胸やけと体重の関係は標準体重から始まる 10,545人の女性の調査と、腹囲が語る逆流

胃と肝臓腸の位置を示す人体の解剖模型胃の内側の粘膜のひだが見える 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

胸やけがなくても、逆流は起きている

逆流の有無を、本人の自覚ではなく検査で確かめた研究がある。体格指数35以上の重い肥満で、代謝を改善する減量手術を受ける予定の1,379人のうち、逆流の症状がない177人、全体の12.8%が、内視鏡、食道の酸を測る検査、食道の動きを細かく測る検査を受けた[12]。177人のうち女性は105人で、年齢の中央値は42.6歳、体格指数の中央値は44.6だった[12]。

国際的な診断の基準に照らすと、55人、31.1%が胃食道逆流症と診断され、さらに78人、44.1%が境界域の基準を満たした[12]。症状のない人の4人に3人ほどが、逆流症か、その境目にいたことになる[12]。逆流は、構造に欠陥のある下部食道括約筋を介して起き、酸性の逆流と、酸性でない逆流の両方が目立った。食道の動きの異常も35.6%にあたる63人に見つかり、全体の7.9%にあたる14人は、新しく報告された強く収縮しすぎる型だった[12]。

著者らは、重い肥満で初めて減量手術を受ける人の、症状のない多数が逆流症を抱えていると結論した[12]。この結果は、手術前に症状がなくても内視鏡検査を行うべきかという議論にもつながる。2019年のレビューによれば、症状がなければ定期的な内視鏡は不要だという立場と、症状は食道の中で起きている異常をよく映さないという立場の、二つの考え方がある[10]。

症状のある人の割合も、重い肥満の人では高い。腹腔鏡で胃にバンドを巻く手術を受けた連続274人のうち、定期的な治療が必要なほどの逆流性食道炎の病歴があった人は48人、16%だった[19]。著者らは、重い肥満の人で、定期的な治療が必要な症状のある人は17%で、地域の一般の目安の7%を上回ると報告している[19]。

いずれも、手術を受けるほど体重の多い人を対象にした研究で、体重の多くない人に同じ割合を当てはめることはできない[12][19]。境界域とは、検査の値が明らかな逆流症の基準と正常の間にある状態を指す。ここから持ち帰れるのは、胸やけを自覚しないことと、逆流が起きていないことは、同じではないという点である。

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

痩せ方によって、逆流は軽くもなり重くもなる

体重が大きく減れば、逆流は必ず軽くなるのか。減量手術の研究は、答えが手術の型によって分かれることを示している。重い肥満の86人、うち男性25人、平均年齢38歳、体格指数の中央値45の人を、胃バイパス術の前と6か月後に調べた研究では、逆流症の有病率が64%から33%に下がった[3]。

典型的な逆流の症状があった47人、55%のうち、39人、79%で症状が消えた[3]。一方、手術前に症状のなかった39人のうち4人、10%には新たに症状が現れた[3]。主な訴えは、手術前は胸やけが96%だったが、手術後は胃の内容物が口まで戻る感じが64%となり、訴えの中身が入れ替わった[3]。食道の粘膜は27人で良くなり、51人で変わらず、8人で悪くなった[3]。食道が酸にさらされる時間の割合は、中央値で5.1%から1.1%に減った[3]。

食道の外に現れる症状は、手術前の16人から、手術後は1人だけになった[3]。手術でつくられた胃の小さな袋は、86%の人で空腹時に酸性を保っていたが、逆流に関わる生活の質と、胃酸を抑える薬の使用はどちらも改善した[3]。著者らは、手術後に増えた戻る感じが逆流症によるものか、食べ方の問題によるものかは、さらに研究が要るとしている[3]。

胃にバンドを巻く手術では、逆流の病歴のあった48人のうち、症状と薬が両方なくなった完全な消失が36人、76%、改善が7人、14%、変化なしが3人、6%、悪化が2人、4%だった[19]。症状が重かった人と中くらいだった人で、改善の程度は同じだった。この48人は男性5人、女性43人で、年齢の中央値は39歳である[19]。改善は手術の直後から報告された。著者らは、バンドの位置そのものが逆流を直接減らしている可能性を挙げている[19]。

反対の方向の報告もある。肥満の人では、びらん性食道炎を含む逆流症がきわめて多い。2019年のレビューはそのうえで、手術を検討する肥満の人に逆流症がどれだけあるか、症状がなくても内視鏡は要るか、スリーブ状胃切除術は長い目で逆流にどう影響するか、という三つの問いを立てた[10]。世界の減量手術のほぼ半数を占めるスリーブ状胃切除術は、手術後に新たな逆流を起こしたり、既にある逆流を悪化させたりすることとの関連が議論されてきた。2019年のレビューは、胃バイパス術と比べて、スリーブ状胃切除術では新たな逆流や悪化の証拠があると整理している[10]。

胃バイパス術についても、2020年のレビューは、減量を含むいくつかの仕組みで逆流を大きく改善するとしながら、手術後に誰もが症状から解放されるわけではなく、それが治療上の課題になっていると書く[14]。一般の人の逆流の手術では、胃の上部を食道に巻きつける噴門形成術が最良の選択とされるが、重い肥満の人での成績には議論があるという[14]。

手術の成績を読むときの注意もある。2014年のレビューは、多くの患者で減量手術と同時に食道裂孔ヘルニアの修復が行われるため、手術のデータには別の要因が混ざると指摘している[4]。

体重が同じだけ減っても、胃の形がどう変わるかで、逆流は軽くもなり重くもなる[3][10][14]。減量手術を考える人にとって、逆流の有無が手術の選び方に関わるのはこのためだ。体重の数字だけでは、逆流のゆくえは決まらない。

