脂肪細胞は小さく出来る
脂肪細胞は一般的には、幼少期に増加し、それからこそ増えることはあれ、減ることはないとされています。その一方で、数は少ないものの脂肪細胞も死滅するという臨床結果も存在します。このような脂肪細胞の数についてはまだ議論があるものの、膨張し巨大化してしまった脂肪細胞を小さくすることは出来ます。
脂肪細胞を小さくするタイミングは運動時。ヨガやピラティス、ボクササイズやキックボクササイズなどの運動をしていると、運動中は、まずは体は筋肉に蓄えられた糖分をエネルギーとして使い、糖が使い尽くされると脂肪が使われるようになります。
脂肪細胞は、グリセロールと脂肪酸というリキッド状のものをため込んでいますが、エネルギーが必要になると、脂肪細胞からリキッドを吐き出し、血液に乗せます。そして、毛細血管を通じて、筋肉にエネルギーを届けるのです。リキッドを吐き出した脂肪細胞は一時的にサイズが小さくなります。
もちろん、たくさん食べればまた脂肪細胞は太っていきますが、再び運動によってリキッドを吐き出せれば大きくはなりません。これを繰り返すと、脂肪細胞は小さい本来のサイズに誘導されるのです。暴飲暴食は避け、食べたら運動するのルーティンで小さい状態に保っていくと、脂肪細胞は縮小していくわけです。
脂肪細胞は二ヶ月で入れ替わるのですが、1回のトレーニング、1時間の過ごし方でも細胞の増減や膨張・縮小の具合は日々変わっていきますので、運動をして、遊離脂肪酸、グリセロールを血管内に吐き出し、脂肪細胞を小さくしていきましょう。
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【監修者】 | 宮川涼 |
プロフィール | 早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻修士号修了、同大学大学院同専攻博士課程中退。日本倫理学会員 早稲田大学大学院文学研究科にてカント哲学を専攻する傍ら、精神分析学、スポーツ科学、文学、心理学など幅広く研究に携わっている。 |