を排出する能力を指し、健康的な生活にとって重要な要素です。ホットヨガのセッション中は、高温の環境とポーズの実施によって心拍数と呼吸数が上昇します。この運動による身体への刺激により、心臓と肺がより効率的に働くように調整されます。心拍数と呼吸数の増加は、循環系や呼吸系の負荷を増やし、徐々にその負荷に適応することで、心肺機能が向上します。
ホットヨガでは、深くゆっくりとした呼吸法が重要な要素となります。このような呼吸法によって、酸素の摂取量が増加し、血液中の酸素濃度が上がります。酸素は細胞のエネルギー産生に必要不可欠であり、酸素摂取量の増加によって全身の細胞がより活性化され、心肺機能の向上が促されます。ホットヨガにおける深くゆっくりとした呼吸法によって、酸素の摂取量が増加し、血液中の酸素濃度が上昇します。酸素は細胞のエネルギー産生に必要不可欠であり、酸素摂取量の増加によって全身の細胞がより活性化していきます。
また、常温環境よりもポーズの保持や流れるような動作はきつく感じられるように、筋力やバランス感覚が鍛えられ、そうすることによって筋肉が強化されます。特にコアと呼ばれる腰回りの筋肉や背中、脚部などの体幹を支える大きな筋群が重要な役割を果たします。筋力の向上により、心臓への負荷が軽減され、心拍数の安定化や持久力の向上に寄与します。
さらに、上述したように、ホットヨガ環境下では、柔軟性が向上していることで、関節の可動域も広がります。ホットヨガのポーズは、体全体のストレッチや引っ張りを含んでおり、筋肉や関節に対する負荷を適度にかけることができます。筋肉と関節の柔軟性と可動域の向上により、運動効率が高まり、心肺機能の向上に寄与します。
(4)ストレス解消効果も高いのがホットヨガの魅力~次世代型フィットネスとしてのホットヨガ
現代の忙しい生活や様々なプレッシャーにさらされる中で、ストレスを解消する方法は重要です。ホットヨガは、高温の環境下で行われるヨガのスタイルであり、心と体の両面においてストレス解消に役立つ効果があります。
ホットヨガのセッション中は、高温の環境に身を置くことで心身がリラックス状態になります。高温によって筋肉がほぐれ、心地よい疲労感やリラックス感を得ることができます。また、ヨガのポーズや呼吸法は集中力を高め、マインドフルネス状態に入ることができます。これによって、日常のストレスや心配事から離れ、心の安定とリラクゼーションを実感することができます。
ホットヨガの運動や呼吸法は、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を抑制し、副交感神経を活性化させる効果があります。副交感神経が優位になることで、リラックス状態や心の安定をもたらし、ストレスレベルを軽減します。また、ホットヨガのセッション中に身体を動かすことで、エンドルフィンと呼ばれる快感をもたらす物質が分泌され、気分の改善やストレスの緩和につながります。
ホットヨガは、ポーズの実施や呼吸法の集中的な意識を要します。これによって、自己観察やマインドフルネスの実践が促されます。セッション中に自分自身に集中し、現在の状態を受け入れることで、過去や未来への思いやりや不安を軽減することができます。マインドフルネスの実践はストレスを軽減します。
また、ホットヨガは、スタジオやグループで行われることが多く、他の参加者との交流やコミュニティの形成も重要な要素です。共通の目的を持つ人々とのつながりやサポートは、ストレス解消において大きな助けとなります。ホットヨガのセッション中やセッション後には、参加者同士がエネルギーやポジティブな気持ちを共有し、ストレスを共有・軽減することができます。
このように、高温の環境でのヨガの実践は、ストレスを解消し、心のリラックスを促進する効果も期待できるわけです。ホットヨガのセッション中には、汗をかきながら自分自身と向き合い、マインドフルネスを実践することで、心身のバランスを取り戻すことができます。ホットヨガは、身体的な効果だけでなく、心理的な効果も期待できるヨガのスタイルです。高温の環境に慣れるまでには個人差がありますので、最初のセッションは無理をせずに体の反応を見ながら行うことが重要です。
高温の環境下では、おのずと心身がリラックス状態になります。環境の温かさに包まれることで、筋肉の緊張が緩み、心地よい疲労感やリラックス感を味わうことができます。また、高温による身体への刺激は交感神経を抑制し、副交感神経を優位にする効果があります。これによって、ストレスの軽減や心の安定、睡眠の質の向上に繋がるとされています。
