立川で学ぶ「ヨガの思想」

01 ヨガかヨーガか?

ヨガの原典への旅立ちにあたり、まず「ヨガ」の語源の問題からお話ししましょう。ヨガの語源について、巷に出回る書物を紐解いてみると、どちらももっともらしい説明を施していますが、なかなか満足のいく語源解釈に出会うことが少ないですね。日本に正しいヨガが伝わっているのか、根付いているのか、これだけでも不安になるものです。第一、日本には、冒頭に書いてあるように「ヨガ」と「ヨーガ」と二通りの言い方が混在しています。こちらはどちらが正しいかは他の記事で説明していますが、ヨーガが一般的に正しいとされていますが、実は一概に決めつけることは出来ない問題なのです。言葉の源に遡るとサンスクリット語(梵語)に辿り着きます。「ヨーガ」ないし「ヨガ」の語源は古代インドにあります。サンスクリット語の母音には原則として短母音と長母音の区別があり、エ行とオ行に限り、その対立はなく、すべて長く音として発音するのが決まりである。だからサンスクリット語の表記に使われるデーヴァナーガリー文字をローマ字で転写する際にも、わざわざ長音記号をつけません。たとえば、deva(神)は、「デーヴァ」と読み、「デヴァ」とは読みません。soma(神酒)は「ソーマ」であって「ソマ」ではない。この規則に従えば、yogaは「ヨガ」ではなく、「ヨーガ」と発音されることになります。しかし、「ガ」の音は鼻濁音化しません。yogaのoの上に長音記号の「-」がつけられていれば「ヨーガ」と発音すべき事は一目瞭然ですが、ローマ字では常に「yoga」という形で表記されるので、この規則を知らなければうっかり「ヨガ」と読んでしまうところではあります。但し、サンスクリット語やヒンディー語の長音は、故意に伸ばして発声されるときをのぞき、日本語の長音に比べて心持ち短めに発音される傾向があります。だから、日本人の耳には「ヨーガ」というより「ヨガ」と聞こえなくもありません。

ことによると日本にあふれる「ヨガ」というカナ表記は、サンスクリット語から借入したyogaという英単語をそのまま日本語のローマ字読みにしたものかもしれません。もっとも英語では、二重母音を含む「ヨウガ」というのが正しい発音です。yogaは、1990年代からの流行のお陰で、英語でも日常的な語彙の仲間入りを果たしています。たいていの英語辞典でyogaは見出し語に加えられています。しかし、今でこそ誰でも知る語彙になっていますが、初めの頃は、ヨーグルトと聞き間違えられることもあったそうです。英語では語末の子音はとても弱く発音されるので、あり得る話である。yogaの形容詞形yogicも英語で用いられる語彙になっています。最新の英語辞典には、yogism(ヨーガの行、ヨーガの哲理)やyogarobics(ヨーガロビクス)などという単語まで収録されています。日本でも「ヨガる(ヨーガをする)」という単語が若者言葉にあるそうです。要するに、「ヨーガ」でも「ヨガ」でも、どちらが絶対的に正しいとは一概に言えないの、本記事では日常一般の用法に従って「ヨガ」という仮名書きで表記で統一します。

02 ヨガに対応するヨーロッパ語

サンスクリット語のyogaは、後に述べるように、英語のyokeと同源です。サンスクリット語は、インド・ヨーロッパ語族(印欧語)に分類され、同じ言語群に属する古代ギリシア語やラテン語などの古典語、さらには英語、フランス語、ドイツ語、ロシア語などの現代語とも多くの同系語を持ちます。実際、サンスクリット語のyogaという単語をとれば、その同系語として、zugos(ズゴス)、ラテン語iugum(イウグム)、ロシア語igo(イゴ)、フランス語joug(ジュ)、スペイン語yugo(ジュホ/ユホ)、ドイツ語Joch(ヨホ)などを例示することができます。

これらはあくまでも同源語(コグネイト)であって、サンスクリット語からの借用語(ローンワード)ではありません。おそらくインド・ヨーロッパ祖語のなかにyogaなど一連の対応語のもとになる語彙が存在していて、祖語がインド・ヨーロッパ祖語のなかにyogaなど一連の対応語なる語彙が存在していて、祖語がインド・ヨーロッパ諸語に分岐・展開していく過程で、それぞれの言語に一定の音韻変化をともないつつ受け告げられていったものと考えられています。印欧比較言語学では、インド・ヨーロッパ祖語形のyeugが再建されています。なお、yogaは英語のjoin(加わる)、joint(接合)などとも同源です。

