ヨガはなぜ健康に良いのか?
ヨガが目指している真我(アートマン)は5つの鞘(コーシャ)に覆われているとヨガでは考えます。
真我(アートマン)とは、肉体や環境が変なしても変わらない純粋な自分の事です。いろいろなことが変わっても、嘆くことなく、取り戻そうともせず、何かに縛られることもなく、純粋に存在して観照する。過去でも未来でもなく、「今」ここという感覚に近く、人生の様々な経験を通して到達すると考えられています。この、真我(アートマン)は、周りの鞘がどんなに変化しようとも、影響を受けません。
この真我(アートマン)を覆う5つの鞘は、一番外側が目に見える肉体を指す①「食物鞘」で、順に、エネルギーとつながる②「生気鞘」、心をつかさどる③「意思鞘」、判断や理性がある④「理智鞘」、内なる喜びがある⑤「歓喜鞘」です。この5つの鞘は環境や人生の移り変わりに大いに影響を受けて常に変化します。繰り返しになりますが、その奥にある大いなる自己(=真我(アートマン))は5つの鞘が変化しても全く影響を受けません。
ヨガでは、この5つの層が全て浄化されて満たされて、本当の自分である真我(アートマン)にごく近い状態になっているのが「健康」だと考えます。そしてそれを実現させてくれるのがヨガの八支則と考えます。
5つの鞘を詳しく見ていきましょう。
食物鞘(アンナマヤ・コーシャ)
アンナとは“食物”という意味で、肉体を含む、目に見える物質的な身体のことです。何をどう食べているかによってできていると考えられています。神経系が乱れたり、皮膚の炎症が起こったり、呼吸器のトラブルやむくみ、だるさ、太り気味など体の症状が現れる鞘です。
生気鞘(プラーナマヤ・コーシャ)
プラーナとは、“気”、“生命エネルギー”という意味で、ため息をついたり、ドキドキして呼吸が浅く早くなったり、呼吸やエネルギーの流れに変化が現れる鞘です。生気鞘が整うと、影のエネルギーをつかさどるイダーナーディと陽のエネルギーをつかさどるピンガラ―ナーディのバランスが取れて、一本の木が通った人になる事ができる。
「意思鞘」(マノマヤ・コーシャ)
マノは“心”で、意思鞘は心をつかさどる鞘。心の質には3つあり、「ラジャス」は激質な心で、仕事やお金をもっと欲しがります。「タマス」は惰性の心で嫌なことを後回しにしがちです。「ラジャス」と「タマス」のバランスが取れると、「サットヴァ」となり、穏やかで安定的な心になり、思い込みが少なく、どんな状態にあっても自分が幸せだと思えるようになります。
理智鞘(ヴィニャーナマヤ・コーシャ)
ヴィニャーナとは“理智”のことで、理性や判断力をつかさどります。情報や記憶が沢山蓄えられている場所でもあるため、好き嫌いでしか判断できない人もあれば、欲望の塊が判断基準になっている人もいます。理想は大きな視野で宇宙視点から物事を判断できるようになる事です。自分のエゴに左右されない正しい判断ができるようになります。
歓喜鞘(アーナンダマヤ・コーシャ)
アーナンダとは歓喜という意味で、大いなる自分(=真我(アートマン))に一番近い所にあります。本来内なる幸福感を感じられる場所ですが、なかなか到達できず、ご飯を食べて幸せ、彼と一緒に居て幸せと、幸せを自分の外に求めがちになります。限りあるものでは本当の幸せを感じるのは難しく、深い所から沸き起こるのが本当の歓喜です。
真我(アートマン)
肉体や環境が変化しても、変わらない純粋な自分がただある場所。あらゆる可能性の場であり、存在そのもののこと。いろいろなことが変わっても、嘆くことなく、取り戻そうともせず、何かに縛られることもなく、純粋に存在し観照して、過去でも未来でもなく「今」ここという感覚に近く、人生の様々な体験を通して到達すると考えられています。
つい、私たちは「心」が私で、「肉体」こそが自分だと思ってしまいがちですが、それらは自分を構成している一部分にしかすぎません。5つの鞘それぞれのレベルにおいて、健やかな状態こそが、本当の健やかさです。
5つの鞘により、不調の原因に気が付くことができるのがこのコーシャ(鞘)の素晴らしい点で、疲れが肉体やココロに現れているならば、それはもっと内側の鞘の情報が浮き出ていると言うことです。外見に現れていることは内側からのメッセージであり、まずはそのメッセージに気が付くことが健康を取り戻す第一歩なのです。
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【監修者】 | 宮川涼 |
プロフィール | 早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻修士号修了、同大学大学院同専攻博士課程中退。日本倫理学会員 早稲田大学大学院文学研究科にてカント哲学を専攻する傍ら、精神分析学、スポーツ科学、文学、心理学など幅広く研究に携わっている。 |