緑は減っているのか──みどり率36.5%の読み方
立川市の緑の羅針盤は、2025年度から2034年度までの「立川市緑の基本計画」だ。計画は、10年後の緑の将来像を「緑と人がつながり、ともに生きるまち 立川」と定めた。
まず、市全体の緑の量を示す「みどり率」から見る。2023年度は36.5%。2018年度の35.9%から0.6ポイント増えた。ところが、計画はすぐに注釈を付ける。2018年度の調査で緑と判別できなかった場所を、航空写真などで改めて確かめ、緑と判断できる場所を加えて調整すると、2018年度は37.4%になる。つまり、実際には0.9ポイント減ったことになる。
注釈を読み進めると、さらに面白い。砂川町4丁目のまとまった緑は、2003年度、2008年度、2013年度の数字には含まれていたのに、2018年度には除外され、2023年度にまた含まれている。緑は動いていない。数え方が動いたのだ。統計の上では、立川の森はときどき消えて、また現れる。こうした事情を隠さずに書く計画は、信用できる。
数え直した結果、5年間で公園と緑地は約1ヘクタール増え、樹林や原野、草地は約8ヘクタール、農地は約16ヘクタール減った。計画は、公共施設や中央部の大型商業施設の整備で緑の創出が進んだ一方、市の北部を中心に農地や樹林地が減り、武蔵野の面影を伝える郷土の風景が変わりつつあると書く。駅前に新しい緑が生まれ、北の畑が静かに減っていく。差し引きは、少しの赤字だ。
だから計画の目標は、みどり率の「現状維持」になっている。増やす、とは書いていない。そのかわり、項目ごとの目標には前向きな数字も並ぶ。市が設置して管理する都市公園などの面積を64.5ヘクタールから67.0ヘクタールへ。公園の利用圏に入らない地域の面積を969ヘクタールから944ヘクタールへ。そして、保存樹木を445本から483本へ。前の計画をつくったときから、指定を受けた大きな木は19本減った。それを、これから38本増やす計画だ。
あのころ/いま──赤っ風と屋敷林
緑の基本計画には、昭和30年ごろの五日市街道の写真が載っている。江戸時代、玉川上水の開削をきっかけに、砂川の集落は五日市街道に沿って東西に延びた。街道沿いにはいまも、短冊のように細長い区画の農地と、農家の屋敷林が残る。屋敷林は、北風や砂ぼこりを含む「赤っ風」から家を守る防風林の役目を果たしてきたと計画は書く。
赤っ風。北風が畑の赤土を砂ぼこりにして巻き上げる、その色からの名だろうかと私は想像した。土を空へ運ぶ風を、ケヤキが受け止めていた。そのケヤキの一部が、いまは保存樹木として番号を持ち、市から1本ごとに補助を受けている。風よけの木が、街の財産として数えられる時代になったのだ。
街道沿いの景色は、都市計画でも守られている。都市の中の自然の景観を保つための風致地区が、立川には二つある。玉川上水風致地区の11.7ヘクタールと、五日市道風致地区の12.0ヘクタールだ。水の道と人の道、江戸の二本の道筋が、そのまま緑の帯として指定されている。昭和30年ごろの写真と、いまの街道を見比べると、変わったものの多さと、変わらずに残ったものの確かさが、同じくらい胸に来る。
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
農地は守れるか──生産緑地「170ヘクタール以上」という正直な目標
立川の土地のおよそ半分は宅地で、農地は市全域の約10%だと、環境基本計画は書く。北部の五日市街道沿いに広がる畑では、植木や野菜、果実、花、畜産と、さまざまなものがつくられている。ただ、相続の発生や農業者の高齢化、後継者不足などを背景に、農地は減る傾向にある。
緑の基本計画は、農地の目標を率直に書いた。前の計画では、都市農地、つまり生産緑地の面積を190ヘクタール以上に保つ目標を立てていた。2018年度に199.92ヘクタールあった生産緑地は、計画の改定時に186.21ヘクタールになり、目標には届かなかった。新しい計画の目標は、2029年度に170ヘクタール以上だ。
