
チンパンジーは、費用がかからないときに多く分けた
費用と、相手に渡す量を分けて操作した実験がある。見たのはチンパンジー4組で、人の誕生日ではない。独裁者ゲーム(提案者が分配を決める課題)と最後通牒ゲーム(受け手が提案を拒否できる課題)を、あらかじめ決めた分配で実施した。動物の分配行動の実験であり、18〜39歳の女性の喜びを予測する根拠には使えない。[2]
提案者は、社会的でない基準より、独裁者ゲームで多くを相手に渡した。とくに、自分に費用がかからないときに、その傾向が出た。費用がかかるほど多く渡して誠意を示した、という図式とは向きが違う。費用ゼロのときに、相手への量が増えた。[2]
最後通牒ゲームでは、受け手はゼロより大きい提案をすべて受け入れた。不公平を嫌って突き返す反応は見られなかった、と著者らは示唆している。提案者は、相手への量が多い選択肢を好みもした。同時に、セッションを重ねると提案を減らした。相手の拒否を、おそらく罰する方向に傾いた、と著者らは書いている。おそらく、を外して罰だと断定しない。[2]
戦略として多く渡せば、あとで受け入れてもらえる。その計算で寛大になった、という証拠はなかった、と結論されている。役割を入れ替えて互恵も調べ、互恵の証拠は見つからなかった。著者らの結語は、チンパンジーは寛大な合理的最大化者で、戦略的な行動には入らないかもしれない、というものである。[2]
疑問の続きは、体で確かめるのがいちばん早い。
診療の贈り物では、受諾と拒否の影響を考える
贈り物の値段を、渡す側の財布だけで決める話でもない。別の部屋では、受け取る側がプロである。患者やその家族が精神科医に贈り物を渡すとき、臨床家は境界を保ちつつ、温かさと感謝で応える柔軟さも要る、と論じられている。5つの臨床症例を扱う論考であり、18〜39歳の女性同士の贈り物への適用は、診療関係との違いを踏まえる必要がある。考慮するのは、贈り物の意図、患者にとっての価値、受け取った場合と断った場合に患者と治療へ及ぶと予想される影響である。[1]
ここで言う価値は、患者にとっての価値である。倫理上の義務は、患者の最善の利益を考えることにあり、検討は症例ごとだとされる。マクリーン病院の倫理委員会のメンバーが、実用的な結果に目を向ける枠を示している。受け取ることで患者を搾取する危険と、断ることで患者を傷つける危険の、両方を小さくする枠である。[1]
診療の倫理枠を友人関係に重ねることはできない。ここでは、受け取る人への影響を考える視点として対比する。クリスマスの試験が喜びを採点したのに対し、診療の論考は受諾と拒否が患者と治療へ与える影響を扱っている。[1][3]

額面のカードを行動の対価にすると、結果は割れる
ギフトカードを受診、調査参加、禁煙の誘因に使った試験もある。測ったのは喜びではなく行動であり、結果も揃っていない。
一つ目は、マンモグラフィである。マサチューセッツの民間保険の加入者で、42〜69歳の女性、2.6年以上マンモグラフィの請求がなかった人を、4群にランダム化した。18〜39歳の女性はこの年齢範囲に含まれず、受診行動の結果をそのまま当てはめることはできない。対象は4700人で、届かなかった郵便などを除いた解析は4427人である。対照は通常の催促の手紙だけである。誘因の群は、手紙に加え、4か月以内の受診で、15ドルのギフトカードか、250ドルのギフトカードが当たるくじか、そのどちらにするかを本人が選ぶ条件を付けた。[20]
受診した割合は、ギフトカード群11.7%、くじ群12.1%、選択できる群13.4%、対照11.9%だった。全標本の二変量でも多変量でも、差は統計的に有意ではなかった。著者らの結論は、試した低費用の誘因は、全標本のマンモグラフィ率に統計的に有意な影響を持たなかった、である。探索的な解析では、研究上の空白の直前の年に受診があった人で、本人が選べる誘因と受診のしやすさが結び付いた、とも書かれている。全標本で差がなかった結論を、この部分集団の話で上書きしない。[20]
二つ目は、調査への参加である。2018年にノースカロライナの2施設で、低線量CTによる肺がん検診を受け、結果が陰性だった黒人と白人の成人に、20ドルのギフトカードを郵送した。18〜39歳の女性の誕生日とは対象も目的も異なるため、贈り物の喜びへの直接の適用はできない。条件付きは、質問票を返したあとに渡す約束である。無条件は、質問票と一緒にカードを送る。性別と人種で層別してランダム化した。接触は、調整した郵送を6回である。性別、人種、年齢、喫煙状況、居住、検診施設を調整すると、無条件の群は条件付きの群より参加しやすく、調整オッズ比は1.74、95%信頼区間は1.01から3.00だった。参加率そのものの比ではなく、参加するオッズの比較である。信頼区間の下限は差がない値の1に近い。結論は、いま吸っているか以前吸っていた人への郵送調査では、最初の費用を払う価値があり得る、という範囲である。[12]
