間食をやめたいのに大食い動画を見る?画面の食べ方と自分の空腹を研究で読む

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空腹と、おいしそうだから食べたい感覚を分ける

エジプトの看護学生746人を対象とした横断研究では、ムクバン依存傾向と「快楽的空腹」に正の相関があった。快楽的空腹とは、生理的な空腹とは独立した、楽しみをもたらす食品への欲求を指す。この研究の相関係数はr=0.136であり、関連の強さは小さい。[5]

参加者の平均年齢は21.04歳で、女性は68.4%だった。男女を含むエジプトの看護学生の結果であり、18〜39歳の女性全体にそのまま当てはめるには、性別や生活環境の違いを考える必要がある。[5]

この調査ではムクバン依存傾向の平均点が11.02、標準偏差が4.91、快楽的空腹の平均点が39.79、標準偏差が13.41だった。[5] 標準偏差は点数のばらつきの大きさを表す。質問票の平均点は学生集団の特徴を示す値であり、間食の適量を決める目盛りには使わない。点数は菓子の個数でも、食べた重さでもない。

視聴していた食関連動画の時間は、1日平均13.61分、標準偏差42.46分だった。[5] 平均に対してばらつきが大きいことからも、平均の視聴時間だけで典型的な視聴者を思い描くと実態を取り落とす。視聴時間、依存傾向、快楽的空腹はそれぞれ別の指標として調べられている。横断研究は同じ時点の関連を捉えるため、視聴と欲求のどちらが先かという因果の向きは決められない。[5]

夕食が足りずに食べたいのか、画面と同じ味を試したいのか。自分でも答えが混ざる晩はあるだろう。分けて考える目的は、本物の空腹と偽物の空腹を裁くことではない。「おいしそう」と感じたことも自分の体験である。必要な食事を抜く理由にせず、何を求めているのか言葉を増やすために区別するのである。

食欲の点数だけを目標にすると、動画を見て何も感じないことが成功のように思えてしまう。しかし、食欲との関連を調べた研究と、摂取量を比較した実験では結果の対象が違う。[5][10] おいしそうと思いながら普段どおり食べ終わった日も、動画を閉じた後に空腹を感じて食べた日も、欲求と行動を分けて見直せる。

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ひとりの食卓を支える面と、つらくする面がある

ムクバンと健康を広く整理したスコーピングレビューには53研究が含まれた。研究領域の全体像を描くこのレビューは、食欲や食品の選択への好ましい可能性、心理的な欲求を満たすこと、デジタルな同伴感や楽しさを挙げる一方、過度の視聴への健康上の懸念も整理した。[1] ひとりの食事の相手として動画を開く行為を、食欲を刺激する行為だけで説明するのは狭すぎる。

中国の健康な若年成人95人に食事場面などの画像を評価させた研究では、ムクバンを見ながらの食事には孤独を減らす期待がある一方、食べる量の増加や健康的でない食品選択への懸念もあった。ビデオ通話で誰かと食事をする場面には、そうした懸念を伴わず孤独が減るという期待が示された。男女を限定しない若年成人の場面評価であり、18〜39歳の女性の実際の食卓へ当てはめるには、期待と行動の違いを考える必要がある。[9]

場面の評価を手がかりに、自分が欲しいのは料理の刺激なのか、人の気配なのか、と問い直すきっかけにはなる。食卓が静かなことがつらい晩に、食べ物の量だけを管理しようとしても、自分が解決したい問いからずれているかもしれない。

オンラインのコメントや投稿を質的に分析した研究でも、視聴の意味は一方向ではなかった。食べる量を増やす経験と減らす経験、孤独や罪悪感が軽くなる経験と、自分を損なう経験の両方が語られた。同じ視聴が、助けにも負担にもなる場合があった。[8] これは何人中何人に起こるという割合を出す研究ではなく、体験の幅を読むための研究である。

例えば、食卓の寂しさは和らぐのに、見終わると食べた量への後悔が残る。そんな両方の感情があるなら、「役に立つから続ける」「悪いから全部やめる」のどちらかに急いでまとめなくてもよい。役に立っている部分と負担のある部分を別々に言葉にする方が、報告された体験の幅に沿っている。[8]

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よくある誤解

「大食い動画を見れば、その分だけ必ず間食が増える」は言いすぎである。若い女性を対象にした実験では、映像内の人物の摂取量に自分の摂取量を合わせる結果は出ていない。[10] 一方で、動画の種類によって注文意向が変わる研究はある。[19] 見ることに反応する可能性と、実際の量が必ず増えることを混同しない。

「見て満足できた人がいるのだから、食事の代わりに使える」も勧められない読み方だ。質的研究では食行動を助ける体験とともに、食事制限を促したり、制御できない食べ方の再燃につながったりする体験も報告されている。[8] 視聴者の語りを、そのまま食べずに済ませる方法として使わない。動画の人物の体型も、自分が食べてよい量の目盛りにはしない。

「動画をよく見る人に体重との関連があれば、原因は確定している」という理解にも注意が要る。韓国の中高生52,624人の横断研究では、週単位で見る群は見ない群より肥満の調整オッズが高く、調整オッズ比は1.09、95%信頼区間は1.02〜1.16だった。しかし男女別では、男子で1.20、女子で0.86と、関連の向きが異なった。対象は中高生であり、18〜39歳の女性にこの関連をそのまま当てはめることはできない。[20]

