ヤマ・ニヤマについて〜ヨガが大切にしているココロ
1-1. ヤマとは何か?-社会との調和を学ぶ道徳規範
はじめに──ヨガは「ポーズ」だけではない
多くの人にとって、「ヨガ」と聞くと真っ先に思い浮かぶのは、マットの上でポーズ(アーサナ)を取る姿かもしれません。けれども、ヨガの本質はそのずっと奥深くにあります。
ヨガとは、肉体・精神・魂の統合と調和を目指す、生き方の哲学です。
この哲学の中心的な教えが、「アシュタンガ・ヨーガ(八支則)」です。
その最初に位置づけられているのが、**「ヤマ(Yama)」**と呼ばれる道徳的な規律です。
本稿では、「ヤマとは何か?」という問いを軸に、現代社会で生きる私たち、特に立川で心と体を整えたいと願う女性たちに向けて、わかりやすく解説していきます。
また、実際に立川のヨガスタジオオンザショアで行われているヤマの実践的指導についても触れていきます。
1. ヨガ哲学における「ヤマ」の位置づけ
ヤマは、パタンジャリの『ヨーガ・スートラ』における八支則(Ashtanga Yoga)の第一段階です。
八支則とは以下の8つから成ります:
ヤマ(Yama)=禁戒・社会的な道徳規律
ニヤマ(Niyama)=勧戒・個人的な内面の修養
アーサナ(Asana)=体位・姿勢
プラーナーヤーマ(Pranayama)=呼吸法
プラティヤーハーラ(Pratyahara)=感覚の制御
ダーラナ(Dharana)=集中
ディヤーナ(Dhyana)=瞑想
サマーディ(Samadhi)=三昧・悟り
このうちヤマは、社会との関係性を築く際の「基本的なルール」であり、まるで“ヨガ的な倫理法”とも言える存在です。
つまり、ポーズを美しく決める前に、どう他者と関わり、自分を律するかということが問われるのです。
2. ヤマは「他者と調和して生きる」ための訓練
ヤマの実践は、私たちが他者との関係の中でより良く生きるためのヒントを与えてくれます。
以下の5つの実践原理が、ヤマに含まれています:
アヒンサー(非暴力)
サティヤ(正直)
アステーヤ(不盗)
ブラフマチャリヤ(禁欲)
アパリグラハ(不貪)
これらはすべて、「他者と共に生きる」ための心得であり、暴力を慎み、嘘をつかず、他人のものを盗まず、節度を守り、過剰な執着を持たない――そんな日々の態度そのものが、ヨガであり、瞑想であり、人生修行なのです。
立川のヨガスタジオオンザショアでは、こうした「ヤマ」の精神をベースにしたクラス設計がなされています。初心者の方にも伝わるよう、「アヒンサー=自分に優しくすること」など、日常語に翻訳した形での指導が好評です。
3. なぜ「ヤマ」から始まるのか?──ポーズより先にあるもの
多くの人が誤解しているように、「ヨガ=ポーズ(アーサナ)」と思い込んでしまうと、本質を見落としてしまいます。
パタンジャリは、『ヨーガ・スートラ』において、身体的な訓練の前に「精神的・倫理的な準備」が必要だと述べました。
つまり、ヨガとは単なるフィジカルな鍛錬ではなく、生き方そのものを変えるための道だということです。
たとえば、呼吸法(プラーナーヤーマ)や瞑想(ディヤーナ)に取り組もうとしても、他人に対して攻撃的だったり、慢心していたりすれば、深い集中は得られません。
自我を整え、心を浄化することが、すべてのヨガ的修行の前提なのです。
オンザショアのインストラクターたちは、その哲学を大切にしています。レッスン開始前の呼吸法の中で、「今日はどんな気持ちでここに来ましたか?」という問いかけを行い、心の内面と向き合わせる時間を設けています。これもまた、現代的なヤマの実践と言えるでしょう。
4. ヤマの実践と現代社会──SNS時代に問われるヨガ倫理
ヤマの教えは、古代インドの教典の中に登場する古びた道徳規範ではありません。
むしろ、SNSが日常化した現代社会において、かつてないほどの現代的意味を持っています。
アヒンサー:ネット上の誹謗中傷や自己否定的な言葉に対する防波堤
サティヤ:自分を飾らず、素直な感情を大切にする誠実さ
アステーヤ:他人のアイデアや時間を奪わない意識
ブラフマチャリヤ:感覚に流されない自律的な生き方
アパリグラハ:いいね!やフォロワー数に執着しない心の自由
こうした教えは、単なる規則ではなく、**現代人が自分を守る“心の盾”**でもあります。
5. ヤマを学び、暮らしに活かす──オンザショアでの体験
「じゃあ、どうやってこの教えを日常に活かせばいいの?」
そんな疑問に対して、立川のヨガスタジオオンザショアでは、具体的な「暮らしの中のヤマ実践」を提案しています。
たとえば:
朝のジャーナリングで「昨日、人に優しくできた場面」を振り返る(アヒンサー)
買い物の前に「本当に必要か?」と問いかけてみる(アパリグラハ)
週に1度、他人に親切を意識的に行う(アステーヤ)
感情に流されず、深呼吸してから言葉を選ぶ(ブラフマチャリヤ)
ヨガマットの上で終わらない「暮らしとしてのヨガ」を、初心者から実践できるように導いています。
おわりに──ヤマを学ぶとは、自分と社会をつなぐこと
ヨガは、自分ひとりの内面世界を探求する旅でありながら、決して「ひとりよがり」ではありません。
ヤマの実践を通じて、私たちは他者との関係性の中で、自分を見つめ直す力を養っていきます。
もしあなたが今、「もっと自分らしく生きたい」「人間関係に疲れている」「心を整えたい」と思っているのなら――
まずは、ヨガマットの上だけでなく、暮らしそのものをヨガに変える最初の一歩として、「ヤマ」を学んでみてください。
そしてその第一歩を、「立川のヨガスタジオオンザショア」で踏み出してみませんか?