いまより少ない数字を目標にする。初めて読んだとき、私は少し驚いた。だが考えてみれば、農地の持ち主には相続があり、暮らしがある。市が畑を買い取れるわけでもない。守りきれない分を認めたうえで、減り方を食い止める。その線を170ヘクタールに引いたのだと読める。願望ではなく、防衛線である。
防衛のための道具も、計画には並んでいる。農地パトロール、都市農地の貸し借りを進める法律にもとづく借り手と貸し手の引き合わせ、生産緑地の新しい制度への移行、農地が持つ防災の機能を高める施設整備の支援。立川の畑の仕組みや直売所については特集の農業の記事に譲るが、ここで一つだけ「これから」を書き添えておく。環境基本計画は、気候の変化で野菜や果樹に日焼けや枯れが起き、高温を好む害虫が増えるおそれを挙げ、高温に対応した栽培方法や品種の情報を集めて農家に伝えるとしている。東京一のうどとブロッコリーの産地も、暑さへの備えを迫られている。
旅人の寄り道クイズ
立川市の第3次環境基本計画が家庭向けに挙げる「今日からすぐにできる環境行動」のうち、1年あたりの二酸化炭素の削減量がいちばん大きいとされているのはどれか。
- (A)ご飯を残さず食べる
- (B)普段より1時間早く消灯する
- (C)お風呂に間を空けずに続けて入り、湯船の蓋を閉める
答えは、記事の終わり近くで明かす。
畑と林のつぎは、水だ。立川の南の端には、多摩川が流れている。
多摩川と湧水を守る──崖線を8市でつなぐ
緑の基本計画は、立川の発祥の地である旧柴崎村の、川沿いや崖からの眺めについて、富士の眺望や舟遊び、鮎料理、旧甲州路の名所として浮世絵や江戸名所図会に記されてきたと書いている。その頁には、葛飾北斎の「冨嶽三十六景 武州玉川」が添えられている。多摩川と富士山の取り合わせは、海の向こうでも知られた北斎の画題だ。2021年の元日の朝に国営昭和記念公園で撮られた一枚にも、雑木林と街並みの向こう、青い山並みの上に白い富士山が写っている。旅で来た人には、北斎の構図の答え合わせをする楽しみがある。

写真: 根川孝太郎 / CC BY-SA 3.0 / Wikimedia Commons
その多摩川の水辺は、いま、野球場や陸上競技場、テニスコートが並ぶ運動の場になっていて、春の催しの日には数千人が集まると緑の基本計画は書く。計画づくりのための市民アンケートで、次の世代に引き継ぎたい緑を尋ねると、昭和記念公園や身近な公園の緑が7割を超えていちばん多く、玉川上水と分水が約5割、多摩川の水辺環境が約4割5分で続いた。
崖線は、市の境を越えて続く
多摩川がつくった段丘の崖、立川崖線は、立川の緑の背骨だ。崖に沿って斜面林が続き、崖の下には湧水があり、根川と矢川が流れる。大正天皇の即位を記念して、旧柴崎村の人びとが根川の両岸1.3キロメートルに、10メートルおきに桜を植えた。その桜並木が、いまの根川緑道につながっていると計画は書く。
崖は、市の境で終わらない。緑の基本計画は、「多摩川由来の崖線の緑を保全する協議会」を通じて、青梅市、羽村市、福生市、昭島市、立川市、国立市、府中市、調布市の8市がつながる崖線を一体のものとして捉え、共同で保全のあり方を考えていくとしている。立川市内では、整備されていない都市計画公園の中の樹林地を保護樹林地に指定して市が管理し、国や東京都の制度を使って樹林地を公有地にする取り組みも進めるという。
湧水については、市は立川崖線の湧水と市内の地下水の調査を続ける。矢川緑地の湧き水の量は特集の矢川の記事で詳しく書いたので繰り返さないが、湧水を守る手立ての一つは、意外なほど身近にある。雨水を地面にしみ込ませる「雨水浸透ます」や「雨水浸透管」を既存の戸建て住宅に付けると、市が補助を出す。上限は20万円。屋根に降った雨が地下へしみ込めば、湧水や地下水が豊かになり、下水管の負担も軽くなると市は説明する。崖の下の湧き水は、街じゅうの屋根とつながっているのだ。
