100分de名著『ブッダ 真理のことば』

01 苦悩の時代に読みたい経典

現代社会は、科学技術や情報化により、日々益々便利に、快適に暮らしやすい世界に変わり続けています。しかし、自然科学や医学が発展していく一方で、誰もが心に何かしらの不安や悩み、問題を抱える心の時代にもなっています。便利で快適になっているはずなのに、何か生きづらい、そうした人生のよりどころにヨガにチェレンジしてみようとする方も少なくありません。実際、資本主義や西欧中心主義、合理主義の代表格のようなアメリカこそ、世界の中でも一番ヨガが愛されている国もありません。文明の力では消せない苦しみはあるのです。

世の中には、色々な学問や技芸がありますが、若いうちに始めないと習得が困難なものがあるのは確かな事実です。ある意味、外国語の発音などのその代表例でしょうし、クラシックバレエや野球などもそのような技芸のひとつかもしれません。しかし、ヨガを学ぶのに年齢は関係ないように、ヨガの思想の根幹を形成している仏教を学ぶのに遅すぎることはありません。

若い学生の頃には気付かなかった悩み、社会に出て初めて気付く迷い。日々の仕事の疲れ、など、むしろ、大人になってからこそ、学ぶ必要が出てくることもあるでしょう。さて、今回は、仏教を学びたい人にとって必須の名著であるブッダの『ダンマパダ(真理のことば)』を取り上げます。

ブッダは、今から約二千五百年前にインドの北東部で釈迦族の王子として生まれ、修行三昧の末に悟りを開き、仏教の開祖となった人です。ブッダとは、本名ではなく、「目覚めた人」「悟った人」の意味で、その本名は、ゴータマ・シッダールタ(この辺の発音はいろいろありますが)です。呼称は他にもあります。釈迦族の聖人という意味で、「釈迦牟尼(しゃかむに)」と呼んだり、「釈迦(俗に、お釈迦様)」、時には「釈尊」と呼んだりします。私はブッダと呼ぶのが馴染んでいるので、ブッダで表記を統一させて頂きます。

このブッダの言葉を短い詩の形にして四百二十三句集めたのが、『ダンマパダ』です。漢訳は、『法句経(ほっくぎょう)』といい、日本では『真理のことば』という題名で翻訳されています。数ある仏教の経典でも、最古のものに属するものです。『ダンマパダ』は、仏教を拠り所にして生きようとする人が、どのような心構えでモノを見、モノを考え、悟りの道を進んだら良いのかという基本的な指針を示した経典です。出家の人、在家の人を問わず、広くみんなのために説かれた言葉なので、分かりやすく、仏教世界でもたいへん人気があるものです。今では、仏教の世界だけではなく、他の宗教の国々でも広く読まれています。

本文でも述べますが、「釈迦の仏教」は、念仏を唱えれば救われるというような、誰かに救いを求める宗教ではありません。自分の道は自分で開けという厳しい教えです。世の中には、大乗仏教と上座部仏教と大別され、初期仏教は厳しい上座部仏教と言われることもあります。しかし、むしろそういう厳しい仏教のほうが、現代の人には受け入れやすいのか、アメリカではこの「釈迦の仏教」に基づいて、普段の生活にヨガと共に瞑想(マインドフルネス)として取り入れ、自律的な生き方を目指す「ナイトスタンド・ブディスト」と呼ばれる信者が急増していますし、ブッダの考えに共感している人が多く存在しています。いわゆる神頼みではない、ブッダの教えは、拝んで助けて貰う救済の仏教よりも、現代人の思考法にあっているのかもしれません。

02 生きることは苦である

仏教は、キリスト教やイスラム教など、他の宗教に比べて、はるかに多様性の高い宗教です。日本の仏教だけでも、禅宗、浄土宗、浄土真宗、天台宗、真言宗、日蓮宗など数多の宗派が並び立っていますし、世界全体で見ればもう数え切れないほどの異なる教団がそれぞれ別個に活動しています。仏教という宗教は、実際には「仏教」という言葉でくくるのが難しいほどに変異性の高い、さまざまな思想の集合体なのです。しかし、その多種多様な仏教も、もとを辿れば、たった一人の人が生み出した一つの教えでした。その教えが、五百年、千年といった長い時間を経て、さまざまに変化し、それが仏教の世界を生み出しているのです。

その最初の一人が、ブッダです。ですから、仏教の基本を学びたかったら、必ずブッダに戻らねばなりません。ブッダその人の教えこそが、仏教の土台です。もちろん、ヨガの教えもブッダの教えにその根本的な土台があります。そのブッダの教えの中でももっとも重要なものとして世界中で愛読されているのが『ダンマパダ』です。その『ダンマパダ』にはブッダの教えを端的に示している箇所があります。それは、

私は(苦しみの基盤である「自分」という)家の作り手を探し求めて、幾度も生死を繰り返す輪廻の中を、得るものものなくさまよい続けた。何度も何度も繰り返される生は、苦しみである。