オッズ比は、ここでは群どうしの肥満のオッズの比較であり、動画によって体重が増えた割合ではない。この結果を「女子なら視聴で痩せる」と読むこともできない。同じ時点の視聴頻度と体格を調べた観察研究から、成人女性への減量方法を引き出すのは飛躍である。[20] 関連を見つけることと、視聴を変えたら結果が変わると確かめることには距離がある。

既存記事「食欲を抑える写真は見続けるほど効く?同じ料理でも消えない注意を研究で読む」には、写真を繰り返し見る問いを譲る。また「スマホと食事量の関係は食後まで続く 次の間食に残る注意と記憶の科学」が扱う注意や記憶の問いとも分け、ここでは食べる人物の動画、注文意向、視聴の目的の違いに焦点を置いた。

今日からできること

  • 動画を見る前の空腹と、見た後の「その料理が欲しい」を別の言葉で残す。看護学生746人の調査が扱った快楽的空腹は、生理的空腹とは独立した欲求である。これは食事を減らすための採点ではなく、自分の欲求を知る工夫とする。[5]
  • 追加したくなった場面では、どんな映像だったかを振り返る。713人を合わせた研究では、動画の種類や食品中心の構図で注文意向に違いがあった。自分にも違いがあるかを見るため、食べる場面と視聴をいったん分けてみる。[19]
  • 画面の人物の皿を、自分の適量の見本にしない。77人と51人の実験でも、映像の食べ方への量の同調は示されなかった。少量の動画への変更も、多量の動画への我慢も、食事量を決める方法として課さない。[10]
  • 人の気配が欲しいときは、食べ物の映像以外のつながり方も候補に入れる。95人の場面評価では、ビデオ通話での食事に孤独が減る期待があった。ただし、実際の摂取量を減らす効果が証明された方法として扱わない。[9]
  • 視聴が食事を抜く口実になったり、食べ方を制御できないつらさと結びついたりするなら、医師に相談する。質的研究は助けになる体験と負担になる体験の両方を報告している。食べた自分を責めることを、視聴を見直す条件にしない。[8]
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オンザショア立川店で、食事とは別に動く予定を持つ

間食をどうするか考える時間とは別に、体を動かす予定を置く。そのための場所として、オンザショア立川店を紹介する。営業時間は8:00〜23:30、年中無休で、全曜日同じである。仕事や外出の予定と照らし、通える時間帯を検討できる。

場所は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F、JR立川駅北口から徒歩1分だ。溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガに加え、常温のヨガやピラティスもあり、ヨガだけで25種類以上のレッスンがある。食事量の調整とは別の予定として、自分が続けたい種目を選ぶ場所と考えたい。

妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。参加条件を確かめたうえで、生活に組み込める時間を選びたい。

ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。必要な持ち物や費用を見て、通う予定を具体化できる。

通う場所と時間は店舗トップ、費用は料金ページで確認できる。体験の予約は、自分の生活に置ける予定が見つかったところからである。

参考文献

[1] Use of Mukbang in Health Promotion: Scoping Review — Wang X, Xiao Y, Nam S, Zhong T, Tang D, Li WHC, Song P, Xia W., 2025, Journal of medical Internet research. DOI: 10.2196/56147

[5] From viewership to appetite: a study on Mukbang watching prevalence and its influence on hedonic hunger among university nursing students — Moustafa AAAE, Elkhayat MR, Madian AAE, Othman AA, Khedr MA, Mohamed AH., 2025, BMC nursing. DOI: 10.1186/s12912-025-03287-3

[8] Mukbang and Disordered Eating: A Netnographic Analysis of Online Eating Broadcasts — Strand M, Gustafsson SA., 2020, Culture, medicine and psychiatry. DOI: 10.1007/s11013-020-09674-6

[9] Cloud-Based Commensality: Enjoy the Company of Co-diners Without Social Facilitation of Eating — Wang C, Peng Y, Qiu L, Wan X., 2021, Frontiers in psychology. DOI: 10.3389/fpsyg.2021.758966

[10] Examining the effects of remote-video confederates on young women’s food intake — Hermans RC, Salvy SJ, Larsen JK, Engels RC., 2012, Eating behaviors. DOI: 10.1016/j.eatbeh.2012.03.008

[15] Digging into digital buffets: A systematic review of eating-related social media content and its relationship with body image and eating behaviours — Wu Y, Kemps E, Prichard I., 2024, Body image. DOI: 10.1016/j.bodyim.2023.101650

[19] Seeing Is Ordering: The Influence of Mukbang Video Types on Consumers’ Immediate Ordering Intention — Tian H, Qin X, Sha D, Li M., 2026, Foods (Basel, Switzerland). DOI: 10.3390/foods15091607

[20] Association between mukbang and cookbang watching and obesity in Korean adolescents: a cross-sectional study — Jung JH, Han YO., 2026, Korean journal of community nutrition. DOI: 10.5720/kjcn.2026.00171

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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