食べ物への依存はあるのか やめられない食べ方と体重を分けて考える研究の現在

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体重が減るかどうかは、質問票だけでは決まらない

食物依存の特徴があると、減量は難しいのか。この問いには、異なる結果が出ている。過体重・肥満の成人178人を対象にした前向き研究では、外来の減量プログラムに約6か月参加した人を追っている。平均年齢は51.2歳、平均BMIは36.1だった。BMIは身長と体重から計算する体格の指標である。[18]

治療プログラムの群、性別、開始時の体重を調整しても、食物依存の有無と減量の間に有意な関連はなかった。脱落との関連も認められず、開始時の症状数についても、減量や脱落との関連は明確でなかった。[18] この結果は「自分は依存的だから、取り組んでも無駄だ」という予言を支えない。

一方、肥満手術を希望した患者110人を調べた研究では、26.4%が尺度の基準を満たしていた。その群は手術前の食事介入で減量が少なく、介入中の体重再増加も報告されている。[10] こちらでは、開始時の食物依存が減量の難しさと結び付いていた。ただし、減った体重の具体的な差や信頼区間は示されておらず、影響を何kgと換算することはできない。[10]

食事介入という共通点があっても、一般の外来プログラムと手術を希望する患者では対象や状況が異なる。結果を平均して「少し難しくなる」と数値を作ることも、一方を選んで断言することも適切とは言えない。[10][18] 実用的には、尺度は支援を考える手がかりの候補であって、本人の将来の体重を宣告する札としては使えない。

さらに、症状そのものが変化することを示す試験もある。肥満のある青年117人、平均年齢15.5歳を対象とした無作為化試験では、携帯端末を使う介入、コーチングを加えた介入、対面介入に割り付け、24週間の変化を調べた。介入には依存医学の要素が組み込まれていた。解析では性別、年齢、抑うつ症状、ストレス、実行機能を調整した。参加者の66%はヒスパニックの青年だった。[6]

介入後には57%で症状数が減少し、介入群による変化の違いも認められた。報告された症状数の変化の中央値は−0.3だった。症状数の変化は抑うつ症状やストレスの変化と関連したが、体重の変化とは関連しなかった。[6]

青年を対象としたこの試験は、食べ方の困難と体重を別々に評価する視点を示している。[6] たとえば体重が横ばいでも、食への欲求に振り回される感覚が変わったなら、それを「何も変わらなかった」と一括りにしない。逆に体重が減っても、食べることへの苦痛が残るなら、その問題は独立して伝えたい。

肥満手術前後の研究は、さらに別の角度を示す。高度の肥満がある44人を、手術前と約20%の体重減少後で比較したところ、手術前に32%が食物依存の基準を満たし、そのうち93%が術後には基準を満たさなくなった。食への欲求や感情、外からの刺激に応じた食べ方も改善した。[20]

手術の内容も一つにそろっていない。44人の内訳は胃バイパス術25人、腹腔鏡下の調節性胃バンディング術11人、スリーブ状胃切除術8人で、開始時の平均BMIは48だった。食物依存の基準を満たさない群も含め、術後には食への欲求と、感情や外部の刺激に応じた食行動が改善し、これらの変化の効果量はコーエンのdで0.8以上と報告された。これは変化を標準偏差に対して表す指標である。一方、食事を抑制する行動は、基準を満たさない群では変わらず、満たす群では増えていた。欲求、感情的な食べ方、抑制は、同じ方向に一括して動く指標ではなかった。[20]

大きな変化だが、これは手術を受けた特定の患者の前後比較である。日常の食事の工夫や運動だけに同じ改善率を移すことはできず、手術と体重減少の働きを切り分ける設計でもない。[20] また、青年の試験で体重との関連がなかったことと、手術研究で両方が改善したことは、それぞれの条件の中で読むべき結果である。[6][20]

ここから立てたい目標は、体重の数字だけを小さくすることに集中せず、食べ方のどの部分が変わってほしいかを明らかにすることだ。家族との食事を隠さずに終えたい、食べた後の後悔で予定を取りやめたくない。こうした言葉を医師との相談に持ち込める。研究でも尺度、欲求、気分、体重は異なる指標として測られているからだ。[6][20] 体重計は便利だが、心の聞き取りまでは担当していない。

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よくある誤解

「食べ物が好きなら依存である」という理解は、報酬の働きと問題のある食べ方を混同している。食べ物を好むことや欲することには通常の報酬系が関わる。そこから依存という診断に進むことには、研究者の批判や留保がある。[1][19] ケーキを楽しみにする気持ちだけで、自分の食べ方を病気として扱う根拠にはならない。

反対に、「依存という診断が議論中なら、つらさも気のせいだ」という理解も行き過ぎである。肥満のある成人を比較した研究では、尺度の基準を満たす人に強い欲求、感情への反応、心理的な疾患の併存といった特徴が見られた。[15] 概念への議論は、困っている人の経験を消す理由にはならない。診断名の確定と、困りごとを受け止めることを同じ手順にしない姿勢が役立つ。

