2型糖尿病は減量で寛解するのか 食事介入の成功率と長く保つための条件を知る

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5年後には「続ける支援」の難しさが見えてくる

DiRECTの延長研究では、元の介入群のうち継続できる人に、さらに低強度の食事支援を提供した。延長支援に同意したのは95人で、5年時点で結果が得られた85人では、体重が開始時より平均6.1kg少なく、11人、13%が寛解していた。[9] 減量の成果が一部保たれていても、寛解を続ける難しさがある。

1年の46%から5年の13%へという並びは印象的だが、そのまま同じ人全員を同じ条件で追った割合として扱うとずれる。延長研究には継続への同意や追跡できたかどうかが関わり、5年の13%の分母は85人である。元の比較試験の各群149人を分母にした1年の数字とは異なる。[3][9]

延長研究は、2年時点で寛解していた人の26%が5年でも寛解していたとも報告している。[9] これは「初めに参加した人の26%が5年で寛解した」という意味ではない。最初の集団、途中で寛解した集団、最後まで測定できた集団。誰を追った割合かで、同じ数字の読み方が変わる。

一方、延長支援を受けた人は、支援がなくなった集団より、追跡中の受診時に寛解条件を満たす割合が高かった。報告された34%と12%は、5年時点での人の割合ではなく、受診時の状態を集計した数字である。[9] 「何人が達成したか」と「どれだけの受診機会でよい状態だったか」を分けると、長期追跡の表を読み違えにくい。

この結果から、延長支援を受ければ必ず寛解が続くとは言えない。延長部分は、元の割り付けと同じ形で支援の継続を無作為化した比較ではなかった。[9] それでも、食事を置き換えた期間で話を終えず、元の食事に戻した後まで見届けた価値がある。減量を始める相談には、終了後の相談先も含めたい。

例えば仕事が忙しくなった時期や、家族と献立を合わせ直す時期を、計画の外の失敗と決めつけない。研究の介入自体が通常食への復帰と維持支援を含んでいたのだから、その後の暮らしを支援の対象に入れる発想が自然である。[3][5] 最初の頑張りを長く延長するというより、食べ方が変わる場面に合わせて支え方を変える。その相談までを治療の場に持ち込める。

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食事法の名前より、比較相手と支援の中身を見る

複数の研究を整理したChuruangsukらの研究は、減量食のメタ分析19本と、寛解を報告した介入研究16本を検討した。メタ分析とは、複数の試験結果を統計的にまとめる方法である。糖尿病のある成人の減量について、低炭水化物食が炭水化物の多い食事や低脂肪食より優れているとは認められなかった。[1]

寛解については、最初に低エネルギーの食事ですべてを置き換える段階を含む無作為化試験で、1年時点の寛解率の中央値が54%と報告された。ただし研究の多くは追跡が1年以内で、長期の結果を判断するには限界があった。[1] 中央値は、並べた研究の割合の中央に当たる値であり、すべての参加者を合算した成功率とは区別する。

Magkosらのレビューでは、食事制限と減量に身体活動や体力の向上を組み合わせる重要性や、炭水化物の制限が体重維持に役立つ可能性も論じられている。[8] こちらは広い知見を整理し、考えられる方向を述べるレビューである。減量の比較で特定の栄養素比率が優れていなかったという結果と、維持に役立つ可能性の議論を、同じ確かさの結論として並べない。[1][8]

間欠的なエネルギー制限については、38〜72歳、糖尿病の期間が1〜11年の人を各36人に割り付けた試験がある。介入と追跡を経た寛解は介入群17人、47.2%、対照群1人、2.8%だった。12か月の追跡後には介入群16人、44.4%で寛解が持続していた。[11]

この研究の群間比較のオッズ比は31.32だが、95%信頼区間は2.39〜121.07と広い。[11] オッズ比は出来事の起こりやすさを比較する指標で、この幅は効果の大きさの推定に不確かさが残ることを示す。目立つ割合だけから、間欠的な制限がほかの食事法より最善だとは決められない。DiRECTとは参加者も判定条件も異なり、両者を直接比べた試験でもない。[3][11]

新しい小規模試験では、肥満があり新たに予備群または2型糖尿病と診断された61人に、薬物治療に加えて高たんぱくの食事と中等度の運動を組み合わせる支援を検討した。糖尿病の小集団では寛解率が86.67%、通常治療側では16.67%だった。[18] 食事、運動、薬が組み合わさった結果なので、たんぱく質だけ、あるいは運動だけの効果として切り出せない。

この試験の体重変化は、予備群を含む強化治療群全体で平均マイナス19.29kg、通常治療群でマイナス1.52kgだった。群間差はマイナス17.77kg、95%信頼区間はマイナス22.90〜マイナス12.64kgである。[18] 体重の数字は全体、寛解率は糖尿病の小集団という違いもある。大きな変化を読むときほど、対象を丁寧に揃えたい。

