
男性のテストステロンを測ったのは、10人の予備的な試験
検索窓には「イソフラボン 過剰摂取 男性」という言葉も並ぶ。この記事の資料で、男性のホルモンを測った試験は、2026年の1本だけだった[10]。
対象は19〜29歳の鍛えた男性の選手10人で、きつい筋力トレーニングの後に、大豆を使った柔らかいプレッツェルか、小麦のプレッツェルを食べる二重盲検の交差試験である[10]。交差試験は、同じ人が両方を順に試す形をいう。血中のテストステロンは、大豆のプレッツェルの後のほうが低く、1Lあたり14.54nmolと16.35nmolだった(効果量−0.60)[10]。尿のイソフラボンは大豆の後に有意に多く、成分が吸収されたことが確かめられた[10]。
筋肉痛の評価には、二つの間で有意な差がなかった[10]。炎症の物差しのインターロイキン6は、大豆の群で6時間後から早く下がったが、差は有意ではなかった[10]。著者らは、大豆のプレッツェルはホルモンとイソフラボンの反応には影響するが、筋肉痛と炎症への影響ははっきりせず、もっと大きな試験が要ると書き、指導者はこの結果を予備的なものとして読むべきだとしている[10]。
著者らは、大豆を使った回復の軽食は、選手にとって手軽で、おおむね問題なく食べられる選択肢になりうるとも書く[10]。この試験は、イソフラボンのとりすぎを調べるために組まれたものではない。この記事で読んだ研究の中に、男性がイソフラボンを多くとり続けたときの体への害を調べた試験はない。10人の比べから、「ソイは男に悪い」とまでは言えない。
疑問の続きは、体で確かめるのがいちばん早い。
乳がんの話は、研究の型で読み分ける
ソイの心配でいちばん重いのは、乳がんの話だろう。ここは、研究の型をはっきり分けて読む。病気の診断や治療の話はしない。乳がんの診断を受けている人の食事は、主治医と決めることである。
まず観察研究。日本の保健所を単位にした前向きのコホート研究(JPHC研究)は、1990年に4つの保健所の地域の40〜59歳の女性21,852人に、大豆の食品をとる頻度を質問紙で尋ね、1999年まで追った[5]。その間に179人が乳がんと診断された[5]。みそ汁とイソフラボンの摂取は乳がんの危険と逆の関連を示したが、大豆の食品そのものの摂取では関連がなかった[5]。イソフラボンの摂取がいちばん少ない4分の1と比べて、いちばん多い4分の1の相対危険は0.46(95%信頼区間0.25〜0.84)だった[5]。2番目と3番目の4分の1は、0.76と0.90で、信頼区間は1をまたいでいた[5]。出産の経歴、家族歴、喫煙、ほかの食事の要因で調整しても、関連は大きく変わらず、逆の関連は閉経後の女性でより強かった[5]。観察研究なので、これは関連であって、イソフラボンが乳がんを防いだことを示したものではない。
次に動物の研究。2024年のメタ分析は、乳がん、卵巣がん、子宮のがんの動物のモデルで、食事のイソフラボンが腫瘍の育ち方に与える影響を調べた30研究を集めた[18]。イソフラボンは腫瘍の体積と重さを減らしたが、腫瘍の面積は増やした[18]。著者らは、利益と危険の両方がありうるとし、患者が、とくにサプリの形でとるときは注意すべきだとしている[18]。
2025年の総説は、胸腺がなく卵巣を取ったマウスの研究では、イソフラボンがすでにあるエストロゲンに反応する乳腺の腫瘍の成長を促すと書く[15]。そのうえで、多くの臨床研究では、大豆の食品も、取り出したイソフラボンも、マンモグラフィーで見る乳房の密度や乳房の細胞の増え方といった、乳がんの危険の目印に影響しなかったとしている[15]。アジアの国でふつうにとる量を大きく超えたときでも、影響は見られなかったという[15]。この総説は、治療の状況にかかわらず、乳がんの女性も大豆の食品は安全にとれることを証拠が示している、と結論している[15]。
卵巣を取ったマウスでは促し、動物の30研究のまとめでは減る指標と増える指標があり、人の目印では動かず、日本の観察研究では逆の関連。型が違えば、答えの向きも違う。2006年の助言が、イソフラボンのサプリを勧めないとしたこと[2]と並べて、私はこう読む。大豆の食品と、イソフラボンだけを濃くしたサプリは、分けて考えたほうがよい。

よくある誤解
「イソフラボンは、女性ホルモンそのものだ」。受容体に結びつくが、人でどこまでエストロゲンのように働くかははっきりしていない[15]。閉経後の女性の40試験では、エストロゲンの4つの物差しに有意な影響はなかった[8]。ただし、エストラジオールが小さく上がったとする別の解析もある[9]。
「研究で安全と確かめられているから、若い女性も何も気にしなくてよい」。この記事で読んだ大きな試験とメタ分析は、閉経後の女性が対象だった[4][6][8]。閉経前の女性6人の試験では、1か月で生理の前半が延びた、または遅れた[1]。病気のない若い女性で長く続けた試験は、この記事の資料にはない。
「ソイを飲むと、男性はテストステロンが下がって筋肉がつかない」。測ったのは鍛えた男性10人の予備的な試験1本で、テストステロンは小麦の後より低かったが、筋肉痛には差がなかった[10]。筋肉のつき方を比べた試験ではない。
今日からできること
- たんぱく質の粉と、イソフラボンだけを濃くしたサプリを、同じものと考えない。2006年の助言は、イソフラボンのサプリを勧めないとした[2]。
- ソイプロテインを飲み始めて生理の周期が変わったら、日付を記録する。閉経前の6人の試験では、1か月で生理の前半が延びた、または遅れた[1]。周期の乱れが続くときは医師に相談する。
- 胃腸の不調が続くときは、飲むのを見直し、続くなら医師に相談する。閉経後の女性がゲニステインの錠剤を飲んだ試験では、胃腸の副作用が19%と、偽薬の8%より多かった[6]。
- 同じ袋を飲んでも、体の中の変わり方は人によって違うと考えておく。腸でエクオールを作れる人は3分の1から2分の1とされる[3]。
- 男性も、1本の小さな試験で結論を出さない。テストステロンの差を見た試験は10人の予備的なものだった[10]。
- 乳がんの治療中の人や、ホルモンの治療を受けている人は、大豆のサプリを足す前に主治医に相談する。がんを防ぐ・治すためのイソフラボンの安全性は確立していないとして、サプリを勧めない助言がある[2]。

プロテインの袋を選ぶ前に、オンザショアで動く時間を
ソイかホエイかは、棚の前で何分でも迷える。この記事の研究は大豆の成分を調べたもので、どこかのスタジオで運動したときの効果を調べたものではない。だからここでは、運動を続ける場所の事実だけを書く。
オンザショア立川店には、溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガ、ピラティス、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングがある。ヨガだけで25種類以上のレッスンがある。
場所はJR立川駅北口から徒歩1分、東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F。店は8:00〜23:30で年中無休、レッスンの開始の時刻はそれとは別にある。12月29日から1月3日は通常のレッスンを休み、会員向けの特別の有料講座になる。
体験レッスン(ヨガ)は税込1,980円で、60分のレッスンに、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。妊娠中の方は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。料金は料金のページ、予約は体験の予約、店のことはトップページで確かめられる。