地下の水については、もう一つ、公平に書いておかなければならない論点がある。水や油をはじく性質から消火剤などに使われてきた有機フッ素化合物、いわゆるPFASだ。市によれば、環境省は2025年6月、PFOSとPFOAの合計で1リットルあたり50ナノグラムを、地下水などの指針値とし、水道水では2026年4月1日から同じ値が水質基準になった。立川市は、市が持つ9か所の井戸と、市内の事業所や市民が持つ19か所の井戸で調査を行い、結果を公表している。2024年10月に、横田基地の消火訓練エリアから泡消火薬剤の残りを含む水があふれて施設の外へ出た可能性が高いという情報が国から届いたときには、東京都が周辺の川の水を調べ、残堀川などの地点は当時の暫定指針値を下回っていたと市は伝えている。湧き水の街に住むということは、見えない地下の水にも目を配りつづけるということだ。
水には、気候の変化の影も差している。環境基本計画は、気候変動の影響として、多摩川や残堀川、矢川などの水温の上昇や水質の変化、水に溶けた酸素の減少、藻類の増加を挙げている。ニホンジカなどの野生動物が生息域を広げ、市街地に出てくるおそれにも触れている。立川の駅前にシカ。いまは想像しにくいが、計画はその可能性を、表の一行として淡々と記している。
暑さとつきあう街──市民が挙げた三番目の課題
緑の基本計画をつくるために市が行ったアンケートで、今後の立川市にとって重要な社会課題を尋ねると、「子育て」と「災害に強い都市の形成」がともに約5割で上位に並び、その次が「暑熱対策・ヒートアイランド現象への対策」で43.3%だった。緑の計画のアンケートで、三番目に暑さが来る。市民は、緑を眺めるものとしてだけでなく、日陰をつくる道具としても見ている。
環境基本計画は、気候変動への「適応」を一つの柱に置き、都市化によるヒートアイランド現象と気候変動の相乗効果を、立川が受ける影響として挙げた。熱中症を防ぐため、市の施設や市内の協力事業所に「ひと涼みスポット」を開く取り組みも、計画の行動に書き込まれている。緑の基本計画も、10年後の緑の役割として、暑熱環境の緩和をはっきり挙げた。駅前のまちづくりの検討でも、市は脱炭素や暑熱対策といった気候変動への対応を、これからの都市に求められることとして書いている。
暑さ対策は、華やかな事業ではない。木を1本残す。屋根に降った雨を地面に返す。窓に断熱材を入れる。風呂に続けて入る。どれも地味だ。だが、その地味な積み重ねのほかに、32万トンへの道は無いのだろう。
謎の答え──足湯の街は、山に登れるか
60%の山に、立川は登れるのか。正直に言えば、計画の数字だけを見る限り、道は険しい。8年で2割を減らした街が、9年で残りの半分を減らさなければならない。計画も宣言も、それを隠していない。生産緑地は170ヘクタール以上を守る、みどり率は現状を維持する。どの目標も、減ることを知ったうえで、減り方と闘う目標だ。
それでも、この街の環境の計画を読み終えて残るのは、悲観ではなかった。ごみの熱で足湯を沸かし、ゴーヤの種を翌年へ回し、競輪場の屋根で発電し、崖の緑を8つの市でつなごうとしている。立川の環境のこれからは、大きな発明ではなく、小さな循環の数でできている。市民でも知らない人の多い、この街のひそかな誇りだ。
足湯は、きょうも焼却炉の余熱で温まっている。暑すぎる日には止まり、涼しくなればまた湯が張られる。
寄り道クイズの答え
答えは(C)。立川市第3次環境基本計画のコラムによれば、お風呂に間を空けずに続けて入り、湯船の蓋を閉めると1年に86.9キログラムの二酸化炭素を減らせる。(B)の1時間早い消灯は6.9キログラム、(A)のご飯を残さず食べるは1.1キログラムとされている。
訪ねる前に
- たちむにぃひろばと足湯: 立川市泉町2002番地内(立川市クリーンセンターの北側)。JR東中神駅から徒歩約15分、大山団地折返場バス停から徒歩約7分、西武蔵野バス停から徒歩約8分。立川市の案内では、ひろばは9時から17時、足湯は9時30分から16時で、足湯は毎週火曜日(祝日なら翌平日)やひろばの休園日、焼却炉の停止期間は休み。熱中症警戒アラートの日は足湯が止まる。タオルは持参。最新は市の頁で: https://www.city.tachikawa.lg.jp/kurashi/gomi/1019923/1019924/1001725/1022731.html
