脂肪が増える理由落ちる仕組み

01 なぜ増やしたくないのに脂肪ばかりが増えるのか?

できれば音もなく消えて欲しい脂肪ですが、しっかり人体の身体のありとあらゆる部位に存在します。お馴染みの腹部(胴体)や四肢の他に頭にも、そして腸や肝臓と言った内臓やその周辺にも貯えられています。この脂肪がどこにつくかは遺伝子に設計されており、指先のように脂肪がつきづらい部位もあれば内臓周辺のようにつきやすい部位があります。

脂肪をつまむ女性 立川店溶岩ホットヨガontheshore

身体を覆う脂肪が増えれば体重が増加し、動きにくい、疲れやすいといった不自由さにも縛られます。その先はメタボリックシンドローム(メタボ)やロコモティブシンドローム(ロコモ、注1)にも繋がり、容姿だけでなく健康さえも害してしまいます。

注1)「運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態 」のことを示し、要介護の原因ともなる。

では、なぜこれほど厄介なものが身体につきやすいのか。数百万年とも言われる人類の歴史は、実は常に飢えとの闘いでした。日本が「飽食の時代」に突入したのはわずか40~50年前のことです。それ以前の我々の身体は飢餓対応モードのままなので、使わないエネルギーは脂肪としてため込まれるという仕組みをとっていました。いつ危機に直面しても生き残れるようにエネルギーの貯蔵庫の役割を担っていたのです。

現代社会では脂肪は厄介者と倦厭されがちですが、脂肪はため込む性能は圧倒的に優秀です。脂肪と共にエネルギー源となる糖は、筋肉が大きい人ほど多く貯えられるものの、大体400㌘前後、1㌘が4㎉ぐらいなので、1,600キロカロリー程度しかカロリーをため込めません。それに対して、脂肪は体内に15㎏ほどは軽く貯えることができる飢えに、一㌘は9㎉ぐらいですので、135,000カロリーもため込められるのです。これはフルマラソンを47回走れるほどのエネルギーに相当し、ちょっとやそっとでは使い切れません。

しかし、交通網や通信網が発達し、身体をほぼ動かさずとも生活できる現代社会では、脂肪細胞に貯蔵されたエネルギーどころか、その日食べたもののエネルギーでさえ使えきれません。運動習慣がないのに余ったエネルギーはせっせと脂肪細胞へとストックされていく。太り続けるのも現代人にとっては当たり前のことなのです。

02 太りきれなくなった脂肪細胞はひそかに増殖する

ここで、改めて体に脂肪が蓄積していく過程を説明します。食べたものは、消化器官で消化・分解されていきます。そして、栄養分は、酸素と共に血液に乗って全身を駆け巡り体の組織やホルモンの材料となったり、筋肉を動かすためのエネルギーとなります。

このエネルギーを、筋肉だけではなく、脂肪もキャッチするのです。使われなかったエネルギーは脂肪細胞という貯蔵庫に中性脂肪としてStockされ、筋肉や臓器に一時保存された糖が不足すると分解されて使われます。しかし、糖でエネルギーが事足りるうちは、ひたすら貯蔵されるのです。それがいつものベルトを短く感じさせる腹の肉になっていくわけです。

恐ろしいことに、脂肪細胞は、限界まで膨らむと増殖するというステージに移行します。脂肪を蓄える容器が足りなくなると増えるわけですね。たとえば、最初は10個だった脂肪細胞が、限界まで膨らむと、その数が11、12とどんどん増え続けるわけです。「太ってきたけれどまだ大丈夫」なんて思っているうちに脂肪細胞は増え続け、気付いたときには肥満街道まっしぐらなんてことになってしまうわけです。

また、非常に厄介なことに太りやすさは加齢と共に加速します。原因の一つは運動量の低下。一般的には、週に数回はあった体育の授業や部活がなくなり、デスクワークが増える社会人になるとそれが加速します。第二の原因は、二十代から始まる筋肉量の低下です。筋肉の速筋細胞を支配する神経細胞は加齢と共に死滅し、特に下半身筋肉量はがくんと落ちていきます。

走ったときに体が追いつかないという現象に心当たりがある方も多いでしょう。そして、筋肉量が落ちればますます疲れやすくなり、運動することがしんどいと敬遠するようになって、益々運動量が低下し、筋肉量はどんどん落ちていきます。悪循環に陥ってしまうわけですね。

20代から体重が10%以上増えている場合、脂肪の増殖により、深刻な問題を抱えているケースが多いです。放置すえばするほど、内臓は弱り、筋肉量が低下して節々が痛くなり、最終的にはロコモの症状を呈してしまうわけです。

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【監修者】宮川涼
プロフィール早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻修士号修了、同大学大学院同専攻博士課程中退。日本倫理学会員 早稲田大学大学院文学研究科にてカント哲学を専攻する傍ら、精神分析学、スポーツ科学、文学、心理学など幅広く研究に携わっている。

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宮川涼
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