腹筋を鍛える方法5選(2)
クランチは腹筋をターゲットにした代表的なトレーニングですが、正しく行わないと首や腰に負担がかかり、効果を十分に得られません。そのため、肩甲骨が床から少し浮く程度の高さまで上げ、腹筋を常に収縮させる意識がとても重要になります。今回は、なぜクランチを行う際に肩甲骨の浮かせ方や腹筋の収縮が大切なのか、そして具体的なトレーニング方法やコツについてご紹介します。
クランチの重要性と肩甲骨を少し浮かせる理由
なぜ肩甲骨の浮かせ方が腹筋強化に関係するのか
正しいクランチのやり方とバリエーション
クランチを継続するためのマインドセット
1. クランチの重要性と肩甲骨を少し浮かせる理由
クランチは、主に腹直筋を狙った筋トレ種目として、多くのトレーニングメニューに取り入れられています。しかし、ただ上体を起こすだけの動作では、首や腰を過度に使ってしまい、肝心の腹筋に十分な刺激が入らない場合があるのです。
そのため、「肩甲骨が床から浮く程度まで」上半身を上げ、腹筋(特に上部)を収縮させる感覚を掴むことが大切になります。この適度な浮き具合が、腹筋を常に緊張状態に保ち、効率よく刺激を与えるカギとなります。
また、クランチは筋肉を短縮させる「コンセントリック収縮」が中心となる動作であり、腹筋を集中的に鍛えられる点も大きなメリットです。腰への負担もシットアップ(上体起こし)に比べて軽減できるため、正しいフォームを身につければ腰痛を避けながらトレーニングを続けられます。
腹筋の集中的強化:腹直筋上部を中心に深く刺激
腰への負担軽減:過度に上体を起こさないため、腰を痛めにくい
フォーム習得が重要:肩甲骨を浮かせ、腹筋の収縮を意識するだけで効果アップ
「立川 ヨガ」のクラスでは、呼吸や体幹の意識が重視されるため、クランチのフォームも丁寧に習得しておくと他のポーズの安定につながります。また「立川 キックボクシング」では、パンチやキック時に必要な腹筋力を鍛えるうえでクランチは欠かせません。「立川 パーソナルトレーニング」でも、初心者から上級者まで幅広く指導される基本メニューの一つです。
2. なぜ肩甲骨の浮かせ方が腹筋強化に関係するのか
クランチにおいて「肩甲骨を少し浮かせる」ことが推奨される理由は、腹直筋をはじめとするお腹周りの筋群に常にテンション(負荷)を与え続けられるからです。筋肉をターゲットにしたトレーニングでは、狙った筋肉に常に緊張状態を保たせることが効果を高めるポイントとなります。
2-1. 過度に上体を起こさないメリット
シットアップのように上体を大きく起こす動作では、股関節を曲げる腸腰筋が強く関与しやすく、腹筋の刺激が分散されてしまうことがあります。そのため、肩甲骨を軽く浮かせる程度のクランチが、より純粋に腹筋を刺激しやすいのです。
2-2. 腹筋を「常に収縮」させる感覚
肩甲骨が床から離れると、重力に対して腹筋が抵抗する形になります。そこからさらに身体を上げようとすると、腹直筋がグッと縮む感覚を得やすくなります。逆に肩甲骨が床についていると、その段階では腹筋が緊張状態を失いがちです。ほんの数センチ浮かせるだけでも腹筋にかかるテンションが変化します。
2-3. 首や腰への負担軽減
クランチの動作範囲は比較的小さいため、首や腰を過度に使わずに済みます。手で後頭部を支えるときにも、あくまで「支える」程度に留め、首を引っ張り上げないことが大切。クランチが正しく行えるようになると、キックボクシングやヨガなど、他の運動でも体幹を安定させる感覚を身につけやすいでしょう。
こうした理由から、クランチ時に「肩甲骨が床から浮く程度まで」上げるというフォームが非常に重要です。常に腹筋を意識して負荷をかけ続けることで、短時間でも筋トレの効果を高めることができます。
3. 正しいクランチのやり方とバリエーション