- 計画を読むなら: 立川市第3次環境基本計画 https://www.city.tachikawa.lg.jp/shisei/sesaku/1024458/1024463/1025321.html 、立川市緑の基本計画(子ども用の概要版もある) https://www.city.tachikawa.lg.jp/shisei/sesaku/1024458/1024464/1026933.html 、ゼロカーボンシティ宣言 https://www.city.tachikawa.lg.jp/kurashi/seikatsu/1001871/1024781.html
- 補助を使うなら: 既存住宅の断熱改修の補助(2026年度分は受付終了)と雨水浸透施設の補助は、年度ごとに条件や予算が変わる。雨水浸透施設は設置前の相談が要る(下水道管理課): https://www.city.tachikawa.lg.jp/kurashi/seikatsu/1001871/1001888.html
- 緑と水を歩くなら: 国営昭和記念公園、根川緑道、矢川緑地、五日市街道の屋敷林は、特集のそれぞれの記事で詳しく歩いている。崖線の緑と湧水は、根川緑道から矢川緑地へ東へ歩くとつながって見える。
- 都心と神奈川から: 新宿からJR中央線で乗り換えなし。神奈川県の川崎からはJR南武線で乗り換えなしに立川駅へ。たちむにぃへは立川駅北口からバスか、青梅線の東中神駅から歩く。
環境の街を歩いたあとは、立川駅北口で
崖線の坂を上り下りし、畑の道を歩き、焼却場の足湯で足だけ温めると、今度は体の残りの部分が、自分も温めてくれと言いだす。
立川駅の北口から歩いて1分、立川市曙町2-14-10のエトロワビル3階に、オンザショア立川店がある。溶岩プレートを敷いたスタジオで行うホットヨガのスタジオだ。常温のヨガやピラティス、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングもあり、ヨガだけで25種類以上のレッスンがある。
営業は8時から23時30分まで、年中無休で、曜日による違いはない。足湯が閉まる16時のあとでも、寄る時間はたっぷりある。
ヨガの体験レッスンは税込1,980円。60分のレッスンに、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。タオルを持たずに身ひとつで寄れるのは、足湯より気楽かもしれない。
妊娠中の人は溶岩ホットヨガには参加できないが、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている人は利用できない。
料金は https://ontheshore.jp/price/ 、店の案内は https://ontheshore.jp/ 、体験の予約は https://site.locaop.jp/C0aVK?_src=hp で確かめられる。
足から始まった温まりを、駅前のビルの3階で、体の芯まで届ける。立川の一日は、小さな熱の受け渡しでできている。
冒頭の写真: 国営昭和記念公園から西を望む元日の朝。雑木林と街並みの先、山並みの上に白い富士山がのぞく。(写真: Nishifutsu / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons)
この記事の情報は2026年10月時点のものです。
立川さんぽ特集のほかの記事
- 立川の空襲と戦争の記憶 北口の広場は建物疎開の跡だった。山中坂の壕と13回の空襲
- 立川の紅葉・イチョウを歩く 都が選ばなかったケヤキと、市でただ一本の天然記念物
- 立川 基地の町の文化を歩く ユーミンが歌ったゲートと、コーラの瓶を返せという通達
- 立川基地と砂川闘争の歴史を歩く──広がらなかった滑走路と、返された土地の使いみち
- 立川の銭湯と湯の文化 6円が600円になるまで、市内に残る3軒の湯けむり
- 立川防災館と立川広域防災基地を歩く──首都の予備の頭脳は、なぜ立川にあるのか
- 立川の橋めぐり 「無名橋」から二階建ての立日橋まで、橋の名前が覚えている街の来歴
- 立川シネマシティの極上爆音上映──映画館が消えた街に、東京初のシネコンが立つまで
