子宮内膜症と体格 やせ型に多い研究と体重が動かなくても痛みが変わった試験

ソファに横たわり毛布をかけて目を閉じ片手を額に添えている女性 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

食事の成績を、痛みと胃腸症状と体重に分ける

食事研究の見出しに「改善」とあっても、何が良くなったのかで意味が変わる。Sverrisdóttirらの系統的レビューは、腹腔鏡で子宮内膜症が確認された生殖年齢の女性を対象に、食事変更を調べた研究を集めた。条件を満たしたのは6研究で、すべて痛みの感じ方に好ましい方向の結果を報告していた。[4]

多価不飽和脂肪酸の多い食事、グルテンを除く食事、ニッケルを減らす食事などが扱われたが、食事の内容、守られ方、参加者、期間、研究方法が大きく異なった。結果を一つの数字にまとめることはできず、利用できる証拠の多くは無作為化されていない研究に由来した。食材名の一覧をそのまま「食べてはいけない物」の一覧に変える読み方には距離を置きたい。[4]

地中海食を調べたCirilloらの前向き研究では、子宮内膜症の女性35人について、食事開始時と3か月後、6か月後に痛みなどを評価した。痛みの尺度は0〜10で、性交時や排便時の痛みなどを区別していた。食事を変えなかった比較群を置いた無作為化試験ではないため、経過に伴う変化をすべて食事だけの効果とみなすことはできない。[5]

3か月時点の月経時以外の骨盤痛は、有意な改善の基準には届かなかった一方、性交時痛、排尿時痛、排便時痛には有意な改善が認められた。さらに性交時痛と排便時痛は6か月時点でも改善した。「痛みが減った」という短い紹介では、症状ごとの結果の違いが隠れてしまう。本人にとって最も困る痛みが、研究のどの項目に対応するかを見たい。[5]

胃腸症状を主に扱ったのがVarneyらの無作為化クロスオーバー給食試験である。同じ人が順番に両方の食事を経験する方法で、子宮内膜症があり、胃腸症状のコントロールが不十分な成人女性35人を無作為に割り付けた。低FODMAP食と比較食を、それぞれ一定期間提供して比べている。[9]

FODMAPは、この試験で制限された発酵性の糖類などの総称である。反応を認めた人は低FODMAP食で60%、比較食で26%だった。腹痛、膨満感、便の形、胃腸症状と子宮内膜症に関わる生活の質は低FODMAP食で良好だったが、ストレス、不安、抑うつには全体として改善を認めなかった。腹部が楽になることと、すべての心理的負担が軽くなることは一致していない。[9]

この試験は食事が提供される条件での比較で、日常生活で同じ結果になるかは確認が求められている。研究の中心にあるのは、困っている胃腸症状と生活の質への効果である。[9]

食事の違いも数量で設定されていた。低FODMAP食はFODMAPを1日5g未満、比較食は1日20gとし、どちらもオーストラリアの食事指針をもとに構成した給食である。単に食品を避けるよう助言する方法と異なり、食事全体が用意された条件だった。参加者の平均年齢は31歳で、95%信頼区間は29〜33歳だった。[9]

給食試験では、食事を切り替える間に少なくとも28日の間隔を設けていた。また、胃腸症状全体は100mmの線上で程度を表す尺度で評価され、介入の第4週の値は低FODMAP食で35mm、比較食で58mmだった。反応した人の割合と、症状の程度の値は、同じ結果を別の方法で表したものでもある。どちらも、何kg減ったかという指標とは目的が異なる。[9]

地中海食の研究は、痛みだけでなくビタミンの状態や酸化ストレスも調べていた。脂質の酸化の指標と月経時以外の骨盤痛や排尿時痛に正の相関があり、酸化に抵抗する能力の指標と月経時以外の痛みや排便時痛には負の相関があった。[5]

ここで正の相関とは、酸化の指標が高いほど痛みの値も高い傾向を、負の相関とは、酸化に抵抗する能力が高いほど痛みの値が低い傾向を指す。痛みの自己評価と身体側の指標を照らした点に、この研究の特徴がある。ただし、相関から酸化の変化が痛みを変えた順序まで確定したり、特定の食品の効果を切り出したりすることはできない。[5]