こうしたホットヨガの人気は、その効果や効能に加えて、現代の忙しい生活においてリラックスやストレス解消の場として求められていることにも起因しています。高温の環境下で行われることにより、身体と心の緊張を解きほぐし、日常のストレスから解放されることができます。
ホットヨガを始める前に
ホットヨガのスタジオやジムでは、さまざまなホットヨガのスタイルやセッションが提供されています。ビクラムヨガやホットパワーヨガなど、それぞれ異なるポーズや流れが特徴です。また、セッションの長さや難易度も異なるため、自分のレベルや目標に合わせてクラスを選ぶことができます。
ホットヨガのセッションでは、インストラクターが正しいフォームや呼吸法を指導してくれます。初心者でも安心して取り組むことができますが、自分の体の限界を尊重し、無理をせずに行うことが大切です。体力や柔軟性に自信がない場合は、初心者向けのクラスを選ぶことをおすすめします。
ホットヨガの魅力は、その健康効果やリラックス効果だけでなく、人々が集まり共にヨガを行うコミュニティの一体感にもあります。スタジオやジムでのホットヨガのセッションは、他の参加者とのつながりを深め、ヨガの経験をより豊かなものにしてくれます。
ホットヨガは、熱い環境で行われることから一見ハードルが高そうに思えるかもしれませんが、その恩恵を受けるために必要なのは、自分自身へのオープンな姿勢とチャレンジ精神です。初めてホットヨガに取り組む方も、ぜひ開放的な気持ちで取り組んでみてください。
ホットヨガを始める前には、いくつかの準備が必要です。まずは、快適な動きができる適切なウェアを選びましょう。通気性の良い素材や吸汗性のある衣服(ヨガウェア)がおすすめです。また、ヨガマットやタオル、水筒など、必要な道具も用意しておきましょう。
ホットヨガのセッションが始まる前には、体をしっかりと準備するストレッチやウォームアップが行われます。これによって、関節や筋肉をほぐし、怪我や筋肉痛のリスクを軽減します。セッション中は、自分の限界を把握しながらポーズを行い、無理をせずに自分のペースで進めましょう。
ホットヨガのセッション中は、体にかかる熱によって汗を大量にかくことが予想されます。そのため、水分補給が非常に重要です。セッション前に十分な水分を摂り、セッション中も定期的に水を飲むようにしましょう。水分補給を怠ると、熱中症や脱水症状のリスクが高まるため注意が必要です。
ホットヨガのセッション中は、自分自身と向き合う時間でもあります。他の参加者と比較せず、自分のペースで行動することが大切です。また、セッション中に感じる疲労や苦しさに対しても、自分の限界を超えずに適切な休憩や伸ばしを取り入れることが重要です。自分の身体の声を聴きながら、無理をせずに取り組んでください。
ホットヨガのセッションが終了した後は、クールダウンとリラックスが行われます。これによって、身体の回復を促し、心身の緊張を緩和します。セッション後には、ゆっくりと休息を取り、身体を十分に休めることも重要です。また、セッション後の食事や水分補給も忘れずに行いましょう。
ホットヨガは、心と体の健康促進に役立つ素敵な選択ですが、ホットヨガを行う前には注意点もあります。まず、高温環境下での運動やストレッチは身体への負荷が高いため、特定の健康状態や持病がある場合は医師に相談することをおすすめします。また、妊娠中や心臓疾患などの慢性疾患がある場合には、専門家の指導を受けることが重要です。
さらに、ホットヨガは発汗作用が強く、体液や電解質のバランスが崩れる可能性があります。そのため、十分な水分補給と適切な栄養摂取が必要です。適度な水分やミネラルを補給するため、セッション前後にスポーツドリンクや水を摂ることをおすすめします。
ホットヨガは、体力や柔軟性を向上させるだけでなく、リラックス効果も期待できます。ホットヨガ環境下は、高温によって身体が柔軟になり、ポーズの深化やストレッチの効果が高まるからです。こうした高温の環境下では、筋肉や関節がより温まり、より広い範囲で動かすことができます。
これによって、通常よりも深いポーズに挑戦することができ、柔軟性の向上に繋がります。セッション中は、呼吸法や瞑想などを取り入れて心の安定を図ることも大切です。また、ヨガの哲学や思想にも触れることで、ヨガの実践をより深く理解することができます。
ホットヨガは個人の体験や目標に合わせて自由に楽しむことができるものです。自分のペースで取り組み、自己の限界を超えずに進化していくことが大切です。また、インストラクターや他の参加者とのコミュニケーションを通じて、ヨガの道を共有し、成長していくことも楽しみの一つです。
ホットヨガの運動強度は意外と高い