三つ目は、職場の禁煙である。オランダの61社、喫煙する従業員604人が、7週間の集団研修を受けた。喫煙する従業員の禁煙支援の試験に基づく経済評価であり、18〜39歳の女性の誕生日の満足度には直接当てはめられない。介入群は、12か月の継続的な禁煙で350ユーロの商品券を得る。比較群に誘因はない。追跡は、研修2か月に禁煙期間12か月を足した14か月である。一酸化炭素で確認した継続禁煙は、介入群41.1%、比較群26.4%だった。社会の視点での14か月の増分費用効果比は、禁煙1人あたり11,546ユーロ。雇用主の視点では5,686ユーロである。[14]
同じ14か月で、質調整生存年には有意な差がなかった。主解析では、質調整生存年1単位あたり20,000ユーロという閾値で、誘因ありのほうが比較群に劣後した。感度分析では、この結果は不確実だった。生涯の視点に切り替えると、質調整生存年あたりの増分費用効果比は1,249ユーロ、95%信頼区間は850から2,387ユーロである。著者らは、金銭的誘因は禁煙を増やすうえで費用対効果があり得て、とくに生涯の視点でそうだ、と結んでいる。14か月で劣後した主解析と、生涯で下がり得る比を、片方だけ残さない。[14]
三つの試験の反応は、誕生日の採点ではない。15ドルは受診率を有意には分けず、20ドルの渡し方は参加のオッズを動かし、350ユーロは禁煙率を分けた一方で14か月の質調整生存年は分けなかった。額面の大きさと反応の大きさは、一つの階段になっていない。[12][14][20]
よくある誤解
高い品を買えば、受け取る人の点も上がる、と思いやすい。口頭で「高価である」とした条件は、赤い包装より3.19点高かった。これは説明の条件である。同じ包装で中身を変えると、DKK 500のギフトカードは、生理食塩水の注射器より点が低かった。絶対の喜びを最大にする、という著者らの結論は、大きさ、重さ、柔らかさ、金の紙、リボン、長いカード、背景の話である。費用あたりで最も高かったのは、小さな品と短い物語である。高いほど、の一言には収まらない。[3]
包装やリボンは、中身の前では誤差だ、と思うこともある。同じ試験で、金の包装紙は+1.48、リボンは+1.81、長いカードは+5.42だった。いずれも基準の赤い包装との差で、カードとリボンを直接戦わせた差ではない。それでも、飾りをゼロと置く読みは、この数値と合わない。割れた磁器の音の+2.61まで含めると、点数は実用の順位どおりにも並んでいない。[3]
ギフトカードは金額が印刷されているので、相手の反応を安定して引き出す、という誤解もある。クリスマスの採点では、そのカードが注射器に負けた。受診の試験では、15ドルのカードも250ドルのくじも、手紙だけとの差が全標本では有意でなかった。調査の試験では、20ドルを先に渡すほうが、あとで渡す約束より参加のオッズが高かった。禁煙の試験では、350ユーロの商品券で禁煙率は上がり、14か月の質調整生存年では有意差がなかった。カードの額面は、反応の種類を取り違えると、別の物語になる。[3][12][14][20]

今日からできること
- 予算を上げる前に、長く心のこもったカードを書く。赤い包装の基準との差は+5.42で、有意に喜びを増やした要因のなかで、とりわけ、と書かれた。[3]
- 「高価である」「見つけにくい」は、口頭の物語としての条件で、それぞれ+3.19、+3.23だった。レシートの金額を動かした比較ではない。事実と違う値段を作る指示でもない。[3]
- 絶対の点を最大にする結論は、大きく、重く、柔らかく、金の紙にリボン、長いカード、説得力のある背景の話、である。重さの差は+3.48、大きさの差は+3.55で、二つを同時に盛った加算は別の比較である。[3]
- 費用と時間と材料あたりでは、小さな品に短い物語を添える組が最も高かった。絶対の点の最大とは、分母が違うので、両方を残す。[3]
- 包装を同じにした比較では、DKK 500のギフトカードが5.03、10 mLの生理食塩水の注射器が6.90だった。額面が見えることを、中身の勝ちと決めない。[3]
- 金銭のカードで行動を買った試験は、誕生日の点数ではない。15ドルはマンモグラフィの全標本で有意差がなく、350ユーロは禁煙率を41.1%と26.4%に分け、14か月の質調整生存年は分けなかった。場面を一つの助言に混ぜない。[14][20]
オンザショア立川店で、戻る夜を先に決める
一回の金額を足すより、戻る夜を先に置くほうが、この店の使い方に近い。溶岩の部屋も常温のヨガも、曜日が空欄では続きにくい。週に1回か2回、自分の予定として書き込む場所である。レッスンで体がどう変わるかは、ここでは断定しない。
夜の遅い回は水曜と金曜の21時開始だ。戸は8時から23時30分まで年中無休で開く。これは開閉の時刻で、レッスンの開始ではない。8時の回は土曜と日曜だけで、平日の朝いちばんは月曜から木曜が10時、金曜が13時である。
