観葉植物の葉水は水やり代わりになる?葉が吸う水と失わずに済む水の違い

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ランも、厚い葉ならよく吸うとは限らない

霧に包まれる木の話を室内の鉢に近づけるとき、植物の種類の違いが問題になる。ランを対象にした比較実験では、木などに着生する6種、地上に生える4種、岩の上に生える6種が調べられた。光合成の型も異なる植物を含み、それぞれで葉面吸水が認められたが、吸水の程度は同じではなかった。[6]

この比較では、岩の上に生える植物のうち、C3と呼ばれる光合成の型を持つ種で、ほかより高い葉面吸水が見られた。一方、CAMという、夜に有機酸を蓄える光合成の型を持つ植物の多肉性は、葉面吸水を弱めるように見えたと著者らは述べている。乾きやすい場所に生えること、葉に水を蓄えられること、外からよく水を吸うことは、一列には並ばない。[6]

著者らは、葉の密度が高いことが水を蓄える領域の増加を通じて吸水を促す一方、水を蓄える性質が内部の水の状態を高く保つことで、吸水を制限しうると考察している。同じ「水を保つ葉」の特徴でも、吸水へ関わる方向が単純ではない。肉厚だから霧吹きをよく吸うだろうという見た目の推測は、ここで立ち止まる。[6]

葉の表面のワックスを調べた別の実験も、量が多いほど吸う、少ないほど吸うという単純な答えにはならなかった。霧の多い熱帯山地の6種では、ワックスの総量や個々の化合物群の量は葉面吸水と相関しなかった。関係していたのは化学組成と吸水速度であり、最大吸水量との関係ではなかった。[3]

この結果は、吸う速さと、最終的に吸える量も別の性質だと教える。吸水速度と最大吸水量は分けて評価する必要がある。ワックス結晶が吸水に干渉する可能性も示され、表面の構造と化学的な特徴を合わせて見る必要がある。つやの強い葉と白っぽい葉を並べ、片方を吸水上手と採点するには材料が足りない。[3]

葉の多様性を扱ったレビューが、あらゆる植物に通じる透過性や濡れやすさの模型を作れないとした結論は、こうした個別研究ともつながる。家庭で種類の違う鉢を同じ場所に並べていても、内部へ届く水の量は、共通の霧吹きの手順だけでは決まらない。葉水の効果を考える単位は「観葉植物」という大きな括りより細かいのである。[7][3][6]

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葉に入った水は、その後どこへ行くのか

葉面吸水が表面だけの現象ではないことを示す研究もある。十分に水を与えたスギに、葉から吸う水と根から吸う水で異なる同位体の目印を付け、それぞれが新しく作られる組織にどのくらい関わるかを調べた実験だ。雨の多い季節にできた新しい葉のセルロースでは、水素と酸素の由来の69%が葉面吸収水、31%が根からの吸収水だった。[2]

セルロースは植物の組織を構成する物質であり、この研究はその形成に使われる水素と酸素の由来を追っている。水が葉に付着したという観察から、植物が体を作る過程へ話を進めた点に意味がある。著者は、葉と根からの水を別々に、かつ同時に目印で追う方法によって、水の吸収、輸送、同化を調べられるとしている。[2]

新しい根のセルロースでは、葉面吸収水由来が20%、根からの吸収水由来が80%だった。新しい枝の木部では、葉面吸収水由来が55%、根からの吸収水由来が45%で、その中間に位置した。葉と根で数字の向きが違うことからも、どの組織で何を測った割合かを外すと、実験の意味が変わってしまう。[2]

たとえば69%だけを切り出して、植物は必要な水の大半を葉から飲む、と言い換えるのは不適切である。ここでの対象は十分に水を与えたスギで、雨の多い季節の新しい葉のセルロースに組み込まれた元素の由来だ。家庭の観葉植物が消費する水の総量でも、霧吹きで代替できる給水量でもない。数字は大きいほど、分母の確認が必要になる。[2]

それでも、この実験が見せる景色は面白い。根から上へという水の話だけでは、スギの新しい組織の成り立ちを説明しきれない。葉から吸った水も体を作る材料に関わるのである。ただし、その事実を大切にすることと、家の鉢の水やりを葉水だけに変えることは別の判断だ。植物の能力を知った日に、世話の工程を削る必要はない。[2][17]

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よくある誤解

「葉は水をはじくためにできているから、水を吸うことはない」という理解は、葉面吸水の実験に合わない。ランでも葉からの吸水が確認され、スギでは吸収された水に由来する水素と酸素が新しい組織へ組み込まれた。表面が障壁であることと、水がまったく通らないことは同義ではない。種類や状態によって通り方が違うと捉えたい。[6][2][7]

