ダイエットのデカフェは製法でも違う?カフェインを抜く工程と残る成分を読む

ヨガとからだの記事のイメージ写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

吸着の研究は、取り出す材料によって結果が違う

別の処理として、コーヒー抽出液から成分を吸着させる実験がある。吸着とは、ここでは材料に成分を取り込ませて分ける操作を指す。研究はモンモリロナイトという材料と活性炭を比較した。どちらもカフェインを吸着したが、同時に取り込むほかの成分が違った。[9]

モンモリロナイトはカフェインを吸着し、調べたクロロゲン酸類やラクトンを有意には吸着しなかった。一方、活性炭はカフェインとともにクロロゲン酸類やラクトンも吸着した。研究者は、カフェインを選び分ける性質がモンモリロナイトで高いと判断している。[9]

この結果は、コーヒー抽出液を対象にした技術の比較である。店頭のデカフェがすべてこの方法で作られるという話でも、ある製法の商品を飲んだ人ほど痩せたという話でもない。取り除くために使う材料によって、残る成分が異なりうる。その仕組みを具体的に示す実験として読むと、結果の役割がはっきりする。[9]

超臨界二酸化炭素を使った別の実験は、飲む前の豆ではなく、抽出後のコーヒーかすを対象にしていた。そこでは、水がカフェインとクロロゲン酸の相互作用をほどき、クロロゲン酸を伴わずにカフェインを選択的に移す機構が示された。含まれる水分も、成分の分離に関わっていた。[7]

ただし、コーヒーかすから成分を回収する研究の条件を、そのまま市販の豆の製法説明にはできない。原料が違うからだ。「二酸化炭素」「水」という同じ言葉が出てきても、飲むための豆を作る研究なのか、抽出後の資源を利用する研究なのかを確かめたい。技術の仕組みを知ることと、自分のカップの含有量を知ることには距離がある。[7][4]

日常では、その距離を埋めたくなって「自然な方式だから成分も全部そのまま」といった表現に引かれるかもしれない。しかし、ここまでの比較で重要だったのは、言葉の印象よりも、狙った成分をどれだけ選び分けられるかだった。水で処理した研究でも成分ごとに増減は異なり、吸着実験でも材料によって結果は分かれている。[13][9]

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

酵素への作用とラットの脂質は、減量の答えではない

ダイエットの検索から読むと、クロロゲン酸が残ることを「脂肪に効く」とつなぎたくなる。そこで研究の段階を確認したい。通常とデカフェのエスプレッソを比べた研究は、体内での消化を模した実験を行い、抗酸化活性や膵リパーゼへの阻害作用を調べた。膵リパーゼは、この実験で作用を測る対象になった脂肪分解の酵素である。対象は人ではなく調製した飲料であり、18〜39歳の女性が飲んだ際の減量効果へ、そのまま当てはめることはできない。[6]

デカフェの試料は、ミルクを加えたかどうかにかかわらず、通常のコーヒーよりこの酵素への阻害作用が強かった。消化を模した後に利用可能な形で検出されたフェノール性成分はカフェ酸で、ミルクの添加はカフェ酸とカフェインの利用可能性を高めた。この実験では、飲料の組み合わせと消化の過程も結果に関わっていた。[6]

ここでいう利用可能性は、実験で消化を模した後に成分へ接近できる状態を評価したもので、人が飲んだときの体重減少率ではない。酵素への阻害作用が強かった結果から、「ミルク入りデカフェなら痩せる」と決めることもできない。研究者も、フェノール酸による酵素阻害の仕組みを明らかにするには、さらなる研究が必要としている。[6]

動物実験ではどうか。高脂血症を食事で誘導したラットを含む30匹を6群に分け、通常またはデカフェのアラビカ種、カネフォラ種の飲料を42日間与えた研究がある。化学的な脱カフェイン処理は、クロロゲン酸類、トリゴネリン、ジテルペンなどの組成を変えていた。しかし、コーヒーを与えた4群の生物学的な結果に有意差はなかった。対象がラットで、測ったのも脂質などの指標なので、18〜39歳の女性の体重変化にそのまま当てはめることはできない。[3]

研究者がコーヒー群をまとめて比較すると、高脂血症の対照群に比べて非HDLコレステロールは23.5%、中性脂肪は44.3%低かった。ここでの数字は、通常とデカフェの差ではない。コーヒーを与えた群をまとめた値と、対照群との差である。「デカフェに替えると中性脂肪がこの割合で下がる」という読み方は、比較相手を取り違えている。[3]

また、有意差がなかったことを、人の体で通常とデカフェが完全に同じ働きをする証明にしてはいけない。この研究の対象は、高脂血症のラットであり、観察したのは血液や肝臓の指標だ。[3] 脂質指標の改善と体重の減少は異なる評価項目である。成分に差が出たことと、測った生物学的な指標に差が出たことは、分けて読む必要がある。

こうして並べると、成分分析から人の減量効果までの間に、いくつもの問いがあると分かる。豆に残る成分、飲料に含まれる成分、消化後に利用可能になる成分、酵素への作用、動物の指標はそれぞれ違う。研究をつなぐ際には、その段階を飛ばさないことが、デカフェへの過大な期待も過小な評価も避ける助けになる。[4][6][3]

