男性向け減量教室は何が効くのか サッカー場・職場・自宅の試験で選ぶ続け方

湖畔のビーチでジョギングをする男性屋外で走る様子を捉えた写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

家で取り組む支援にも結果はあるが、機能を足せば勝つとは限らない

男性向けの支援は、大勢で集まるものだけではない。対面の接触を必要としない教材とオンラインの支援を調べたランダム化比較試験では、教材群54人、教材にウェブサイトなどを加えた群53人、待機群52人を比べた。教材には冊子や映像、歩数計、巻き尺が含まれていた。[12]

介入期間は3か月で、6か月後の体重変化はオンライン群が−4.7kg、教材群が−3.7kg、待機群が−0.5kgだった。95%信頼区間は順に−6.1〜−3.2kg、−4.9〜−2.5kg、−1.4〜0.4kgである。支援を受けた両群とも、待機群より有意に大きく体重が減っていた。[12]

ここから、決まった教室へ通わない方法にも選択肢があると分かる。ただし、オンライン群の平均が教材群より大きく減っているというだけで、オンラインの追加機能が教材より優れているとは決められない。報告された比較の結論は、両支援群が待機群を上回ったという範囲で受け止める。[12]

別の男性65人を対象とした試験の12か月追跡では、その区別がさらに重要になる。オンライン群も情報提供群も、対面の説明会と冊子を受け取り、オンライン群だけがウェブサイトを利用した。12か月後の体重変化はオンライン群−5.3kg、情報提供群−3.1kgだったが、群間差は認められなかった。[16]

オンライン群の95%信頼区間は−7.5〜−3.0kg、情報提供群は−5.4〜−0.7kgである。比較群にも説明会と冊子があり、比較の焦点はウェブ機能の上乗せにある。「使った人が痩せた」と「使わない支援より優れた」は、似た宣伝文句になりやすいが、試験では違う問いだ。[16]

指示どおり記録した人だけを取り出すと、同じ試験ではより大きな減量が見られた。ただし、その人たちは無作為に「きちんと記録する人」へ割り付けられた集団ではない。使い続けられる生活条件や意欲が結果に関係した可能性もある。記録への取り組み方は、支援を利用する過程で生じた違いとして読む必要がある。[16]

家で使う支援を選ぶときは、機能の数より、自分がどこで止まりそうかを考える。記入が面倒なのか、食事量の調整が分からないのか、振り返るきっかけがないのか。教材だけでも結果が出た試験と、ウェブ機能の上乗せ差が出なかった試験を並べると、高機能であることを支援の質そのものにしない選び方が見えてくる。[12][16]

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気分への配慮と、減量後の支援まで含めて選ぶ

集団の雰囲気が合わない、気分が落ちている、毎回人と話すことが負担になる。そうした人のために、気分の落ち込みがある男性を対象とした自宅型の支援も研究されている。過体重または肥満で抑うつ症状のある18〜70歳の男性125人を、オンライン支援と待機群へ無作為に分けた試験である。[2]

このプログラムは健康行動に加え、認知行動療法に基づく心の健康の教材を組み合わせた。認知行動療法は、考え方や行動への働きかけを用いる方法である。3か月後には活動、座っている行動、睡眠、摂取エネルギー、食事の取り分量、リスクのある飲酒などで、小〜中程度の改善が比較群より認められた。[2]

一方、果物・野菜の摂取などには効果が認められなかった。支援の名称が包括的でも、すべての行動が一緒に変わるわけではない。食事量は変えられたが食材の選び方はまだ難しい、といった評価の余地を残しておくほうが、結果を正確に受け取れる。気分の落ち込みの診断や治療については医師に相談する。[2]

減量した後も別の課題がある。最初の3か月で少なくとも4kg減らした男性92人を対象に、追加の維持支援を受ける群と、追加の資材を受け取らない群を比較した試験がある。維持支援には、文章の教材やメッセージ、道具などが含まれていた。[8]

追加支援の開始から6か月時点では、体重の戻りの群間差が−1.9kgで追加支援に有利だった。95%信頼区間は−3.7〜−0.1kgである。しかし1年、3年時点では有意な群間差がなかった。短期の上乗せ効果が見られても、それが長期まで保たれるとは限らない。[8]

この試験の参加者は維持支援の開始前に平均7.3kg減量していた。追跡調査に残った割合は6か月と1年で83%、3年で71%だった。減量を達成してからも長期に追った点は、減量コースの終了が支援の完成を意味しないことを考える材料になる。終わった後に何が残るか、連絡や教材をどう使えるかを、申込み時から確かめておきたい。[8]

以上を通じて見ると、男性向けの支援が有効だったという証拠と、男性だけという条件の優越性とは分けて考えられる。待機群と比べた試験、情報提供を比べた試験、すでに減量した人への追加支援を比べた試験では、答えている問いが違う。対象、比較相手、測定の時点をそろえて読むと、数字の大小だけで支援を順位づけしにくい理由が分かる。[8][10][12][16]

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

よくある誤解

「男性ならスポーツの仲間に入ればよい」という見方には注意したい。地域の研究を整理したレビューではスポーツクラブの研究が多かったが、より多様な男性集団での検証が求められている。スポーツへの関心を、男性全員に共通する前提にすることはできない。家で教材を使う支援にも待機群を上回る結果があるので、集団参加への苦手意識を減量への不適性と結びつけなくてよい。[1][12]

