産後の体重と運動、安全に戻すには何が必要か 授乳と食事支援を論文で読む

舗装されていない通りでベビーカーを押しながら歩く女性たちの様子 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

体重と脂肪と授乳を、同じ結果にまとめない

体重の減少には、脂肪と脂肪以外の部分の変化が含まれる。産後の食事支援を扱う2024年の試験は、この区別をする材料になる。妊娠前の体格指数が25〜35の女性156人を、授乳支援、食事支援、その併用、支援なしに割り当て、両時点の測定に参加した108人を解析した。食事支援は産後11週から始めた。[3]

食事支援は、体重と脂肪量に加えて除脂肪量も減らした。除脂肪量は筋肉を含む脂肪以外の部分をまとめた指標である。腹囲と腰囲、空腹時の血糖とインスリンも減った。測定は産後2週と6か月に行われ、食事支援と授乳支援の相互作用は確認されなかった。[3]

2013年のレビューは、食事と運動を併用することについて、心肺の体力の改善や除脂肪量の維持という利点が考えられるとした。ただし、著者は質の高い大規模試験で確認が必要とも述べている。減量幅の上乗せだけで運動の役割を評価しないことと、体組成への効果を確実だと断定しないことの両方が必要だ。[8]

新しい運動のメタ分析でも、除脂肪量については低い確実性の根拠で、明確な効果はなかった。5試験、135人の標準化した効果量は−0.13、95%信頼区間は−0.48〜0.21である。測定尺度をそろえて比較する数字であり、kgには置き換えられない。脂肪量の減少と除脂肪量の維持は、別の評価項目として読む。[19]

授乳についても、違う種類の問いを混ぜない。妊娠前に肥満のあった女性360人を対象とした試験の追跡では、238人の産後のデータが得られ、授乳と体重保持の少なさに関連がみられた。しかし、授乳するかどうかを無作為に割り当てた比較ではない。追跡では、産後6か月の体重保持が5 kg以下の女性の94%、5 kgを超える女性の85%が授乳していた。[1]

2024年の試験では、授乳を促す個別相談は体重に効果を示さなかった。解析対象のほぼ全員が開始時と追跡時に何らかの授乳を行っており、支援によって授乳の割合そのものも変わらなかった。開始時に99%、追跡時に97%が何らかの授乳をしていたため、授乳が広く行われている集団での支援の評価となる。[3]

さらに、軍関係の女性など430人を対象とした2023年の試験では、測定した要因のうち授乳状況も体重保持と有意な関連を示さなかった。[2] 授乳と体重の関係は、研究によって結果が異なる。授乳の有無を自分の減量の採点基準にする必要はない。体重の相談と授乳の相談を分けて、現在の困りごとを医師に伝えたい。

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

効いた支援と効かなかった支援の、両方を読む

2018年の系統的レビューでは27試験が対象となり、約75%の参加者、3,485人の結果が利用できた。食事と身体活動の併用は12研究、1,156人で比較群より平均2.49 kg多く減量し、産後12か月でも4研究、405人で平均2.41 kgの差が残った。後者の95%信頼区間は−3.89〜−0.93 kgである。[20]

平均として支援は役立つ。その評価には、参加者の追跡状況も関わる。解析に利用できた結果は参加者のおよそ4分の3であり、追跡の欠落も残る。また、次の妊娠で母親や子どもの健康が改善するかを報告した研究はなかった。産後に体重が減ったという結果を、将来の妊娠の健康の保証にまで広げない。[20]

一方、2023年の430人の試験では、産後の食事と身体活動に働きかけた群の体重保持は1.31 kg、妊娠中の体重増加だけに働きかけた群では2.39 kgだった。差は1.08 kgだが、統計的に有意ではない。産後支援群の48.1%が妊娠前の体重に戻ったものの、その割合にも群間の有意差はなかった。[2]

「半数近く戻った」という部分だけを抜き出すと、支援が効いた証拠に見える。しかし比較群との差が明確でなければ、支援の効果と自然な経過を切り分けにくい。産後6か月まで追跡できた割合は88.4%だった。主要な解析では、産後だけ支援した群と妊娠中から産後まで支援した群をまとめ、妊娠中だけ支援した群と比較している。[2]

