満員電車のストレスはどれくらい?解消を時短と位置と在宅に分けて読む

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見積もりを動かしたのは、乗車時間より立つ位置だった

混み具合を本人がどう見積もるかを、走行中のバスで尋ねた調査がある。場所はセルビアのノヴィサド、需要の高い都市バス2路線、乗客は1,318人である。見積もりの名前は、車両占有の主観的推定と呼ばれる。測っているのはストレスホルモンではなく、どれくらい混んでいると感じるか、という見積もりだ。対象は都市バスの乗客であり、18〜39歳の女性の鉄道通勤にそのまま当てはめられるかは、この調査からは判断できない。[3]

この見積もりと有意に関連したのは、時間帯(ラッシュか否か)、座席と空間の空き、立っているか座っているか、快適さ、年齢、騒音、混みすぎているという感覚、時間の無駄さ、けがの危険、職業上の立場だった。関連しなかったのは、移動時間、におい、安全の感じ方、公共交通を使う頻度、移動の目的である。有意だった項目を快適さだけに縮めず、有意でなかった項目を「だいたい無関係」と一括りにもしない。[3]

とくに位置の差がはっきりしている。後ろに立っていた乗客は、前に立っていた乗客より、有意に占有を高く見積もった。快適さの評価が低い人ほど、見積もりは高かった。著者らは、感じる混雑は実際の乗車人数だけでなく、空間上の位置と、その人の快適さにもよる、と示唆している。同じ車両の人数でも、立つ場所が変わると見積もりが変わる、という調査結果である。因果を割り当てた実験ではない。[3]

安全の知覚は、占有の見積もりと有意には関連しなかった。関連したのは、座席と空間の空き、立つ位置、快適さである。安心の評価と、空いている場所は、この調査では別の項目だった。安心して乗れると感じることと、車内に余地があると感じることを、別々の質問で捉えていたのである。[3]

移動時間が有意でなかったことも、時短の話と混ぜない。有意でなかったのは、混雑の見積もりに対する移動時間である。ホルモンの排出が長さとどう動くか、という1976年の比較とは、測ったものが違う。見積もりにおいては長さが効かず、尿の比較においては長い始発群の排出が少なかった。どちらも「時間を削ればすべてが軽くなる」の一本槍にはならない。どちらも、時間以外の条件が結果の側に残っている。[1][3]

年齢と職業上の立場も、見積もりと関連していた。20代の女性の感じ方が、この1,318人の平均そのものだとは扱わない。騒音、時間の無駄さ、けがの危険も関連因子に入っている。混雑感を「性格の弱さ」だけで片づける読みは、状況の因子を落としている。後ろに立つ人は前より混んでいると見積もった差は、位置の差だった。[3]

著者らは、主観的な評価を交通計画と意思決定に組み込む重要性を強調している。さらに、主観の知覚と、車両の負荷やストレスの指標のような客観的な測り方を組み合わせることを、次の課題にしている。今回の1,318人は、見積もりと状況の関連までである。アドレナリンの排出と、後ろに立つことを、同じ人で同時に測った図ではない。[3]

日常で振り返るなら、見積もりに関わった具体的な条件に注目する。前に立つか、座れるか、快適かを、移動に何分かかったかとは別の行に書く。同じ「混んでいて疲れた」という言葉でも、乗車時間が長かった日と、立つ余地の少なかった日では、次に検討する選択肢が変わる。[1][3]

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在宅で減ったのは、平日と休日の睡眠のずれである

通勤の有無が動かすものとして、別の大規模調査が追ったのは、社会的時差ぼけである。社会的時差ぼけとは、働く日と自由な日で、睡眠の時刻がずれることを指す。短い睡眠や質の低い睡眠と一緒に語られがちで、時刻のずれそのものが健康の指標にどれだけ関わるかは、分けて見る必要がある。満員の車両の密度を測った研究ではない。[5]

材料は、チェコの世帯の成人を対象にした、全国を代表する縦断調査である。18〜39歳の女性にそのまま当てはめられるかは、成人全体の結果と年齢別の結果を分けて考える必要がある。各年の人数は、2018年が5,132人、2019年が1,957人、2020年が1,533人だった。睡眠の型と社会的時差ぼけは、ミュンヘン・クロノタイプ質問票で評価した。血液を提供した部分集合は2019年の1,957人で、九つの生体指標を測っている。社会的時差ぼけを計算できた人数は、2018年が3,930人、2019年が1,601人、2020年が1,237人である。世帯調査の人数と、血液の人数と、時差ぼけを計算できた人数は、同じ数字ではない。[5]