ブッダ『真理のことば』

ブッダは、こう考えました。私たちは、苦しみに満ちた輪廻の世界を誰からも助けて貰えず、いつまでも辿り続けなければならない。その原因は、私たちの心の中にある。私たちの心が作り出すさまざまな悪心、悪行があエネルギー源となって輪廻が続くと考えました。したがって、輪廻を停止させ、永遠に変化しない絶対安穏な状態になるためには、私たち自身が自らの心の中にある悪い要素(これを煩悩という)を完全に断ち切らねばならない。自分自身の努力によって、心の煩悩を断ちきること、これこそが一切皆苦のこの世界で真の幸福を手に入れる唯一の道だと考えたわけです。

ヨーガとは心の作用を止滅することである 。

(『ヨーガ・スートラ』1-2)

とヨガの古典書に書いてあることの由来はブッダのことばにあったわけですね。この心の作用を止滅した状態を悟りを開いた状態と言い換えることもできます。ブッダが悟ったこの世の真理を仏教のことばでは「四諦(しだい)」と言います。人間の苦悩が生まれ出るプロセスを分析し、それにどのように対処すべきかを説いた「仏教の基本方針」です。「四諦」とは、「苦諦(くたい)」「集諦(じったい)」「滅諦(めったい)」「道諦(どうたい)」という四つを指します。

「苦諦」とは、この世はひたすら苦しみであるという「一切皆苦」の真理です。「集諦」は、その苦しみを生み出す原因が心の中の煩悩だと知ること、「滅諦」とは、その煩悩を消滅させることで苦が消えるという真理、そして、「道諦」とは、煩悩を消滅させるための具体的な八つの道を実践することです。

このように苦しみの原因を、外的な物理現象ではなく、自分の心の在り方をもっていくところに仏教の特徴があります。たとえば、病人がいて、病気の苦しみの原因を病気そのものだと考えるならば、その解決方法は、病気を治すことや病気にならないようにすることだということになります。それが可能なら、問題はすべて解決です。

しかし、私たちが生きるものである以上、病気をなくすことはできません。医師によって生存期間を延ばすことができても、病気そのものをなくすことなど不可能です。これに対して、苦しみの原因が、病気そのものではなく、永遠に健康なままでありたいといった心の願望にあるのだと考えるならば、解決方法はその気持ちを変える方に向かいます。人間は誰もが老い衰え、病気になる。その事実を正しく受け入れることができるように自分の心を変えていく。それが苦しみを消す唯一の道だ、ということになるのです。

「道諦」は、「煩悩を消滅させるための八つ道」と説明しましたが、これを仏教では、「八正道」と言います。それは、「正見(しょうけん、正しいものの見方)」、「正思惟(しょうしゆい、正しい考え)」、「正語(しょうご、正しい言葉)」、「正業(しょうごう、正しい行い)」、「正命(しょうみょう、正しい生活)」、「正精進(しょうしょうじん、正しい努力)」、「正念(しょうねん、正しい自覚)」、「正定(しょうじょう、正しい瞑想)」です。

言葉にすれば、何のことはない、正しい生活を送れと言っているだけのようですが、その「正しい」という形容詞が重要です。それは、自分中心の誤った見解を捨て、この世の在りようを客観的に合理的に見るという意味を含んでいます。『ダンマパダ』では、四諦八正道について、次のように述べています。

仏と法と僧に帰依する者は、四つの聖なる真理、すなわち「苦」と「苦の発生原因」と「苦の超越」と「苦の終息へとつながる八つの聖なる道」とを正しい智惠によって見る。

ブッダ『真理のことば』

「仏と法と僧に」というのは、仏=ブッダ、法=ブッダの教え、僧=サンガ(僧団)という仏教の三つの重要な要素のことで、併せて「三宝」と言います。聖徳太子が『十七条憲法』の中で、「篤く三宝を敬え」と言った、あの三宝です。

スタジオ名イタリア溶岩ホットヨガ&ピラティススタジオ「オンザショア」
住所東京都立川市曙町2-14-10エトロワビル 3階
TEL042-595-8039
事業内容溶岩ホットヨガ、ピラティス、キックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、バトルロープ、総合格闘技、パーソナルトレーニングなど
特徴50種類の豊富なレッスンと早朝から深夜まで開催しているヨガのレッスンなど
対応エリア立川、西国分寺、国分寺、国立、昭島、東大和、日野、青梅、あきる野、府中、武蔵村山、福生、羽村、八王子など
定休日年中無休
URLhttps://ontheshore.jp/

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【監修者】宮川涼
プロフィール早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻修士号修了、同大学大学院同専攻博士課程中退。日本倫理学会員 早稲田大学大学院文学研究科にてカント哲学を専攻する傍ら、精神分析学、スポーツ科学、文学、心理学など幅広く研究に携わっている。

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