妊娠中に働きかければ産後の問題も解決する、という見通しにも注意がいる。肥満のある女性の妊娠中の食事・運動支援を調べた試験では、妊娠中の体重増加が少なくても、産後6か月の体重管理の効果は確認できなかった。妊娠中の介入と産後の支援は、同じものとして扱えない。[1]

支援の担い手を調べた2019年のレビューには33研究、4,960人が含まれた。医療専門職による支援の平均差は−3.22 kg、95%信頼区間は−4.83〜−1.61 kgで、専門職以外による支援は−0.99 kg、−1.53〜−0.45 kgだった。両者の差は統計的に有意だったが、別々の研究を分類して比べた結果である。[16]

したがって、「同じ人が相談相手だけを替えれば、この差だけ余分に減る」という解釈はできない。対象者や支援内容の違いも残る。それでも、産後の減量を一人で抱え込むより、医療の支援を選択肢に入れる材料にはなる。試験全体では、支援期間や面談回数、個別か集団かによって減量幅が左右されたとは確認されなかった。[16]

生活に下ろすなら、相談の席に「運動できない」という一言だけを持っていくより、何を食べる時間があるか、どこで予定が途切れるかを持っていく。夕食は用意できても自分の昼食が後回しになる、外出の予定が授乳で変わる、といった具体である。相談相手には、食事と活動を別々に説明し、どちらから変更するかを一緒に決めてもらう。

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

よくある誤解

「授乳していれば自然に戻る」は、研究が保証する結論ではない。授乳と体重保持に関連を示した追跡がある。[1] 一方、関連が確認できなかった試験もあり、授乳を促す支援が体重に効かなかった試験もある。[2][3] 家族が善意で「授乳中なら痩せるはず」と言うと、変わらない体重が本人の問題に見えてしまう。研究の不確かさを、本人の努力不足へ読み替えてはいけない。

「運動をしても体重には意味がない」も、現在の解析には合わない。古いレビューの運動単独の結果は有意差なしだったが、新しいメタ分析では平均として体重と脂肪量が減った。[8][19] 効果の大きさと、それを調べた期間を一緒に確認したい。運動介入は3か月〜3年続いており、育児の予定が崩れる日も含めて長い期間で活動を組み立てる視点が必要だ。[19]

「食事と運動を両方すれば、減量効果も必ず足し算になる」という考えには、比較相手の確認が必要だ。授乳中の女性の試験では、食事支援に運動支援を加えても体重や体組成への有意な上乗せはなかった。[6] 一方、複数試験をまとめた解析では、食事と身体活動の併用は身体活動だけより大きな減量を示した。[16] 比較している相手が違うためで、食事単独との比較と運動単独との比較を同じ問いにしない。

「研究が産後に始まった週なら、自分も開始してよい」という誤解は、安全の判断に関わる。食事支援の開始は産後11週、10〜14週、およそ8週と試験ごとに異なる。[3][6][15] 回復状態に合わせた運動の開始時期や中止の判断は医師に確認する。

今日からできること

  • 授乳中の食事制限と運動の再開は、医師に開始時期・種類・量を確認してから進める。妊娠前・現在・支援開始時の体重と測定日、授乳の困りごとをまとめて伝える。試験の減量幅を目標に食事を急に減らさない。
  • 食事支援を受けている人は、担当者と決めた摂取エネルギーを減らす食行動の変更を、日々の食事で実行する。授乳中の女性への12週間の支援で検証された行動だが、献立や減らす量は個別に決める。12週間は研究の支援期間であり、自分の減量の締切にはしない。[6]
  • 早歩きが許可され、医師と合意した運動量が週120分の場合は、その時間を外出できる日に分けて歩く。週120分の早歩きは体格指数の低下と関連した運動量の研究上の例であり、開始直後の一律の目標ではない。回復状態に合う量から進める。[19]
  • 歩けない日は、医師から許可された種類と強さの有酸素運動を、家で実施できる形に置き換える。適度な有酸素運動を生活に取り入れる行動支援が試験で扱われている。歩行以外に替えた分を、早歩きと同じ運動量だと自己判断で換算しない。[6]
立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

