
おいしい配合でも、食べる量が減るとは限らない
味の実験から先へ進むには、実際の食事を伴う比較が必要だ。甘味料の混合飲料と砂糖入り飲料を比べた研究では、参加者が各条件を経験するランダム化クロスオーバー試験が行われた。順番を無作為にし、同じ人の異なる条件を比べる方法である。参加者にも評価側にも飲料の条件を知らせない二重盲検の多施設試験だった。[1]
対象は過体重または肥満のある健康な成人60人で、男性が53%を占めた。参加者は330mLの飲料を飲み、その後に糖質の多い朝食を取った。砂糖入りの対照飲料には砂糖26gが入り、比較した混合甘味料の飲料はエネルギーが0kJだった。[1] 18〜39歳の女性にそのまま当てはめるには、対象の体格と性別構成、飲料とおやつという条件の違いを考える必要がある。
混合飲料は、モグロシドVとレバウディオシドM、レバウディオシドAとタウマチン、スクラロースとアセスルファムKの組み合わせだった。満腹感や食べたい気持ちの評価には飲料による違いがあったが、その大きさは小さかった。スクラロースとアセスルファムKの飲料では、今後食べられそうな量の評価が砂糖より高くなったものの、その後24時間の摂取エネルギーには差が生じなかった。[1]
この結果が支えるのは「その場で尋ねた食欲の違いを、そのまま食べる量の違いと見なせない」という見方である。[1] 甘味料を使ったら必ず食欲が増す、あるいは必ず間食が減るという、どちらの説明にも飛びつかない方がよい。昼前の空腹の印象と、実際に食べたものは別々に見る対象なのだ。
胃腸の症状は、どの飲料でもおおむね軽度だった。一方、砂糖入り飲料と比べ、レバウディオシドAとタウマチンの飲料ではLDLコレステロールが3%高く、スクラロースとアセスルファムKの飲料ではHDLコレステロールが2%低かった。いずれも飲料を1回摂取した後の急性反応の比較である。[1] これはこの試験条件での結果であり、家庭の配合を際限なく増やしてよいという意味ではない。食品に使える量や使い方は製品の表示を確認する。治療に関わる食事の調整が必要な人は、好みの味の問題と分けて医師に相談する対象になる。
ここで区別したいのは、砂糖を含む飲料から混合甘味料の飲料へ替えたときの飲料自体のエネルギーと、その後に食べる量である。試験では前者に違いがあっても、後者の摂取エネルギーには差が出なかった。[1] 「食べる量の差がない」から飲料の組成も同じだったと読むのも、「飲料のエネルギーが違う」から以後の食欲も減ったと読むのも誤りだ。
手作りのおやつに置き換えるなら、甘味料の配合だけを変えたのか、おやつ全体の材料や食べる量も変えたのかを分けて考える必要がある。甘さを整える操作と、食事全体を評価する作業には、異なる記録が要る。味の採点だけで、健康上の成績表まで書かないようにしたい。
また、この試験は飲料を取った直後からの反応を扱っている。[1] 日々の生活で長くその配合を使ったときの体重変化まで約束する結果ではない。中央線の帰り道に食べるおやつを選ぶ際も、「混合だから体重管理に有利」という理由を付け足すより、味が合うか、予定していた食べ方に合うかを考える方が問いが具体的になる。
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
よくある誤解
「天然由来の甘味料同士なら、苦味がなくなる」という思い込みがある。由来の印象と、測定された味は分けたい。細胞実験ではモグロシドVなどが苦味受容体を活性化し、官能研究でもレバウディオシドAやモグロシドの試料に苦味などの特徴が現れた。[5][16] 自然を連想する名前が、食べたときの後味を保証するわけではない。
細胞実験では、スクラロース、アセスルファムK、レバウディオシドAは、苦味受容体より甘味受容体が低い濃度で反応した。研究者は、この差が低濃度で苦味が出にくいことを説明しうるとした。[5] 味を感じ始める閾値と、細胞の反応を比べる指標は区別したい。反応の有無だけでなく、濃度に対する反応の違いを調べた研究なのだ。
「甘味料を同じ重さで半分ずつ混ぜれば、研究と同じ配合になる」という理解も危うい。官能研究では、砂糖液と同じ甘さになるよう濃度をそろえて比較している。[6][10] 原料の重さ、製品としての重さ、同じ甘さになる量は区別が必要だ。論文の配合比を見つけても、市販の混合製品をその比率で量る家庭用レシピへ、直ちに置き換えることはできない。
たとえば、糖を付加したレバウディオシドAの研究で使われた比率は、その試料と比較条件のために設定されたものだ。[6] 家にある袋の内容が違えば、同じ数字を使っても同じ試料にはならない。研究の数字は、組み合わせを比べた根拠として読み、自分で量を増やすための許可証にはしない。
「砂糖に近い味なら、誰もがおいしいと感じる」という考えも単純すぎる。プロテイン飲料を使った官能・消費者研究では、味の時間変化をもとに混合物を作り、150人で消費者評価を行った。消費者には異なる好みの集団があり、表示に重きを置く集団と風味に重きを置く集団では、情報を与えた際の選好が異なった。[19]
この研究では、天然由来という表示への好意と、実際の飲料の選好が一致しない集団もあった。[19] 袋を見て安心した気持ちと、口に残る味への評価は同じではない。自分が苦手な後味を感じたら、表示の印象に合わせて「おいしいはずだ」と修正しなくてよい。
砂糖の味に近づけること自体も、全員が目指すべき正解ではない。研究で砂糖を比較の基準にするのは、違いを見える形にするためだ。[10][16] 家庭では、好ましいと感じる甘さの程度と、おやつの材料に合うかを採用の理由にできる。研究の評価軸を借りながら、好みまで借りる必要はない。

今日からできること
- 比較するおやつの土台をそろえる。紅茶、チョコレートミルク、ヨーグルトの3種類で味の特徴が変わった研究を踏まえ、作りたい食品そのもので味を確かめる。[12]
- 甘さの強さと後味を分けて書く。60秒間の味を追った研究のように、食べ始めだけで採点せず、飲み込んだあとの苦味や残る甘さも観察する。[16]
- 原材料と加えた量を記録する。35対65や50対50は特定の試験条件であり、そのまま家庭用の推奨比率ではない。製品表示に沿って扱い、研究の比率を自己流で再現しようとしない。[6]
- 甘さが足りないときは、追加だけで解決しようとしない。16種類の濃度比較では甘さの増え方が異なったため、後味が気になるなら配合そのものを見直す手掛かりにする。[11]
- 味の記録と実際に食べたものを別に残す。60人の比較試験では食欲評価の小さな差が24時間の摂取エネルギーの差にならず、印象だけで食べる量の変化を決めつけられなかった。[1]
