信仰で減量の成績は変わるか 教会の生活支援で体重が減った人と追加効果の検証

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運動、食事、集まりの環境を組み合わせた試験

米国アパラチア地域の集団無作為化試験では、教会と連携し、過体重・肥満の参加者に月ごとの食事・運動教育か、がん検診などの教育を行った。12か月の体重減少の相対的な群間差は1.4%で、有意ではなかった。性別や婚姻状況による違いがあり、介入側の男性では対応する対照群より2.8%減少、既婚女性では1.5%減少、未婚女性では1.5%増加だった。[2]

同じ企画が誰にも同じように働くとは限らないという結果である。婚姻状況を本人の努力の評価に用いる話ではなく、参加者の条件ごとに合う支援を検討する材料になる。教育への参加が多いほど減量が大きい関連も見られた。全体の比較と一部の集団の結果を、どちらも残して受け取る。[2]

中高年のアフリカ系米国人男性を対象とした予備的な集団無作為化試験では、教会を割り付け、両群に運動器具、調整役、小集団での身体活動などを用意した。参加者は71人で、平均年齢は58.5歳だった。減量介入側には健康教育と個別に合わせたメッセージも追加した。6か月の間に両群で体重が減り、体脂肪と内臓脂肪率は介入側で低下し、対照側では低下しなかった。身体活動の増加も介入側で確認された。[16]

運動だけ、メッセージだけ、信仰だけをそれぞれ切り出した試験ではなく、複数の支援を組み合わせている。どの要素がどれだけ寄与したかを決めつけず、小集団の活動と生活上の働きかけを一緒に実施できた点を読む。受け入れられ方は介入の構成要素によってまちまちだったため、企画を用意したことと、参加者がすべてを使いやすいと感じたことも区別したい。[16]

食事を個人の選択だけにしない試みもある。アフリカ系とラテン系住民の教会を対象にした予備的な集団無作為化試験では、料理・栄養教室、野菜と果物の菜園、日々の携帯メッセージ、集まりで健康的な食事を増やす方針の検討などを組み合わせた。開始時に268人が参加し、追跡を完了した68%の人の解析では、体重と食事の健康度に小さな改善があった。一方、血圧と週当たりの身体活動時間への効果は確認されなかった。[19]

この試験の体重の効果量は−0.05で、95%信頼区間は−0.06〜−0.04だった。この数字の単位はkgではなく、結果を比較するための効果量である。小さな改善を大きな減量に読み替えず、食事を出す場の方針まで試験の対象になった点に注目したい。教室で知識を伝えることと、その後に出会う食事の条件を考えることを、同じ企画に組み込んでいた。[19]

訓練を受けた地域の人が進行する方法も試されている。都市の教会で肥満のアフリカ系米国人女性39人を無作為に分けた試験では、14週間の減量プログラムを受ける群と、後から受ける待機群を比較した。割り付け時は介入群19人、待機群20人で、終了時に測定できたのはそれぞれ15人と18人だった。終了時のデータが得られた参加者では、介入群が平均10.0ポンド減り、待機群は1.9ポンド増えた。腹囲も介入群で2.5インチ減少した一方、待機群はほぼ変わらなかった。小規模で終了時に測れた人が全員ではない点を含め、地域の担い手による支援を評価した結果である。[14]

この試験では、宗教指導者だけが健康企画を担う形を想像する必要はない。訓練を受けた一般のボランティアがプログラムを実施していた。普段の集まりを利用しながら、健康支援の進め方を学んだ人が関わるという具体がある。また、終了時の減量と、その後も維持できるかは別の評価になる。研究者は月ごとの補強の機会で維持や改善ができるかを次の研究課題としており、終了時の好結果だけで長く保たれると約束する材料にはしていない。[14]

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よくある誤解

「信仰を扱った研究なら、祈ることの効果が分かる」。乳がんを経験した肥満のアフリカ系米国人女性31人の予備試験では、全員が栄養士による電話支援などを受け、その途中から精神性に関する相談を加えるかどうかに無作為に分けられた。全員への電話支援は18か月続き、精神性の相談を追加する割り付けは6か月時点で行った。追加支援は日々の瞑想や祈り、読書、気持ちを書くことを含んだ。開始から6か月までの減量は平均2.0%で、その後18か月まで、追加支援群ではさらなる体重変化がなく、栄養士の支援だけの群では0.7%増加した。[17]

体重への効果は小さく、精神的な充実感や食事の質には好ましい変化が示唆された。複数の営みを含むため、祈りだけの減量効果を示す設計とは異なる。[17]

体重以外の変化も見た点が、この試験の読みどころである。心の支えが得られることを尊重しながら、減量への効果を大きく言わずに済む。対象も乳がん経験者という特定の集団であり、宗教に関心のある人すべてへの助言に広げるには距離がある。本人が大切にする営みを続けるかどうかと、体重管理の方法として採用するかどうかは、別々に考えられる。[17]

「体重が減った支援なら、血圧や運動時間も良くなる」。食事の場まで働きかけた試験では、それぞれの結果はそろわなかった。体重の報告から血圧の改善を推測したり、身体活動時間が増えなかったことから食事の変化まで無意味にしたりしない。企画が何を目標にしていて、自分が何を確かめたいのかを合わせて読むほうがよい。[19]