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よくある誤解

「寛解したら、その後はもう確かめなくてよい」という受け止め方は、長期追跡と合わない。DiRECTでは2年で寛解していた人のうち、5年でも寛解していたのは26%だった。[9] 達成した瞬間の写真だけで今後を決めず、その後も検査と治療の方針を医師と確認する。寛解という言葉は、その後の経過を見なくてよいという許可証にはならない。

「15kg減らさなければ何も変わらない」という読み方も極端である。DiRECTでは5〜10kg減量した集団でも34%に寛解が見られ、2年時点には寛解以外の検査値や薬の使用状況にも群間の違いがあった。[3][5] 減量幅ごとの集計は全員共通の合格ラインを決めるものではなく、個人にどんな改善が起きているかは別に評価される。

「断食、低炭水化物、高たんぱくのどれかに正解がある」という期待にも距離を置く。研究をまとめた結果では、特定の栄養素の配分や食事の型が減量で一貫して優れるという裏付けは得られず、総食事置き換えを含むプログラムに寛解の有力な結果があった。[1] 一方で間欠的な制限や複合的な支援にも結果がある。[11][18] 名前の人気と、自分に実施できる医療の支援を混同しないことが大切である。

体験談を読むときは、薬を使っていたか、いつ検査したか、どのような支援を受けたかまで確かめたい。比較試験の結果と個人の経験を同じ表に無理に押し込めると、必要な条件が見えなくなる。研究の成功率は将来の約束より、治療の選択肢について質問するための材料に向いている。[1][3][11]

今日からできること

  • 次の受診で「自分は寛解を目指す支援の対象になるか」を1回尋ね、食事と運動を変えてよい範囲を医師と決める。[3][8]
  • 医療者と決めた食事内容を、まず今日の夕食1回で実行する。家族と食べる人は、その献立に合う食材を一緒に用意する。[3]
  • 通常食へ戻す段階にいる人は、支援担当者と決めた献立を翌日の1食分準備する。[3][5]
  • 運動を認められている人は、今週1回、医療者と合意した身体活動を生活の中で実行する。[8]
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寛解を目指す暮らしに、続けられる運動を

寛解を目指す食事管理とともに運動を続ける場所を考えるとき、オンザショア立川店には朝から夜まで通える営業時間がある。年中無休で8:00〜23:30に営業しており、生活に合わせて通い方を考えられる。医師から運動を止められている方は利用できない。

JR立川駅北口から徒歩1分の同店へは、東京都立川市曙町2-14-10のエトロワビル3Fを目指す。溶岩プレートのある室内でのホットヨガに加え、常温のヨガやピラティス、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングを扱う。ヨガのレッスンだけでも25種類以上ある。

ヨガの体験は税込1,980円で60分受講でき、レンタルのバスタオル2枚とフェイスタオル1枚、ヨガマットもその料金に含まれる。妊娠中の方は溶岩ホットヨガには参加できない。常温のマタニティヨガがある。店舗トップには店の案内があり、料金のページとヨガ体験の予約ページも利用できる。寛解を目指す人は、医師と合意した運動の方針を踏まえてヨガ体験を申し込もう。

参考文献

  1. Diets for weight management in adults with type 2 diabetes: an umbrella review of published meta-analyses and systematic review of trials of diets for diabetes remission. — Churuangsuk et al., 2022, Diabetologia. DOI: 10.1007/s00125-021-05577-2
  2. Primary care-led weight management for remission of type 2 diabetes (DiRECT): an open-label, cluster-randomised trial. — Lean et al., 2018, Lancet (London, England). DOI: 10.1016/S0140-6736(17)33102-1
  3. Durability of a primary care-led weight-management intervention for remission of type 2 diabetes: 2-year results of the DiRECT open-label, cluster-randomised trial. — Lean et al., 2019, The lancet. Diabetes & endocrinology. DOI: 10.1016/S2213-8587(19)30068-3
  4. Diet and exercise in the prevention and treatment of type 2 diabetes mellitus. — Magkos et al., 2020, Nature reviews. Endocrinology. DOI: 10.1038/s41574-020-0381-5
  5. 5-year follow-up of the randomised Diabetes Remission Clinical Trial (DiRECT) of continued support for weight loss maintenance in the UK: an extension study. — Lean et al., 2024, The lancet. Diabetes & endocrinology. DOI: 10.1016/S2213-8587(23)00385-6
  6. Effect of an Intermittent Calorie-restricted Diet on Type 2 Diabetes Remission: A Randomized Controlled Trial. — Yang et al., 2023, The Journal of clinical endocrinology and metabolism. DOI: 10.1210/clinem/dgac661
  7. Effect of hypoglycemic agents with weight loss effect plus a high protein diet and moderate exercise on diabetes remission in adults with obesity and type 2 diabetes: a randomized controlled trial. — Zhang et al., 2025, BMC medicine. DOI: 10.1186/s12916-025-04072-4

冒頭の写真: 皿に盛られたレタスとカッテージチーズ、数種類の果物と、脇に添えられたパン。(写真: Bill Branson (Photographer) / Public domain / Wikimedia Commons)

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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