フリッカージャブ
フリッカージャブについて説明します。まあ、MMA(総合格闘技)やキックボクシングの試合ではあまり見かけることが少ないと思いますが、ボクシングではリーチの長い選手がたまに使いますね。構えがオーソドックスの場合、左手を通常のガードポジションから下した状態で、ざっくり45度くらいの角度で肘を曲げます。このL字ガードポジションにしてから、下から前手を鞭のようにしならせながら打つパンチがフリッカージャブです。メイウェザーやトーマスハンズなどの使い手が有名ですね。このフリッカージャブは左手のガードが下がるため、リスクは上がります。そのため、長身で相手との距離を取りやすい、またはディフェンス能力に自信がある人意外にはあまりオススメしないパンチです(そもそも、ボクササイズのレッスンでフリッカージャブを教えているシーンは日本ではオンザショア以外には見当たらないと思いますが)
打つときは、手打ちの打ち方もありますが、肩を入れた打ち方はダメージも与えられて効果的ですね。手首、肘、肩のスナップを巧く連動させてパチンと打つパンチにするのがポイントです。特に、肩の使い方が大事で、肩を脱力してから(肩を抜いて)、打つときに肩を上に上げるようにして、ムチのように下から腕をしならして相手の顔面のヒット時に拳を握るイメージで打ちます。グローブをつけている場合は、あえて握る必要もないです。裏拳で当てる感じですね。ただボクシングで思いっきり手の甲で当ててしまうとバックブローとして反則になってしまうので、ナックルを当てていきましょう。
このフリッカージャブのメリットは、まずスピードが非常に速いこと。また、下から出てくるパンチですのでとても見づらいです。腕をムチのように撓らせて打ってくるのでとても軌道が予想しづらいともいえます。コンビネーションとしては、右のストレートやスイングなどをフェイントで出すと、相手に当てやすいです。
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【監修者】 | 宮川涼 |
プロフィール | 早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻修士号修了、同大学大学院同専攻博士課程中退。日本倫理学会員 早稲田大学大学院文学研究科にてカント哲学を専攻する傍ら、精神分析学、スポーツ科学、文学、心理学など幅広く研究に携わっている。 |