離乳食を始める時期と子どもの体重 早すぎ・遅すぎを追った研究の答え

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早産児の試験を、すべての赤ちゃんに当てはめない

観察研究で見つかった関連を確かめる別の方法に、開始時期を群に分けて比較する試験がある。Vissersらの無作為化試験は、オランダの病院で在胎30〜36週で生まれた早産児を対象とし、修正月齢に基づく開始時期を比較した。比較は修正12週と17週で、修正2歳での過体重と肥満を主な評価項目にした。[17]

過体重の割合は早い群で6.0%、遅い群で5.5%だった。各群の95%信頼区間は2.7〜11.5%と2.3〜11.1%である。肥満の割合はそれぞれ1.7%と1.8%だった。研究者は、比較した時期の間で開始を変えても、修正2歳時点の過体重・肥満の割合には影響しなかったと結論している。[17]

ここでの日付を、そのまま家庭の推奨カレンダーに写すことは避けたい。対象は早産児であり、結果の評価も修正年齢を使っている。正期産の子を含む一般の月齢の話に置き換えれば、対象も比較も変わってしまう。早産で生まれた子の開始時期は、小児科の担当医に、その子に用いる年齢の数え方も含めて確かめるのが筋道だ。[17]

早産児255人の割り付けは早い群131人、遅い群124人で、主要評価項目の情報が得られたのは226人、88.6%だった。参照群として正期産児159人も含まれ、そのうち144人の主要評価項目が得られている。試験では身長、体重、頭囲、BMIなども修正1歳と2歳で評価した。開始時期の比較に加え、成長を複数の測定項目で追った設計だった。[17]

開始時期だけで将来の体格が決まらないことは、支援の試験からも見える。Schwartzらは、若年の母親と、同居する場合には母方の祖母も対象に、授乳と健康的な補完食のカウンセリングを行った。無作為化試験には323人の若年の母親とその乳児が参加し、授乳期間と開始時期に良い変化があった。[15]

それでも、子どもが4〜7歳のときの成長や過体重の割合に有意な差は出なかった。[15] 支援によって食事の経過が変わったことと、後の体格に差が出ることは別の評価である。子育て中にできた工夫を、後の体重だけで成功か失敗かに分けるのは、この試験の結果より強い判断になってしまう。

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よくある誤解

「手づかみで食べる形にすれば、肥満を防げる」という説明も、そのままは受け取れない。Taylorらの無作為化試験では、乳児が自分で食べる方法を支援する群と、従来のスプーンで食べさせる群を比べた。妊娠後期に募集した206人が参加し、支援群には授乳の支援や個別の面談もあった。支援は、授乳相談員による5回以上の接触と、生後5.5、7.0、9.0か月の3回の個別面談を含んでいた。[2]

24か月時点の、年齢などに応じて標準化したBMIの値の調整後の群間差は0.16、95%信頼区間は−0.13〜0.45で、有意な差は認められなかった。保護者の回答では、12か月時点の支援群で食べ物へのえり好みが少なく、食べる楽しみが大きかった。一方、24か月時点では満腹感への反応が低く、過体重は支援群87人中9人の10.3%、対照群78人中5人の6.4%で、有意な差はなかった。相対リスクは1.8、95%信頼区間は0.6〜5.7だった。[2]

「自分で食べる方式」という名前だけで、家庭が優劣を付けられるわけでもない。養育者の食べさせ方を整理したBergaminiらの系統的レビュー・メタ分析も、乳児主導の方式が体重と身長の増え方を良くすることや、将来の過体重を防ぐことを支持しなかった。対象は工業化した国の健康な生後4〜24か月の子どもであり、病気のある子や早産児の個別の食事まで一括して扱う結果ではない。[1]

「体重が気になるなら、量を厳しく制限すればよい」という受け取り方にも注意したい。同じレビューでは、子どもの反応に応じる食べさせ方は、適切な体重増加や幼児期初期の過体重の少なさにつながりうるとされた。一方、制限する関わりは過剰な体重、強制する関わりは低い体重を促す悪影響を持ちうると整理されている。大人の減量の考えを、そのまま乳児の食卓に移す話ではない。[1]

この違いは、開始時期の記事にも関係する。開始日だけが気になって、食べる最中の子どもの反応が脇に追いやられると、時期以外の研究が示した視点を落としてしまう。レビューは窒息の危険についても検討し、大人が食事を見守らないことを最も重要な危険因子に挙げた。食べさせ方の名称と窒息との因果関係は確認できなかったが、名称を選ぶことだけで見守りを省けるわけではない。[1]

食事支援の評価には、体格以外の項目もある。乳児が自分で食べる方法の試験では、食べ物への反応を質問票で調べる一方、食事のエネルギー摂取は秤量した食事記録で調べている。保護者が感じる食べやすさと、実際に取ったエネルギーと、身体の測定値を同じ物差しで採点しない点に意味がある。食事記録は生後7、12、24か月に3日間ずつ実施された。12か月のエネルギー摂取の推定群間差は55kJ、95%信頼区間は−284〜395kJ、24か月は143kJ、−241〜526kJだった。[2]

