桑の葉と実のDNJ、量をそろえた抽出物で食後の血糖の上がり方は1〜3割小さく 体重の答えはまだ

春の季節に撮影された桑クワの木の葉クワ科クワ属の植物の葉 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

13本の試験を集めると、空腹時の値は動かなかった

1回の食事の試験を集めると、何が言えるか。2017年のメタ分析は、国際的な文献の目録に加えてタイの目録も探し、桑の製品の無作為化比較試験のうち、質の評価尺度で高い質と判定された13本をまとめた。[6]

桑の製品は、食後30分、60分、90分の血糖を有意に下げていた。平均の差は30分で−1.04、60分で−0.87、90分で−0.55で、時間がたつほど差は小さくなる。一方、空腹時の血糖、HbA1c、インスリンの効きにくさの指標(HOMA-IR)、総コレステロール、中性脂肪、LDL、HDLには差が見られなかった。重い有害事象は、桑の群にも比べた群にもなかった。[6]

著者らの結論は、桑の製品は食後の血糖を下げるのに役立ちうるが、大規模な無作為化試験があれば判断の助けになる、というものだ。[6] 食後の山は低くなる。けれども、健康診断で見る空腹時の血糖や、長い期間の血糖を映すHbA1cまでは動いていない。

お茶の形で、毎日続けたときの変化を見た試験もある。桑の葉にヒシの葉と殻をまぜたお茶を、31人が2週間ずつ、偽のお茶と入れ替えて食事の前に飲んだ。あいだには1週間の休みを置き、血糖は皮膚に貼るセンサーで15分ごとに測っている。主な結果は、各期間の真ん中の10日間のデータから計算した、血糖のばらつきを表す変動係数である。お茶を飲んだ期間は、これが偽のお茶の期間より有意に小さく、平均の差は0.02だった。食後1時間の血糖の上がり方の面積も小さくなった。[11]

低血糖の起こり方、肝臓や腎臓の働き、炎症の指標、本人が感じた不調には差がなく、血糖の状態が良くなると上がる1,5-AGという値は、お茶の期間に有意に上がった。[11] ただ、桑の葉だけのお茶ではないので、効き目のどこまでが桑の分かは分けられない。センサーで血糖を見る道具そのものの話は「血糖値センサー(CGM)で減量は進むのか 体重が動いた試験と動かなかった試験」で扱った。

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朝より夕方に、そして夕食の前のおやつに

いつとるかで、結果が変わった試験がある。若い大人12人が、朝8時と夕方6時に、桑の葉の抽出物か偽薬をとってから同じ食事を食べ、4回の試験を受けた。血液は空腹時と、食後30、60、120、180分に採っている。糖を処理する力は体内時計の影響を受け、夕方のほうが悪くなるという背景から組まれた試験である。[19]

夕方の試験では、抽出物をとった日の食後の血糖の上がり方の面積が、偽薬の日より有意に小さく、食後120分の血糖も低かった。朝の試験では、血糖の面積には差が出ず、120分のインスリンだけが低かった。著者らは、夕方のほうでは糖を処理する力の改善が見られ、朝では見られなかったと結論している。[19]

もう一つは、夕食の前のおやつの試験だ。若い大人18人が、2週間にわたる、一部を二重盲検にした順番入れ替えの無作為化試験で、午後のおやつに、何も食べない、ビスケットだけ、ビスケットと桑の葉の粉末の飲み物、ビスケットと大麦の葉の粉末の飲み物、の4通りを試し、そのあと決まった夕食をとった。葉の飲み物を添えた日は、おやつの直後だけでなく、夕食のあとの血糖の上がり方も小さくなった。ただし、おやつのときの血糖と夕食のときの血糖の高さの間には、直接の関係は見られなかった。[12]

この「次の食事への効き目」は、夕食のあとの血糖が高く出る人で強く、そうした人は、やせ型で、夜型を好む傾向があった。[12] 面白いのは、桑の葉だけでなく、大麦の葉でも同じ方向の結果が出たことである。桑だけの特別な力というより、葉の粉末を添えること自体の効果も考えに入れておきたい。どちらの試験も少人数の若い人で、1日単位の測定である点は変わらない。[12][19]

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この記事で読めた体重の試験は2本

体重や体脂肪を測った桑の試験は、少ない。一つは2014年の報告で、過体重の46人を2群に分け、どちらにも1日1,300kcalの同じ食事を出したうえで、片方に桑の抽出物2,400mg、もう片方に偽薬を与えた。30日ごとに3回、90日まで体重と腹囲を測っている。[5]