こうした同源語のほか、たとえば現代フランス語には、英語にyogaの語そのものも採り入れられ「ヨガ」と発音される。「ヨーガ行者」を表す「yogi」の語もあります。現代ドイツ語でも、英語から入ったJogaや「行者」の意のyoginまたはyoghinの語があります。古い印欧語に由来する語彙と、英語からyoga関係の借用語彙とが、現代語の中で入り交じっているのです。インド亜大陸に目を転じてみましょう。インド・ヨーロッパ系の諸言語(近代インド・アーリヤ諸語)が分布している北インドに対し、南インドには北インドの言語と系統をまったく異にするドラヴィダ語族の諸言語(タミル語、カンナダ語、テルゴ語、マラヤーラム語)などが分布しています。それらの言語群において「ヨガ」にあたる語が、一様に「ヨーガム」まやは「ヨーハム」と発音されます。これはサンスクリット語からの借用語彙であり、もともとのドラヴィダ語に由来するものではありません。ヨガという単語自体は、紛れもなくインド・ヨーロッパ語起源です。但し、言葉としてのヨガの由来がインド・ヨーロッパ語的だからといって、行としてのヨガがインド・ヨーロッパ系の文化に遡ると直ちに結語することはできません。

03 ヨガの原義

それでは、サンスクリット語のyogaはそもそも、何を意味するのでしょうか。ちなみに、英語の対応語(yoke)は、動詞として「くびきで繋ぐ、結合する、連結する、一緒になる」の語義を持ちます。名詞としては「くびき」のほか、「絆、拘束、支配、束縛」など意を表す。これに対しサンスクリット語のyogaはもっぱら名詞として用いられ、「くびき、結合、連結」の意味となります。先に示したヨーロッパ諸語の対応語も、総じてくびき、またはくびきで繋ぐを意味します。サンスクリット語のyogaはくびきで繋ぐという動詞根から派生しています。この動詞は、文字通り「牛や馬をくびきに繋ぐ」「牛馬に装具をつける」「馬を車に繋ぐ」などの行為を指していたが、転じて「AをBにつなぎ止める、AとBを一つに繋ぐ」という一般用法も生じてきたものと考えれます。サンスクリット学者のF・エジャトンなどもこの説を採っています。彼は、この原義をもとに、「活動的、精力的で目的のある利用をする」という意味に発展したと考えられています。牛馬をくびきに繋ぐことが、古代アーリア人の移動手段としての馬車などの観念と関係しているかもしれませんし、農耕に関する語彙としての可能性も排除できません。いずれにしても、古代的生業の在り方や生活様式と深く結びついた、きわめて身近な語彙であったことは間違いありません。

「くびきで繋ぐ」というと、日本語で負の響きをともないがちだが、実際に古代インドでも否定的な意味に使われている例があります。最初期の仏教経典では、「ヨガ(ヨーガ)」は煩悩(心を煩わせる妄念)と同じ意に用いられ、伝統的に軛(=くびき)の訳語が与えられています。欲(=色等の五境に対する識想)、有(=三界における生存)、見(=誤った見解)、無明(=四諦に対する無知)を四軛と呼び習わします。人の自由を束縛する「足かせ」のような語感を帯びているのです。しかし、後に仏教(大乗仏教)では、「ヨガ(ヨーガ)」は修行、特に心統一の行といったプラスの意味で用いられるようになります。確かに、牛馬がくびきで車と一つに繋げられたときにこそ、有用性を発揮出来るのですから。

悪について~仏教やヨガ、西洋哲学から考える

【目次】

『ヨーガ・スートラ』を学んでヨガを深く知る(1)

『ヨーガ・スートラ』を学んでヨガを深く知る(2)

『ヨーガ・スートラ』を学んでヨガを深く知る(3)

『ヨーガ・スートラ』を学んでヨガを深く知る(4)

『ヨーガ・スートラ』を学んでヨガを深く知る(5)

『ヨーガ・スートラ』を学んでヨガを深く知る(6)

『ヨーガ・スートラ』を学んでヨガを深く知る(7)

『ヨーガ・スートラ』を学んでヨガを深く知る(8)

『ヨーガ・スートラ』を学んでヨガを深く知る(9)

『ヨーガ・スートラ』を学んでヨガを深く知る(10)

『ヨーガ・スートラ』を学んでヨガを深く知る(11)

『ヨーガ・スートラ』を学んでヨガを深く知る(12)

『ヨーガ・スートラ』を学んでヨガを深く知る(13)

『ヨーガ・スートラ』を学んでヨガを深く知る(14)

『ヨーガ・スートラ』を学んでヨガを深く知る(15)

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【監修者】宮川涼
プロフィール早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻修士号修了、同大学大学院同専攻博士課程中退。日本倫理学会員 早稲田大学大学院文学研究科にてカント哲学を専攻する傍ら、精神分析学、スポーツ科学、文学、心理学など幅広く研究に携わっている。

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