「教会でうまくいったなら、日本の寺社でも同じようにできる」。採用研究の対象には地域、人種・民族、性別の偏りがあり、文化に合わせる工夫も多かった。日本の別の集まりへそのまま移した効果を示した数字としては使えない。似た建物があることより、集まる人の生活や希望に合わせた中身があるかを問うのが、レビューの課題に沿った読み方になる。[4][15]

断食の時期と体重変化は、既存の「ラマダンの断食と体重の科学 平均約1kgの減少と終了後に戻る数字の意味」の記事に譲る。この記事では、人が集まる場で食事・運動の支援をどう組み立てたかを中心に扱った。

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今日からできること

  • 仲間と体を動かす機会を選び、1回に参加する分数を決めて申し込む。男性の予備試験で両群が行ったのは、トレーナーが進める45分の小集団活動だった。この長さを案内と照らし、自分が続けられる時間の活動を選ぶ。[16]

  • 集まりで出す食事を見直す機会を設け、次に何回の集まりで料理を変えるか決める。5か月の複合介入には、料理・栄養教室と、健康的な食事を増やす集まりの方針づくりが含まれた。自分が料理を持ち寄る場なら、習った献立を持参する日を予定に入れる。[19]

  • 月ごとの食事・運動講座に参加する月数を決め、日程を押さえる。12か月追った試験では、教育への参加が多いほど減量が大きい関連があった。全体の群間差は有意でなかったため、参加回数を減量の保証にせず、通える回数を自分で設定する。[2]

  • 生活習慣の支援を受ける人は、開始時から何か月後に体重を比べるか決め、測定日を予定に入れる。女性の試験の測定時点は開始時と4か月、10か月だった。継続中とその先を分けて見られるよう、開始時の値と比較する時点を先に置く。[9]

信仰の集まりとは別に、ヨガの内容を選ぶ

信仰の集まりで仲間と運動する機会に触れ、自分でも体を動かしたくなったときは、オンザショア立川店にヨガ25種類以上のほか、ピラティスやボクササイズなどのレッスンがある。溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガと常温のヨガを扱い、女性専用のキックボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングも実施している。

礼拝や地域の集まりと両立する日を探すなら、営業時間は全曜日8:00〜23:30、年中無休だ。JR立川駅北口から徒歩1分、東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fにある。店の紹介と料金ページで利用の案内を読める。

医師から運動を止められている方は利用できない。妊娠中の方は溶岩ホットヨガには参加できない。常温のマタニティヨガがある。持病の治療中なら、溶岩ホットヨガの高温の室内で運動してよいかを主治医に相談する。

集まりの健康講座とは別にヨガの体験を申し込む場合、60分で税込1,980円、バスタオル2枚・フェイスタオル1枚・ヨガマットのレンタルを含む。予約ページから申し込める。信仰の行事と運動の予定を並べ、自分が参加したいヨガの日に印を付ける。

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

参考文献

[2] A Group Randomized Trial to Reduce Obesity among Appalachian Church Members: The Walk by Faith Study. — Paskett et al., 2018, Cancer epidemiology, biomarkers & prevention : a publication of the American Association for Cancer Research, cosponsored by the American Society of Preventive Oncology. DOI: 10.1158/1055-9965.EPI-17-1085

[3] Religion and body weight: a review of quantitative studies. — Yeary et al., 2017, Obesity reviews : an official journal of the International Association for the Study of Obesity. DOI: 10.1111/obr.12569

[4] How effective are church-based weight-loss interventions among Black adults? A systematic review. — Williams et al., 2024, Obesity (Silver Spring, Md.). DOI: 10.1002/oby.24115

[8] Results of a faith-based weight loss intervention for black women. — Fitzgibbon et al., 2005, Journal of the National Medical Association. DOI:

[9] Better Me Within Randomized Trial: Faith-Based Diabetes Prevention Program for Weight Loss in African American Women. — Kitzman et al., 2021, American journal of health promotion : AJHP. DOI: 10.1177/0890117120958545

[11] The Association of Religion and Spirituality with Obesity and Weight Change in the USA: A Large-Scale Cohort Study. — Spence et al., 2022, Journal of religion and health. DOI: 10.1007/s10943-021-01368-6

[14] The PATHWAYS church-based weight loss program for urban African-American women at risk for diabetes. — McNabb et al., 1997, Diabetes care. DOI: 10.2337/diacare.20.10.1518

[15] Church-based interventions to address obesity among African Americans and Latinos in the United States: a systematic review. — Flórez et al., 2020, Nutrition reviews. DOI: 10.1093/nutrit/nuz046

[16] Mighty Men: A Pilot Test of the Feasibility and Acceptability of a Faith-Based, Individually Tailored, Cluster-Randomized Weight Loss Trial for Middle-Aged and Older African American Men. — Griffith et al., 2023, American journal of men’s health. DOI: 10.1177/15579883231193235

[17] A pilot trial of spirituality counseling for weight loss maintenance in African American breast cancer survivors. — Djuric et al., 2009, Journal of the National Medical Association. DOI: 10.1016/s0027-9684(15)30940-8

[19] Eat, Pray, Move: A Pilot Cluster Randomized Controlled Trial of a Multilevel Church-Based Intervention to Address Obesity Among African Americans and Latinos. — Derose et al., 2019, American journal of health promotion : AJHP. DOI: 10.1177/0890117118813333

冒頭の写真: 公園の開けた場所に集まり、屋外で運動に取り組む人々を写した風景(写真: John Robert McPherson / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons)

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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