ストレッチでリラックス&ダイエット
ストレッチでリラックスすることはダイエットにも有効です。ダイエットを成功させる因子の比率としては「食事が8、運動が2」といわれています。だからこそ、RIZAPはほぼ食事制限や食事の管理だけでダイエットを成功させているわけですね。運動だけだと痩せにくいのは、食事量を減らすより時間も労力もかかってしまからです。
しかし、逆に食事を極端に減らしても、今度は筋肉が減ってしまい、基礎代謝が落ち、代謝が落ちると一日の消費㌍が下がるため、リバウンドしてしまいます。また、食事を取らないと体は脂肪細胞をため込もうとするので、食事制限だけでダイエットするのはあまり賢い選択ではありません。
なので、ダイエットの鉄則は、食事を適度にへらしつつ、無理のない範囲で運動を取り入れることです。では、ダイエットに適した運動というのはどのようなものがあるのでしょうか。
HIITや筋肉トレーニングも非常に効果的ですが、ここでは一番オーソフォックスな有酸素運動に注目してみましょう。たとえば、ジョギングを開始して終了するまではほぼ脂肪がエネルギー減として消費されます。おおよその目安として、トライアスロンのレースに出場するとエネルギー消費量は7,200㌍にもなり、これはちょうど脂肪が1㎏消費される計算になります。
一方筋トレ単体での直接の、この直接のというのがキーワードなのですが、筋トレそれ自体の消費㌍は微々たるものです。たとえば、自体重で行う筋トレを10分ほど行った場合、消費㌍はたったの30㎉程度。筋トレは筋トレそれ自体で直接的に脂肪を落とすと言うよりは、加齢によって減る筋肉量を元に戻したり、あるいは食事制限中に起こる筋肉量の減少を防いで、基礎代謝を落とさないことにあります。もちろん、HIITやEPOCなどの例外はありますが、基本的な理解としてはこのように理解しておいて間違えないでしょう。
有酸素運動だけでは体はやつれていき、基礎代謝の低い燃焼効率の悪い痩せにくい体質になってしまいます。なので、有酸素運動と筋トレ、、好みやライフスタイルにあったものを無理のないレベルで取り入れることがダイエットの成功を導きます。
では、ダイエット中にストレッチを取り入れるメリットはあるのかというと、これが以外と十分にあるのです。ストレッチの消費㌍は有酸素運動はもちろん、筋トレよりも更に低く、基礎代謝を筋トレのように底上げすることもできません。それでもダイエットに有効だという理由はそのリラクゼーション効果にあります。
肥満外来と呼ばれる肥満症治療の専門領域では、肥満の原因の多くはストレスにあると言われております。反りの合わない上司がいたり、失恋をした、将来に不安がある、夫婦仲が悪い。そうした様々なストレスのはけ口を過食や大量飲酒にあててしまうのです。
食事やるコール以外にストレスリリースの方法を持ち合わせていない人たちが、肥満症に陥ってしまっているわけですね。そういうわけで、肥満外来では、メンタル面でのアシストが非常に重要とされています。そこで、登場するのが、ストレッチによるリラクゼーション効果なのです。本ホームページでも採算触れているように、ストレッチにh自律神経のうちの副交感神経を優位にさせる効果があります。
また、ストレッチやそれに類するヨガはゆっくりとした呼吸で行う物ですが、この呼吸も自律神経のコントロール、特に副交感神経を優位にするのに役立っています。深くゆっくりと息を吐き、横隔膜が刺激されると、副交感神経の働きが有意になり、リラックスするのです。こうして副交感神経が有意になると、心拍は安定し、末梢や内臓の血管は拡張します。そして、胃腸の消化吸収作用が促されるのです。
その結果、暴飲暴食やアルコールの大量摂取が抑えられ、肥満症を防ぐことができるようになるわけですね。
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【監修者】 | 宮川涼 |
プロフィール | 早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻修士号修了、同大学大学院同専攻博士課程中退。日本倫理学会員 早稲田大学大学院文学研究科にてカント哲学を専攻する傍ら、精神分析学、スポーツ科学、文学、心理学など幅広く研究に携わっている。 |