プレガバリンの体重増加は遅れて現れる人も ガバペンチンのむくみと痛みへの利益

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腎機能との関連は、体重の相談にもつながる

プレガバリンで神経障害性疼痛を治療された208人の診療録を後ろ向きに調べた研究では、血清クレアチニンと体重増加、むくみとの関連が見られた。クレアチニンは、ここでは腎機能に関係する検査項目として扱われている。体重増加との関連のオッズ比は6.439、95%信頼区間は1.541〜26.902、むくみでは6.912、1.118〜42.726だった。[3]

オッズ比は、その検査値に関連して出来事の起こりやすさがどう違ったかを表す解析の値である。推定の幅は広く、診療録を用いて関連を探った結果だった。体重の相談に、検査結果や他の薬の情報も関係し得るという手がかりとして読む。[3]

ガバペンチノイドは、プレガバリンとガバペンチンを含む薬の群の呼び名である。腎臓から排泄されるため、腎機能に応じた用量の調整が重要になる。慢性腎臓病や末期腎臓病の入院患者200人を調べた研究では、腎臓病の段階に対して推奨を超える量が処方されていた人が45%いた。[2]

ただし、その研究では、推奨に沿った量の群と超える量の群で、有害事象の頻度に統計的な差は確認されなかった。有害事象が起きたことは、高い年齢、けいれんの既往、抗精神病薬の併用と関連していた。用量の適否を確かめる意義と、その研究で群間差が出たかという問いは分けるべきである。[2]

対照的に、高齢の慢性腎臓病患者74,084人を対象とした集団ベースのコホート研究では、高い量から開始した場合に、30日以内の脳症、転倒、骨折による受診、または呼吸抑制による入院を合わせたリスクがやや高かった。条件を統計的にそろえた集団で、割合は1.9%対1.5%、リスク比は1.27、95%信頼区間1.13〜1.42である。測定しきれていない背景の違いが残る可能性も挙げられている。[6]

この大規模研究の対象は年齢の中央値79歳で、透析を受けている人は除外された。前の入院患者の研究では、末期を含む進行した腎臓病が多く、見ている集団が違う。入院患者の研究では84%が慢性腎臓病の第5段階または末期腎臓病に該当し、90%にガバペンチンが処方されていた。[2][6]

むくみをきっかけに別の薬が追加される経過も調べられている。ガバペンチノイドの開始後にループ利尿薬が追加され、薬の副作用への対処として処方が連なる可能性があった米国の高齢退役軍人120人を対象に、診療録を検討した研究である。平均年齢は73.9歳、116人が男性で、106人は長期の薬を5種類以上使っていた。[20]

むくみの原因の候補を記した診療録は73人分あったが、ガバペンチノイドを候補に挙げていたのは4人、3.3%だった。心不全に触れた記録が47人、静脈うっ滞に触れた記録が16人あり、下肢のむくみは104人で利尿薬の使用理由となっていた。原因の検討と、症状に対する処方の記録には、このような差が見られた。[20]

利尿薬開始後60日間には、28人、23.3%に、追加処方との関連が考えられる出来事が計37件あった。腎機能の悪化は9人、立ち上がった際などの血圧低下は7人、電解質の異常は6人、転倒は5人だった。救急受診または入院で評価された人は6人である。著者らは、副作用への対処で薬が追加される連鎖を診療で扱う重要性を指摘した。[20]

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痛みへの利益は、病名と本人の反応で考える

副作用だけを並べると、治療による利益が見えにくくなる。ガバペンチンのレビューでは、帯状疱疹後神経痛に対し、1日1,200mg以上の条件で大きな利益を得た人が32%、プラセボでは17%だった。この評価は、痛みの強さが少なくとも50%低下するか、本人の総合評価で非常に改善したことを指す。糖尿病性の痛みでも、同様の大きな利益を得る人が対照より多かった。[15]

糖尿病性の痛みについてガバペンチンのレビューで大きな利益を得た割合は38%対21%、リスク比1.9、95%信頼区間1.5〜2.3だった。6研究、1,277人の結果で、証拠の確かさは中等度である。痛みが30%以上減るなどの中等度の利益では52%対37%となり、評価の境界によって人数の割合も変わった。[15]