体重の話に戻ると、冒頭の試験は、中鎖脂肪酸を用いるよう調整したケトン食を標準治療に追加したものだった。完了者は食事介入群19人、比較群25人で、介入群の脱落が多いことも結果を読む際の条件になる。性交時痛と排便時痛は群間で有意に軽減したが、骨盤痛の群間差は有意な水準に達しなかった。[12]

体重、BMI、腹囲の最終値に群間の有意差を認めなかったことは、痛みの評価を体重の変化で代用できない具体例になる。血中脂質や肝臓に関連する酵素にも最終値の有意差を認めていない。[12]

食事を変えても体重が動かなかった場合、減量だけを成績表にすると取り組み全体が失敗に見える。反対に体重が減れば、痛みが同じでも成功と感じるかもしれない。研究が分けて測った項目を日常でも分けて捉えることが、この病気に関する食事情報の使いどころである。食事療法の導入や治療薬の変更は自己判断で行わず、主治医に判断を求める。[9][12]

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

よくある誤解

「動けなかったから病気になった」という受け取り方は、運動研究の読み違いである。前向きの身体活動研究では、不妊の既往や同時期の不妊があるかどうかで関連が異なり、不活動そのものとの関連は見られなかった。活動量の集計だけで病気の原因を個人の努力へ戻すことはできない。痛みで予定を変えた経験を、生活の失点として数える必要もない。[17]

「運動の種類より、きつさを上げるほうがよい」という発想にも注意したい。Tournyらのナラティブレビューは、ハタヨガ、段階的な筋弛緩など、身体への気づきを伴う実践に触れ、痛みやストレス、生活の質への可能性を述べている。同時に本人の身体能力や目標を考慮し、強い身体活動を避ける配慮を挙げた。運動の消費カロリーを増やす競争に置き換えず、無理のない内容を考えるための資料である。[2]

「研究で変化があったなら、食事だけに切り替えられる」という理解も、試験の組み立てと合わない。ケトン食の試験は標準治療への追加であり、治療を中断して食事だけにした比較を行っていない。食事を選ぶ話と、処方された治療を続ける話を混ぜず、主治医に伝える材料として結果を使いたい。[12]

さらに、症状を細かく分けることは、つらさに優劣をつける作業ではない。排便時の痛みが変わっても骨盤痛が残ること、胃腸症状が軽くても不安が続くことは、それぞれの研究が別々に捉えた結果として両立する。何か一つが改善したら残りの訴えを引っ込めるという使い方をせず、困りごとの名前を保ったまま評価したい。[9][12]

立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

今日からできること

  • 運動が可能な人は、体の状態に合う運動を行う曜日と週の回数を自分で決める。無作為化比較試験6本を集めたレビューでは、生活の質の痛み、制御感、感情面で改善が見られた。体重だけを目標にせず、日常で楽にしたい場面を思い浮かべて取り組む。[3]
  • ハタヨガか段階的な筋弛緩を日常に取り入れるなら、1回に使う分数を先に決めて実践する。身体への気づきを扱うレビューでは、本人の身体能力や目的に合わせ、強い身体活動を避ける配慮が挙げられている。[2]
  • 主治医と食事変更の方針が決まったら、地中海食を取り入れる食事を週に何回設けるか決め、日々の食事で続ける。35人の研究では開始から3か月後と6か月後に痛みを評価していたので、食事を続ける期間と評価する時期も組み合わせる。[5]
  • 受診時には、骨盤痛、排便時痛、性交時痛から困る症状を挙げ、0〜10の尺度で数値を付ける日数を決めて持参する。食事療法を始める判断や薬の開始・中止は主治医に求める。[5][12]

痛みのある日の移動と参加を考える

JR立川駅北口から徒歩1分のオンザショア立川店は、子宮内膜症で運動への参加が可能な日に、駅からの移動距離を確かめやすい場所にある。所在地は東京都立川市曙町2-14-10、エトロワビル3Fで、通院先からの経路と照らしておきたい。