抽出物の群は3か月でおよそ9kg、はじめの体重の約10%を減らし、偽薬の群の20人の女性は3.2kg、約3%の減少だった。差は有意で、抽出物の群では、血糖とインスリンの曲線も試験の始めより低くなっていた。腹囲と、女性では太ももの周囲も全員で減り、体重が多く減った人ほどはっきり減った。[5] 数字だけを見れば大きい。けれども、論文の冒頭の概要には、群の分け方が無作為だったかも、どちらの群かを伏せていたかも書かれていない。比べた3.2kgも偽薬の群の女性20人の数字で、抽出物の群と男女の顔ぶれがそろっているかは読み取れない。1本の小さな試験の数字を、そのまま一般の大きさとして受け取ることはできない。

もう一つは2026年のギリシャの試験で、診断された慢性の病気のない肥満の大人93人を、2群に無作為に分けた。片方は、ベルベリン1,000mg、DNJを5%にそろえた桑の葉の抽出物400mg、クロムの化合物0.644mgを組み合わせた製剤を、主な食事の前に1日2回に分けて12週間とった。この試験の主な結果は体重ではなく、75gのブドウ糖を飲む検査から計算したインスリンの効き具合で、BMIや体脂肪は副次的な結果だった。偽薬と比べて、BMIは1.24、体脂肪の量は2.35kg、内臓脂肪の目安の値は0.92、それぞれ有意に大きく下がり、インスリンの効き具合は28%大きく改善した。[20]

ただし、この試験には成分を一つずつとる群がない。著者ら自身が、それぞれの成分がどれだけ寄与したのか、組み合わせで高め合ったのかは分からないと書いている。体組成は体に弱い電気を流して推定する方法で測られており、より直接の測り方で確かめる試験が必要だとも述べている。[20] この結果を桑の葉の手柄として数えることはできない。

食後の血糖の試験の多くは、1回の食事のあとの2〜3時間を見るものだった。[13][17][18] 試験を集めると、空腹時の血糖やHbA1cは動いていなかった。[6] この記事で集めた試験の中では、体重の試験は単独の抽出物で1本、組み合わせの製剤で1本である。[5][20] 体重の答えが出ないのは、効かないと分かったからではない。体重や体脂肪を測った試験として確かめられたのが、片方は小さく組み方の記載も足りず、片方は組み合わせで主な結果も体重ではない、という2本にとどまるからである。

よくある誤解

「食後の血糖が下がるのだから、健康診断の血糖やHbA1cも下がる」とは限らない。13本の試験をまとめた分析では、食後30〜90分の血糖は下がったが、空腹時の血糖とHbA1cには差がなかった。[6]

「たくさんとるほど効く」とも言い切れない。葉の抽出物では倍の量で抑え方が大きくなったが、実の抽出物では0.37gから1.5gまで抑え方はおおむね2割台で、1.5gをかゆに加えたときは呼気の水素が増えた。[13][17] 増やした分だけ得をする形ではなかった。

「桑の葉の製品なら、どれも同じ」でもない。2007年の報告では市販の製品のDNJは約0.1%で、工夫してつくった粉の1.5%とは大きな開きがあった。DNJ以外の成分が効き目に加わっている可能性も指摘されている。[8][15]

「桑の葉で体重が減ることは確かめられた」と読むのも早い。体脂肪が減った2026年の試験は、ベルベリンなどとの組み合わせで、桑の葉だけの寄与は分からない。[20]

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

今日からできること

  • 桑の葉の飲み物や抽出物を試すなら、朝と夕方のどちらの食事の前にとるかと、何週間続けて様子を見るかを先に決める。夕方の食事の前にとった試験では食後の血糖の上がり方が小さくなり、朝の食事ではその差が出なかった。[19] 桑の葉とヒシを混ぜたお茶を2週間ずつ比べた試験では、血糖のばらつきが小さくなった。[11]
  • 製品を選ぶときは、DNJの量(mg)が表示されているかを確かめる。[8][15]
  • 午後におやつを食べる日は、桑か大麦の葉の粉末の飲み物を添える日を週に何日にするかを決める。どちらの葉の飲み物でも、添えた直後だけでなく夕食のあとの血糖の上がり方まで小さくなった。[12]
  • 桑の製品で体重が変わるかを見たいなら、食事の量を変えずに比べる期間を何週間にするかを先に決める。桑の体重の試験も、両群に同じ1日のエネルギーの食事を決めたうえで比べていた。[5]
  • 血糖を下げる薬を飲み薬でも注射でも使っている人は、桑の製品を食事に足す前に、主治医か薬剤師に相談する。[18]