プレガバリンでも、帯状疱疹後神経痛や糖尿病性の痛みなどに有効性が認められた一方、大きな利益を得る人、ほどほどの利益を得る人、利益が得られず中止する人がいるとレビューは整理している。「有効な薬」と「誰にでも十分に効く薬」は同じ意味にならない。[12]

また、坐骨神経痛について8件の無作為化比較試験、747人を集めたレビューは、ガバペンチンの一部の評価時点で改善を認めながら、残る時点の脚の痛み、腰痛、機能障害では統計的な差を認めなかった。結論は、プレガバリンとガバペンチンを坐骨神経痛に日常的に使うことを支持できない、というものだった。レビューには、中等度以上の坐骨神経痛が少なくとも1週間、最長1年続く成人の試験が含まれた。[1]

糖尿病性の神経の痛みを扱った無作為化クロスオーバー試験では、薬を使う順序を割り付け、アミトリプチリン、プレガバリン、デュロキセチンを用いた治療経路を比較した。解析対象130人で、各経路は16週間、単剤で十分な鎮痛が得られない場合に併用を追加する構成である。治療経路の間で鎮痛効果に有意な差は確認されず、副作用は経路により、めまい、吐き気、口の乾きが目立った。[11]

この試験の併用は、反応を見ながら医療者が行った治療である。開始、中止、減量、変更など処方の判断は医師が行い、自己判断で薬を変えない。診療では、体重の変化を伝えると同時に、治療前に困っていた痛みが現在どの程度残っているかを伝えると、利益と負担を同じ患者の経過として検討できる。[11][12]

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よくある誤解

「副作用の報告が多い薬ほど、単純に危険な薬だ」。成人の神経障害性疼痛の無作為化試験50件、12,398人を集めたメタ分析では、プレガバリンで36種類、ガバペンチンで22種類の有害作用が報告された。ただしこれは作用の種類の数であり、そのまま患者の発生率や重症度の順位にはならない。論文の数字が「何人」か「何種類」かを確認するだけで、比較の意味は変わる。[18]

「ガバペンチンの体重増加は全員同じ頻度で起きる」。2025年の叙述的レビューは、体重増加が最大25%の患者に及ぶと述べている。しかし、この形式のレビューの最大値を、特定の条件で対象者を選んだ長期プレガバリン解析と比べ、どちらが太りやすいと順位づけすることはできない。薬も違えば、数字の集め方も違う。[9][5]

同レビューは、体重増加に消化管機能の変化や末梢のむくみなどの二次的な影響が関わると説明し、代謝の病気がある人への個別の対応にも触れている。食欲だけに原因を絞る説明では、こうした可能性を取りこぼす。また、オピオイドという鎮痛薬との併用では、鎮静や呼吸抑制、過量使用の危険にも注意を向けている。体重の数字が大きいかどうかだけが安全性の論点ではない。[9]

「開始後に体重が増えたなら、原因はもう確定した」。長期解析には併用薬や併存疾患の影響が残り、腎機能に関連する診療録研究も観察による結果である。服用後という時間の順序は大切な情報だが、それだけで他の説明が消えるわけではない。体重の変化は自分を責める材料でも、薬を犯人と決める材料でもなく、治療を具体的に見直す入口として持ち込める。[3][5]

今日からできること

  • 食事を変えたいときは、普段の献立から見直したい食べ物と量を挙げる。ガバペンチンのレビューが挙げる食事相談に向けた準備として、自分で調整できそうな部分を具体化する。[9]
  • 自分の体重変化率を、治療開始前から増えた重さ÷開始前の体重×100で求める。プレガバリンの解析は開始前からの7%を型の区切りに用いた。まず手元の測定値で、増えたkgと変化率の両方を出す。[5]
  • 痛みを0〜10で表し、普段の生活でどの程度残っているかを見る。比較試験では7日間の平均で痛みを評価した。体重とは別に、痛みの強さにも目を向ける。[11]
  • 体重、むくみ、眠気、ふらつき、痛みの変化をまとめて医師か薬剤師に伝える。食事の見直し案、検査結果、併用薬も持参し、体重と治療の利益を一緒に相談する。[3][9][11][15]
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痛みの治療中に選ぶヨガの温度