逆に「水滴が消えたなら全部吸い込んだ」も、見た目に仕事をさせすぎている。吸水の研究では、外の水の目印が葉の水に現れても、葉の水の質量増加を意味しない場合が示されている。目に見える水滴の消失だけから、内部の正味の増加量まで決めることはできない。霧吹きの後に葉が乾いたという観察は、そのまま観察として残せばよい。[1]

「霧が効く森林の植物があるなら、室内でも同じはずだ」という置き換えにも注意がいる。雲霧林の樹木では濡れの長さや土の乾きが吸水に関係し、ランの比較では生育環境や葉の特徴によって違いがあった。葉が濡れるという共通点より先に、何の植物をどの条件で調べたかを読む必要がある。植物をひとまとめにしないことが、効果を過大にも過小にもしない入口だ。[14][6]

今日からできること

  • 葉水をした日も、葉の濡れと鉢への給水を別々に確認する。松の3週間の実験では、葉だけへの霧にも効果があった一方、土にも水が届く条件で葉の生理機能への効果が強かった。葉の吸水能力を、根への供給を省く理由にしない。[17]
  • 違う種類の鉢を、同じ霧吹きの回数だけで比べない。16種のランの比較でも葉面吸水の程度には違いがあった。植物名と葉の状態を組み合わせて観察し、隣の鉢の反応をそのまま自分の鉢の基準にしない。[6]
  • 葉水の記録には、濡らした事実とその後の様子を書き分ける。6種の比較では吸水速度と最大吸水量は同じ関係を示していない。早く水滴が見えなくなったことを、たくさん吸収したという評価へ直結させない。[3]
  • 研究の割合を見るときは、何に占める割合かを確かめる。スギの69%は新しい葉のセルロースの水素と酸素の由来である。霧吹きで必要水量の69%を補えるという意味へ変えないことが、記事や投稿を読む際の実用的な確認になる。[2]

観葉植物との付き合い方には、世話する人の側の問いもある。その話は既存記事「観葉植物でストレスは和らぐ?鉢を眺める休憩と世話する時間の反応を比べる」に譲る。ここで追ったのは、霧吹きを持つ人の気分ではなく、葉と土を通じて出入りする水である。葉を眺める時間と、鉢へ水を届ける判断を分けておけば、手入れの手応えだけで給水を済ませたことにはしなくてよい。[1][17]

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

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内容は店のトップ、費用は料金ページ、体験の日程は予約ページで確認できる。予定と参加条件を照らし合わせ、生活の中で続ける場所として検討したい。

参考文献

[1] Inferring foliar water uptake using stable isotopes of water — Goldsmith GR, Lehmann MM, Cernusak LA, Arend M, Siegwolf RTW., 2017, Oecologia. DOI: 10.1007/s00442-017-3917-1

[2] Foliar water uptake as a source of hydrogen and oxygen in plant biomass — Kagawa A., 2022, Tree physiology. DOI: 10.1093/treephys/tpac055

[3] Cuticular wax composition contributes to different strategies of foliar water uptake in six plant species from foggy rupestrian grassland in tropical mountains — Boanares D, Bueno A, de Souza AX, Kozovits AR, Sousa HC, Pimenta LPS, Isaias RMD, 2021, Phytochemistry. DOI: 10.1016/j.phytochem.2021.112894

[6] Do photosynthetic metabolism and habitat influence foliar water uptake in orchids? — Lima JF, Boanares D, Costa VE, Moreira ASFP., 2023, Plant biology (Stuttgart, Germany). DOI: 10.1111/plb.13499

[7] Physico-chemical properties of plant cuticles and their functional and ecological significance — Fernández V, Bahamonde HA, Javier Peguero-Pina J, Gil-Pelegrín E, Sancho-Knapik, 2017, Journal of experimental botany. DOI: 10.1093/jxb/erx302

[14] Environmental controls in the water use patterns of a tropical cloud forest tree species, Drimys brasiliensis (Winteraceae) — Eller CB, Burgess SS, Oliveira RS., 2015, Tree physiology. DOI: 10.1093/treephys/tpv001

[17] Impact of fog drip versus fog immersion on the physiology of Bishop pine saplings — Baguskas SA, King JY, Fischer DT, D Antonio CM, Still CJ., 2017, Functional plant biology : FPB. DOI: 10.1071/fp16234

この記事の情報は2026年11月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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