「支援を使うほど、必ず長く体重を保てる」という期待も、試験の結果より強すぎる。オンライン機能の上乗せで有意な群間差が出なかった追跡研究も、追加の維持支援の差が長期では認められなかった試験もある。支援に価値がないという意味に広げず、どの比較で、いつまで差が確かめられたかを確かめることだ。[8][16]

「家族が選んで申し込ませれば、本人も続くだろう」という考えは、参加者自身が応募した研究からは確かめられない。クラブの予備試験でさえ、募集への強い反応と、その後の追跡率は違っていた。家族ができる具体的な手助けは、本人が入りやすい入口を一緒に探すことだろう。興味のある場所、家で使う教材、勤務に結びついた支援のどれなら使えそうかを、本人の言葉で選べるようにしたい。[3][12][15]

「男性向け」は結果を保証する印ではなく、支援の設計を確かめる入口になる。自分に合う言葉で説明されているか、扱う行動は何か、終了後も使えるものがあるか。この問いを持つと、募集の雰囲気だけで決めずに済む。研究で確認されたのも、看板の表現だけではなく、教材、活動、食事への働きかけを組み合わせた支援である。[10][12][15]

今日からできること

  • 食事量を見直したい人は、今日の夕食1食で主食のおかわりを控え、食べる量を調整する。[2][12]
  • 勤務中に加糖飲料を飲む人は、次の出勤日に買う1本を無糖の飲み物に替える。[15]
  • 教材型の支援を試す人は、歩数計を身につけて通勤や買い物で歩き、帰宅時に歩数を確かめる。[12]
  • 飲酒を見直したい人は、今週の飲酒機会を1回減らし、その日は酒を飲まない。[2]
  • 支援を使い始めた人は、教材の指示に沿って食事量と活動を記録し、続いた点と止まった点を振り返る。[16]
立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

男性の減量支援で気になった、参加の入口

JR立川駅北口から徒歩1分のオンザショア立川店には、常温のヨガもある。ヨガのレッスンは25種類以上で、溶岩プレートを敷いたスタジオで行うホットヨガも選択肢に含まれる。

ヨガの体験は60分、料金は税込1,980円となる。バスタオル2枚、フェイスタオル1枚とヨガマットのレンタルを含む。体験予約はヨガの申込み先で、費用の案内は料金ページ、施設の案内は店のトップにある。

医師から運動を止められている方は利用できない。妊娠中の方は溶岩ホットヨガには参加できない。常温のマタニティヨガがある。ヨガ以外には、パーソナルトレーニング、ピラティス、ボクササイズ、HIIT、女性専用のキックボクササイズを実施している。男性向け減量支援で考えた通いやすさをヨガでも確かめるなら、東京都立川市曙町2-14-10にあるエトロワビル3Fという場所も確認材料になる。8:00〜23:30の営業は全曜日共通で、休業日を設けていない。男性向け減量支援の参加先を考えるときと同じく、自分が通える条件とヨガの案内を照らし合わせる。

参考文献

[1] Gender-sensitive community weight-loss programmes to address overweight and obesity in men: a scoping review. — Nguyen et al., 2024, BMJ open. DOI: 10.1136/bmjopen-2023-083646

[2] Behavioral and Cognitive Outcomes of an Online Weight Loss Program for Men With Low Mood: A Randomized Controlled Trial. — Drew et al., 2022, Annals of behavioral medicine : a publication of the Society of Behavioral Medicine. DOI: 10.1093/abm/kaab109

[3] A gender-sensitised weight-loss and healthy living program for men with overweight and obesity in Australian Football League settings (Aussie-FIT): A pilot randomised controlled trial. — Kwasnicka et al., 2020, PLoS medicine. DOI: 10.1371/journal.pmed.1003136

[8] Efficacy of a gender-tailored intervention to prevent weight regain in men over 3 years: A weight loss maintenance RCT. — Young et al., 2017, Obesity (Silver Spring, Md.). DOI: 10.1002/oby.21696

[10] A gender-sensitised weight loss and healthy living programme for overweight and obese men delivered by Scottish Premier League football clubs (FFIT): a pragmatic randomised controlled trial. — Hunt et al., 2014, Lancet (London, England). DOI: 10.1016/S0140-6736(13)62420-4

[12] The SHED-IT community trial: a randomized controlled trial of internet- and paper-based weight loss programs tailored for overweight and obese men. — Morgan et al., 2013, Annals of behavioral medicine : a publication of the Society of Behavioral Medicine. DOI: 10.1007/s12160-012-9424-z

[15] Efficacy of a workplace-based weight loss program for overweight male shift workers: the Workplace POWER (Preventing Obesity Without Eating like a Rabbit) randomized controlled trial. — Morgan et al., 2011, Preventive medicine. DOI: 10.1016/j.ypmed.2011.01.031

[16] 12-month outcomes and process evaluation of the SHED-IT RCT: an internet-based weight loss program targeting men. — Morgan et al., 2011, Obesity (Silver Spring, Md.). DOI: 10.1038/oby.2010.119

冒頭の写真: 湖畔のビーチでジョギングをする男性。屋外で走る様子を捉えた写真。(写真: MuitaHappy / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons)

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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