【主婦・会社員・初心者でもOK】RYT200ヨガ資格の取り方｜ヨガインストラクターになる方法
ヨガを深めたい、あるいはヨガインストラクターとして活動してみたい、という想いから「RYT200」を調べはじめた方も多いのではないでしょうか。
でも実際、「RYT200って何？」「仕事や育児をしながら取れるの？」「受講費用や勉強時間はどれくらい？」といった疑問が浮かぶものですよね。
そこで本記事では、主婦や会社員、ヨガ初心者でも無理なくチャレンジできるRYT200の取得方法をわかりやすく解説します。ヨガインストラクターになるための具体的なステップや学習のコツ、合格後の活かし方などを一挙にご紹介！ ぜひ最後まで読んで、あなたのヨガ資格取得への道を切り開いてくださいね。
1. RYT200とは？――国際的に認められるヨガ資格
1-1. RYT200の基本概要
「RYT200（Registered Yoga Teacher 200）」とは、アメリカに本部を置くヨガ団体“Yoga Alliance（ヨガアライアンス）”が認定するヨガインストラクター資格です。
“200”は学習時間を指し、「200時間のトレーニングを修了して合格基準を満たした人」が取得できます。認定スクールで所定のカリキュラムを修了すれば、世界中で通用するヨガインストラクターとして認められるのが大きな特徴です。
1-2. 取得するメリット
海外でも通用する資格である
インストラクターとしての信頼度がアップする
自分の身体や心の健康、ライフスタイルの質も向上する
ヨガスタジオやオンラインでのレッスン開催がしやすくなる
日本国内でも、多くのヨガスタジオが求人の際に「RYT200保持者」を優遇する傾向にあります。副業やスキルアップを考えている会社員や、子育てが落ち着いてから新しいキャリアを考える主婦の方にも人気です。
2. 主婦や会社員、初心者が気になるポイント
2-1. 家事・育児と両立は可能？
結論としては可能です。
カリキュラムの受講スタイルはスクールやプログラムによって異なりますが、以下のような形式があります。
週末通学コース
平日は仕事・家事を優先し、土日に集中して学ぶパターン。期間は3〜6か月程度。短期集中合宿
1か月〜2か月ほど泊まり込みで学ぶ集中コース。主婦の方でも家族の協力が得られれば実現可能です。オンライン受講
自宅で好きな時間に学べるため、育児や仕事の合間を使いやすい。コロナ禍以降、オンライン講座も増えています。
2-2. 仕事との両立――時間は足りる？
会社員の場合は、平日の朝や仕事後の時間、週末を使った受講が一般的。
「毎日コツコツ型」「週末まとめて学ぶ型」など、自分のライフスタイルに合ったコースを選ぶのがポイントです。通学が難しいならオンラインで柔軟に学べるコースを検討しましょう。
2-3. ヨガ初心者でも大丈夫？
もちろん大丈夫です。
RYT200はヨガ上級者だけの資格と思われがちですが、本来は「ヨガを基礎から深く学び、指導法を身につける」ためのカリキュラム。受講生の中には、ヨガ歴半年〜1年程度からスタートする人も少なくありません。むしろ、身体が硬い・初心者だからこそ、“初心者目線”の指導ができるインストラクターになれる可能性がありますよ。
3. RYT200のカリキュラムと学習内容
3-1. カリキュラムの全体像
Yoga Allianceの規定によると、RYT200のカリキュラムは大きく5つの領域に分かれます。
テクニック・トレーニングと実践（75時間）
アーサナ（ポーズ）、呼吸法、瞑想など
指導法と指導実習（50時間）
レッスンの組み立て方やアジャストメント、声かけ
解剖学と生理学（30時間）
筋肉や骨格、内臓の仕組み、安全指導のための知識
ヨガ哲学・ライフスタイル・倫理観（30時間）
ヨーガ・スートラや八支則など
実技試験・指導実習・自主学習（15時間以上）
3-2. 必要な勉強時間・学習ペース
「200時間」という学習時間は、スクールでの講義や実習に参加する時間を指すのが一般的。
加えて、自宅での自習や予習復習が必要になるため、週末コースなら週5〜10時間程度は自主学習に充てることを想定しておきましょう。
4. スクールや講座の選び方
4-1. 受講スタイルを見極める
通学型: 実際に教室で指導者や仲間と学べるため、実技がしっかり身につきやすい。コミュニティも作りやすい。
オンライン型: 自宅で好きな時間に学習可能。通学が難しい人や地方在住、育児・仕事との両立に便利。
4-2. スクール選びのチェックポイント
ヨガアライアンス認定校であるか
→ 認定校で学ぶことが、RYT200取得の前提です。講師のプロフィール
→ 経験豊富な講師陣がいるか、受講生の口コミはどうか。サポート体制
→ 質問対応や振替受講制度があるか、卒業後のサポートはあるか。学費・場所・時間帯
→ ライフスタイルや予算に合っているか。交通の便・受講スケジュールを要チェック。
5. 学習のコツ：ヨガインストラクターとしての視点を身につける
5-1. 覚えるだけじゃない、“伝える”練習を！
RYT200では、ポーズを自分ができるだけでなく、「相手にどうわかりやすく伝えるか」が重要になります。そこで効果的なのが、**“アウトプット学習”**です。
仲間と模擬レッスンで指導練習をする
鏡の前で声かけの練習をする
動画で撮影し、自分の指導を客観的にチェックする
5-2. 解剖学と哲学は“実体験”で記憶に定着
解剖学: ポーズ中に「いま大腿四頭筋が使われている」と意識する。
哲学: 日常生活で八支則（ヤマ・ニヤマ）を意識。「アヒンサー（非暴力）」を自分との向き合いでどう実践するか、などを考えてみる。