医師から運動を止められている方は利用できない。強い活動を避ける配慮が挙げられた題材であり、痛みの強い時期に熱い部屋へ入ってよいかは、婦人科の医師に聞いておく。妊娠中の方は溶岩ホットヨガには参加できない。常温のマタニティヨガがある。

ヨガのレッスンは25種類以上を扱うが、種類の多さよりも、主治医に確認した運動の範囲に合うかを重視したい。参加できる人向けのヨガ体験では、税込1,980円で60分のレッスンを受け、ヨガマット、バスタオル2枚とフェイスタオル1枚を借りられる。営業時間は8:00〜23:30、年中無休である。夜まで営業していても、痛みの強い日に予定を詰め込む必要はない。移動の短さと体調に合う運動の内容は分けて確かめたい。店の案内と料金の案内を確認したうえで、子宮内膜症の通院と休息を優先できる参加方法を店に尋ねる。

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

参考文献

[1] Effect of physical activity and exercise on endometriosis-associated symptoms: a systematic review. — Tennfjord et al., 2021, BMC women’s health. DOI: 10.1186/s12905-021-01500-4

[2] Endometriosis and physical activity: A narrative review. — Tourny et al., 2023, International journal of gynaecology and obstetrics: the official organ of the International Federation of Gynaecology and Obstetrics. DOI: 10.1002/ijgo.14898

[3] The effectiveness and safety of physical activity and exercise on women with endometriosis: A systematic review and meta-analysis. — Xie et al., 2025, PloS one. DOI: 10.1371/journal.pone.0317820

[4] Impact of diet on pain perception in women with endometriosis: A systematic review. — Sverrisdóttir et al., 2022, European journal of obstetrics, gynecology, and reproductive biology. DOI: 10.1016/j.ejogrb.2022.02.028

[5] Mediterranean Diet and Oxidative Stress: A Relationship with Pain Perception in Endometriosis. — Cirillo et al., 2023, International journal of molecular sciences. DOI: 10.3390/ijms241914601

[9] Clinical Trial: Effect of a 28-Day Low FODMAP Diet on Gastrointestinal Symptoms Associated With Endometriosis (EndoFOD)-A Randomised, Controlled Crossover Feeding Study. — Varney et al., 2025, Alimentary pharmacology & therapeutics. DOI: 10.1111/apt.70161

[11] Body mass index in endometriosis. — Ferrero et al., 2005, European journal of obstetrics, gynecology, and reproductive biology. DOI: 10.1016/j.ejogrb.2004.11.019

[12] MCT-modified ketogenic diet as an adjunct to standard treatment regimen could alleviate clinical symptoms in women with endometriosis. — Naeini et al., 2025, BMC women’s health. DOI: 10.1186/s12905-025-03798-w

[13] The Formidable yet Unresolved Interplay between Endometriosis and Obesity. — Pantelis et al., 2021, TheScientificWorldJournal. DOI: 10.1155/2021/6653677

[17] Adult physical activity and endometriosis risk. — Vitonis et al., 2010, Epidemiology (Cambridge, Mass.). DOI: 10.1097/EDE.0b013e3181c15d40

[18] Association between body mass index and endometriosis risk: a meta-analysis. — Liu et al., 2017, Oncotarget. DOI: 10.18632/oncotarget.14916

[20] Birth weight, childhood body mass index and height and risks of endometriosis and adenomyosis. — Aarestrup et al., 2020, Annals of human biology. DOI: 10.1080/03014460.2020.1727011

冒頭の写真: ソファに横たわり、毛布をかけて目を閉じ、片手を額に添えている女性(写真: Shixart1985 / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons)

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

ダイエットの科学特集のほかの記事

ダイエットの科学特集の一覧

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

💬 ご質問がある場合はこちらからどうぞ

オンザショアのチャットで質問する(24時間受付)

レッスン内容・料金・体験のご予約など、気になることをお気軽にお尋ねください。

author avatar
宮川涼 Founder
1

2

関連記事

ご体験予約