オンザショア立川店のヨガは25種類以上あり、痛みの治療中に参加を望む人は、その内容を主治医に伝えて運動の可否を確かめる。眠気やふらつきが気になる服薬中の人は、運動への参加と暑い室内での実施について主治医に相談し、溶岩ホットヨガに参加できるか判断を仰ぐ。

医師から運動を止められている方は利用できない。妊娠中の方は溶岩ホットヨガには参加できない。常温のマタニティヨガがある。服薬中に参加するレッスンは常温のヨガから考え、溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガについては、暑い環境での運動が可能かも確認する。ヨガ体験の60分は税込1,980円で、ヨガマットに加えバスタオル2枚とフェイスタオル1枚のレンタルが料金に含まれる。

店舗があるのは東京都立川市曙町2-14-10のエトロワビル3Fで、JR立川駅の北口から徒歩1分の距離。年中無休で8:00〜23:30に営業し、ピラティスやパーソナルトレーニングに加えて、女性専用のキックボクササイズも扱う。店舗の案内とヨガ体験の予約で内容を見られる。痛みの薬を使う生活に運動を加える際は、診療で話した参加条件に沿ってヨガを選ぶ。

参考文献

[1] A systematic review and meta-analysis of the effectiveness and adverse events of gabapentin and pregabalin for sciatica pain. — Giménez-Campos et al., 2022, Atencion primaria. DOI: 10.1016/j.aprim.2021.102144

[2] Gabapentinoid dosing and adverse events in patients with chronic kidney disease. — Wells et al., 2022, Clinical nephrology. DOI: 10.5414/CN110815

[3] Factors predicting adverse events associated with pregabalin administered for neuropathic pain relief. — Kanbayashi et al., 2014, Pain research & management. DOI: 10.1155/2014/280549

[5] Characterizing and understanding body weight patterns in patients treated with pregabalin. — Cabrera et al., 2012, Current medical research and opinion. DOI: 10.1185/03007995.2012.684044

[6] Higher-Dose Gabapentinoids and the Risk of Adverse Events in Older Adults With CKD: A Population-Based Cohort Study. — Muanda et al., 2022, American journal of kidney diseases : the official journal of the National Kidney Foundation. DOI: 10.1053/j.ajkd.2021.11.007

[9] Emerging Clinical Roles of Gabapentin and Adverse Effects, Including Weight Gain, Obesity, Depression, Suicidal Thoughts and Increased Risk of Opioid-Related Overdose and Respiratory Depression: A Narrative Review. — Kaye et al., 2025, Current pain and headache reports. DOI: 10.1007/s11916-025-01410-2

[11] Comparison of amitriptyline supplemented with pregabalin, pregabalin supplemented with amitriptyline, and duloxetine supplemented with pregabalin for the treatment of diabetic peripheral neuropathic pain (OPTION-DM): a multicentre, double-blind, randomised crossover trial. — Tesfaye et al., 2022, Lancet (London, England). DOI: 10.1016/S0140-6736(22)01472-6

[12] Pregabalin for neuropathic pain in adults. — Derry et al., 2019, The Cochrane database of systematic reviews. DOI: 10.1002/14651858.CD007076.pub3

[15] Gabapentin for chronic neuropathic pain in adults. — Wiffen et al., 2017, The Cochrane database of systematic reviews. DOI: 10.1002/14651858.CD007938.pub4

[18] The safety and efficacy of gabapentinoids in the management of neuropathic pain: a systematic review with meta-analysis of randomised controlled trials. — Meaadi et al., 2023, International journal of clinical pharmacy. DOI: 10.1007/s11096-022-01528-y

[19] Drug safety evaluation of pregabalin. — Toth, 2012, Expert opinion on drug safety. DOI: 10.1517/14740338.2012.677026

[20] Decision-Making and Downstream Outcomes of the Gabapentinoid-Diuretic Prescribing Cascade. — Growdon et al., 2025, JAMA network open. DOI: 10.1001/jamanetworkopen.2025.45274

冒頭の写真: 膝の上にノートパソコンを置き、手のひらに複数の薬を載せている様子(写真: Shixart1985 / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons)

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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