看護師の減量を知識だけで語れない理由 夜勤と閉経、行動計画を調べた研究

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看護学生の試験は、行動計画と自信を一緒に見た

看護・助産学生182人を、計画を立てる群と対照群に無作為に分けた試験がある。介入には、実行の計画と、障害にぶつかったときの対処の計画を含め、その後に補強の機会を設けた。最後の補強から2か月後の評価では、果物と野菜の摂取に効果があり、過体重の参加者ではBMIも低下した。補強は2回実施され、最初の計画を立てて終わりにせず、その後も計画を扱う構成だった。[8]

結果を分けたのは、開始時の自信の違いだった。開始時の自己効力感、つまり自分は実行できるという見込みの強さが効果に関わり、その見込みが強かった参加者で食事と運動が改善した。計画さえ書けば解決するという理解より、実行できそうな計画になっているかを点検する読み方に向く。食事と活動の変化を分けて評価し、開始時の心理的な条件との関わりまで調べた試験である。[8]

生活へ移す場面を考えてみる。果物や野菜を食べる機会を増やそうとするとき、「健康的に食べる」という目標だけでは、勤務がずれた日の扱いが残る。実行する場面と、できなくなったときの代案を対にするのが、この試験で用いた計画の考え方である。果物・野菜を食べることと身体活動の双方を扱ったので、食事の準備と運動する機会をそれぞれ生活の中に置く発想につながる。[8]

看護職の食事を調べた小規模な観察研究もある。急性期の看護師52人が、朝型・夜型などの傾向を調べる質問票に答え、7日間の食事を記録した。夜型の参加者では中間型よりBMIと腹囲が大きかった。一方、夜型で平均摂取エネルギーが多い傾向は、統計的に有意ではなかった。朝型・夜型は、好む睡眠と覚醒の型を質問票で分けたものである。[20]

勤務と生活の型が合うかどうかで食物繊維の量を比較すると、日勤と夜勤では差の向きが異なった。日勤では型が合わない群の中央値が10.9g、合う群は18.5gで、合わない群が少なかった。夜勤では型が合わない群が21g、合う群が12.2gと逆向きだった。型が合わない日勤者は7人、夜勤者は5人という小さな内訳であり、食事の特徴を勤務別に調べる探索的な結果となっている。[20]

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よくある誤解

「看護師が行う減量支援の試験なら、看護師本人にも効いたはずだ」という読み違いがある。英国の無作為化比較試験では、肥満などの条件を満たした成人818人が対象となり、ウェブでの行動支援と短い看護師の支援を組み合わせた。看護師が参加者として減量した試験ではなく、患者側への支援の検証である。[7]

この試験では、対照群にも食事の助言と看護師によるフォローがあり、ウェブ介入を加えた群は、12か月にわたる平均の体重減少が対照群より大きかった。対面支援を伴う群の追加減少は1.5kg、95%信頼区間0.6〜2.4kg、遠隔支援を伴う群は1.3kg、0.34〜2.2kgである。ウェブでの支援は6か月間の24回の構成で、対面群の看護師との接触は最大7回、遠隔群のメールや短い電話は最大5回だった。比較相手にも支援がある条件での上乗せを測った数字である。[7]

同じ英国の試験では、12か月時点で5%の減量を維持した割合も評価した。対照群21%に対し、対面支援群29%、遠隔支援群32%だった。対照群に対するリスク比は対面群1.56、95%信頼区間0.96〜2.51で有意差はなく、遠隔群は1.82、1.31〜2.74で有意だった。平均体重の差と、一定の減量を保った人の割合では、評価している結果の形が異なる。[7]

「体脂肪が一度減ったなら、その後も効果が続く」という理解にも注意したい。糖尿病前段階で過体重または肥満の成人を対象に、看護師による電話の生活支援を調べた無作為化試験の二次解析は、体組成データのある174人を含む。短信による支援を受けた対照群と比べ、4か月時点では内臓脂肪と脂肪量が小さくなったが、9か月と15か月ではその変化は維持されなかった。筋肉量とBMIには有意差がなく、電話を受ければ体重も持続的に減ると広げることはできない。[9]

「夜勤と生活習慣のどちらかだけ直せばよい」という二者択一も、研究の問いとは合わない。米国の女性看護師143,410人を追った研究では、交代制夜勤の期間と、喫煙、食事の質、活動、体格の要因が糖尿病の発症と関連し、組み合わせには加算的な相互作用も認められた。相互作用とは、条件が重なった際の関連が、それぞれの関連を単純に足す場合より大きいことだ。勤務の問題を本人の習慣にすり替えず、変えられる生活の部分も消さずに扱う視点となる。[12]

この米国研究は22〜24年の追跡で10,915人の糖尿病発症を確認した。交代制夜勤の期間が5年延びるごとのハザード比は1.31、95%信頼区間は1.19〜1.44だった。生活習慣の要因が加わるごとの値は2.30、1.88〜2.83と報告され、勤務の期間と生活上の要因を別々に数量化している。[12]