心と体、そして社会との調和を学ぶ場として、私たちはあなたをお待ちしています。
立川で学ぶ「ヨガの思想」
『ヨーガ・スートラ』を学んでヨガを深く知る(1)
『ヨーガ・スートラ』を学んでヨガを深く知る(2)
『ヨーガ・スートラ』を学んでヨガを深く知る(3)
『ヨーガ・スートラ』を学んでヨガを深く知る(4)
『ヨーガ・スートラ』を学んでヨガを深く知る(5)
『ヨーガ・スートラ』を学んでヨガを深く知る(6)
『ヨーガ・スートラ』を学んでヨガを深く知る(7)
『ヨーガ・スートラ』を学んでヨガを深く知る(8)
『ヨーガ・スートラ』を学んでヨガを深く知る(9)
『ヨーガ・スートラ』を学んでヨガを深く知る(10)
『ヨーガ・スートラ』を学んでヨガを深く知る(11)
『ヨーガ・スートラ』を学んでヨガを深く知る(12)
『ヨーガ・スートラ』を学んでヨガを深く知る(13)
『ヨーガ・スートラ』を学んでヨガを深く知る(14)
『ヨーガ・スートラ』を学んでヨガを深く知る(15)
バガヴァッド・ギーターの教え(ヨガの古典の経典を通してヨガを学ぶ)
バガヴァッド・ギーターの教え(ヨガの古典の経典を通してヨガを学ぶ)(2)
バガヴァッド・ギーターの教え(ヨガの古典の経典を通してヨガを学ぶ)(3)
バガヴァッド・ギーターの教え(ヨガの古典の経典を通してヨガを学ぶ)(4)
バガヴァッド・ギーターの教え(ヨガの古典の経典を通してヨガを学ぶ)(5)
バガヴァッド・ギーターの教え(ヨガの古典の経典を通してヨガを学ぶ)(6)
バガヴァッド・ギーターの教え(ヨガの古典の経典を通してヨガを学ぶ)(7)
バガヴァッド・ギーターの教え(ヨガの古典の経典を通してヨガを学ぶ)(8)
お勧めのヨガスタジオ
ヨガを定期的にレッスンしたい方や、豊富なバリエーションからヨガやピラティスだけで無く、ボクササイズやキックボクササイズ、HIITなどのエクササイズをしたい方には、立川駅徒歩1分、国内唯一の、イタリア溶岩石「バサルティーナ」を使用した、立川溶岩ホットヨガスタジオ「オンザショア」をおすすめしたいと思います。バサルティーナは火山石の中で最も美しい色調と流れがある溶岩石で、古代ローマの時代より建築家に愛されてきました。現在も国内外の有名ブランドや、美術館などにも好まれて利用されています。イタリア中部バーニョレッジョで採掘されるバサルティーナについて、また溶岩石の効果についてより詳しくお知りになりたい方はこちらをどうぞ!
スタジオ名 | 立川エリア唯一の溶岩ホットヨガスタジオ「オンザショア」 |
住所 | 〒190-0012 東京都立川市曙町2丁目14−10 エトロワビル 3F |
TEL | 042-595-8039 |
事業内容 | 溶岩ホットヨガ、ピラティス、キックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、バトルロープ、総合格闘技、パーソナルトレーニングなど |
特徴 | 50種類の豊富なレッスンと早朝から深夜まで開催しているヨガのレッスンなど |
対応エリア | 立川、西国分寺、国分寺、国立、昭島、東大和、日野、青梅、あきる野、府中、武蔵村山、福生、羽村、八王子など |
定休日 | 年中無休 |
URL | https://ontheshore.jp/ |
立川エリアで唯一の熔岩ホットヨガスタジオ「オンザショア」でアナタも今日からヨガを始めてみませんか?
立川ヨガ 立川エリア唯一の溶岩ホットヨガスタジオ「オンザショア」

【監修者】 | 宮川涼 |
プロフィール | 早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻修士号修了、同大学大学院同専攻博士課程中退。日本倫理学会員 早稲田大学大学院文学研究科にてカント哲学を専攻する傍ら、精神分析学、スポーツ科学、文学、心理学など幅広く研究に携わっている。 |