体重を目標にしない健康づくり 体重中立の試験で変わった体力と食行動

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食行動の改善は、支援を受けること自体とも関係する

空腹に影響されやすい傾向は、質問票で調べた食行動の項目だった。閉経前の過体重または肥満のある女性144人を対象にした試験では、食事の抑制、食べる歯止めが外れやすい傾向、空腹に影響されやすい傾向を質問票で評価した。食欲の感覚と、日常の食行動を測る複数の物差しが使われたのである。[8]

参加者はHAES、社会的支援、対照に割り当てられ、介入終了後も追跡された。開始から16か月の評価では、状況によって食べる歯止めが外れやすい傾向と空腹に影響されやすい傾向が、HAES群と社会的支援群で対照群より低かった。ただし、HAES群と社会的支援群の間には、この時点の食行動の点数に差がなかった。[8]

この試験は、各群に48人ずつを割り当て、介入を4か月実施した。評価は開始時と介入終了時に加え、開始から10か月、16か月の時点でも行われている。体重や血中脂質、血圧も調べ、食べ方の変化を身体面の測定とともに追った。社会的支援群を置いたことで、支援の有無と内容の両方を検討する構成になっていた。[8]

支援を検討する読者にとっては、これが実用的な違いになる。体重を減らすよう言われないことだけで内容を選ぶのではなく、食べ方を扱う機会があるか、困ったときに支援につながるかにも目を向けられる。試験で比較されたのは、名称への賛成と反対ではなく、参加者が実際に受けた介入だったからだ。[4][8]

日常のサービスの中でも、同じ方向の結果は報告されている。カナダの保健・社会サービス施設で行われた準実験では、健康的な生活、自分を受け止めること、直感的な食事を扱う支援を受けた女性216人と、比較群110人を評価した。食行動、自尊感情、体への評価、抑うつの項目で、短期または長期に介入群の改善がより大きかった。[12]

この支援は保健の専門職が担当し、週1回、計14回の会合で構成された。検証済みの質問票を開始時、介入終了時、1年後に用い、柔軟な食事の抑制、硬直した抑制、強迫的な食べ方なども評価した。準実験は無作為に群を割り当てる設計ではなく、参加者の違いが結果に関わる可能性が残る。[12]

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食べる楽しみを取り戻すことも、測定の対象になる

体重の数字の外に目を向けると、研究の問いも変わる。同じ7か月の介入を背景に、ブラジルの大学で、食べる楽しみをどう受け止めているかを聞き取った研究がある。介入と話し合いの評価を完了したのは25〜50歳の肥満のある女性43人で、手厚い群32人、比較群11人だった。[14]

両群で、食べる喜びを感じることへの罪悪感が薄れ、自分の望みに目を向ける変化が語られた。手厚い群では、食べることへの主体性、誰かと食卓を囲む楽しみ、料理への親しみが増し、自動的に食べることが減ったという変化も挙げられた。研究者は、無差別な食べ方につながらずに、食の楽しみが促されたと評価している。[14]

この研究は、参加者の経験を言葉から調べる質的研究である。介入の開始前と終了後に集団で話し合い、その記録を分析した。参加者のBMIは30〜39.9kg/m²だった。手厚い群には個別の栄養相談と楽しめる身体活動の集団実践が組み込まれ、比較群は講義を中心とする従来型のHAESに参加した。体力検査が動作や能力の変化を捉えるのに対し、対話の記録には、誰かと食卓を囲むことや料理への気持ちが表れている。身体の測定と食卓での経験を併せて評価する構成だった。[14]

この経験を健康支援全体の中に置くと、どんな位置づけになるのか。体重中立と減量を論じた2024年のレビューは、大きな減量が健康上の利益をもたらすことを認める一方、体重中立には心理面や社会面を含めた選択肢としての意味があるとしている。身体面と長期の心理面について、なお効果の検証が求められるという評価だ。[1]

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よくある誤解

「どんな体重でも健康だと保証する考え方なのだ」という受け取り方では、試験の目的がずれる。体重中立の介入は、参加者の健康行動や指標を改善できるかを調べている。2024年のレビューは、大きな減量の健康上の利益を認め、減量と体重中立の両方に利点と限界があると整理した。体重中立の支援の価値と、健康状態に応じた医療の判断は、併せて考える課題である。[1]

「群間差がないのだから、全員に同じだけ効く」という読み方も慎重にしたい。更新版では心血管や代謝の指標に有意な差が見つからなかった。研究者が求めたのは、個人の必要に応じた選択と、より多様な集団での研究だった。評価の尺度をそろえて研究を進めることも課題とされている。今ある結果から本人に合う支援を考える際にも、体格、食行動、心理面のどこを調べた研究なのかが判断の軸になる。[16]

「体重中立だから体重が減った研究は矛盾だ」とも限らない。減量を中心目標に置くかどうかは介入の設計で、体重の変化は測定する結果に当たる。若い人の系統的レビューでは、BMIが下がった試験と、変化のなかった試験の両方が含まれていた。レビューが集めたのは3つの予備的研究を報告する6報で、データが限られる中での評価だった。[2]

この若い人のレビューでは、14〜17歳の37人を対象に、6週間の食事に注意を向けるプログラムと、単回の生活習慣教育を比較した試験がある。BMIの変化は前者で−1.1kg/m²、後者で+0.7kg/m²だった。別の14〜17歳の35人の試験では、直感的な食事と炭水化物の質を扱う12週間の教育を行い、イメージを用いる支援を加えた群で直感的な食行動の改善がより大きかったが、BMIは変わらなかった。年齢も介入内容も明らかにして読むべき結果だ。[2]

診断を受けている人や治療中の人は、気になる検査値や症状、治療の目的を医師と確かめたうえで、食事や運動への支援を考える。処方された治療を自己判断で変える理由にはしない。[1]