- 立川の文化施設をめぐる──「国立」音大は立川にあり、美術館は信用金庫の1階にある
- 立川をサイクリング──昭和記念公園の14キロと多摩川へ、飛行場が選んだ平らな街を走る
- 立川の踊りと市民の祭り 立川音頭は4つある、そして「立川はフラフラだ」
- 立川ゆかりの人びと 小澤征爾は立川の小学校に通い、彗星の発見者は立川で生まれた
- 立川ゆかりの有名人 ノッポさんは立川の高校を出て、「ダバダ〜」の作曲家は立川基地で弾いた
- 立川 ファーレ立川アートの見どころと回り方──世界の巨匠が、駅前で車を止めている
- 立川の農業と直売所を歩く 23区の畑の半分を超える町で、一番広く育つのは木だった
- 立川で始まった「日本初」 世界初の量産電気自動車、全国初の女性議長、サザエさん裁判
- 立川の民話と伝説を歩く 残堀川は大蛇の血の跡と伝わり、送り狼には「ごくろうさま」を
- 立川・普済寺と諏訪神社を歩く 国宝の石と千二百年の社、立川という名が生まれた村
- 立川で働く・生まれる仕事の今と未来──昼の人口が夜より2万人多く、開業率は多摩26市で一番の街
- 立川の新しい文化と公演のこれから──バレエの国際予選も「学園都市」の祭りも駅から歩ける
- 立川と外国人観光の今と未来──東京を訪ねた旅人の2.3%だけが知る街へ、羽田からバス1本
- 立川の人口と子育てのこれから 外れた予言より4万人多い未来と、2028年の峠
- 多摩モノレール延伸はいつ? 箱根ケ崎まで7駅、町田へ16km──立川が多摩の背骨の真ん中になる日
- 立川と首都直下地震のこれから──465億円の新しい防災拠点と、競輪場が避難所になる日
- 立川・昭和記念公園のこれから レインボープール跡地に、なぜ誰も手を挙げなかったのか
- 立川駅周辺の再開発とこれから 「ベッドタウンにしない」と決めた駅前の、デッキとグリーン車の未来
- 立川・立飛とGREEN SPRINGSの次の十年 市の25分の1を持つ会社と予測を超えた街
- 立川 GREEN SPRINGSの見どころ 一等地にヤギがいて、屋上に多摩川が流れる
- 立川観光と散歩の総合案内──国宝も南極の氷も砂浜もある、空の都の歩き方
- 立川の地形と坂を歩く 平らな街は、なぜ北から南へ50メートルあまり傾いているのか
- 立川の歴史を歩く(出典つき年表) 畑と桑の村は、なぜ百年で多摩の中心になったのか
- 立川飛行場と神風号 午前2時にロンドンへ発ち、羽田へ帰った国産機と空の都
- 立川は神奈川県だった 明治26年の三多摩東京移管と、賛成の砂川・反対の立川村長
- 立川競輪場(立川けいりん)を歩く──グランプリ発祥のバンクが、街の図書館と学校を建てた
- 立川の子どもの昭和史 駄菓子屋「デモ屋」と、基地のクリスマスに配られた3.5トンの飴
- 立川の航空神社と、羽田より先の「東京飛行場」──空に祈った社はなぜ駐車場の片隅に
- 立川・昭和記念公園のこもれびの里と日本庭園──飛行場の跡に、狛江の名主の家が建っている
- 立川の図書館を歩く──たぬきと招き猫と牛のマーク、図書館の無かった市が全国上位になるまで
- 立川のライブハウスと音楽の街 元キャバレーの舞台と、「TM」が多摩だったころ
- 立川まんがぱーくの見どころと行き方──市役所だった建物で靴を脱ぎ、畳の上の4万冊にもぐる
- 立川の花火大会と祭り 昭和記念公園の五千発は、なぜ打ち上げ場所が秘密なのか
- 昭島散歩 立川から9分、海のない街にアキシマクジラと「島」がある理由
- 福生散歩 横田基地はなぜ横田にないのか、国道16号のアメリカンな街の親は立川飛行場
- 福生の酒蔵散歩 石川酒造と田村酒造場、多摩川のそばで川の水を使わない二つの蔵
- 八王子城跡散歩 立川の武士が仕えた、1日で落ちた山城と日本でただ一つの「桑の都」
- 八王子・高尾山散歩 立川から乗り換えなしで行く「世界一」の山と、首を賭けて守られた森
- 日野散歩 土方歳三と新選組のふるさとへ、立川の岸に「日野の渡し」の碑が立つわけ
- 国分寺散歩 お鷹の道と真姿の池、武蔵国分寺跡を立川から歩く 「はけ」は立川から始まっていた
- 国立散歩 「国立」の立は立川の立──大学通り、一橋大学、谷保天満宮を立川から歩く
