Blocage（ブロカージュ）＝ブロック（受け止め）
✅ 初心者にもわかりやすく説明すると…
「ブロカージュ」とは、相手のキックやパンチを、腕や脚、場合によっては足の裏で“直接受け止める”防御技術です。
サバットでは特に「蹴りを足で止める」「腕で蹴りを受け流す」など、独特の受け技（防御）文化があり、他の格闘技と少し違う部分があります。
✅ どんな技術？
| 種類 | 内容 |
|---|---|
| 🦵脚でのブロック | 相手のローキックに対して、自分のスネや足裏で受け止める |
| 💪腕でのブロック | 中段・上段の蹴りに対し、肘や前腕で受け止める |
| 🦶靴の底でのブロック | 相手の足を足裏で受け流すように止める（サバット特有） |
✅ サバットにおけるブロカージュの特徴
蹴りの応酬が多いサバットでは、パンチよりもキックに対するブロックが発達
「攻撃→防御→反撃」が一体となる連動動作の美しさが重視される
足を高く上げて蹴りをブロックする“脚のシールド化”が特徴的（他格闘技には少ない）
✅ 初心者向けにやさしく解説すると…
🧍♂️イメージ：
相手がミドルキックを打ってきたときに、両腕を交差して受け止める
相手がローを蹴ってきたときに、自分の足を軽く上げて受ける
相手のティープ（前蹴り）に対して、足の裏で押し返す or 受ける
💡 大事なのは「固く止める」のではなく、流して“安全に受ける”こと。
✅ 得意とする代表的選手と特徴
🇫🇷【リシャール・シィエール（フランス）】
💬 サバット界の巨匠。ブロカージュの教育理論を構築した第一人者。
特徴：足で蹴りを止め、即座に反撃へ移る“受即攻”の体現者
教本・DVDなどでフォームの美しさと合理性を徹底的に解説
🥊【スティーブン・トンプソン（UFC／空手出身）】
💬 サバットではないが、足を上げて蹴りを防ぐ“脚防御”をMMAで応用
特徴：ミドルやローを足を高く上げて防御→そのまま蹴り返す
サバット的な**「攻防一体の蹴り防御」**に非常に近い
🥋【セーンチャイ（ムエタイ）】
💬 ブロックではなく“受け流し”の達人。
特徴：サバットのブロカージュに似た動きとして、相手の蹴りを片手で払ってそのまま肘打ち
靴は履かないが、「攻撃を受けながら流れの中で反撃する」点でサバットと近い概念を持つ
✅ ブロカージュ練習のワンポイント
| 練習内容 | 目的 |
|---|---|
| ✴︎ 足を軽く上げて相手のローを止める練習 | 蹴られる感覚を体で覚える |
| ✴︎ 前腕で受けて、反撃の構えに移る | 攻防のリズムを身につける |
| ✴︎ パートナーと軽打のキックで受け合う | 実戦的なタイミング感覚を磨く |
✅ まとめ
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| 技名 | Blocage（ブロカージュ）＝ブロック・受け止め |
| 特徴 | 攻撃に対する防御を流れの中で組み込む動き |
| 対象 | パンチ・ロー・ミドル・前蹴りなど全ての打撃 |
| サバット的ポイント | 足で受ける／流すように止める／すぐ反撃につなげる |
| 得意選手 | リシャール・シィエール、トンプソン、セーンチャイ（近似） |
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| 【監修者】 | 宮川涼 |
| プロフィール | 早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻修士号修了、同大学大学院同専攻博士課程中退。日本倫理学会員 早稲田大学大学院文学研究科にてカント哲学を専攻する傍ら、精神分析学、スポーツ科学、文学、心理学など幅広く研究に携わっている。 |
