縦肘打ち(Downward Elbow)
■ 縦肘打ちとは?
縦肘打ちは、
上から下に肘を振り下ろす攻撃です。
✅ 相手の頭頂部、眉間、鼻などを狙いやすい
✅ 近距離で一瞬のチャンスを突く技
✅ 特に出血(カット)を狙う技としてムエタイで非常に重視されます!
パンチでは届かない**「密着レベル」の超近距離戦**で、
試合を決定づけることもできる非常に重要な技です!
■ 縦肘打ちの基本の打ち方
【ステップ・バイ・ステップ】
構え → 両手を顔の前に上げて、肘を使いやすい高さをキープ。
肘を高く引き上げる → 打つ側の肘を肩より上に持ち上げる。
腰を落とし、重心を安定させる → 安定した土台から素早く打つ準備。
肘を上から振り下ろす → 手首を軽く返しながら、肘の骨で相手の頭や顔を叩き下ろす。
打ったらすぐ構えに戻す → 打った後にガードが空かないよう、素早く元のポジションに!
■ 初心者が特に注意すべきポイント
振り回さないこと
➔ スイングせず、コンパクトに振り下ろす!体を前に突っ込まないこと
➔ バランスを崩さないように、腰を安定させて打つ!狙いは「頭頂部〜眉間あたり」
➔ 相手の顔の真ん中を正確に狙うイメージ!
✅ 【まとめポイント】
**「コンパクトに、素早く、正確に打ち込む」**を意識!
【縦肘打ちが得意な有名なキックボクサー・ムエタイ選手と特徴】
■ 代表例:サムエー・ガイヤーンハーダオ(Sam-A Gaiyanghadao)
【誰?】
タイのムエタイ界の超一流選手、ONEチャンピオンシップでも活躍。
スピード、タイミング、精度で世界を圧倒したテクニシャン!【サムエーの縦肘打ちの特徴】
➔ サムエーは、
打ち合いの中や相手のパンチのスキを見逃さず、ピンポイントで縦肘を打ち込む名人です。特に、
相手が前に出てきた瞬間に縦肘をカウンターで合わせる
クリンチ寸前の距離でスパッと切り込む
目立たない動きからスムーズに肘を出すので読まれにくい
といった、**「自然に出すのに当たる」**絶妙な縦肘テクニックを持っています!
【特にすごい点】
相手に警戒させず、当てたときにはもうカットしている
スピード重視で打つので反撃を受けにくい
肘のコンパクトさ、正確さが世界トップレベル
✅ 【まとめ】
サムエーの縦肘打ちは、
「目立たずに鋭く刺す」、超一流の芸術的技術でした!
【まとめ】
縦肘打ちは、
「上から下に素早く叩き落とす近距離専用の超強力な技」です!
初心者が練習するときは、
✅ 肘を高く上げること
✅ コンパクトに振り下ろすこと
✅ 打った後にすぐガードに戻ること
この3点を大切にして、バランスを崩さないことを最優先に練習しましょう!
慣れてきたら、
ジャブ → 縦肘打ち
フェイント → 縦肘 → クリンチ
とコンビネーションにも発展できます!