ホットヨガは、高温の環境下で行われるヨガのスタイルであり、身体的な健康促進や心のリラックスに役立つメリットがあります。ここで誤解してほしくないのですが、ホットヨガの「ホット」は単純に室内の温度と湿度を上げただけということではないということです。ヨガを単に暑くしたのがホットヨガではありません。
ホットヨガは、高温の環境下での運動であり、エネルギー消費が高い特徴があります。セッション中には多くの筋肉を使い、ポーズの保持や移行に伴う動作によってカロリーを消費します。また、高温環境によって代謝が活発化し、体脂肪の燃焼も促進されます。体脂肪の減少は心肺機能の向上につながり、より効率的な運動が可能になります。
ホットヨガは、通常の常温のヨガ(YOGA)に比べて、大きな違いとして、運動強度の違いがあります。具体的に言うと、運動強度(メッツ)有酸素運動効果が非常に高くなります。簡単にいえば、同じ時間で同じ運動をしても、二倍カロリーを消費するようになるということです。
このように、運動強度(メッツ)で言うと、常温のヨガに比べてホットヨガ(とりわけ溶岩ホットヨガ)は二倍程度跳ね上がるため、通常のヨガの60分のレッスンでは消費されるはずの150~200㎉程度のカロリー消費量が、ホットヨガ環境下では、ほぼ倍の300~400㌍を消費をします。
これはジョギングあるいはランニングを時速8㎞で60分走ったのに匹敵します(▶ランニングの消費㌍計算サイト)。時速8㎞で走るって言うのは結構速いですし、キツいです。それがしっかりと体を緩めながら、リラックスしつつ消費できるのはホットヨガ、特に溶岩ホットヨガならではの嬉しい特徴です。その他にも、
特に暑熱馴化は発汗率を増加させることから,暑熱馴化によって得られる血漿量の増加
細川由梨「暑熱環境下の運動パフォーマンスと安全」(2017)
なども得られるため、運動効果は高いです。但し、脱水症状には気をつけ、水分補給は忘れないようにしましょう。
また、適切な温度と湿度を保つことによって、日常では経験できないような大量の汗をかくことができます。汗をかくことにより、毛穴に詰まった汚れや老廃物が排出されて新陳代謝も促進されます。これが、発汗作用によるデトックス効果です。高温の環境で行われることによって、身体が発汗しやすくなります。これによって、体内の老廃物や毒素が汗として排出されることで、身体の浄化やデトックス効果が得られます。また、発汗によって皮膚の毛穴が開き、皮脂や汚れが取り除かれるため、肌の美容効果も期待できます。
お肌の汚れが排出されて瑞々しいお肌になるだけでなく、汗と共に体内の老廃物も排出されるため、体温の上昇による抵抗力の向上と、病気に負けない身体作りにもつながります。汗をかくことによりストレス解消にもつながるでしょう。ホットヨガは美容と健康を追求している方に最も適していると言えます。
また、多くの女性が冷え性や肩こり、むくみ、不眠、お肌のお悩みなどを抱えているます。運動不足が気になる方や、ダイエットをしたいけれどなかなか思うように進まないという方もいらっしゃるでしょう。
何かとストレスがたまりやすい現代社会において、汗をかくことだけでもストレス解消効果がありますが、ヨガがストレスの軽減に効果的である研究結果も多数出てます。ホットヨガは、呼吸やポーズ、瞑想といった要素で構成されるヨガの効果と、身体が暖まり汗をかくことによる「ホット」の効果を同時に得られるレッスンです。
淡水,人工温泉浴共に,精 神性発汗は著明に減少した。精神性発汗の減少は,温泉の脱ストレス作用を示すもの
矢永「精神性発汗測定 による人工温泉浴の脱ス トレス作用の検討」(1998)
溶岩ホットヨガにおける遠赤外線効果について
オンザショアのホットヨガ(溶岩ホットヨガ)は、室内をストーブやエアコンなどの暖房器具で温める通常のホットヨガとは違い、スタジオに敷き詰めたイタリアの溶岩石バサルティーナを暖めることによってスタジオ全体を暖めています。溶岩石から発せられる遠赤外線で肌だけではなく、骨も内臓も遠赤外線で温めることができるので、芯からポッカポカに。床暖房の家の暖かさが心地良いのと同じ様に、オンザショアのスタジオは心地よい温かさと、溶岩石から発せられる遠赤外線の効果で、じっくりと心地よく体の芯から身体を温められます。
遠赤外線は、目には見えない電磁波の一種であり、熱環境を作り出す中で重要な役割を果たしています。遠赤外線は、体内の温度を上げるだけでなく、特有の保温効果を提供し、身体にさまざまな利益をもたらします。遠赤外線は、体に直接熱を与えることで、体温を上昇させます。高温環境下での溶岩ホットヨガなどの運動によって発生する遠赤外線は、皮膚の表面から深部組織に至るまで体を均一に暖める効果があります。これにより、血流が改善され、代謝が促進されます。代謝の向上は、エネルギー消費の増加や脂肪燃焼の促進につながります。