桑の葉茶とは切り分けて続けるもの

桑の葉の試験が調べたのは、抽出物をとる時刻と食後の血糖で、体を動かす時刻ではない。体を動かす習慣は、桑の話とは分けて続けるものだ。

初めての人が受けられるのはヨガの体験で、60分のレッスンが税込1,980円、ヨガマットとフェイスタオル1枚、バスタオル2枚の貸し出しが付く。オンザショア立川店は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fにあり、JR立川駅北口を出て徒歩1分で着く。

医師から運動を止められている方は利用できない。妊娠中の方は溶岩ホットヨガには参加できない。常温のマタニティヨガがある。インスリンや血糖を下げる飲み薬を使っている人は、高温の部屋が体に合うかを主治医と話してから、常温のヨガを先に選ぶ。

レッスンは、溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガ、常温のヨガ、ピラティスに加え、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングまであり、ヨガだけでも25種類以上を数える。店は8:00〜23:30の年中無休である。

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桑の葉茶を淹れる夕方は、湯が沸くまでのあいだに、その日の夕食の主食を選ぶ。

参考文献

[5] White mulberry supplementation as adjuvant treatment of obesity. — Da Villa et al., 2014, Journal of biological regulators and homeostatic agents. DOI:

[6] A meta-analysis of efficacy of Morus alba Linn. to improve blood glucose and lipid profile. — Phimarn et al., 2017, European journal of nutrition. DOI: 10.1007/s00394-016-1197-x

[8] Food-grade mulberry powder enriched with 1-deoxynojirimycin suppresses the elevation of postprandial blood glucose in humans. — Kimura et al., 2007, Journal of agricultural and food chemistry. DOI: 10.1021/jf062680g

[11] Evaluation of the Postprandial-Hyperglycemia-Suppressing Effects and Safety of Short-Term Intake of Mulberry Leaf and Water Chestnut Tea: A Randomized Double-Blind Placebo-Controlled Crossover Trial. — Shinkawa et al., 2025, Nutrients. DOI: 10.3390/nu17142308

[12] Consumption of Biscuits with a Beverage of Mulberry or Barley Leaves in the Afternoon Prevents Dinner-Induced High, but Not Low, Increases in Blood Glucose among Young Adults. — Kuwahara et al., 2020, Nutrients. DOI: 10.3390/nu12061580

[13] Mulberry-extract improves glucose tolerance and decreases insulin concentrations in normoglycaemic adults: Results of a randomised double-blind placebo-controlled study. — Lown et al., 2017, PloS one. DOI: 10.1371/journal.pone.0172239

[14] Effect of mulberry fruit extract on glucose fluxes after a wheat porridge meal: a dual isotope study in healthy human subjects. — Boers et al., 2023, European journal of clinical nutrition. DOI: 10.1038/s41430-023-01282-y

[15] Bioequivalence of Mulberry Fruit Extract and 1-Deoxynojirimycin for Postprandial Blood Glucose Lowering: A Randomized Trial in Humans. — Hoogenraad et al., 2025, The Journal of nutrition. DOI: 10.1016/j.tjnut.2025.05.037

[17] Dose-response efficacy of mulberry fruit extract for reducing post-prandial blood glucose and insulin responses: randomised trial evidence in healthy adults. — Mela et al., 2023, The British journal of nutrition. DOI: 10.1017/S0007114522000824

[18] Effect of Low-Dose Mulberry Fruit Extract on Postprandial Glucose and Insulin Responses: A Randomized Pilot Trial in Individuals with Type 2 Diabetes. — Mela et al., 2024, Nutrients. DOI: 10.3390/nu16142177

[19] Effects of the timing of acute mulberry leaf extract intake on postprandial glucose metabolism in healthy adults: a randomised, placebo-controlled, double-blind study. — Takahashi et al., 2023, European journal of clinical nutrition. DOI: 10.1038/s41430-023-01259-x

[20] Effects of Berberine, White Mulberry Leaf Extract and Chromium Picolinate on Body Composition and Insulin Resistance in Adults with Obesity: A Randomized Controlled Trial. — Xenos et al., 2026, Nutrients. DOI: 10.3390/nu18172801

冒頭の写真: 春の季節に撮影された、桑(クワ)の木の葉。クワ科クワ属の植物の葉(写真: Helloscientist / CC0 / Wikimedia Commons)

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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