5-3. 1日のスキマ時間をフル活用
朝起きてすぐ5分、呼吸法や軽いアーサナの復習
通勤時間にテキストを読み返す、もしくは音声録音を聞く
就寝前にその日の学習内容をノートにサッとまとめる
短時間でも、毎日コツコツ続けることで定着度がグンとアップします。
6. 合格への道：実技試験・筆記試験対策
6-1. 実技試験で見られるポイント
スクールによって形式は異なりますが、多くの場合、模擬レッスンの形で評価されます。
ポーズの誘導がわかりやすいか
声やテンポ、雰囲気作りは適切か
安全面への配慮（怪我につながる指導をしていないか）
緊張しがちですが、何度も仲間と練習しておけば大丈夫。最初は台本をつくってもOKですが、相手の反応を見ながら臨機応変に伝える力を養うことを目指しましょう。
6-2. 筆記試験や口頭試問
哲学や解剖学、指導理論などを筆記や口頭試問で問われることがあります。
ポイントは丸暗記ではなく、「このポーズで伸びる筋肉はどこ？」「八支則の実践例をあげてみて」など、具体的に説明できるようにすること。理解が深まれば、自分の言葉で答えられるはずです。
7. 費用・期間の目安
7-1. 費用の相場
通学型: 30〜50万円前後が目安
合宿型: 50〜60万円（宿泊費込みで変動）
オンライン型: 20〜40万円（スクールによって幅あり）
クレジットカードの分割払いが可能な場合もあるため、無理なく続けられる支払い方法を選ぶと安心です。
7-2. 取得までの期間
週末通学コース: 3か月〜6か月
短期集中コース: 約1か月〜2か月
オンラインコース: 受講期間に幅あり（6か月〜1年程度で自由ペースなど）
8. 合格後の進路――RYT200をどう活かす？
8-1. ヨガインストラクターとして働く
ヨガスタジオで正社員・アルバイト・業務委託として働く
自宅やレンタルスペースで少人数クラスを開く
フリーランスで企業やイベントへの出張レッスン
8-2. オンラインクラスで活躍
ZoomやYouTubeを活用してレッスン配信
会員制オンラインサロンとしてヨガクラスを提供
海外在住者や地方在住者に向けたニーズも高まっている
8-3. 心身のケア・スキルアップにも
たとえば、保育士や介護士、看護師など、“人と向き合う仕事”の方にはヨガの知識が大いに役立ちます。自身の身体を痛めない動き方を学び、ストレスマネジメントにも活かすことができるでしょう。
9. 主婦・会社員・初心者でも無理なく取得するためのポイント
学習スタイルを選ぶ
週末通学、オンライン、合宿…自分の予定や家庭事情に合わせる。
学習ペースを可視化する
カレンダーやアプリを使って、いつ何をどれだけ学ぶか設定する。漠然と始めると挫折しやすい。
周囲の協力を得る
主婦なら家族に家事や育児をサポートしてもらえるよう、あらかじめスケジュールを話しておく。
会社員なら、週末は学習時間を確保するために友人との予定を少し調整するなど工夫を。
苦手意識をなくす方法を探す
解剖学が苦手なら、簡単なイラスト付きの本やアプリを使う。
哲学が難しいなら、現代生活に置き換えた解説書や講義を取り入れる。
“なぜ取るのか”を明確にする
「ヨガインストラクターとして副業したい」「心と身体の健康を深めたい」など、目標があるとモチベーションが保ちやすい。
10. 実際に学んだ人の声
30代会社員（女性）: 「週末しか時間が取れず不安だったけれど、オンラインと通学を組み合わせて半年かけて取得。途中で挫折しそうになったけど、先生と同期のサポートが大きな励みになりました」
40代主婦（初心者）: 「子育てが一段落してからのチャレンジ。初めは身体が硬くて恥ずかしかったけど、先生が“初心者の気持ちがわかるインストラクターになれますよ”と言ってくれたのがうれしかったです。合格後は週2ペースで自宅レッスンを開いています」
11. まとめ：RYT200は誰でも挑戦できる“ヨガの総合学習”の場
RYT200は、単にヨガのポーズを学ぶだけの資格ではありません。身体の使い方はもちろん、ヨガ哲学や解剖学、そして「相手に教える」という指導力まで総合的に身につけられる“学びの場”です。
主婦や会社員、初心者であっても、正しいプログラム選びと計画的な学習を行えばしっかり取得可能。実際に、多くの人が育児や仕事と両立しながら合格を勝ち取っています。
ポイント1: 自分に合ったコースを選ぶ（通学・オンライン・合宿など）
ポイント2: スケジュールと学習ペースを工夫する
ポイント3: 仲間や家族のサポートを得る
ポイント4: アウトプットを重視し、“教える力”を養う
ポイント5: 「なぜ取得したいか」という目的意識を忘れない
資格取得の先には、ヨガインストラクターとしてのキャリアや自身のライフスタイルの向上など、さまざまな可能性が広がっています。「自分もできるかな？」と不安に思っていた方こそ、ぜひ一歩を踏み出してみてください。
あなたもこの学びを通じて、ヨガの本質を体で感じ取り、より充実した人生を手に入れましょう。ヨガは年齢や経験に関係なく、誰もが深め、そして伝えていけるものです。一緒にRYT200を目指してがんばりましょう！
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| 【監修者】 | 宮川涼 |
| プロフィール | 早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻修士号修了、同大学大学院同専攻博士課程中退。日本倫理学会員 早稲田大学大学院文学研究科にてカント哲学を専攻する傍ら、精神分析学、スポーツ科学、文学、心理学など幅広く研究に携わっている。 |
