揚げ物の回数と体重の科学 週何回の線引きより先に知りたい肥満研究の答え

衣を付けて揚げたキスの天ぷら魚を食材として使った揚げ料理の写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

油の選び方だけで答えが出ない理由

揚げ物の話が油の銘柄や種類の話に移るのは自然だ。ただ、既存の研究を整理したレビューは、その点こそ情報が不足していると指摘する。油の種類だけでなく、揚げる食品の種類、油に浸して揚げる方法とフライパンで揚げる方法、温度、調理時間、油の再利用、食事全体の組み合わせについて、詳しい情報が欠けていた。[8]

つまり、「揚げ物」という呼び名は、研究の中でも幅を持つ。自宅で作る料理と外で食べる料理の把握を改善することも、レビューが挙げた課題だ。家庭なら体重に影響しない、特定の油なら食べる回数を気にしなくてよい、といった結論をここから導くことはできない。[8]

読者が料理を選ぶ際には、油だけを点検するより料理の姿を確かめるほうが具体的だろう。弁当の主菜なのか、追加した惣菜なのか、家族と分ける料理なのかを分けて考える。これは特定の調理法の優越を証明する話ではなく、レビューが示した「食品の種類と食事全体の情報が不足している」という課題を、自分の献立を見渡す問いに置き換えた提案である。[8]

研究の数字を食卓へ運ぶときの注意も、ここで整理しておこう。観察研究では、食べ方を研究者が決めず、生活の違いを調べる。ほかの要因を統計的に考慮しても、測り切れない違いが残り得る。さらに、横断研究は現在の状態、追跡研究はその後の発生を見ており、両者を同じ強さの因果の証拠として扱えない。[6][7]

レビューでは食事質問票による摂取把握が多かった。自分でも、揚げ物を何回食べたかを尋ねられると、主菜は思い出せても添え物までは迷うことがある。食べる回数という身近な言葉でも、把握の仕方には幅がある。研究の数値を精密な個人判定に使うより、食事を振り返る方向を決めるのに使うのが現実的だ。[8]

また、過体重・肥満との関連が見られたからといって、ほかの病気にも同じ数字を当てはめられない。メタ分析では、最も多い群と最も少ない群を比べた糖尿病の統合相対リスクは1.07、95%信頼区間0.90〜1.27で、明瞭な関連は示されなかった。体重の話を、そのまま病気全般への断定に広げないことも大切である。[7]

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遺伝と腸内細菌は、回数の意味をどこまで説明するか

「家族も太りやすいから、揚げ物の影響が大きいのだろうか」。こうした疑問を扱った米国の研究では、女性9,623人と男性6,379人を調べ、別の女性21,421人の集団でも結果を確かめている。体格指数、つまり身長に対する体重の指標であるBMIに関わる遺伝的な特徴を点数化し、揚げ物の頻度との組み合わせを解析した。[4]

遺伝的リスクが高い側の群で、揚げ物を週4回以上食べる人と週1回未満の人のBMIの差は、女性1.0、男性0.7だった。低い側の群では女性0.5、男性0.4である。示されたのは、食べる頻度と体格の関係が遺伝的背景によって異なる可能性であり、遺伝の影響を一定として扱うだけでは見えない組み合わせだった。[4]

ただし、先ほどの英国の追跡研究では、違う方向の結果が報告された。BMIに関連する940の遺伝的変異から作った点数を使うと、遺伝的リスクが低い人で、揚げ物摂取と腹部肥満の関連が強かった。この群でのハザード比は1.59、95%信頼区間1.25〜2.00だった。[2]

「遺伝的リスクが高い人ほど気をつける」と「低い人でも関連が強い」は、同じ結論にそろえてしまえない。米国の研究はBMIや肥満との関係、英国の研究は肥満の発生、とくに腹部肥満との関係を扱い、遺伝的リスクを作る情報も異なる。どの違いが結果を分けたかは、この比較だけでは決められない。[2][4]

したがって、自分の家族の体格だけで、揚げ物を食べてよい回数を決めるのは飛躍になる。遺伝の研究は「体質だから何をしても同じ」という見方を問い直す材料にはなるが、個人別の回数表を作る段階とは隔たりがある。遺伝的背景に関する結果の食い違いも含め、生活の中で変えられる食べ方を考えるほうが使いやすい。[2][4]

腸内細菌から調べる研究もある。中国の集団6,637人と別の集団3,466人を解析した研究では、揚げ物を食べる頻度に関連する25の菌属から指標を作った。この指標はBMIや体脂肪の分布との関連を示した。菌属とは細菌の分類の単位であり、ここでの指標は個別の料理の成分量を測ったものとは異なる。[3]

調べ方をもう少し具体的に見ると、揚げ物の摂取情報は対面での聞き取りから得られ、細菌の分類には研究開始時に採取した便の遺伝情報が使われた。体組成の評価には、X線を使って脂肪などを測る二重エネルギーX線吸収測定法を用いている。食事の申告、便の分析、体組成の測定という異なる情報を組み合わせた設計であり、回数と体重だけを比べる研究よりも、体内の特徴を詳しく捉えようとしている。[3]

この研究は便の試料から細菌を調べ、体組成を測り、きょうだい間の比較も用いて家族に共通する要因を考慮した。それでも、揚げ物で腸内細菌が変わったから肥満になったという因果の道筋を確定する試験とは違う。揚げ物に関連する細菌の指標と体の状態が結びついていた、と読む範囲が適切である。[3]

