子どもの肥満に家族ぐるみの治療 親だけが参加する方法と兄弟にも届いた変化

台所でホイップクリームの入った大きな赤いボウルに手を伸ばす子どもの手元 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

治療後を支える内容と、重度肥満で残った課題

家族治療を受ければ、その後も差が自然に続くのだろうか。重度肥満の8〜12歳192人を家族の行動療法と通常診療に分けた試験では、開始から6か月の中央値に対する過体重の割合は、介入群で7.58%低下し、通常診療群での低下は0.66%だった。しかし、12か月と18か月では群間差は有意でなかった。[12] 短期の差が、その後の評価では明確でなくなった試験である。

この試験では、介入の面談に75%以上出席した子どもは、18か月まで指標の低下を維持した。また、出席状況や親のBMI低下、所得などが、介入群の成績と関連していた。[12] 参加を続けられる条件まで含めて治療を考えるきっかけになる。

治療後の支えを、別に無作為化して比べた研究もある。7〜11歳の子どもと親172組が4か月の家族治療を終えた後、続く8か月を、社会的な支えを強める維持介入の多い群、少ない群、体重管理の教育群に分けた。維持介入の少ない群と教育群では、接触の量をそろえている。[18] 同じ程度に会う場合でも、何を扱うかを比較できる設計である。

維持期の過体重割合の変化は、少ない介入でも教育群より良好で、群間差は−3.34、95%信頼区間−6.21〜−0.47だった。多い介入は少ない介入よりさらに良好で、差は−3.37、95%信頼区間−6.15〜−0.59だった。[18] 多い介入と教育群を直接比べた差も報告され、−6.71、95%信頼区間は−9.57〜−3.84だった。[18] 単に治療の説明を繰り返すだけでなく、暮らしの中で実行を支える内容と量の両方を検討した点が重要だ。

食事や活動のモニタリング、つまり状況の確認と目標設定、家庭環境、友人との健康的な行動は、群間の結果の違いを説明する媒介要因として解析された。[18] 支援を受けた後も具体の課題を扱い続ける内容が、維持期の治療に組み込まれていた。

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

家にある食品を変える工夫は、狭い範囲から試された

家庭で動かせる条件を、より具体的に調べた小さな試験がある。8〜12歳の過体重または肥満の子どもと、過体重または肥満の親がいる24家庭で、通常の家族治療と、高エネルギー密度の食品の種類を減らす工夫を加えた治療を比べた。[4] 高エネルギー密度とは、少ない重さでもエネルギーが多いという意味である。

6か月後、子どもの過体重割合の変化は工夫を加えた群で−15.4%、通常の家族治療群で−8.9%だった。親のBMIの変化もそれぞれ−3.7と−2.3で、いずれも群間差が認められた。[4] 買い物の選択肢を広げるのではなく、対象を絞って繰り返すという発想が試されている。毎回新しい対策を探すことだけが行動療法の工夫とは限らない。

ただし、これは予備的な規模の研究で、長期に維持できるかは次の課題とされた。[4] 野菜も主食も含めて食事全体の種類を削るような読み替えはしない。試されたのは家族治療に高エネルギー密度食品の種類を減らす工夫を足した方法である。子どもの栄養や成長を考えた治療方針は医師に確かめ、家庭だけで厳しい制限を設けない。

181組が家族治療を受ける前後を調べた別の研究では、家庭にある高エネルギーで栄養密度の低い食品や電子機器を減らす変化が、子どもの体重や関連する指標の良好な経過と結びついた。一方、近所の食品環境や運動施設の変数には、有意な関連が見られなかった。[5] 家で変えられる条件に注目した結果だが、各家庭の環境変更だけを無作為に割り付けた試験ではなく、原因と効果の断定は控えたい。

この研究では、家庭内の食品だけでなく、電子機器と身体活動用の用具をどれだけ利用できるかを親に尋ねた。治療前と治療後の家庭環境、身体計測、子どもの食事と活動を評価している。親子が受けたのは16回の家族治療だった。[5] 食品と機器を同じ家庭環境の中で扱った点から、食べ物だけに家庭の課題を絞らない視点が得られる。

立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

よくある誤解

「親も痩せなければ、子どもの治療は失敗」という見方は、研究の結論を狭めてしまう。子どもへの多職種の肥満治療に参加した家庭を追った観察研究では、親の自己申告によるBMIが、母親で平均0.5、父親で0.4下がった。しかし、親全員が痩せたわけではなく、比較する未治療群も置かれていない。[7] この研究は、治療を始めた子どもと若者1,125人の親を対象とし、治療中の親の体格は平均2.5年後に電話で尋ねた。BMIの変化を評価できたのは母親606人、父親479人である。[7] 親の体重にも変化が起こり得るという結果であって、親の減量を子どもの治療の合格条件にするものではない。

「家族への支援がうまくいけば、行動も体格も一緒に変わる」とも限らない。対面とオンラインを組み合わせた10週間の家族向けプログラムは、募集の難しさなどから無作為化試験としての実施を変更し、準実験として評価された。子どものBMI zスコアと食行動には有意な改善がなかった一方、身体活動の日数と、親が食事や活動を支える行動は改善した。[20] 体格だけを見る場合と、支援の行動を評価する場合では、見えてくる成果が違う。

この結果から、活動が変われば後で必ず痩せる、と順番まで決めることもできない。[20] 行動の変化はその行動の成果として受け止め、体格や健康面の評価は別に続ける。家族会議では大人の期待と子どもの実際の変化を分けて話す、という使い方が考えられる。通院回数だけ、体重だけ、食事の記録だけという単独の成績表を作るより、治療で何を評価するのかを医療者と共有したい。