「容器を変えれば体重も変わる」という短絡も避けたい。Bonuckらの試験では、哺乳瓶からの移行を支援して、瓶の使用やエネルギー摂取は減ったが、過体重のリスクに差はなかった。移行とともに飲み口付きカップの使用が増えた点も報告されている。減らしたものの後に何が増えたかまで見てこそ、食事の変化を読める。[5]

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今日からできること

  • 食べさせる大人が交代しても、子どもが拒んだときには強制せず、反応に応じて食事を進める。落ち着いて関われる食事を起点に、家族で担当する回数を具体的に決める。健康な生後4〜24か月の子どもを扱ったレビューでは、反応に応じる関わりと、制限・強制する関わりを比較している。[1]
  • 離乳食の食事ごとに、そばで見守る大人を決める。交代する食事の回数と受け渡す時点を食べ始める前に家族で決め、途中で担当が空かないようにする。レビューでは、大人の見守りがないことが窒息の最も重要な危険因子として挙げられた。[1]
  • 哺乳瓶で飲むことが続く幼児では、栄養士の支援を受けながら、瓶からカップへ移す飲用場面と、その回数を具体的に決める。試験の対象は生後12か月で1日2本を超える瓶を使う子どもで、移行後の飲み口付きカップからの摂取も支援の論点だった。必要な授乳量の変更は専門職と相談する。[5]
  • 開始時期や食べさせ方に迷うときは、家庭で食事を担う人も一緒に支援を受ける日を決める。若年の母親への試験では、同居する母方の祖母も対象となり、産科病棟と、出産後7、15、30、60、120日の家庭訪問でカウンセリングを行った。家庭では今の成長と困りごとを担当者に伝え、次の支援までの期間を相談する。[15]

離乳食の見守りを交代した後のヨガ

離乳食の見守りを家族で交代し、大人が自分の運動に出かけるなら、オンザショア立川店には常温で受けるヨガもある。溶岩プレートのスタジオで行うホットヨガのほか、ピラティスも扱い、ヨガのレッスンだけでも25種類以上から成る。

医師から運動を止められている方は利用できない。妊娠中の方は溶岩ホットヨガには参加できない。常温のマタニティヨガがある。育児を担う家族でも、参加する本人の状況に応じて利用を考える。

ヨガの体験を利用できる大人向けには、税込1,980円で60分のレッスンが案内されている。ヨガマットに加え、バスタオル2枚とフェイスタオル1枚のレンタルが料金に含まれる。育児の合間の外出で荷物を考える際には、この貸し出し内容も利用の情報になる。

所在地は東京都立川市曙町2-14-10、エトロワビルの3F。JR立川駅北口を出て徒歩1分の場所にあり、8:00〜23:30の営業を年中無休で続けている。店舗の案内と料金の詳細に利用の情報がある。離乳食の見守りを引き継いだ日は、家を出る前に帰宅後の食事の担当まで家族で分けておく。

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

参考文献

[1] Complementary Feeding Caregivers’ Practices and Growth, Risk of Overweight/Obesity, and Other Non-Communicable Diseases: A Systematic Review and Meta-Analysis. — Bergamini et al., 2022, Nutrients. DOI: 10.3390/nu14132646

[2] Effect of a Baby-Led Approach to Complementary Feeding on Infant Growth and Overweight: A Randomized Clinical Trial. — Taylor et al., 2017, JAMA pediatrics. DOI: 10.1001/jamapediatrics.2017.1284

[3] Timing of Complementary Feeding Introduction and Adiposity Throughout Childhood. — Gingras et al., 2019, Pediatrics. DOI: 10.1542/peds.2019-1320

[4] Complementary Feeding and Overweight in European Preschoolers: The ToyBox-Study. — Usheva et al., 2021, Nutrients. DOI: 10.3390/nu13041199

[5] Bottle-weaning intervention and toddler overweight. — Bonuck et al., 2014, The Journal of pediatrics. DOI: 10.1016/j.jpeds.2013.09.029

[7] Age of introduction of complementary feeding and overweight in adolescence and adulthood: A systematic review. — Araújo et al., 2019, Maternal & child nutrition. DOI: 10.1111/mcn.12796

[13] Timing of the introduction of complementary feeding and risk of childhood obesity: a systematic review. — Pearce et al., 2013, International journal of obesity (2005). DOI: 10.1038/ijo.2013.99

[15] The Effect of a Pro-Breastfeeding and Healthy Complementary Feeding Intervention Targeting Adolescent Mothers and Grandmothers on Growth and Prevalence of Overweight of Preschool Children. — Schwartz et al., 2015, PloS one. DOI: 10.1371/journal.pone.0131884

[16] The types of food introduced during complementary feeding and risk of childhood obesity: a systematic review. — Pearce et al., 2013, International journal of obesity (2005). DOI: 10.1038/ijo.2013.8

[17] Timing of Complementary Feeding in Preterm Infants and Prevalence of Overweight and Obesity: A Randomized Clinical Trial. — Vissers et al., 2025, JAMA network open. DOI: 10.1001/jamanetworkopen.2025.2968

冒頭の写真: ジャガイモのピューレにサケと柔らかく煮た野菜を合わせ、スプーンを添えた器の離乳食(写真: MAKY.OREL / CC0 / Wikimedia Commons)

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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宮川涼 Founder
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