遠赤外線は、筋肉と結合組織を効果的に緩和する効果があります。体に熱を与えることで、筋肉がほぐれ、ポーズやストレッチがより深く行えるようになります。筋肉が柔軟になることで、関節の可動域が広がり、柔軟性が向上します。また、遠赤外線によって血流が改善されることで、酸素や栄養素の供給が増え、筋肉の回復や修復が促進されます。
遠赤外線は、血液循環を改善する効果もあります。熱によって血管が拡張し、血液の流れが促進されます。これにより、酸素や栄養素の供給が増え、老廃物や毒素の排出が促されます。また、免疫細胞の活性化と免疫機能の向上にも遠赤外線が貢献するとされています。遠赤外線による熱刺激は、免疫細胞の活性化を促進し、免疫システムの働きを強化することが示唆されています。これにより、身体の抵抗力が向上し、病気や感染症への防御機能が高まります。
遠赤外線による熱は、心身のリラクゼーションにも寄与します。熱による温かさや心地よさは、ストレスホルモンの分泌を抑制し、副交感神経の活性化を促します。これにより、心身の緊張が緩和され、リラックス状態が促進されます。ホットヨガの環境下で遠赤外線が利用されることで、心身のストレス軽減と心の安定を促進する効果が期待されます。
こうした遠赤外線の熱の効果は、短時間で消えてしまうことなく、嬉しいことに、最大で72時間保温効果があります。冷え性の方の冷え性改善にはまさにうってつけで、レッスン当日だけではなく、翌日も暖かさが残り、寝る前に湯船に浸かった後のようにポカポカした状態でリラックスして就寝できます。もちろん、体温がその間上昇するため、基礎代謝もアップ!家でゴロゴロしているだけで普段よりも10%近く余計にカロリーを消費することが可能です。
心身の変化や、ダイエットの即効性を求めるのであればまずは是非、ホットヨガから始めてみてください。
沢山汗をかいてすっきりデトックスしたい方、本気でダイエットしたい方、カラダが硬く温まらないと筋肉がなかなかほぐれない方、ヨガが初めての方やそもそも運動初心者の方も、安心してヨガが楽しめるのは立川エリア唯一の溶岩ホットヨガスタジオ「オンザショア」だけ。ぜひお気軽に体験しにきてみてくださいね!
立川ヨガ 立川エリア唯一の溶岩ホットヨガスタジオ「オンザショア」
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お勧めのヨガスタジオ
ヨガを定期的にレッスンしたい方や、豊富なバリエーションからヨガやピラティスだけで無く、ボクササイズやキックボクササイズ、HIITなどのエクササイズをしたい方には、立川駅徒歩1分、国内唯一の、イタリア溶岩石「バサルティーナ」を使用した、立川溶岩ホットヨガスタジオ「オンザショア」をおすすめしたいと思います。バサルティーナは火山石の中で最も美しい色調と流れがある溶岩石で、古代ローマの時代より建築家に愛されてきました。現在も国内外の有名ブランドや、美術館などにも好まれて利用されています。イタリア中部バーニョレッジョで採掘されるバサルティーナについて、また溶岩石の効果についてより詳しくお知りになりたい方はこちらをどうぞ!
スタジオ名 | 立川エリア唯一の溶岩ホットヨガスタジオ「オンザショア」 |
住所 | 〒190-0012 東京都立川市曙町2丁目14−10 エトロワビル 3F |
TEL | 042-595-8039 |
事業内容 | 溶岩ホットヨガ、ピラティス、キックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、バトルロープ、総合格闘技、パーソナルトレーニングなど |
特徴 | 50種類の豊富なレッスンと早朝から深夜まで開催しているヨガのレッスンなど |
対応エリア | 立川、西国分寺、国分寺、国立、昭島、東大和、日野、青梅、あきる野、府中、武蔵村山、福生、羽村、八王子など |
定休日 | 年中無休 |
URL | https://ontheshore.jp/ |
立川エリアで唯一の熔岩ホットヨガスタジオ「オンザショア」でアナタも今日からヨガを始めてみませんか?
【監修者】 | 宮川涼 |
プロフィール | 早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻修士号修了、同大学大学院同専攻博士課程中退。日本倫理学会員 早稲田大学大学院文学研究科にてカント哲学を専攻する傍ら、精神分析学、スポーツ科学、文学、心理学など幅広く研究に携わっている。 |