この違いは日常にも関係する。食事の話が腸内細菌に及ぶと、何かを足せば元に戻るという期待が生まれやすい。しかし、この研究は腸内細菌を変える食品や補給製品を与え、揚げ物の影響を打ち消せるかを比較していない。食卓を見渡す代わりに、別の食品をお守りのように足す根拠にはならない。[3]

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よくある誤解

「週の回数に、太らない上限がある」という受け取り方は修正したい。地中海地域の研究で使われた週4回超と週2回未満は、参加者を比べる区分である。レビューにも頻度の高い食べ方への懸念は示されるが、万人に共通する安全な回数が試験で決まったという話にはつながらない。境界探しより、回数が増える場面を見るほうが役に立つ。[1][8]

「平均の体重差が有意でなければ、好きなだけ食べてよい」という理解も行き過ぎだ。同じ追跡研究で、平均の体重増加の差は小さく有意でなかった一方、開始時に過体重・肥満でなかった人の発生には関連が見られた。調べた結果によって答えが違うため、都合のよい側だけを採用しないことが大切である。[1]

「体質や腸内細菌を調べれば、食べ方の正解がすぐ分かる」とも限らない。遺伝的背景との組み合わせは研究によって結果が違い、腸内細菌の研究も関連を調べたものだ。個人にとっての最適な回数を検査で決めたり、別の食品で埋め合わせたりするところまで、これらの研究は確かめていない。[2][3][4]

では、分からないことばかりなのか。そう捉える必要もない。成人の研究をまとめた結果と複数の追跡研究を合わせると、頻繁な揚げ物摂取を、食生活を点検する目印として扱う理由はある。何kg痩せるかの約束と切り離せば、普段の選び方を小さく変える判断には使える。[1][2][7][8]

今日からできること

  • 自分の次の夕食では、揚げ物の主菜1品を、焼く・蒸す・煮る料理のいずれかに替えて食べる。[8]
  • 揚げ物を主菜にする日は、自分が用意する副菜1品を、揚げる以外の調理法で作る。[6][8]
  • 家族と揚げ物を食べる次の食事では、食べたい揚げ料理を1種類決め、それ以外の料理は別の調理法で組み合わせる。[8]
  • 自分の1週間の食事について、主菜と添え物の揚げ物を料理名とともに記録し、重なる食事を振り返る。[1][8]
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揚げ料理の献立に、動く習慣を添える

揚げ物の献立を見直す暮らしに、体を動かす習慣も加えたいなら、オンザショア立川店への通いやすさも考える材料になる。所在地はエトロワビル3F、東京都立川市曙町2-14-10で、JR立川駅北口から徒歩1分の距離にある。年中無休で、どの曜日も8:00から23:30まで営業しているため、買い物や通勤で駅を使う日にも通い方を考えられる。

溶岩プレートを敷いた室内で行うホットヨガに加え、常温ヨガ、ピラティス、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングがあり、ヨガのレッスンだけでも25種類以上ある。体験のヨガは60分で税込1,980円となり、レンタルのヨガマットとバスタオル2枚、フェイスタオル1枚を含んでいる。妊娠中の方は溶岩ホットヨガには参加できない。常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。

参加に向けた情報は店のトップ、料金の案内、体験予約にある。揚げ物を食べる日も含めた普段の暮らしに、通える日の運動を1回加えてみよう。

参考文献

  1. Consumption of fried foods and weight gain in a Mediterranean cohort: the SUN project. — Sayon-Orea et al., 2013, Nutrition, metabolism, and cardiovascular diseases : NMCD. DOI: 10.1016/j.numecd.2011.03.014
  2. Fried food consumption, genetic risk, and incident obesity: a prospective study. — Wan et al., 2024, Food & function. DOI: 10.1039/d3fo02803h
  3. Fried food consumption-related gut microbiota is associated with obesity, fat distribution, and cardiometabolic diseases: results from 2 large longitudinal cohorts with sibling comparison analyses. — Duan et al., 2025, The American journal of clinical nutrition. DOI: 10.1016/j.ajcnut.2025.06.025
  4. Fried food consumption, genetic risk, and body mass index: gene-diet interaction analysis in three US cohort studies. — Qi et al., 2014, BMJ (Clinical research ed.). DOI: 10.1136/bmj.g1610
  5. Intake of fried foods is associated with obesity in the cohort of Spanish adults from the European Prospective Investigation into Cancer and Nutrition. — Guallar-Castillón et al., 2007, The American journal of clinical nutrition. DOI: 10.1093/ajcn/86.1.198
  6. Fried-food consumption and risk of overweight/obesity, type 2 diabetes mellitus, and hypertension in adults: a meta-analysis of observational studies. — Qin et al., 2022, Critical reviews in food science and nutrition. DOI: 10.1080/10408398.2021.1906626
  7. Fried Food Consumption and Cardiovascular Health: A Review of Current Evidence. — Gadiraju et al., 2015, Nutrients. DOI: 10.3390/nu7105404

冒頭の写真: 衣を付けて揚げたキスの天ぷら。魚を食材として使った揚げ料理の写真。(写真: ウィキ太郎(WikiTaro) / CC0 / Wikimedia Commons)

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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