筋トレ美女 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

よくある誤解

「カフェインを抜いたコーヒーには、ほかの成分も残らない」という理解は、豆の比較実験とは合わない。超臨界二酸化炭素での処理後もクロロゲン酸類の濃度はほぼ変わらず、水による処理でも成分は一律に消失していない。ただし、どの方式でもすべて同じ量が残る、という意味ではない。[4][13]

「水で処理すれば、焙煎後のクロロゲン酸も増える」という理解も正確ではない。生豆での平均16%の増加と、焙煎後の3〜9%の低下は、同じ研究に含まれる別の段階の結果だった。生豆の宣伝文句を見つけたら、自分が買う焙煎豆の話まで進んでいるかを確かめたい。[13]

「デカフェの酵素阻害が強いなら、減量効果も強い」という結論も早い。消化を模した実験は、人が飲んで生活した後の体重を比べた試験ではない。さらにラットの実験でも、通常とデカフェを含むコーヒー群同士の指標には有意差がなかった。測ったものと比べた相手を付け直すと、期待できる範囲の線が引き直せる。[6][3]

今日からできること

  • 製法を調べるときは、成分量が生豆、焙煎豆、飲料のどれに対応するかを確認する。水処理の研究では、生豆の平均16%増加と焙煎後の3〜9%低下が同居していた。[13]
  • 焙煎の色が似た通常豆とデカフェを、同じ加熱条件の豆と決めつけない。比較実験ではデカフェが少ない熱の履歴で暗くなっていた。[4]
  • 「成分が残る」という説明では、何の成分かまで読む。吸着実験は、カフェインとクロロゲン酸類を分けて測ると材料による違いが見えた。[9]
  • ダイエット効果の数字を見つけたら、対象と比較相手を確かめる。30匹、42日間の実験で示された脂質指標の変化は、成人の減量成績ではない。[3]
  • ミルク入りやデカフェを「酵素の実験で優位だったから」という理由だけで減量法にしない。消化を模した測定と、生活の中での体重の変化を分けて考える。[6]
立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

オンザショア立川店で、生活に入る時間を選ぶ

飲み物の製法を選ぶ日も、運動は実際に通える時間と場所から考えたい。オンザショア立川店はJR立川駅北口から徒歩1分、営業時間は8:00〜23:30で、年中無休である。朝に立ち寄るか、仕事帰りに予定を置くか。続ける仕組みとして、まず自分の生活に入る時間を探す場所にしたい。

所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F。溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガに加え、常温のヨガやピラティス、パーソナルトレーニングもある。ヨガだけで25種類以上のレッスンがあり、種目と通う時間を合わせて検討できる。妊娠中は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。

ヨガの体験レッスンは税込1,980円。60分のレッスンに、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。持ち物を考えるときは、この内容を確認しておくと予定を組みやすい。

レッスンを検討する際は店のトップと料金を確認し、日時の検討には体験の予約を利用できる。

参考文献

[2] Recent Advances in Eco-Friendly Supercritical Carbon Dioxide Fractionation Techniques for Food Applications — Tuhanioglu A, Ubeyitogullari A., 2025, Comprehensive reviews in food science and food safety. DOI: 10.1111/1541-4337.70240

[3] Effects of Coffee Decaffeination on Beverage Bioactives, Antioxidant Activity, and Lipid Metabolism in Hyperlipidemic Rats — Lima AR, Miranda JF, Freire JM, Kujbida P, Abrahão SA, Mendes E, Silva JAAAD, Pa, 2026, Journal of food science. DOI: 10.1111/1750-3841.71340

[4] Effect of Roasting Degree on Major Coffee Compounds: A Comparative Study between Coffee Beans with and without Supercritical CO2 Decaffeination Treatment — Honda M, Takezaki D, Tanaka M, Fukaya M, Goto M., 2022, Journal of oleo science. DOI: 10.5650/jos.ess22194

[6] Coffee simulated inhibition of pancreatic lipase and antioxidant activities: Effect of milk and decaffeination — Jurema Soares M, de Souza Figueira M, Rodrigues Sampaio G, Aparecida Manólio Soa, 2022, Food research international (Ottawa, Ont.). DOI: 10.1016/j.foodres.2022.111730

[7] Supercritical Carbon Dioxide in Presence of Water for the Valorization of Spent Coffee Grounds: Optimization by Response Surface Methodology and Investigation of Caffeine Extraction Mechanism — Vandeponseele A, Draye M, Piot C, Bernard D, Fanget P, Chatel G., 2022, Foods (Basel, Switzerland). DOI: 10.3390/foods11244089

[9] Caffeine adsorption of montmorillonite in coffee extracts — Shiono T, Yamamoto K, Yotsumoto Y, Yoshida A., 2017, Bioscience, biotechnology, and biochemistry. DOI: 10.1080/09168451.2017.1340087

[13] Chlorogenic acids and lactones in regular and water-decaffeinated arabica coffees — Farah A, de Paulis T, Moreira DP, Trugo LC, Martin PR., 2006, Journal of agricultural and food chemistry. DOI: 10.1021/jf0518305

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

ヨガとからだの小さな疑問のほかの記事

ヨガとからだの小さな疑問の一覧

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

💬 ご質問がある場合はこちらからどうぞ

オンザショアのチャットで質問する(24時間受付)

レッスン内容・料金・体験のご予約など、気になることをお気軽にお尋ねください。

author avatar
宮川涼 Founder
1

2

関連記事

ご体験予約