ヘッドスリップ
防御法の一つヘッドスリップについて解説します。ヘッドスリップとは、左右に自分の頭を振り、相手のパンチを避けるディフェンスの方法です。主に、頭部へのストレート系のパンチを頭の位置を変えることで避けます。頭の位置を変えるというのは、頭の位置を小さく移動させるだけで、イメージとしてはパンチが耳の横をかすめるような避け方をとります。
その際、膝を使えばバランスを崩しにくく、避けた直後の展開を非常に有利にすることが出来ます。具体的には避けた後にカウンターでストレートやフックを放ち当てることができるわけです。また、手を使わないので、ガードをしたまま避けることができるのもメリットです。膝のバネを使って身体を左右に振りパンチをかわす際に、力まずに頭の位置がグローブ一つ分だけ移動すれば良いので、動きが大きくならないように小刻みに、最小限の動きを心がけましょう。また、頭を動かす際に顎をひいて、ガードを顎から外さないように気をつけましょう。
ヘッドスリップは、頭の位置を動かして避ける技術ですので、右へのヘッドスリップはヘッドスリップの瞬間右足へ体重を移し、頭ごと軸を右側に移します。このとき頭だけ動かすとバランスを壊してしまうので、軸ごと右へ若干ずらしましょう。反対に左のヘッドスリップは、左足へ体重を移します。完全にパンチを避けきるのは難しいので、直撃を避ける目的で多少パンチが当たるのは仕方ないと思ってやりましょう。
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【監修者】 | 宮川涼 |
プロフィール | 早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻修士号修了、同大学大学院同専攻博士課程中退。日本倫理学会員 早稲田大学大学院文学研究科にてカント哲学を専攻する傍ら、精神分析学、スポーツ科学、文学、心理学など幅広く研究に携わっている。 |