男性と女性のダイエットはどう違うか 減った重さの比較で見落とす体と続け方

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続けやすさの男女差は、募集と支援で姿が変わる

食べ方を守ることと、研究から脱落せず参加を続けることは違う。前者は食事への遵守、後者は研究への継続参加として評価される。体重の結果だけを見ていると、この途中の過程が隠れる。Roseらは、地中海食を使った介入を集め、この過程の男女差を系統的レビューとメタ分析で調べた。ここでいうメタ分析では、個々の研究が報告した男女の比較を統計的に統合している。[3]

系統的レビューには70報が入り、食事への遵守の統合には6報、脱落の統合には9報が使われた。女性は遵守が高く脱落が少ない方向を示したものの、いずれも男女差は統計的に有意でなかった。減量の結果も研究によって異なっている。「女性は食事を守るのが得意」という決まり文句を、確かめられた結論として置ける結果ではなかった。[3]

対照的に、先ほどの長期体重管理のレビューでは、男性のほうが試験を完了しやすいという差が報告された。著者らの報告値では11%高く、95%信頼区間は8〜14%だった。信頼区間は推定値の不確かさを示す範囲である。地中海食のレビューとは対象となる介入や研究群が異なるため、どちらかを一般的な男女の性格として採用するのは難しい。[4][3]

参加しやすさ、途中で続けられるか、体重がどう変わるかは、こうして別々の結果になりうる。募集時の説明には関心を持てても、実際の支援の時間帯が合わない人もいるだろう。反対に、最初は自力で取り組むつもりでも、途中から支援を求める人もいる。支援を選ぶときは、募集の入口と実際に続ける条件の両方を確かめたい。研究でも遵守・脱落・減量をそれぞれ男女別に報告することが今後の課題とされた。[3]

維持期の研究も、男女を単純に分ける見方を和らげる。Craneらが行ったのは、電話を使う支援の無作為化比較試験から、男女の行動を調べた二次解析である。二次解析とは、もとの試験データを別の問いから分析することをいう。参加前の年に意図的に体重の10%以上を減らした419人を対象とし、男性は18.4%だった。[5]

減量時に組織的なプログラムを使ったと答えた割合は、女性55.9%、男性24.7%だった。自尊感情の改善を動機として挙げた割合も女性のほうが高い。一方、維持期に報告した行動は多くが似ており、食事パターンにも広く共通点があった。入り口や動機に差が見られても、続ける行動がすべて別になるわけではなかったのである。[5]

対象はすでに大きな減量を経験して研究に参加した人であり、減量をこれから始める全員の姿を表してはいない。それでも、動機と方法と維持行動を別々に尋ねる意味はある。「男性だから一人で」「女性だから教室で」という割り振りより、本人が何を望み、何を続けられるかを確認するほうが、研究の複雑さに合っている。[5][4]

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ホルモンの違いだけで、個人の結果は決められない

男女で体の反応が違うなら、血液中の物質を調べれば減量の行方が分かるのか。Williamsらは、過体重または肥満のある18〜60歳の男女で、減量開始前のレプチン、グレリン、アディポネクチンという、エネルギー調節や食欲調節に関わるホルモンを測定し、その後の体重変化との関係を調べた。[16]

女性では開始時の複数のホルモン濃度が男性より高く、グレリンの種類の比率にも男女差があった。だが、男女どちらでも、非アシル化グレリンという形のグレリンが開始時に高いほど、6か月後の減量が大きいという関連が見られた。著者らが述べる予測力は控えめだった。男女で値が違うことと、それだけで個人の成否が強く予測できることは分けて考えるべきである。[16]

別の食事介入では、20〜40歳の過体重・肥満のある324人を対象に、8週間の体重変化と開始時のレプチンを分析した。男性138人、女性186人で、参加者全体の平均減量は5.16kgだった。男性では開始時のレプチンが高いほど減量が少ない関係があり、レプチンが最も低い4分の1の人と最も高い4分の1の人の間で、予測上1.8kgの差があった。同じ効果は女性では観察されなかった。[17]

この8週間の研究は、アイスランド、アイルランド、スペインで参加者を集め、食事のエネルギーを30%制限するよう指示していた。開始時のレプチン濃度は脂肪量で補正して分析されている。食事介入の前後で体の計測値を調べ、開始前のホルモン値がその後の減量を予測するかを問う設計だった。[17]

女性については、前の研究で開始時の総グレリンが高いほど減量が大きく、レプチンとグレリンの比率が高いほど体重が増える関連が報告された。どのホルモンを測るか、どの期間を追うかで、見える関係は変わる。どちらの研究も、特定のホルモンを自分で増減させれば減量できることを検証した試験ではない。[16][17]

食欲がつらい日に、そのつらさを本人の意志だけで説明しない視点は持てる。食欲を含めて取り組みを振り返るときにも、本人の体験と研究で測定された項目を丁寧に結び付けたい。血中濃度と将来の変化の関連は、研究上の手がかりである。個人の健康状態や検査について判断が必要なときは医師に相談する。[16][17]