今日からできること

  • 空腹や満腹の手がかりを確かめる食事を、朝・昼・夕のうちから自分で選び、1日に何回取り組むかを決める。その食事では食べ始めと途中に体の感覚へ注意を向ける。ノンダイエットの試験で扱った、体の手がかりに応じて食べる練習を日常に置く。[15]
  • 楽しめる身体活動を一つ選び、週に何回、何時ごろ行うかを自分で決めて実践する。体重が動くのを待たず、予定した日に体を動かすことを目標にする。身体活動プログラムを栄養相談やワークショップと組み合わせた試験では、体力も評価された。[3]
  • 料理に関わる機会を週に何回つくるか決め、実際に食べたい料理を選んで作る。まずは調理の一部を担当する形でもよい。介入後の聞き取りで語られた料理への親しみに目を向け、食事を制限の課題だけで終わらせず、食べる楽しみを扱う機会にする。[14]
  • 誰かと食卓を囲む日を自分で選び、週または月に何回にするかを決める。一緒に食べたい相手と時刻を合わせ、その食事を味わう。手厚い支援を受けた女性たちが語った共食の楽しみを、自分の暮らしで試す行動にする。[14]
  • 支援の成果を振り返る日を決め、体重に加え、食べ方、自分の体への感じ方、気分の変化を並べて見る。保健・社会サービス施設の研究では、食行動、自尊感情、体への評価、抑うつを質問票で調べた。体重以外に本人が感じている変化も、支援の場で共有する。[12]

ここで決める回数や時刻は生活に取り入れるための個人の設定であり、個々の行動だけで試験と同じ効果が得られることを示すものではない。

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減った体重より、取り組む動作を決める

体重中立の試験が体力も評価したように、運動の目標には体重以外の動作も置ける。オンザショア立川店で受けるヨガも、取り組みたい動作から内容を確かめたい。溶岩プレートを敷いたホットヨガに加え、常温のヨガとピラティスを行い、ヨガのレッスンは25種類以上ある。女性専用のキックボクササイズのほか、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングも行っている。

医師から運動を止められている方は利用できない。妊娠中の方は溶岩ホットヨガには参加できない。常温のマタニティヨガがある。持病で通院中なら、暑い環境での運動について主治医に相談し、常温のヨガを先に検討する。

JR立川駅北口から歩いて1分、東京都立川市曙町2-14-10のエトロワビル3Fにある。全曜日とも8:00〜23:30に営業し、休業日は設けていない。ヨガを受ける体験では、60分のレッスンを通じて内容に触れられる。料金は税込1,980円で、バスタオル2枚とフェイスタオル1枚、ヨガマットの貸し出しを含む。店の案内と料金、ヨガ体験の予約を掲載している。体重の目標だけで参加を決めず、受けたいヨガの内容を確認して体験を予約する。

参考文献

[1] Debating Weight Loss vs. Weight Neutral Strategies for Improvements of Health. — Heitmann et al., 2024, Current obesity reports. DOI: 10.1007/s13679-024-00587-8

[2] Weight-neutral interventions in young people with high body mass index: A systematic review. — Hoare et al., 2023, Nutrition & dietetics : the journal of the Dietitians Association of Australia. DOI: 10.1111/1747-0080.12729

[3] Effects of a new intervention based on the Health at Every Size approach for the management of obesity: The “Health and Wellness in Obesity” study. — Dimitrov Ulian et al., 2018, PloS one. DOI: 10.1371/journal.pone.0198401

[4] A weight-neutral versus weight-loss approach for health promotion in women with high BMI: A randomized-controlled trial. — Mensinger et al., 2016, Appetite. DOI: 10.1016/j.appet.2016.06.006

[5] Effects of health at every size® interventions on health-related outcomes of people with overweight and obesity: a systematic review. — Ulian et al., 2018, Obesity reviews : an official journal of the International Association for the Study of Obesity. DOI: 10.1111/obr.12749

[6] Effects of weight-neutral approaches compared with traditional weight-loss approaches on behavioral, physical, and psychological health outcomes: a systematic review and meta-analysis. — Dugmore et al., 2020, Nutrition reviews. DOI: 10.1093/nutrit/nuz020

[8] Health-At-Every-Size and eating behaviors: 1-year follow-up results of a size acceptance intervention. — Provencher et al., 2009, Journal of the American Dietetic Association. DOI: 10.1016/j.jada.2009.08.017

[12] Eating-Related and Psychological Outcomes of Health at Every Size Intervention in Health and Social Services Centers Across the Province of Québec. — Bégin et al., 2019, American journal of health promotion : AJHP. DOI: 10.1177/0890117118786326

[14] Eating Pleasure in a Sample of Obese Brazilian Women: A Qualitative Report of an Interdisciplinary Intervention Based on the Health at Every Size Approach. — Sabatini et al., 2019, Journal of the Academy of Nutrition and Dietetics. DOI: 10.1016/j.jand.2019.01.006

[15] Evaluating a ‘non-diet’ wellness intervention for improvement of metabolic fitness, psychological well-being and eating and activity behaviors. — Bacon et al., 2002, International journal of obesity and related metabolic disorders : journal of the International Association for the Study of Obesity. DOI: 10.1038/sj.ijo.0802012

[16] Revisiting the impact of Health at Every Size® interventions on health and cardiometabolic related outcomes: An updated systematic review with meta-analysis. — Clarke et al., 2024, Nutrition & dietetics : the journal of the Dietitians Association of Australia. DOI: 10.1111/1747-0080.12869

冒頭の写真: アイスランドのディンムボルギル溶岩原に設けられた散策用の歩道(写真: Jakub Hałun / CC BY 4.0 / Wikimedia Commons)

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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