ヨガの古典文献の紹介
『ヨーガ・スートラ』: ヨガの経典として知られる文献。ヨーガの基本的な理論や実践に関するテキストとして重要視されています。『ヨーガ・スートラ』は、正統バラモン教(インド哲学)の一部として、ヨーガの修行を通じた解脱を中心とする教義を説明した教典です。これはヨーガ学派の中心的な教えとなり、多くの教典や素材を統合して作られたと言われています。伝統的には、古代のインドの賢者パタンジャリによって編纂されたと言われており、現在の形に編纂されたのは4-5世紀頃とされています。ヨーガ・スートラの主な内容ヨーガ・スートラの主要な内容は、ヨーガアンガと呼ばれる8つの要素やステップに基づいています。これはアシュタンガ・ヨーガ(八支ヨーガ)とも呼ばれ、ヨーガの実践と進行をガイドするものとなっています。
その中でも重要視されているヤマはヨガの哲学や生き方の中で非常に基本的な概念の一つです。特に、ヨガの経典「ヨーガ・スートラ」において、ヤマはヨガにおける8つの段階(ヨガの八支則=アシュタンガ)の中の最初の項目として位置付けられています。日本語では「禁戒(きんかい)」と呼ばれるこの概念は、心掛けたい「5つのしてはいけないこと」として教えられています。具体的には以下の5つの要素から成り立っています:
- アヒムサー(非暴力): これは暴力を行わない、または他者に苦痛を引き起こさないという意味です。暴力とは物理的なものだけではなく、心や言葉によるものも含まれます。
- サティヤ(正直): 心が自由で軽やかに生きるための教えで、真実を語ることや誠実であることを意味します。
- アスティヤ(不盗): 他人のものを盗まないことを意味しますが、これは物理的な盗みだけでなく、精神的、感情的なものも含むことができます。例えば、他人の時間やエネルギーを不当に取る行為もこの範疇に入ります。
- ブラフマチャリヤ(禁欲): これは自分自身を高めるための教えとして、身体的な欲望を制御することを意味します。
- アパリグラハ(不貪): 快適さの元とされ、過度な欲を持たないことを意味します。
これらの教えはヨガのポーズ(アーサナ)の実践だけでなく、日常生活の中での心掛けとしても重要視されています。ヤマを取り入れた生活は、心の穏やかさや自由さ、豊かさを追求するものとして多くのヨガ愛好者や哲学者たちによって実践されています。
ヤマ:制戒 – 五戒、すなわち不殺生・真実語・不盗・不淫・無所有を守ること。
ニヤマ:内制
アーサナ:座法 – ヨガのポーズや体勢
プラーナーヤーマ:調気法 – 呼吸法やエネルギー制御
プラティヤーハラ:感覚の引きこもり
ヨーガ・スートラは、現代ヨガの実践、特にアーサナ練習や瞑想における重要な教典とされています。現代ヨガの多くのスタイルや実践は、このテキストに由来している部分があります。瞑想や精神的な実践におけるガイドとして、心の苦しみを取り除く方法や悟りへの道を示しています。『ヨーガ・スートラ』はヨーガの修行と哲学の核心を示す古代のインドのテキストです。その教えは今日のヨガ実践の多くに影響を与えており、ヨーガの深い理解と実践のためのガイドとして利用されています。
- 『バガヴァッド・ギーター』: インドの古典文献の一つで、ヨガの精神的な教えや哲学が述べられています。生死や宇宙の真理、倫理、義務などのトピックが扱われています。
- 『ハタヨーガ・プラディーピカー』: ヨガの実践に関するテキストで、特にハタヨーガのアサナやプラナヤマ、チャクラ、クンダリニなどの実践的な側面に焦点を当てています。
さらに、ヴェーダセンターのサイトより、以下のヨーガに関連する古典文献について言及されています。
- ヴェーダ聖典: BC1,500年ごろのインドにおける重要な文献。ヴェーダ聖典には、”ヨーガ”や“チャクラ”という言葉が初めて文字として記されています。
以上の情報を元に、ヨガの古典的な文献とその要約を以下にまとめました。
書名 | 要約 |
---|---|
『ヨーガ・スートラ』 | ヨーガの基本的な理論や実践に関する重要なテキスト。 |
『バガヴァッド・ギーター』 | ヨガの精神的教えや哲学を述べる古典文献。生死、真理、義務などのトピックを扱う。 |
『ハタヨーガ・プラディーピカー』 | ハタヨーガの実践に関するテキスト。アサナ、プラナヤマ、チャクラなどに焦点を当てる。 |
ヴェーダ聖典 | BC1,500年ごろのインドにおける文献。ヨーガやチャクラに関する最初の言及がある。 |
お勧めのヨガスタジオ
ヨガを定期的にレッスンしたい方や、豊富なバリエーションからヨガやピラティスだけで無く、ボクササイズやキックボクササイズ、HIITなどのエクササイズをしたい方には、立川駅徒歩1分、国内唯一の、イタリア溶岩石「バサルティーナ」を使用した、立川溶岩ホットヨガスタジオ「オンザショア」をおすすめしたいと思います。バサルティーナは火山石の中で最も美しい色調と流れがある溶岩石で、古代ローマの時代より建築家に愛されてきました。現在も国内外の有名ブランドや、美術館などにも好まれて利用されています。イタリア中部バーニョレッジョで採掘されるバサルティーナについて、また溶岩石の効果についてより詳しくお知りになりたい方はこちらをどうぞ!
スタジオ名 | 立川エリア唯一の溶岩ホットヨガスタジオ「オンザショア」 |
住所 | 〒190-0012 東京都立川市曙町2丁目14−10 エトロワビル 3F |
TEL | 042-595-8039 |
事業内容 | 溶岩ホットヨガ、ピラティス、キックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、バトルロープ、総合格闘技、パーソナルトレーニングなど |
特徴 | 50種類の豊富なレッスンと早朝から深夜まで開催しているヨガのレッスンなど |
対応エリア | 立川、西国分寺、国分寺、国立、昭島、東大和、日野、青梅、あきる野、府中、武蔵村山、福生、羽村、八王子など |
定休日 | 年中無休 |
URL | https://ontheshore.jp/ |
立川エリアで唯一の熔岩ホットヨガスタジオ「オンザショア」でアナタも今日からヨガを始めてみませんか?
立川ヨガ 立川エリア唯一の溶岩ホットヨガスタジオ「オンザショア」
【監修者】 | 宮川涼 |
プロフィール | 早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻修士号修了、同大学大学院同専攻博士課程中退。日本倫理学会員 早稲田大学大学院文学研究科にてカント哲学を専攻する傍ら、精神分析学、スポーツ科学、文学、心理学など幅広く研究に携わっている。 |