YOGAで初めての瞑想!素朴な疑問!
瞑想って何?
瞑想を一言で言いかえれば、「自分の内側をのぞく」こと。例えばいま「あなたが考えていることは何ですか?」と聞かれた時すぐに答えられる人はどれだけいるでしょう。私たちは自分のことを良く知っているようで実はあまり理解していないことが多く、紙に書き出したり人と話して初めて自分の考えに気付くこともあります。これは人が普段の生活で安全に生き抜くために五感が常に自分の外側を向いた状態にあるからです。そこで外に向いている感覚器官を自分の内側に向けて心身の気づきを得るというのが瞑想です。『瞑』『想』とどちらも考えるという意味を持つ字が使われているように、目を閉じて今まで目で見ていたものを自分の中で感じ取って自分を見つめなおしてみましょう。
瞑想をするとどんな良い事があるの?
朝目覚めるとパン屋ご飯があり、コーヒーの香りが漂う。そう聞いて想像したように、私たちは言葉によって映像を見る、言葉の中に生きています。瞑想はこれらの言葉や思いから身体を一旦切り離して頭の中を空にする事です。終わった後は頭が澄んでスッキリ。これは沢山の言葉で埋めつくされたノートをスッキリと消しゴムで消す感じともいえます。体の中にどうにもならない嫌やな思いをずっと持ち続けると毒素が溜まって五臓六腑を痛めてしまいます。瞑想によってこの感情が少しでもなくなるとリフレッシュ出来て物事をポジティブに考えられるようになります。そしてまた一から新しい事を頑張ろうと気持ちが全身します。心身の毒素を洗い流してくれるのが瞑想の効能です。
瞑想はだれでもできるの?
瞑想は誰にでもできます。集中力が無くて・・・・、やり方が分からなくて・・・・。などと難しく考える必要は全くありません!ただ眼を閉じて、ゆっくりと呼吸をしながら数分間心を落ち着かせてみましょう。これも立派な瞑想です。本当に深く熟睡をして目覚めた時に、自分がどこにいるのか一瞬分からなくなった経験はないでしょうか。例えるなら、この熟睡の状態に自分の意識を保ちながら持って行くことが瞑想です。意識的にこれが行えるようになるには時間がかかりますが、実はこの熟睡の様に、私たちは誰もが瞑想的なエネルギーの蓄え方を普段から無意識に行っています。そして日常的にこの時間が取れていると、鬱や病気になるリスクが低減するのです。
ヨガの瞑想のゴールはどこ?
ヨガにおける瞑想のゴールは自分自身はアートマンだという実体験をする事です。アートマンとは真我(自分の中にある本当の自分)、いいかえると魂のことです。ヨガはすべてはある一つのものから生まれた、と考えられており、それに気付くことが瞑想の目的です。ただしそれは理屈ではなく本当に気が付く事です。しかし、人は理性や自我が邪魔して簡単に気が付くことができません。そこで、ヨガのポーズや瞑想を通して理性や自我を超えて真我だけの状態を目指します。真我だけの状態になると自分というものが理解できて本来の自分に戻れるとヨガでは考えます。そうするとただたが歓喜が訪れます。
ヨガと瞑想の関係は?
八支則のステップの通り、アーサナ(ヨガのポーズ)をしたり、プラーナーヤマ(呼吸法)をすることと、瞑想をすることは同じことです。可能であれば毎日習慣的に行うと良いでしょう。瞑想だけ行うのも、もちろんヨガの1つですが、じっと座るだけで、飛び回っている自分の気持ちを1つにまとめて瞑想状態に入るのは、特に始めたばかりの頃は至難の業といえるでしょう。そこでアーサナを取って集中をすると瞑想に入りやすくなるのです。アーサナをすると純粋なものに近づいて、気持ちがよく、しばらくここにとどまりたいと思うようになるでしょう。こういう時間を一週間に一度でも持つと、精神状態が変わってゆき、瞑想もより効果的になるでしょう。
ヨガのレッスンでは必ず最後にシャバ―サナ(屍のポーズ)を行います。実はこのシャバ―サナはただ寝ているだけではなく、心の健康にもとても大切な時間だったのですね。気持ちよく深くゆっくりとした呼吸を続けて見ましょう。まずは身体を動かして爽快になるエクササイズとしてのヨガを楽しんだら、ヨガの瞑想の側面にも気を向けてみてください♪
スポーツ庁の『運動・スポーツが心の健康にもたらす効果』についても下にご紹介致します。
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その他瞑想については下のページもご参照ください♪
【監修者】 | 宮川涼 |
プロフィール | 早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻修士号修了、同大学大学院同専攻博士課程中退。日本倫理学会員 早稲田大学大学院文学研究科にてカント哲学を専攻する傍ら、精神分析学、スポーツ科学、文学、心理学など幅広く研究に携わっている。 |