立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

よくある誤解

「胸やけは太っている人の悩みで、標準体重なら関係ない」と考えるのは早い。10,545人の女性の研究では、標準体重とされる体格指数22.5〜24.9でも頻繁な症状の見込みが高く、標準体重の中で体格指数が3.5を超えて増えた人ではオッズ比が2.80だった[20]。

「胸やけがないのだから、逆流もない」とも言い切れない。重い肥満で症状のない177人を検査すると、31.1%が逆流症、44.1%が境界域だった[12]。自覚と検査の結果は、必ずしも一致しない。

「体重が減りさえすれば、どの方法でも逆流は軽くなる」も誤りになりうる。胃バイパス術では多くの人で症状が消えたが、新たに症状が出た人もいた[3]。スリーブ状胃切除術では、新たな逆流や悪化との関連が議論されている[10]。

今日からできること

  • 今の体重を基準に、何kg増えたら食事と運動を見直すかの線と、1年後に何kg軽くするかの目標を、一つずつ数字で決めておく[2][20]。
  • 腹囲を測る日を月に1日決め、前の月より増えていたら、その月のうちに食事か運動のどちらかを一つ変える[2]。
  • 1年後の体重の目標に合わせて、体を動かす日を週に何日にするか決める。閉経後の女性を1年追った分析では、体重が減った人で、すでにあった逆流の症状が軽くなっていた[2]。
  • 更年期のエストロゲンの治療を受けている人は、胸やけなどの症状が何週間続いたら医師に伝えるかを、あらかじめ決めておく[2]。
yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

逆流が気になる人の、運動の段取り

体重と腹囲の増え方は、逆流の症状と量に応じて一緒に動いていた。その数字を月に一度確かめる習慣と並べて、体を動かす曜日を決めておく先に、オンザショア立川店を入れることもできる。

営業は朝8:00から夜23:30まで、年中無休。初めての人は、ヨガの体験レッスンを税込1,980円で受けられる。60分のレッスンで、ヨガマット、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚のレンタル込みだ。

胸やけや逆流性食道炎で治療を受けている人、薬を飲んでいる人は、溶岩ホットヨガに入ってよいかを主治医に確かめ、まず常温のヨガから考える。医師から運動を止められている方は利用できない。妊娠中の方は溶岩ホットヨガには参加できない。常温のマタニティヨガがある。

スタジオには溶岩プレートを敷いたホットヨガのほか、常温のヨガ、ピラティス、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングがあり、ヨガだけでも25種類以上になる。場所は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F、JR立川駅北口から徒歩1分。

レッスンの種類と料金はオンザショアの案内と料金の一覧に、ヨガ体験の受付は体験予約にまとめられている。

腹囲を測った日に、胸やけの回数と並べて、通う曜日を一つ書き込む。

参考文献

[2] Effects of estrogen with and without progestin and obesity on symptomatic gastroesophageal reflux. — Zheng et al., 2008, Gastroenterology. DOI: 10.1053/j.gastro.2008.03.039

[3] The impact of gastric bypass on gastroesophageal reflux disease in patients with morbid obesity: a prospective study based on the Montreal Consensus. — Madalosso et al., 2010, Annals of surgery. DOI: 10.1097/SLA.0b013e3181bdff20

[4] Obesity and GERD. — Chang et al., 2014, Gastroenterology clinics of North America. DOI: 10.1016/j.gtc.2013.11.009

[5] Gastroesophageal reflux disease and obesity. — Shah et al., 2005, Gastroenterology clinics of North America. DOI: 10.1016/j.gtc.2004.12.003

[8] Gastroesophageal reflux disease and obesity. — Anand et al., 2010, Gastroenterology clinics of North America. DOI: 10.1016/j.gtc.2009.12.002

[10] Gastroesophageal reflux disease, obesity and laparoscopic sleeve gastrectomy: The burning questions. — Bou Daher et al., 2019, World journal of gastroenterology. DOI: 10.3748/wjg.v25.i33.4805

[12] Silent Gastroesophageal Reflux Disease in Patients with Morbid Obesity Prior to Primary Metabolic Surgery. — Kristo et al., 2020, Obesity surgery. DOI: 10.1007/s11695-020-04959-6

[14] Gastroesophageal Reflux Disease, Obesity, and Roux-en-Y Gastric Bypass: Complex Relationship-a Narrative Review. — Suter, 2020, Obesity surgery. DOI: 10.1007/s11695-020-04690-2

[16] Gastroesophageal reflux disease and obesity. — Anand et al., 2008, Reviews in gastroenterological disorders.

[17] GERD and obesity: is the autonomic nervous system the missing link? — Devendran et al., 2014, Critical reviews in biomedical engineering. DOI: 10.1615/critrevbiomedeng.2014011035

[19] Gastroesophageal reflux in obesity: the effect of lap-band placement. — Dixon et al., 1999, Obesity surgery. DOI: 10.1381/096089299765552602

[20] Body-mass index and symptoms of gastroesophageal reflux in women. — Jacobson et al., 2006, The New England journal of medicine. DOI: 10.1056/NEJMoa054391

冒頭の写真: 胃と肝臓、腸の位置を示す人体の解剖模型。胃の内側の粘膜のひだが見える(写真: John Campbell / CC0 / Wikimedia Commons)

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

ダイエットの科学特集のほかの記事

ダイエットの科学特集の一覧

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

💬 ご質問がある場合はこちらからどうぞ

オンザショアのチャットで質問する(24時間受付)

レッスン内容・料金・体験のご予約など、気になることをお気軽にお尋ねください。

1

2


Warning: Attempt to read property "show_author" on false in /home/c1531448/public_html/ontheshore.jp/wp-content/themes/heal_tcd077/single.php on line 165

関連記事

ご体験予約