ここでは、正しいクランチの基本フォームと、その効果を高める応用方法を紹介していきます。腰が浮かないように床につける意識を保ちつつ、肩甲骨の上下に注目しながら動作を行いましょう。
3-1. ベーシック・クランチの正しいフォーム
仰向けで寝る
床に仰向けになり、両膝を立てます。足幅は腰幅程度で、かかとはお尻から少し離すくらいに調整してください。手の位置
頭の後ろか耳の横に軽く手を添えます。強く組む必要はなく、首を引っ張り上げないよう注意しましょう。肩甲骨を浮かせる
息を吐きながら、肩甲骨が床から浮く程度まで上体をゆっくり丸めるように起こします。背骨を一本ずつ床から剥がすイメージを持つと、腹筋を丁寧に使えます。腹筋の収縮を感じる
最も上がったところで一瞬キープし、腹筋が縮んでいる感覚を確かめます。このとき、腰は床につけたままが基本です。ゆっくり戻す
息を吸いながら、肩甲骨が軽く床につくところまで戻します。ただし完全にリラックスしてしまうと腹筋へのテンションが逃げるので、再度動作を繰り返す際は腹筋を緩めすぎないようにしましょう。
回数の目安
初心者は10回×2~3セット程度から始め、慣れてきたらセット数や回数を徐々に増やしていきます。動作を速く行うよりも、腹筋がしっかり収縮している感覚を重視してください。
3-2. バリエーション:ツイスト・クランチ
腹斜筋(体の横の筋肉)も同時に鍛えたい場合は、ツイスト・クランチが効果的です。基本フォームはベーシック・クランチと同じですが、上体を起こすときにやや斜め方向へ身体をひねり、右肘を左膝の方に近づけるよう意識します。左右交互に行うことで、ウエストまわりの引き締め効果が高まります。
3-3. リバース・クランチ
下腹部をより強く鍛えたい場合は、リバース・クランチがおすすめです。これは下半身を動かして腹筋を収縮させる種目で、やり方は以下の通りです。
仰向けに寝て、両膝を軽く曲げて持ち上げる
息を吐きながら、骨盤を後ろに丸めるイメージで膝を胸に近づける
腰が浮くほど脚を持ち上げないようにしつつ、腹筋をしっかり使う
息を吸いながら、膝が90度程度になる位置までゆっくり戻す
リバース・クランチは、レッグレイズの前段階としても有効なトレーニングです。特に下腹部が弱い方には取り入れていただきたい種目です。
3-4. 呼吸のポイント
クランチでは呼吸が非常に重要です。基本は「上体を起こす(腹筋を縮める)ときに息を吐き、戻すときに息を吸う」イメージを持ちましょう。呼吸を止めると、胸や首に余計な力が入ってしまいがちです。
3-5. ヨガやキックボクシング、パーソナルトレーニングとの組み合わせ
立川 ヨガ:ヨガには様々なポーズがありますが、クランチで鍛えた腹筋力があると、コアを安定させたままポーズを保持できるようになります。また呼吸法の意識を深めるためにも、腹筋の可動と収縮感覚を身につけておくことはメリットが大きいです。
立川 キックボクシング:キックボクシングではパンチやキックの動作に体幹を連動させる必要があります。クランチをはじめとする腹筋トレーニングでコアを鍛えておくと、強いインパクトを生み出すうえで欠かせない捻転力も養われます。
立川 パーソナルトレーニング:パーソナルジムでトレーニングする際、クランチのフォームを細かく修正してもらうことで、腰や首への負担を最小限に抑えつつ効果を最大化できます。個々のレベルに合わせてセット数や難易度を調整してもらえる点もメリットです。
4. クランチを継続するためのマインドセット
クランチは一見シンプルに思えますが、正しいフォームを保つにはコツが必要です。また、繰り返し継続しないと筋力はなかなか向上しません。ここでは、クランチを習慣として継続するためのポイントを解説します。
4-1. 目標設定と進捗管理
何事も、目標を明確にして進捗を管理することでモチベーションを保てます。たとえば「1セット10回を毎日欠かさず行う」「1か月でクランチの回数を合計300回にする」など、具体的な数値を設定してみましょう。スマートフォンのアプリやカレンダーを活用すると管理がしやすいです。
