小手抜き(こてぬき / Kote Nuki)
=「手首を握られたときの脱出技術」
▶ 概要と技の性質
小手抜きとは、相手に手首(前腕)を掴まれた際、力ではなく角度と体捌きで握りを外すことを目的とした技です。
✅ **関節や腱の構造上、力が入りにくい方向=“抜ける角度”**を突く
✅ 合気道や古武道では護身術の初動技として位置づけられ、柔道・逮捕術にも応用例あり
✅ 技単体というよりも、その後の制圧・投げ・崩しへの“起点”技
✅ 小手抜きの基本構造(例:右手首を右手で掴まれた場合)
① 相手の親指と人差し指の“間の隙間”を意識する
親指の腹と人差し指の腹の間が、最も弱い接点=“切り口”
手首を回す方向は「親指の向きに対して外旋(外側へひねる)」
② 自分の手を「小指側を引くようにして回転させる」
手の甲を上にするように手首を返しながら“肘を引く”
体の中心線に向かって腕を引き込み、掴まれた手の“肘”を曲げて引きつける
③ 体全体で一歩引く or 回る
手だけで抜こうとせず、体を1歩後退・半身にすることで相手の握力を無効化
合気道では「体捌き(たいさばき)+手の回旋で自然に抜く」が基本
④ 手を“抜いた”瞬間に次の制圧技・投げ技へ
単なる脱出で終わらず、腕を取って回す/小手返し/入り身投げなどに接続
✅ ワンポイントアドバイス・コツ・工夫
✔ 1. 「抜く」のではなく「“転がす”ように回す」
→ 力で引っ張ると逆に握りが強くなる
→ 回転+引きで“握りをほどく”動作がベース
✔ 2. “自分の肘”を意識して動かす
→ 肘を固定すると手首しか動かず力負けしやすい
→ 肘を体に引き込むことで自然と手首が回転しやすくなる
✔ 3. 「自分が弱い方向」ではなく「相手が弱い方向」に動く
→ 握られた恐怖心から無意識に“押し返す”動きをしがちだが、
→ 相手の親指側に向かって、“逃げ道のある方向”を選ぶ
✔ 4. 技のあとを決めておく(「抜いたら何をするか」)
→ 抜くだけで満足すると、再度握られる or 殴られるリスクが高い
→ すぐに距離を取る/崩し技に移行する/拘束する流れを事前に決めておくと実戦的
🥇 得意とした武道家・格闘家・実戦例
🥋【塩田剛三(養神館合気道)】
「握ってくる相手はすでに崩れている」と語り、手首をわずかに回すだけで小手抜きを成立させる達人
警官に囲まれたとき、すべて小手抜き → 小手返しで制圧したという逸話がある
👮【警察逮捕術/自衛隊徒手格闘術】
**“手首を握られた瞬間=制圧のチャンス”**とされている
小手抜き後、すぐに腕絡み・手錠拘束・床への倒しに繋げる流れを訓練
🤼♂️【プロレスラー・U系選手】
片手を掴まれた際の関節外し or 関節抜き技の一部として
初動として使用し、そこからリストロックや腕ひしぎ逆十字への移行も
✅ 小手抜きのまとめ
観点 | 内容 |
---|---|
技種 | 脱出技・初動制圧技(関節系) |
使用流派 | 合気道/柔道/古流柔術/逮捕術/護身術 |
目的 | 相手の掴みから脱出 → 投げ・制圧に繋げる |
要点 | 親指の方向へ手首を回転/肘の引き込み/体捌きと連動 |
応用技 | 小手返し/入身投げ/四方投げ/手首絡み → 関節極め |
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【監修者】 | 宮川涼 |
プロフィール | 早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻修士号修了、同大学大学院同専攻博士課程中退。日本倫理学会員 早稲田大学大学院文学研究科にてカント哲学を専攻する傍ら、精神分析学、スポーツ科学、文学、心理学など幅広く研究に携わっている。 |