- 御岳山散歩 武蔵御嶽神社と御岳渓谷、山の神社は参拝の道順を立川から書き起こす
- 青梅散歩 昭和レトロの街並みと映画看板、青梅線は青梅の人が立川へ引いた線路だった
- 立川・根川緑道から多摩川へ散歩 市名の「川」はどの川か、市も知らない
- 立川・猫返し神社(阿豆佐味天神社)と水天宮──名付け親は宮司ではなくジャズピアニストだった
- 立川の夜景と朝の富士山──冬至の夕日は富士の方角へ沈む、デッキとモノレールの空の時刻表
- 立川の夜を歩く──北口と南口の飲み屋街・横丁の歴史、闇市の広場と10館の映画館
- 立川のラーメンとうどん──ラーメンスクエアと武蔵野の小麦、婚礼のご馳走はうどんだった
- 立川は23区に負けているのか 公園は区部の3倍、富士山は新宿より23キロ近い
- 立川の古い村と史跡を歩く──石碑と井戸ばかり残るのは、村が引っ越し好きだったから
- 立川・オニ公園(錦第二公園)へ子連れで──鬼門を守る赤鬼は方角を45度まちがえたのか
- 立川の公園めぐり 一人あたり都平均の2倍、二百六十の公園と「やり投げの月曜日」
- 立川の町名・地名の由来を歩く 曙町と羽衣町は、なぜ名前を取り替えたのか
- 立川で南極に触れる 入場無料の南極・北極科学館と、飛行場の跡に生まれた研究所街
- 立川 雨の日の過ごし方と時間つぶし──雨が一番多いのは梅雨でなく9月、駅の二階から歩く
- 立川市歴史民俗資料館の見どころ──国宝は複製、蚕は本物。立川の歴史を預かる小さな館
- 立川の桜・花見の名所を歩く 駅前の「玉桜」から根川の土手、基地の引込線まで、百年の花の地図
- 立川の学校と学び舎の街──制服の無い百年校、夜の教室、鐘の鳴る音大、南極を学ぶ大学院
- 立川のロケ地と作品の舞台を歩く──神様も防衛隊員も、なぜ立川へ「休みに」来るのか
- 立川の養蚕と桑畑の歴史 砂川は桑苗の生産で全国一だった、空の都の下に眠る蚕の村
- 立川はなぜ「なんでもある」のか──商業の街の百年、魚屋のスーパーから都内初のIKEAまで
- 立川・昭和記念公園の見どころを歩く イチョウ並木が四角いのは、空のせいだった
- 立川の姉妹都市サンバーナディノと世界──東京で最初の姉妹市と、国際司法裁判所長になった交換高校生
- 立川のお土産と名物──59品の「立川のたいこばん」と、酒蔵のない街にある東京の地酒の本部
- 立川のスポーツ観戦と走る場所──仮設のアリーナから日本一が二度、滑走路から1万人が走る街
- 立川駅の歴史をたどる 村はずれの停車場は、なぜ多摩でいちばんの駅になったのか
- 立川の夏の過ごし方と水遊び レインボープールが眠る公園で、森は30分ごとに霧になる
- 立川・サンサンロードを歩く──車の入れない幅40メートルの道に、冬は60万の灯り
- 立川・立飛の歴史と見どころ 飛ばなくなった会社は、なぜ「飛」の字を手放さないのか
- 立川の歴史と立川氏 街の名を名乗った武士は去り、700年前の古文書だけが帰ってきた
- 立川・多摩モノレールの景色と車窓 立川の隣の駅で、富士に日が沈む
- 立川と多摩川の水害と橋の歴史 汽車は人より37年早く川を渡った、渡し船と堤防の物語
- 立川の玉川上水と砂川を歩く 散歩の見どころと歴史、江戸の水道はなぜ川の下へ潜ったか
- 立川の名物・名産品、東京うど 地下3メートルで白く育つ野菜は、夏を高原で過ごす
- 立川の鉄道さんぽ 200メートル遠回りする「短絡線」と、横田へ燃料を運ぶ列車
- 立川の水道と井戸 蛇口の水はどこから来るのか、街の下に眠る水源井戸をたどる
- 立川はなぜ「東京初」が多いのか IKEAも伊勢丹の支店もシネコンも、西の街から始まった
- 立川の野鳥と生きもの タヌキは下水管で眠り、ホタルは公園に住み、タカの居場所は書かれない
- 立川・矢川緑地と「はけ」を歩く──真冬も15度の小川と、20年減らない湧き水の謎
- 立川の週末さんぽ 横田基地から青梅線で14分、基地の「親」だった街を案内する
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
2