「研究で重大な害が目立たなければ、自己流でも安全」とする理解にも注意したい。親だけの治療のレビューでは、有害事象は一般に報告が乏しく、重大な有害事象がなかったと記したのは2試験だった。親子関係や生活の質なども一貫して報告されていなかった。[17] 治療の効果の数字と、子どもの負担について分かっている範囲を混ぜないことが大切だ。食事制限の強さや治療の適否は、子どもを診る医師に判断を仰ぐ。

今日からできること

  • 診療で示された食事方針に沿い、高エネルギー密度食品の買い置きの種類を絞る。次の買い物で何種類までにするかを家族で決め、同じ食品を繰り返し選ぶ。種類を減らす工夫は、6か月の家族治療に加えて調べられた。[4]
  • 家で使う電子機器を減らすため、子どもと大人で使う場所を見直す。片付ける機器の台数を決め、使わない分を生活の場所から移す。家庭の電子機器の減少と治療成績の関連が調べられている。[5]
  • 親が付き添える身体活動を子どもと選び、週に何日、一緒に取り組むかを決めて実行する。10週間の家族向け支援では、子どもの活動日数と親が活動を支える行動が改善した。[20]
  • 友人と体を動かして過ごす機会を、週のどの日に何回設けるか子どもと相談し、誘う日を決める。友人との健康的な行動は、家族治療後の維持支援で扱われた要素である。[18]
  • 食事と活動の目標を振り返る日を家族で決める。次回までに大人が担う支援も具体化する。維持支援では、継続的な状況の確認と目標設定が結果の違いを説明する要因として解析された。[18]

家族を治療に入れる意味は、家庭にもう1人の監督を置くことより、支援の担い手を具体化することにある。親だけが参加する形、家庭環境を扱う形、治療後も支えを続ける形という選択肢が、比較研究の中にある。[17][18] 家族がすべてを引き受けるのではなく、家庭でできる部分と医療者に支えてもらう部分を言葉にして、次の診療につなげたい。

立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

家族の活動を支える大人のヨガ

家族の身体活動を支える大人が自分でもヨガに取り組むなら、オンザショア立川店には常温で参加するヨガがある。溶岩プレートを敷いたスタジオのホットヨガに加え、ピラティス、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングも行っている。ヨガに絞ってもレッスンは25種類以上から選べる。

ヨガの体験に参加する大人には、60分のレッスンとヨガマット、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚のレンタルを含む税込1,980円の体験がある。医師から運動を止められている方は利用できない。妊娠中の方は溶岩ホットヨガには参加できない。常温のマタニティヨガがある。

店舗が入るエトロワビル3Fの住所は東京都立川市曙町2-14-10で、JR立川駅北口から歩いて1分の位置だ。家族の用事がある曜日にも営業し、全曜日とも8:00〜23:30の営業時間で年中無休である。店舗の案内と料金の案内に利用情報が載っている。家族と体を動かす日を決めたら、大人自身がヨガに出かける日も家族に伝える。

参考文献

[1] Family-Based Behavioral Treatment for Childhood Obesity Implemented in Pediatric Primary Care: A Randomized Clinical Trial. — Epstein et al., 2023, JAMA. DOI: 10.1001/jama.2023.8061

[3] Family Dynamics and Pediatric Weight Management: Putting the Family into Family-Based Treatment. — Skelton et al., 2020, Current obesity reports. DOI: 10.1007/s13679-020-00407-9

[4] Reducing variety enhances effectiveness of family-based treatment for pediatric obesity. — Epstein et al., 2015, Eating behaviors. DOI: 10.1016/j.eatbeh.2015.02.001

[5] Home and neighbourhood built environment features in family-based treatment for childhood obesity. — Hayes et al., 2019, Pediatric obesity. DOI: 10.1111/ijpo.12477

[7] Effects of a Family-Based Childhood Obesity Treatment Program on Parental Weight Status. — Trier et al., 2016, PloS one. DOI: 10.1371/journal.pone.0161921

[11] Parent-only treatment for childhood obesity: a randomized controlled trial. — Boutelle et al., 2011, Obesity (Silver Spring, Md.). DOI: 10.1038/oby.2010.238

[12] Family-based treatment of severe pediatric obesity: randomized, controlled trial. — Kalarchian et al., 2009, Pediatrics. DOI: 10.1542/peds.2008-3727

[17] Parent-only interventions for childhood overweight or obesity in children aged 5 to 11 years. — Loveman et al., 2015, The Cochrane database of systematic reviews. DOI: 10.1002/14651858.CD012008

[18] Dose, Content, and Mediators of Family-Based Treatment for Childhood Obesity: A Multisite Randomized Clinical Trial. — Wilfley et al., 2017, JAMA pediatrics. DOI: 10.1001/jamapediatrics.2017.2960

[20] The Effectiveness of a Blended In-Person and Online Family-Based Childhood Obesity Management Program. — Perdew et al., 2021, Childhood obesity (Print). DOI: 10.1089/chi.2020.0236

冒頭の写真: 台所で、ホイップクリームの入った大きな赤いボウルに手を伸ばす子どもの手元(写真: Shixart1985 / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons)

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

ダイエットの科学特集のほかの記事

ダイエットの科学特集の一覧

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

💬 ご質問がある場合はこちらからどうぞ

オンザショアのチャットで質問する(24時間受付)

レッスン内容・料金・体験のご予約など、気になることをお気軽にお尋ねください。

author avatar
宮川涼 Founder
1

2

関連記事

ご体験予約