「食物依存がある人は減量できない」という理解も研究全体とは合わない。術前の食事介入で減量が少なかった報告はあるが、成人の外来研究では食物依存の有無も症状数も、減量や脱落と有意に関連しなかった。[10][18] うまくいかなかった理由をすべて本人の性格に戻すことも、質問票の結果を不変の運命にすることも、結果の読み過ぎになる。

家族が同じ量を食べていても、感じている欲求や困難まで同じとは限らない。体重をそろえても心理面や食への動機に差があった研究は、そのことを考える材料となる。[15] 「私は残せるのに」と比べるより、本人が何を難しいと感じているかを聞く。食事の席を、意志の強さを競う会場にしないための選択である。

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今日からできること

  • 次の買い物では、つい手が伸びる食品を1種類挙げ、家での置き場所を目に入りにくい棚へ移す。嗜好性の高い食品を手に取りやすい環境に目を向ける。[17]
  • 次の間食では、食べ始めと途中の2回、味を楽しむ「好き」と、もっと食べたくなる「欲しい」を自分に問いかける。この2つの感覚を言葉にしてみる。[1]
  • 次に家族と食卓を囲むときは、「どんな場面で食べ方が難しくなるか」と1つだけ尋ね、話し終わるまで聞く。意志の強さで採点する言葉は控える。
  • 食べ方を制御できない苦痛や、隠れて食べた後の恥や嫌悪が続く人は、医師に困った場面を伝える。減量支援を受けている場合も、体重と食べ方の変化を併せて相談する。

食べ物への欲求から、マットへ視線を移す

食べ方の悩みを医師と話すこととは別に、体を動かす時間を持つ選択肢として、オンザショア立川店の利用案内を見てみよう。

営業は毎日8:00〜23:30で、休業日を設けず年中無休としている。JR立川駅の北口から徒歩1分、東京都立川市曙町2-14-10のエトロワビル3Fにある溶岩ホットヨガスタジオだ。

ヨガの体験は60分で税込1,980円となり、レンタルにはヨガマットとバスタオル2枚、フェイスタオル1枚が含まれる。溶岩プレートを敷いた室内で行うホットヨガのほか、常温でのヨガも選択肢に入り、ヨガ全体で25種類以上のレッスンを用意している。ピラティス、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングに加え、女性専用のキックボクササイズもある。

参加条件として、妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガが設けられている。また、医師による運動の中止指示を受けている場合は、当店を利用することができない。店のトップで案内を読み、料金と体験予約も確認できる。食べ物への欲求を相談する予定とは別に、参加条件を確認したうえで体を動かす体験の日を手帳に書き込もう。

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参考文献

  1. Food addiction and obesity: unnecessary medicalization of hedonic overeating. — Finlayson, 2017, Nature reviews. Endocrinology. DOI: 10.1038/nrendo.2017.61
  2. Disentangling binge eating disorder and food addiction: a systematic review and meta-analysis. — di Giacomo et al., 2022, Eating and weight disorders : EWD. DOI: 10.1007/s40519-021-01354-7
  3. Comparison of binge-eating disorder and food addiction. — Ratković et al., 2023, The Journal of international medical research. DOI: 10.1177/03000605231171016
  4. Can a Behavioral Weight-Loss Intervention Change Adolescents’ Food Addiction Severity? — Vidmar et al., 2022, Childhood obesity (Print). DOI: 10.1089/chi.2021.0271
  5. Food addiction and preoperative weight loss achievement in patients seeking bariatric surgery. — Guerrero Pérez et al., 2018, European eating disorders review : the journal of the Eating Disorders Association. DOI: 10.1002/erv.2649
  6. Evidence that ‘food addiction’ is a valid phenotype of obesity. — Davis et al., 2011, Appetite. DOI: 10.1016/j.appet.2011.08.017
  7. The role of reward circuitry and food addiction in the obesity epidemic: An update. — Leigh et al., 2018, Biological psychology. DOI: 10.1016/j.biopsycho.2016.12.013
  8. Relationship of food addiction to weight loss and attrition during obesity treatment. — Lent et al., 2014, Obesity (Silver Spring, Md.). DOI: 10.1002/oby.20512
  9. The Neurobiology of “Food Addiction” and Its Implications for Obesity Treatment and Policy. — Carter et al., 2016, Annual review of nutrition. DOI: 10.1146/annurev-nutr-071715-050909
  10. Bariatric surgery-induced weight loss causes remission of food addiction in extreme obesity. — Pepino et al., 2014, Obesity (Silver Spring, Md.). DOI: 10.1002/oby.20797

冒頭の写真: ペーパータオルの上に重なり合って山積みにされたポテトチップス。(写真: Ser Amantio di Nicolao / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons)

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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