季節で体重は変わるのか 冬だけを警戒する前に知りたい年間の増減と暮らしの差

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休暇の研究は、冬という説明をどこまで支えるか

Díaz-Zavalaらのナラティブレビューは、主に11月末から翌年1月上旬にかけての休暇期と体重を扱っている。ナラティブレビューとは、関連する研究の知見を文章で整理する総説だ。成人の研究では0.4〜0.9 kgの有意な増加が一貫して見られたと報告された。一方で、大学生や子どもに関する研究は少なく、同じ結論を置けるだけの材料は乏しかった。[7]

この範囲は、休暇期に誰もが同じだけ増えるという予測値ではない。対象や研究によって違う結果をまとめた幅であり、成人全体の季節変動の大きさとも違う。休暇中の変化を調べた研究と、年間の季節差を調べた研究では、質問の立て方そのものが異なる。[2][7]

個別の研究では、Stevensonらが18〜65歳の男性48人、女性100人を、11月中旬から1月上旬まで約57日間調べている。平均体重は0.78 kg増え、その推定の不確かさを示す95%信頼区間は0.57〜0.99 kgだった。体脂肪率も0.5%増加し、こちらの95%信頼区間は0.12〜0.77%だった。[20]

体重だけでなく体組成も測った点は大切だが、この研究の平均を使って、休み明けの自分の増加分を脂肪へ換算することはできない。体脂肪率の変化も集団として観察された結果である。家庭の体重計に出た差だけから、中身の割合までは読み取れない。[20]

さらにこの研究では、自己申告による運動が週平均4.8時間あっても、休暇期の体重増加を防ぐ関係は確認されなかった。運動量は体重や体脂肪率の変化の有意な予測因子でもなかった。ただし、運動の有無を無作為に割り付けて比較した試験ではないため、「運動には意味がない」という結論には進めない。[20]

日常で受け取れるのは、運動した実績だけで食生活の確認を終えない、という視点だ。レッスンや散歩を続けていても、会食や持ち帰った食べ物など、普段と違う条件は別に見直せる。既存の年末年始の記事が休暇後の経過に焦点を置くのに対し、ここでは、行事を季節全体の原因と混同しないことを重視したい。

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子どもでは、夏の変化にも目を向ける

「冬に増えて夏に減る」という成人のイメージを、家族全員に当てはめると見落とすものがある。Morenoらは米国の多様な背景を持つ小学生7,599人について、学校年度の始めと終わりに身長と体重を測定した。追跡開始時の年齢は5〜7歳で、幼稚園段階から小学校の経過を調べた研究である。[5]

この研究では、小学校1年を終えた夏以降、夏に標準化したBMIが0.04〜0.09増え、学校年度中の変化は−0.06〜0.00となるパターンが見られた。標準化したBMIとは、成長期の体格を年齢などに照らして比べるために調整した指標である。体重そのものが増えたかだけを見る成人の話と同じには扱えない。[5]

Laneらの別の観察研究も、平均年齢8.4歳の子ども7,890人を3.5年間調べ、夏の相対的な体重増加が大きいことを報告した。夏とそれ以外の時期のBMI増加量の差は、肥満の子どものモデルで0.50 kg/m²、過体重では0.27 kg/m²だった。民族的な背景によって季節差の程度も違っていた。夏という共通の条件があっても、現れるパターンは均一ではなかった。[9]

日本の研究にも目を向けたい。Kobayashiらは東京の小学生446人を対象に、それぞれ6年間にわたり月ごとの体重を調べた。調査は1972〜2004年の間の複数の集団にまたがる。86%に有意な季節変動があり、多くは夏に減り、秋、冬、春先に増える形だった。一方、夏の増加は肥満の子どもに限って見られたと報告している。[19]

研究者は、冷房のある室内で過ごすことに伴う生活の変化、活動の不足、飲食の多さを説明の候補に挙げた。これは冷房を使うかどうかを割り付けた実験の結果ではなく、観察に基づく解釈である。冷房の使用をやめれば体重を防げるという推奨へ置き換えるのは飛躍だ。[19]

家族で夏の過ごし方を考える際も、大人の減量目標を子どもへ移さないことが大切になる。研究が示すのは、学校のある時期と休みの時期の違いに目を向ける理由だ。体格や成長についての判断は、成人向けの体重の増減表で済ませず、気になる変化があれば医師に確認したい。[5][9][19]

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変化を防ぐ支援は、季節に合わせられるか

観察研究が「いつ増えやすいか」を示すのに対し、介入試験は「何かを変えると違いが出るか」を問う。Boutelleらは、長期の肥満に対する認知行動療法に参加していた57人を無作為に分け、休暇期の自己観察を支える働きかけを追加した。自己観察とは、自分の行動や状態を把握する取り組みである。[4]

介入群にはクリスマスから新年までの2週間、電話と毎日の郵送物による支援が加わった。その群では自己観察がより一貫して行われ、比較群より体重をよく管理できた。ただし両群とも休暇中の管理には苦戦した。支援があれば揺れが完全になくなる、という結果ではなかった。[4]

この試験から、毎日何を何回書けば何kg防げる、といった処方は作れない。検証されたのは、もともと治療を続けていた人に、複数の働きかけを追加する仕組みだ。体重計に乗ることだけ、あるいは電話だけの独立した効果を示しているわけではない。[4]