配合を比べる日は、何を確かめたいかを先に短く書くとよい。「苦味を減らしたい」のか「甘さの残り方を変えたい」のかを決めれば、材料を替えたあとに見る場所が定まる。味の強さ、時間変化、食品との相性を別々に扱った研究が、こうした観察の整理に使える。[11][16][12]
反対に、甘味料も土台も香りも替えた試作品では、好みになっても何がよかったかを振り返りにくい。家庭で厳密な実験を行う必要はないが、次も作りたいおやつなら、条件を残しておく価値はある。完成品が気に入った日は、さらに甘味料を組み合わせる必要もない。混合は選択肢であり、手間を増やす目標ではない。
オンザショア立川店で、食と運動の予定を組む
おやつの配合は食べやすさから選び、運動は生活に組み込める時間から考える。オンザショア立川店を検討するなら、まず参加できるレッスンの条件を確認したい。妊娠中は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。
営業時間は全曜日8:00〜23:30、年中無休だ。店舗トップで内容を見ながら、仕事の前後や休日のどこに通う時間を置けるか考えられる。場所はJR立川駅北口から徒歩1分、東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fである。
溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガに加え、常温ヨガ、ピラティス、女性専用のキックボクササイズなどがある。ヨガだけでも25種類以上のレッスンを用意しているため、参加条件と予定に合わせて種目を検討できる。
ヨガの体験は税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。料金で通う場合の費用を確認し、レッスンの長さと仕事や家事の予定を照らし合わせ、日程が決まれば体験の予約へ進める。

参考文献
[1] Impact of acute consumption of beverages containing plant-based or alternative sweetener blends on postprandial appetite, food intake, metabolism, and gastro-intestinal symptoms: Results of the SWEET beverages trial — Almiron-Roig E, Navas-Carretero S, Castelnuovo G, Kjølbæk L, Romo-Hualde A, Norm, 2023, Appetite. DOI: 10.1016/j.appet.2023.106515
[5] A receptor-based assay to study the sweet and bitter tastes of sweeteners and binary sweet blends: the SWEET project — Belloir C, Jeannin M, Karolkowski A, Scott C, Briand L., 2024, Chemical senses. DOI: 10.1093/chemse/bjae041
[6] Sweetness interaction between a novel glycosylated rebaudioside A and various sweeteners in a binary mixture system — Wong RR, Chung SJ, Hong JH, Park S., 2024, Food science and biotechnology. DOI: 10.1007/s10068-024-01552-w
[10] Sweetness profiles of glycosyl rebaudioside A and binary mixtures with sugar alcohols in aqueous solution and a lemonade model system — Kim SH, Park S, Hong JH., 2022, Journal of the science of food and agriculture. DOI: 10.1002/jsfa.11552
[11] A Comparison of Psychophysical Dose-Response Behaviour across 16 Sweeteners — Wee M, Tan V, Forde C., 2018, Nutrients. DOI: 10.3390/nu10111632
[12] Rate-All-That-Apply (RATA) comparison of taste profiles for different sweeteners in black tea, chocolate milk, and natural yogurt — Tan VWK, Wee MSM, Tomic O, Forde CG., 2020, Journal of food science. DOI: 10.1111/1750-3841.15007
[16] Temporal sweetness and side tastes profiles of 16 sweeteners using temporal check-all-that-apply (TCATA) — Tan VWK, Wee MSM, Tomic O, Forde CG., 2019, Food research international (Ottawa, Ont.). DOI: 10.1016/j.foodres.2019.03.019
[19] Consumer acceptance of natural sweeteners in protein beverages — Parker MN, Lopetcharat K, Drake MA., 2018, Journal of dairy science. DOI: 10.3168/jds.2018-14707
この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。
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