参考文献
[1] Biological effects of a diet of soy protein rich in isoflavones on the menstrual cycle of premenopausal women — Cassidy A, Bingham S, Setchell KD., 1994, The American journal of clinical nutrition. DOI: 10.1093/ajcn/60.3.333
[2] Soy protein, isoflavones, and cardiovascular health: an American Heart Association Science Advisory for professionals from the Nutrition Committee — Sacks FM, Lichtenstein A, Van Horn L, Harris W, Kris-Etherton P, Winston M, et al., 2006, Circulation. DOI: 10.1161/circulationaha.106.171052
[3] Equol: A Bacterial Metabolite from The Daidzein Isoflavone and Its Presumed Beneficial Health Effects — Mayo B, Vázquez L, Flórez AB., 2019, Nutrients. DOI: 10.3390/nu11092231
[4] Effect of soy protein containing isoflavones on cognitive function, bone mineral density, and plasma lipids in postmenopausal women: a randomized controlled trial — Kreijkamp-Kaspers S, Kok L, Grobbee DE, de Haan EH, Aleman A, Lampe JW, et al., 2004, JAMA. DOI: 10.1001/jama.292.1.65
[5] Soy, isoflavones, and breast cancer risk in Japan — Yamamoto S, Sobue T, Kobayashi M, Sasaki S, Tsugane S, et al., 2003, Journal of the National Cancer Institute. DOI: 10.1093/jnci/95.12.906
[6] Effects of the phytoestrogen genistein on bone metabolism in osteopenic postmenopausal women: a randomized trial — Marini H, Minutoli L, Polito F, Bitto A, Altavilla D, Atteritano M, et al., 2007, Annals of internal medicine. DOI: 10.7326/0003-4819-146-12-200706190-00005
[7] Soy isoflavone supplementation and sexual function in postmenopausal women: a systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials — Yildiz Karaahmet A, Sadeghi E., 2026, International journal of impotence research. DOI: 10.1038/s41443-026-01278-9
[8] Effect of Soy Isoflavones on Measures of Estrogenicity: A Systematic Review and Meta-Analysis of Randomized Controlled Trials — Viscardi G, Back S, Ahmed A, Yang S, Mejia SB, Zurbau A, et al., 2025, Advances in nutrition (Bethesda, Md.). DOI: 10.1016/j.advnut.2024.100327
[9] Isoflavones improve vaginal atrophy, skin health, and sex-related hormones in postmenopausal women: a systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials — Na Takuathung M, Inpan R, Yaja K, Ruansit W, Teekachunhatean S, et al., 2025, Menopause (New York, N.Y.). DOI: 10.1097/gme.0000000000002619
[10] Effects of Soy Pretzel Consumption on Blood Biomarkers and Muscle Soreness After Intense Resistance Exercise in Healthy, Trained Males: A Preliminary Study — McClure J, Sommer A, Kraemer WJ, Vodovotz Y., 2026, Journal of strength and conditioning research. DOI: 10.1519/jsc.0000000000005348
[15] A Review of the Clinical and Epidemiologic Evidence Relevant to the Impact of Postdiagnosis Isoflavone Intake on Breast Cancer Outcomes — Messina M, Nechuta S., 2025, Current nutrition reports. DOI: 10.1007/s13668-025-00640-5
[18] A Systematic Review and Meta-Analysis of the Effects of Dietary Isoflavones on Female Hormone-Dependent Cancers for Benefit-Risk Evaluation — Chakravarti B, Rajput S, Srivastava A, Sharma LK, Sinha RA, Chattopadhyay N, et al., 2024, Phytotherapy research : PTR. DOI: 10.1002/ptr.8358
この記事の情報は2026年11月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。
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