12月29日から1月3日は、ふだんのレッスンを休み、会員向けの特別の有料講座になる。通常の時間割とは分けて予定を立てる。
東京都立川市曙町2-14-10、エトロワビル3F。JR立川駅北口から徒歩1分である。
中心は溶岩プレートを敷いたホットヨガで、ほかに常温のヨガ、ピラティス、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングがある。ヨガは25種類以上ある。
妊娠中の人は溶岩ホットヨガに参加できない。常温のマタニティヨガはある。医師から運動を止められている人は利用できない。
体験はヨガの60分、税込1,980円。バスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。予約は https://site.locaop.jp/C0aVK?_src=hp 、案内は https://ontheshore.jp/ 、料金は https://ontheshore.jp/price/ にある。
参考文献
[1] The price of a gift: an approach to receiving gifts from patients in psychiatric practice — Brendel DH, Chu J, Radden J, Leeper H, Pope HG, Samson J, Tsimprea G, Bodkin JA., 2007, Harvard review of psychiatry. DOI: 10.1080/10673220701298399
[2] Bargaining in chimpanzees (Pan troglodytes): The effect of cost, amount of gift, reciprocity, and communication — Bueno-Guerra N, Völter CJ, de Las Heras Á, Colell M, Call J., 2019, Journal of comparative psychology (Washington, D.C. : 1983). DOI: 10.1037/com0000189
[3] [Christmas article: The ideal Christmas gift – a randomised crossover study] — Gildberg VA, Wullum L, Bentin JM., 2025, Ugeskrift for laeger. DOI: 10.61409/v20252
[12] Randomized control trial of unconditional versus conditional incentives to increase study enrollment rates in participants at increased risk of lung cancer — Kumar AD, Durham DD, Lane L, Perera P, Rivera MP, Henderson LM., 2022, Journal of clinical epidemiology. DOI: 10.1016/j.jclinepi.2021.08.027
[14] Cost-effectiveness and cost-utility analysis of a work-place smoking cessation intervention with and without financial incentives — van den Brand FA, Nagelhout GE, Winkens B, Chavannes NH, van Schayck OCP, Evers, 2020, Addiction (Abingdon, England). DOI: 10.1111/add.14861
[20] Testing novel patient financial incentives to increase breast cancer screening — Merrick EL, Hodgkin D, Horgan CM, Lorenz LS, Panas L, Ritter GA, Kasuba P, Poska, 2015, The American journal of managed care. DOI: なし
この記事の情報は2026年11月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。
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