ここまでの研究では、観察された関連と、介入を割り付けた効果を区別する。夜勤の月4回や活動の1日30分という分類の境界は、安全の線や全員への処方にはならない。食事や活動を生活に移す際は、学生や患者などの対象、支援の内容、評価までの期間をセットで捉える。[5][8][12]

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今日からできること

  • 果物・野菜を食べる食事の機会を選び、用意する量と、準備が崩れた場合の代案を組み合わせて実行する。182人の学生の試験では、実行と対処の計画に2回の補強を加え、最後の補強から2か月後に果物・野菜の摂取への効果を評価した。まず自分が実行できそうな食事の機会から始める。[8]
  • 身体活動を勤務の合間のどこに置くか、行う日と分数を決める。米国の看護師の追跡研究は、中〜高強度の活動が1日30分未満かどうかを分類に使った。これは研究で区切りに使われた値で、自分の勤務負荷や体調に合わせて続ける長さを決める際の比較材料になる。[12]
  • いつもの食品を、同じ用途でより健康的な食品へ置き換える機会と量を決める。818人の成人の試験では、対照群にもこの食品の交換と果物・野菜を増やす助言を行い、看護師のフォローを組み合わせた。6か月にわたるフォローを伴う支援の一部として扱われた食べ方である。[7]
  • 勤務表を持って健康相談へ行く際は、夜勤の月平均と連続の入り方、閉経状況をまとめる。オランダの研究では月平均4回以上や月に4連続以上の区分で閉経後の体重増加との関連を調べた。相談に使う勤務表の期間を選び、体重の経過と一緒に伝える。[5]

夜勤の合間にたどる短い通い道

夜勤のある生活で移動にかける長さを考えるとき、JR立川駅北口から徒歩1分の近さを通い道に組み込める。オンザショア立川店が入るエトロワビル3Fの住所は、東京都立川市曙町2-14-10。勤務後に駅を利用する日も、駅北口を起点に店までの距離を捉えられる。

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yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

参考文献

[1] Prevalence of overweight and obesity among nurses in Bahrain: A cross-sectional study. — Nasaif et al., 2024, Nursing open. DOI: 10.1002/nop2.2090

[2] The global prevalence of overweight and obesity among nurses: A systematic review and meta-analyses. — Sadali et al., 2023, Journal of clinical nursing. DOI: 10.1111/jocn.16861

[5] Associations of night shift work with weight gain among female nurses in The Netherlands: results of a prospective cohort study. — van Duijne et al., 2024, Scandinavian journal of work, environment & health. DOI: 10.5271/sjweh.4185

[7] An internet-based intervention with brief nurse support to manage obesity in primary care (POWeR+): a pragmatic, parallel-group, randomised controlled trial. — Little et al., 2016, The lancet. Diabetes & endocrinology. DOI: 10.1016/S2213-8587(16)30099-7

[8] Changing nutrition, physical activity and body weight among student nurses and midwives: effects of a planning intervention and self-efficacy beliefs. — Luszczynska et al., 2009, Journal of health psychology. DOI: 10.1177/1359105309342290

[9] Effectiveness of a nurse-led phone intervention on body composition in adults with prediabetes and overweight/obesity: PREDIPHONE secondary analysis. — Garcia-Coll et al., 2026, Frontiers in endocrinology. DOI: 10.3389/fendo.2026.1911675

[11] The prevalence and risk factors of work-related musculoskeletal disorders among nurses in China: A systematic review and meta-analysis. — Wang et al., 2024, International journal of nursing studies. DOI: 10.1016/j.ijnurstu.2024.104826

[12] Rotating night shift work and adherence to unhealthy lifestyle in predicting risk of type 2 diabetes: results from two large US cohorts of female nurses. — Shan et al., 2018, BMJ (Clinical research ed.). DOI: 10.1136/bmj.k4641

[13] Relationship between night shift and sleep problems, risk of metabolic abnormalities of nurses: a 2 years follow-up retrospective analysis in the National Nurse Health Study (NNHS). — Zhang et al., 2023, International archives of occupational and environmental health. DOI: 10.1007/s00420-023-02014-2

[17] Night shift work and incidence of diabetes in the Danish Nurse Cohort. — Hansen et al., 2016, Occupational and environmental medicine. DOI: 10.1136/oemed-2015-103342

[19] Prevalence of musculoskeletal disorders among perioperative nurses: a systematic review and META-analysis. — Clari et al., 2021, BMC musculoskeletal disorders. DOI: 10.1186/s12891-021-04057-3

[20] Differences in nutritional profile by chronotype among 12-h day shift and night shift nurses. — Faulkner et al., 2024, Chronobiology international. DOI: 10.1080/07420528.2023.2294036

冒頭の写真: 男性の腕で血圧を測り、測定器の表示を一緒に確認する白衣姿の看護師(写真: Linda Bartlett (Photographer) / Public domain / Wikimedia Commons)

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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