夜間摂食と体重の科学 夜中に食べてしまう悩みを意志の弱さだけで片づけない

間食として口にするスナックを被写体に食べ物そのものを写した写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

支援の研究は、症状と体重を別々に測っている

夜間摂食症候群に対する支援は、食べるのを我慢するという助言だけに限られていない。レビューでは、認知行動療法、薬物療法、筋肉の緊張を緩める方法、光を使う方法などが検討されている。[1] 認知行動療法とは、考え方と行動の関係を扱う心理的な支援である。ここで研究を知る目的は自己治療の手順を覚えることより、相談できる問題だと知ることにある。

2006年の無作為化比較試験では、夜間摂食症候群と診断された外来患者34人を、セルトラリンという薬と偽薬の群に分け、8週間比較した。誰がどちらを受けるかを本人にも評価側にも分からなくする二重盲検の方法が取られている。[11] 偽薬と比べることで、受診や期待だけでは説明しにくい違いを確かめようとした試験だ。

全体的な改善度で反応ありとされた割合は、薬の群が71%、偽薬の群が18%だった。夜間に食べる回数、目覚める回数、夕食後に取るエネルギー、生活の質にも改善が見られた。[11] 調べたものは体重だけではなく、夜の生活がどう変わるかという複数の指標だった。

過体重または肥満の参加者に限った体重の評価では、各群14人で、平均変化は薬の群が−2.9 kg、偽薬の群が−0.3 kgだった。標準偏差はそれぞれ3.8 kgと2.7 kgで、個人の変化にはばらつきがあった。[11] 平均値を、自分に約束された減量幅に読み替えることはできない。小規模で短期間の、診断を受けた人の治療試験として受け止めたい。

別の薬を調べた試験では答えが異なる。2012年の研究は、患者40人をエスシタロプラムまたは偽薬に分けて12週間比較した。夜間摂食の質問票の点数はどちらの群でも下がったが、主な評価項目で薬が偽薬より優れるとは示されなかった。体重や気分の評価にも有意な群間差はなかった。[17]

この試験の質問票の平均変化を数字で見ると、薬の群は−13.0点、偽薬の群は−10.6点だった。点数が半分になった人も、それぞれ7人と6人で、群間差は有意ではなかった。診断基準を満たさなくなった人数は16人と12人だったが、この差も有意とは示されていない。[17] 点数、症状の減り方、診断基準という複数の角度で改善を調べても、この試験では薬の上乗せ効果を確認できなかった。治療前より良くなった人数だけを紹介すると、比較相手の群にも変化があったことが見えなくなる。

これは「薬はすべて効く」とも「相談しても変わらない」とも結び付かない。別の薬、別の対象、別の評価で得られた結果である。[11][17] 治療の選択や服薬の調整は医師に相談する事項だ。薬の名前を知ったからといって、普段の夜食を減らす目的で自分で使う話には進めない。

行動面の支援では、44人の患者を、教育だけ、教育と漸進的筋弛緩法、その組み合わせに運動を加える群へ無作為に分けた予備的試験がある。漸進的筋弛緩法は、筋肉の緊張を段階的に緩める方法である。どの群でも症状、抑うつ、不安、感じるストレスの指標が改善した。[18] ただし、前後で変わったことと、他の支援より優れていたことは分けて読む。

群間で有意な違いがあったのは夕食後に食べる割合の変化で、筋弛緩法を加えた群と教育だけの群との差だった。運動を加えた群が最も良かったという結果にはなっていない。[18] 運動施設で論文を読む立場だからこそ、運動を足せば夜食も解決すると飛躍させない。この試験を、そのままヨガや特定のレッスンの治療効果へ置き換えることもできない。

行動面の試験では、最初の介入に続いて1週後と3週後にフォローアップが行われた。教育だけの群は14人、筋弛緩法を加えた群と運動も加えた群は各15人という構成である。夕食後に食べる割合の変化は、順に−9.5%、−30.54%、−20.42%と報告された。[18] これは体重の減少率とは異なる指標だ。群全体の人数が少なく、確認した期間も短いので、その後の体重維持や長期の症状の変化はこの結果からは決められない。短い支援でもどの指標が動くかを調べる予備的な位置付けであり、運動の回数や種目の推奨量を決める試験として読むには限界がある。[18]

症状の点数の低下は、抑うつや感じるストレスの指標の低下と関連した。[18] この結果は、食べた量の管理だけでなく気分や緊張も話題にする理由になる。一方、両方が一緒に改善したことから、どちらが先に変化を起こしたかまでは決まらない。支援の場で何を見ていくかを増やす研究として読むのが適切だ。

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よくある誤解

「夜中に食べる人は必ず太る」という言い方は、研究のばらつきを消してしまう。体格との関連を整理したレビューには関連なしの研究も多く、追跡研究でも、すべての男女で同じ結果が出たわけではなかった。[5][8] 気を付けたい行動であることと、将来の体重が決まっていることを分けておきたい。

反対に、「体重が増えていなければ放っておいてよい」と決めるのも狭い。夜間摂食症候群には苦痛や生活の支障が含まれ、気分、不安、睡眠の問題との関連も報告されている。[1][13] 翌日の数字が動かないことは、夜のつらさが小さい証拠にはならない。相談の言葉を体重だけに合わせると、いちばん困っている部分がこぼれる。