それでも、普段と条件が変わる時期に支援を厚くする、という考え方は読み取れる。休暇期のレビューも自己観察に焦点を当てたプログラムの可能性を取り上げるが、情報は限られるとしている。小さな試験の好ましい結果と、研究の蓄積が十分かどうかを、両方並べておきたい。[4][7]

自分で取り組む場合には、忙しくなった後に新しい方法を大量に追加するより、どの場面で普段の行動が途切れそうかを先に考える材料になる。旅行で歩く機会が変わるなら移動の仕方を、会食が続くならそれ以外の食事を、外に出にくいなら別の活動の場所を選ぶ。これは研究の手順の再現ではなく、生活に合わせた段取りの例である。

よくある誤解

「冬の増加は、寒さが原因だ」と決めてしまうのは早い。米国では冬に重く、オーストラリアでは夏に最も重かった。いずれも、気温だけの作用を切り離す実験ではない。季節差を認めることと、原因を寒さに一本化することには距離がある。自分の場合にも、月名と体重の対応を見るだけで原因まで特定した気持ちにならないようにしたい。[2][6]

「平均が小さければ、放っておいてよい」という読み方も合わない。年間の平均的な波と、個人の長期変化は別に動く。オーストラリアの研究でも年間変化には大きな個人差があった。小さな差を見て慌てる必要はないが、戻らずに続く変化まで、季節のせいとして片づけないことだ。[6]

「運動を続けていれば、休暇中の食べ方は気にしなくてよい」とも言い切れない。休暇期の観察研究では、自己申告された運動は体重増加を防ぐ関係を示さなかった。これは運動の価値全体の否定ではなく、運動の実績だけではその時期の体重変化を説明できなかったという結果である。活動と食事を別々に確認するほうが、生活のどこを調整できるか見つけやすい。[20]

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

今日からできること

  • 外出が減る季節には、週2回、普段の散歩を屋内で体を動かす日に置き換えて実行する。[2]
  • 会食がある週は、会食以外の夕食を週3日、自分が普段食べている量の献立で用意する。[2][20]
  • 長い休みが明ける最初の週に、普段続けていた散歩や運動を1回再開する。[2][7]
  • 休暇に入る前の1週間、毎晩その日の食事と活動をカレンダーに記し、変わりそうな場面をつかむ。[4]
  • 季節が変わる月に1回、カレンダーを開いて体重の経過と食事・活動の変わった時期を見比べる。[6]

衣替えと一緒に、動く習慣も組み直す

外出の機会が季節で変わるとき、オンザショア立川店では屋内のレッスンを続け方の候補にできる。朝8:00から夜23:30まで、曜日を問わず年中無休で営業しているため、季節ごとの仕事や休みの過ごし方に合わせて通う時刻を考えられる。

ヨガを初めて体験する場合は60分で税込1,980円、レンタルのバスタオル2枚とフェイスタオル1枚、ヨガマットまで料金に含む。通う先は東京都立川市曙町2-14-10のエトロワビル3Fで、JR立川駅北口を出て徒歩1分の距離にある。

溶岩プレートのスタジオで行うホットヨガのほか、常温のヨガ、ピラティス、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングを扱う。ヨガのレッスンだけでも25種類以上ある。医師から運動を止められている方は利用できない。妊娠中の方は溶岩ホットヨガには参加できない。常温のマタニティヨガがある。

店舗の案内で内容を読み、料金と体験予約のページから参加の準備を進められる。季節の変わり目に、まず体験する日をカレンダーに入れてみよう。

参考文献

  1. Seasonal variation in food intake, physical activity, and body weight in a predominantly overweight population. — Ma et al., 2006, European journal of clinical nutrition. DOI: 10.1038/sj.ejcn.1602346
  2. How can obese weight controllers minimize weight gain during the high risk holiday season? By self-monitoring very consistently. — Boutelle et al., 1999, Health psychology : official journal of the Division of Health Psychology, American Psychological Association. DOI: 10.1037//0278-6133.18.4.364
  3. Seasonal variability in weight change during elementary school. — Moreno et al., 2015, Obesity (Silver Spring, Md.). DOI: 10.1002/oby.20977
  4. Weekly, Seasonal, and Festive Period Weight Gain Among Australian Adults. — Maher et al., 2023, JAMA network open. DOI: 10.1001/jamanetworkopen.2023.26038
  5. Effect of the Holiday Season on Weight Gain: A Narrative Review. — Díaz-Zavala et al., 2017, Journal of obesity. DOI: 10.1155/2017/2085136
  6. Seasonal Variability in Weight Gain Among American Indian, Black, White, and Hispanic Children: A 3.5-Year Study. — Lane et al., 2021, American journal of preventive medicine. DOI: 10.1016/j.amepre.2020.12.010
  7. The relationship between obesity and seasonal variation in body weight among elementary school children in Tokyo. — Kobayashi et al., 2006, Economics and human biology. DOI: 10.1016/j.ehb.2005.08.002
  8. Effects of exercise during the holiday season on changes in body weight, body composition and blood pressure. — Stevenson et al., 2013, European journal of clinical nutrition. DOI: 10.1038/ejcn.2013.98

冒頭の写真: 英国レディングのカヴァーシャム・コート庭園で見られる秋の紅葉。(写真: Sumitsurai / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons)

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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