研究を読み比べる際には、差を見つけた項目、差が明確でなかった項目、測定していない項目を分けたい。体重の試験は体重に、体組成の研究は測った脂肪や除脂肪量に、行動研究は報告された参加や食事の行動に答える。それらをひとつに束ねて「女性の体はこうだ」と結論すると、もとの研究より大きな話になってしまう。[18][20][3][16]

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よくある誤解

「男性のほうが痩せるなら、女性には通常の減量法が効かない」という理解は、レビューの結果と合わない。男性に有利な差を認めた研究群でも女性は減量しており、男女で別の戦略を採用すべきだという根拠は乏しかった。小さな平均差を、自分の取り組みを始める価値がないという判断に変えないことが大切である。[18]

「長期で有意差がないなら、男女で体や好みはすべて同じ」という理解も行きすぎる。長期の統合では減量差を検出できなかったが、参加率の偏りや完了しやすさ、支援への反応には違いが論じられていた。共通の基本方針を持つことと、支援を本人に合わせることは両立する。性別だけで支援を固定するより、具体的な希望を確かめる余地がある。[4]

「体重が大きく減れば、中身もその人のほうがよい」という判断にも注意したい。日本の試験では脂肪の断面積とともに腹部筋肉の断面積も減り、別の観察研究では運動の種類によって除脂肪量の変化が異なっていた。体重だけの勝負にすると、残したい部分の変化まで一緒に成功扱いしてしまう。これは男性にも女性にも関わる評価の問題である。[20][2]

食卓で相手が「自分はこのやり方で減った」と言ったときは、その人の経験として受け取れる。そこから、自分も同じ速度で減らすべきだという約束まで引き受けることはない。比較研究が示すのは集団の結果であり、しかも介入期間や評価項目を変えると結論の見え方は変わる。自分の取り組みを点検する物差しを、隣の人のひと言だけで決めないようにしたい。[18][4]

今日からできること

  • 食事を見直す人は、普段の食事で量を控えめにできるものを選び、穏やかなエネルギー制限から取り組む。[18]
  • 食事の見直しと並行して、生活の中で体を動かす機会を選び、運動を始める。[18]
  • 減量中に行う運動には、自分が取り組める筋力運動も選択肢に加える。[2]
  • 支援を探す人は、一人で進めたいことと手伝ってほしいことを整理して、相談先に伝える。
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男女差を離れて選ぶヨガの種類

オンザショア立川店では、ヨガだけでも25種類以上のレッスンを扱っている。溶岩プレートを敷いたスタジオのホットヨガに加え、常温ヨガもある。ヨガ以外にはピラティス、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングを実施している。

男女の平均的な減量幅よりも、自分が取り組みたい動きからヨガやピラティスを検討できる。朝から夜までの営業時間を踏まえ、仕事の前後など通える時間帯も含めて体験を考えたい。

ヨガの体験料金は税込1,980円で、レッスンの長さは60分。レンタルのヨガマットとバスタオル2枚、フェイスタオル1枚が料金に含まれる。店舗の所在地は東京都立川市曙町2-14-10、エトロワビルの3Fで、JR立川駅北口から歩いて1分。曜日を問わず8:00〜23:30の営業で、年中無休である。

妊娠中の方は溶岩ホットヨガには参加できない。常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。店の案内と料金を確認し、体験の予約へ進める。男女の減量幅を比べる代わりに、自分の体で動く 60 分のヨガ体験を一度申し込んでみる。

参考文献

  1. Resistance training as a key strategy for high-quality weight loss in men and women. — Lahav et al., 2025, Frontiers in endocrinology. DOI: 10.3389/fendo.2025.1725500
  2. Gender differences in adherence and retention in Mediterranean diet interventions with a weight-loss outcome: A systematic review and meta-analysis. — Rose et al., 2024, Obesity reviews : an official journal of the International Association for the Study of Obesity. DOI: 10.1111/obr.13824
  3. Should weight loss and maintenance programmes be designed differently for men? A systematic review of long-term randomised controlled trials presenting data for men and women: The ROMEO project. — Robertson et al., 2016, Obesity research & clinical practice. DOI: 10.1016/j.orcp.2015.04.005
  4. Exploring Gender Differences in a Randomized Trial of Weight Loss Maintenance. — Crane et al., 2017, American journal of men’s health. DOI: 10.1177/1557988316681221
  5. Energy homeostasis and appetite regulating hormones as predictors of weight loss in men and women. — Williams et al., 2016, Appetite. DOI: 10.1016/j.appet.2016.02.153
  6. Gender difference in the prediction of weight loss by leptin among overweight adults. — Ramel et al., 2010, Annals of nutrition & metabolism. DOI: 10.1159/000281833
  7. Effectiveness of weight loss interventions–is there a difference between men and women: a systematic review. — Williams et al., 2015, Obesity reviews : an official journal of the International Association for the Study of Obesity. DOI: 10.1111/obr.12241
  8. Effects of 1-year weight loss intervention on abdominal skeletal muscle mass in Japanese overweight men and women. — Tanaka et al., 2019, Asia Pacific journal of clinical nutrition. DOI: 10.6133/apjcn.201903_28(1).0011

冒頭の写真: 江戸川の堤防沿いの道で、屋外でのジョギングに取り組んでいる様子(写真: Ka23 13 / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons)

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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