アロマテラピーとヨガ

アロマテラピーのメカニズム

「アロマ」と「アロマテラピー」というとあまり違いを感じないというか、両者を同じものとして誤解されている方が多いと思いますが、アロマは「aroma」と読んで字の通り、「香り、芳香」という名詞で、アロマテラピーとは「aroma+therapy」の合成語で「芳香物質を利用する健康法」という意味で、「香りの療法」を意味し、植物が持つ香りや成分を使って「リラックス効果 」「美容効果 」 「健康維持 」が得られるようにするものです。

ルネ=モーリス・ガットフォセ(フランス語: René-Maurice Gattefossé、1881年 – 1950年)がアロマテラピーという言葉を作って以来、フランスではメディカルアロマとして、医師免許取得者によって研究され続け、医療分野でもその効果が認められています。

そこまで難しく考えなくても、日常生活でも芳香剤などで「ラベンダーの香りをかぐと心が落ち着く」、「ローズの香りで気分が華やかになる」など、香りによって気持ちが変化する経験はあると思います。予断にはなりますが、私はミントの香りが好きで、なんだか気持ちがスーッとしたりします。

様々なアロマテラピーの効果
アロマテラピーは医療分野でもその効果が認められています!

嗅覚を通して脳に刺激

「香りの分子」は、電気信号として鼻の奥にある「嗅神経」に到達し、人間の本能をつかさどる「大脳辺縁系」に伝わります。

この大脳辺縁系は人間の記憶と感情にくわえ、自律神経やホルモン、免疫の調節もつかさどっていますが、それらのはたらきはストレスを受けると低下してしまい、病気など体に不調が現れます。

しかし、アロマの香りで脳をリラックスさせてストレスを取り除くことによって、自律神経などの自己免疫機能は向上し、病気にもなりにくくなるように。また、香りは脳に直接はたらきかけるため、アロマテラピーはうつ病や認知症の治療においても有効だという最近の研究結果もあります。

アロマテラピーとヨガ
五感の一つ嗅覚を刺激

エッセンシャルオイルは植物の数だけ、その種類が存在し、香りや成分も実にさまざまですが、おもに7つに分類されます。自分の体調や気分に合ったものを選ぶ際の参考にしましょう。

種類効果・効能代表的なアロマ
ハーブ系さわやかで清涼感のある香りが特徴。呼吸器系に作用する。ハッカ、ペパーミント、クラリセージ 、ローズマリー
柑橘系オレンジなどに代表される、みずみずしくさわやかな香り。心身のリフレッシュに最適。オレンジ、レモン、グレープフルーツ、ライム
フローラル系いわゆる花の華やかで甘い香りが特徴。リラックス効果が得られる。ローズ、ラベンダー、ゼラニウム、ジャスミン
樹脂系甘く濃厚な香りのものが多く、香りの持続性も長い。フローラル系よりも高いリラックス効果が特徴。フランキンセンス、ミルラ、ベンゾイン
スパイス系ピリッとした香りで、心身のリフレッシュに加え、防腐作用があり胃腸にいい。コリアンダー、ブラックペッパー、ジ ンジャー
樹木系森林の中にいるような、緑の清涼感あふれる香りが特徴。鎮静、消毒などの作用あり。ヒノキ、ユーカリ、シダーウッド、ティートリー
エキゾチック系お香に使われるような、アジアの異国情緒を彷彿させる香り。気分を落ち着かせる効果がある。イランイラン、サンダルウッド(白檀)、パチュリー、ベチパー

オンザショアでは、こうしたアロマテラピーのチカラとヨガ(YOGA)のリラックス効果を相乗させて、疲れや不安を取り除き、脳と体をしっかりとリラックスさせ、気分を落ち着かせるレッスンを開催しております。

気になる方は、ぜひオンザショアのアロマテラピーとヨガの組み合わせのレッスンを受講してみてくださいね。百聞は一香に如かずです。

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【監修者】宮川涼
プロフィール早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻修士号修了、同大学大学院同専攻博士課程中退。日本倫理学会員 早稲田大学大学院文学研究科にてカント哲学を専攻する傍ら、精神分析学、スポーツ科学、文学、心理学など幅広く研究に携わっている。

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