「食べた記憶がないのも、単に隠しているだけ」という理解にも注意したい。糖尿病の患者1,169人を調べた研究では、夜間に食べた記憶のない人が9人見つかり、そのうち8人は睡眠薬を服用していた。研究は薬に関わる睡眠中の異常行動や記憶の問題が関与する可能性を挙げている。[20] 人数の少ない特定の患者集団の報告であり、睡眠薬を飲む人全体の発生率に置き換えられない。

この報告を読んで、服薬を自分で中止する方向へ進むのは避けたい。記憶と食べた形跡が食い違うときは、体重や食事制限の相談だけにせず、睡眠や服薬も含めて医師に伝える材料になる。[20] 記憶のない摂食や睡眠の問題が続く場合は、運動だけで解決しようとせず医師の評価を受けたい。服薬の変更も医師が判断する事項である。

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今日からできること

  • 夜の食べ方に悩む人は、今夜から3日間、夕食・就寝・目覚め・食べた時刻を翌朝に書き出す。食べた記憶の有無も添え、相談の材料にする。[11][20]
  • 朝食を抜きがちな人は、次の3日間、朝に食事を取れるよう前夜に1食分を用意する。夜だけでなく翌朝までを含めて食生活を整える入口にする。[19]
  • 帰宅後の夕食の用意が難しい人は、今週2回、出勤前に夕食1回分を用意しておく。帰宅後の食事と、眠りから起きて食べることを分けて扱うところから始める。[3][5]
  • 身体活動を生活に組み込みたい人は、今週1回、日中に無理なくできる運動を実行する日を決める。夜間摂食への支援とは別に、続けられる動き方を作る。[13][18]
  • 夜間の摂食や眠れないことが繰り返されてつらい人、食べた記憶がない人は、次の受診で医師に睡眠と服薬を含めて相談する。困った夜の出来事を1つ具体的に伝える。[13][20]

夜の食べ方と、動く習慣を別々に支える

夜間摂食の相談と並行して動く習慣を作るなら、オンザショア立川店の朝から夜までの営業を、食事や睡眠と両立する通い方に生かせる。年中無休で8:00〜23:30に営業しているため、夜の生活を振り返りながら朝に通う方法も考えられる。

ヨガを試す場合、税込1,980円の体験で60分のレッスンに参加でき、バスタオル2枚とフェイスタオル1枚、ヨガマットをレンタルできる。溶岩プレートのあるスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガ、ピラティス、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングがある。25種類以上あるヨガのレッスンから、参加する内容を検討できる。

妊娠中の方は溶岩ホットヨガには参加できない。常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。JR立川駅北口から徒歩1分で、住所は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fとなる。店の案内・料金の詳細・体験予約の窓口で参加の情報を確認できる。夜の食べ方と睡眠を振り返り、食事を取る余裕も含めて通う日を決めよう。

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参考文献

  1. Disordered eating and obesity: associations between binge-eating disorder, night-eating syndrome, and weight-related comorbidities. — McCuen-Wurst et al., 2018, Annals of the New York Academy of Sciences. DOI: 10.1111/nyas.13467
  2. The night-eating syndrome and obesity. — Gallant et al., 2012, Obesity reviews : an official journal of the International Association for the Study of Obesity. DOI: 10.1111/j.1467-789X.2011.00975.x
  3. Night eating and weight change in middle-aged men and women. — Andersen et al., 2004, International journal of obesity and related metabolic disorders : journal of the International Association for the Study of Obesity. DOI: 10.1038/sj.ijo.0802731
  4. A Review of the Relationship between Night Eating Syndrome and Body Mass Index. — Bruzas et al., 2019, Current obesity reports. DOI: 10.1007/s13679-019-00331-7
  5. A randomized, placebo-controlled trial of sertraline in the treatment of night eating syndrome. — O’Reardon et al., 2006, The American journal of psychiatry. DOI: 10.1176/ajp.2006.163.5.893
  6. A Scoping Review on the Association between Night Eating Syndrome and Physical Health, Health-Related Quality of Life, Sleep and Weight Status in Adults. — Sakthivel et al., 2023, Nutrients. DOI: 10.3390/nu15122791
  7. Escitalopram for treatment of night eating syndrome: a 12-week, randomized, placebo-controlled trial. — Vander Wal et al., 2012, Journal of clinical psychopharmacology. DOI: 10.1097/JCP.0b013e318254239b
  8. Education, progressive muscle relaxation therapy, and exercise for the treatment of night eating syndrome. A pilot study. — Vander Wal et al., 2015, Appetite. DOI: 10.1016/j.appet.2015.01.024
  9. Longitudinal associations of skipping breakfast and night eating with 4-year changes in weight and waist circumference among Chinese adults. — Jigeer et al., 2024, The American journal of clinical nutrition. DOI: 10.1016/j.ajcnut.2024.05.021
  10. Prevalence and clinical characteristics of unremembered nocturnal eating in diabetic subjects: Kurume sleep trouble in obesity and metabolic disorders (KUSTOMED) study. — Yamada et al., 2013, Endocrine journal. DOI: 10.1507/endocrj.ej13-0098

冒頭の写真: 間食として口にするスナックを被写体に、食べ物そのものを写した写真。(写真: Syced / CC0 / Wikimedia Commons)

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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