産後の再開は、内容から確かめるオンザショア立川店

オンザショア立川店には常温のヨガもあり、産後に検討する際は、医師に確認した運動の種類とレッスンの内容を照らし合わせたい。医師から運動を止められている方は利用できない。妊娠中は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。産後の再開と妊娠中の参加条件は、それぞれ確認が必要だ。

所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F、JR立川駅北口から徒歩1分。営業時間は8:00〜23:30、年中無休である。店舗の案内と料金を確認し、家族の予定と合わせて通う時間を考えたい。

溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、ピラティス、パーソナルトレーニング、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIITを用意している。ヨガは25種類以上ある。ヨガの体験は税込1,980円で、60分のレッスン、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルを含む。体験の予約では、料金だけでなくレッスンの内容と時間を踏まえて予定を考えたい。

参考文献

  1. Postpartum weight retention and breastfeeding among obese women from the randomized controlled Lifestyle in Pregnancy (LiP) trial — C. Vinter et al., 2014, Acta Obstetricia et Gynecologica Scandinavica. DOI: 10.1111/aogs.12429
  2. A Postpartum Weight Loss-focused Stepped-care Intervention in a Military Population: A Randomized Controlled Trial. — Andrea Pérez-Muñoz et al., 2023, Annals of behavioral medicine : a publication of the Society of Behavioral Medicine. DOI: 10.1093/abm/kaad014
  3. Effects of breastfeeding promotion intervention and dietary treatment in postpartum women with overweight and obesity: Results from a randomized controlled trial on weight and cardiometabolic risk factors. — E. A. Øhman et al., 2024, The Journal of nutrition. DOI: 10.1016/j.tjnut.2024.06.006
  4. Diet and exercise weight-loss trial in lactating overweight and obese women. — F. Bertz et al., 2012, The American journal of clinical nutrition. DOI: 10.3945/ajcn.112.040196
  5. Diet or exercise, or both, for weight reduction in women after childbirth. — Y. Linné, 2013, The Cochrane database of systematic reviews. DOI: 10.1002/14651858.cd005627.pub3
  6. Dietary treatment postpartum in women with obesity reduces weight and prevents weight gain: a randomised controlled trial — E. A. Øhman et al., 2023, BMC Pregnancy and Childbirth. DOI: 10.1186/s12884-023-05976-w
  7. A systematic review and meta‐analysis of intervention characteristics in postpartum weight management using the TIDieR framework: A summary of evidence to inform implementation — Siew S. Lim et al., 2019, Obesity Reviews. DOI: 10.1111/obr.12846
  8. Effects of a lifestyle intervention on postpartum weight retention among women with elevated weight — Ji-Hong Liu et al., 2022, Obesity (Silver Spring, Md.). DOI: 10.1002/oby.23449
  9. Impact of postpartum physical activity on maternal anthropometrics: a systematic review and meta-analysis — Matthew J Gervais et al., 2025, British Journal of Sports Medicine. DOI: 10.1136/bjsports-2024-108449
  10. Targeting the postpartum period to promote weight loss: a systematic review and meta-analysis — J. Dodd et al., 2018, Nutrition Reviews. DOI: 10.1093/nutrit/nuy024

冒頭の写真: 舗装されていない通りで、ベビーカーを押しながら歩く女性たちの様子(写真: Schaefer, Harry, Photographer (NARA record: 8464469) / Public domain / Wikimedia Commons)

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

ダイエットの科学特集のほかの記事

ダイエットの科学特集の一覧

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

💬 ご質問がある場合はこちらからどうぞ

オンザショアのチャットで質問する(24時間受付)

レッスン内容・料金・体験のご予約など、気になることをお気軽にお尋ねください。

1

2


Warning: Attempt to read property "show_author" on false in /home/c1531448/public_html/ontheshore.jp/wp-content/themes/heal_tcd077/single.php on line 165

関連記事

PAGE TOP
ご体験予約