4-2. フォームチェックのための工夫
鏡を使う:動作中に姿勢を目で確認することで、腰の浮きや首の角度をチェックできます。
動画撮影:自分のフォームを撮影し、後で見返すと細かい改善点に気づきやすいです。
専門家や仲間のフィードバック:立川のヨガクラスやパーソナルジム、キックボクシングジムでトレーナーやインストラクターにフォームを見てもらうのも非常に有効です。
4-3. 他の種目とのバランス
クランチだけでは鍛えられる範囲が限られてしまうため、プランクやレッグレイズ、バイシクルクランチなど、他の腹筋トレーニングと組み合わせて行うのがおすすめです。また、スクワットやランジ、背筋など全身を鍛える種目と合わせれば、よりバランスよく筋力を強化できます。
4-4. 過度な負荷や無理は禁物
クランチは比較的安全な種目ではありますが、体調が悪いときや腰に違和感がある場合は無理をしないようにしましょう。特に初心者は「もっと回数をこなさないと…」と頑張りすぎて、首や腰を痛めてしまうケースが見られます。あくまで腹筋に効いている感覚を最優先にし、痛みが出ない範囲で行うことが大切です。
【まとめ】
クランチのポイントは、肩甲骨が軽く床から浮く程度まで上体を起こし、腹筋を常に収縮させる意識を持つことです。このフォームを守ることで、シットアップよりも腰への負担を減らしながら、効率的に腹筋を鍛えられます。具体的には以下の点を意識しましょう。
肩甲骨の浮き:上げすぎず、浮かさなさすぎず。腹筋に常にテンションを与える。
腰を床につける:腰を反らさず、安全かつ効果的に腹筋へ刺激を集中。
呼吸:上体を起こすときに息を吐き、戻すときに息を吸う。呼吸を止めない。
フォームのチェック:鏡や動画撮影を活用し、首や腰に負担がかかっていないか確認。
クランチは「立川 ヨガ」でのコア強化や、「立川 キックボクシング」におけるパンチ・キックの安定、そして「立川 パーソナルトレーニング」での基礎筋力アップにおいて非常に有効な種目の一つです。短い時間でも回数を増やしすぎるよりも、正しいフォームでゆっくりと行うことを重視してみてください。
腹筋は日常生活でも重要な役割を担っており、姿勢の維持からスポーツパフォーマンスの向上まで、その恩恵は多岐にわたります。クランチを中心に、バリエーションや他の体幹トレーニングと組み合わせながら継続することで、引き締まった腹筋と安定した体幹を手に入れましょう。日々の積み重ねが大きな成果に結びつきます。ぜひ、今日からクランチを習慣化し、健康的で強い身体を目指してください。
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事業内容 | 溶岩ホットヨガ、ピラティス、キックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、バトルロープ、総合格闘技、パーソナルトレーニングなど |
特徴 | 50種類の豊富なレッスンと早朝から深夜まで開催しているヨガのレッスンなど |
対応エリア | 立川、西国分寺、国分寺、国立、昭島、東大和、日野、青梅、あきる野、府中、武蔵村山、福生、羽村、八王子など |
定休日 | 年中無休 |
URL | https://ontheshore.jp/ |
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【監修者】 | 宮川涼 |
プロフィール | 早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻修士号修了、同大学大学院同専攻博士課程中退。日本倫理学会員 早稲田大学大学院文学研究科にてカント哲学を専攻する傍ら、精神分析学、スポーツ科学、文学、心理学など幅広く研究に携わっている。 |