社会的時差ぼけが0.65時間以上の人では、総コレステロールとLDLコレステロールの高さと有意な関連があった。とくに50歳を超える参加者でである。マン・ホイットニーの検定で、総コレステロールのpは男性0.0005、女性0.0079、LDLは男性0.0009、女性0.0068だった。これはマン・ホイットニー検定による単変量の比較として報告されている。18〜39歳の女性にそのまま当てはめられるかは、この50歳超で目立った関連からは判断できない。p値は病気になる確率を表す数字ではない。[5]

極端なクロノタイプ、つまり睡眠の時刻の好みが端にある人は、社会的時差ぼけとは無関係に、心血管の危険の指標と関連していた。クラスカル・ウォリスの検定でpは0.0001未満である。通勤をなくせば脂質の話が終わる、という読みは、この結果と衝突する。時刻の好みそのものが、時差ぼけとは別に指標と並んでいた。著者らの結論は、睡眠位相の好みと、社会的時差ぼけと、心代謝の生体指標のあいだに、有意な関連があった、というものだ。[5]

通勤と、時間に追われる感じは、社会的時差ぼけの重要な寄与因子として特定されている。寄与因子であり、満員度の測定値ではない。個人の縦断データでは、在宅で働くと社会的時差ぼけが減り、睡眠が延びた。これは個人を時間方向に見た結果であり、在宅をくじ引きで割り当てた試験の効果量ではない。減ったと書かれているのは時差ぼけと、睡眠が延びたことであり、尿のアドレナリンではない。[5]

レビューが公共交通通勤の比較で挙げた睡眠の減少と、在宅の縦断で睡眠が延びたことは、隣に置けるが、同じ実験の前後ではない。前者は1972年以降の複数研究のまとめの中の所見であり、後者はチェコの世帯を数年追った個人のデータである。一方を他方の「だから満員を降りれば脂質が下がる」という橋にはしない。橋を架ける前に、脂質の関連が50歳超でとくに見え、単変量であり、クロノタイプが時差ぼけとは別に効いていた、という留保がいる。[2][5]

18歳から49歳の平日へ、50歳超のコレステロールの差を目標値として置かない。置けるのは、働く日と休む日の眠る時刻を、通勤の有無と一緒にメモする、という手順である。在宅の日に睡眠が延びた、という縦断の報告は、車両の設計ではなく、通勤という予定の有無の側にある。柔軟な働き方の推奨と隣に置いても、測っているのは睡眠の時刻と長さである。[2][5]

脂質の数値そのものの判断は、医師に任せる。この調査が示したのは関連と、在宅に伴う睡眠時刻の変化であり、治療の指示ではない。[5]

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よくある誤解

一つ目は、座れればストレスは増えない、という受け取りである。1976年の2回の朝は、ほぼ全員に座席があった。それでも不快は乗客の増加とともに強まり、混雑感は人数の二乗で増え、より混んだ朝はアドレナリンの排出が高かった。座席は、混雑感のすべてを止めるスイッチとしては報告されていない。対象は男性の列車通勤者である。[1]

二つ目は、乗車時間を短くすれば、感じ方もホルモンも同じ向きに軽くなる、という受け取りである。長く乗った始発の群は、途中乗車より排出が少なかった。バス1,318人では、移動時間は占有の見積もりと有意に関連しなかった。見積もりを動かしたのは、空きと位置と快適さを含む状況の側である。時間を無視してよい、という意味ではない。時間だけで解消を代表させる根拠が、これらの結果には薄い、という意味だ。[1][3]

三つ目は、在宅にすれば満員のストレスが脂質の分だけ消える、という受け取りである。在宅の縦断で減ったのは社会的時差ぼけで、延びたのは睡眠である。コレステロールとLDLの高さは、時差ぼけ0.65時間以上と、とくに50歳超で関連し、検定はマン・ホイットニーだった。極端なクロノタイプは、時差ぼけとは別に心血管の指標と関連していた。満員度を在宅の前後で測った研究として、この世帯調査を読まない。[5]

今日からできること

  • 座れた朝でも、乗客が増えたかを別にメモする。男性通勤者の2回の朝では、ほぼ全員に座席があっても混雑感は乗客数の二乗で増え、不快は都心に近づくほど強まった。[1]
  • 早い電車を選ぶとき、分数の短縮と、乗り込む時点の混み方を分けて書く。始発から長く乗った群は排出が少なく、著者は長さより社会的・環境的条件を重く見た。より混んだ朝はアドレナリンの排出が高かった。[1]
  • 立てる位置を選べる車両では、前と後ろを同じ混み具合だと決めない。バスの1,318人では、後ろに立つ人の見積もりが前より有意に高かった。電車へそのまま写す結果ではない。[3]
  • 移動の分数だけで解消を判定しない。同じバス調査で、移動時間と安全の感じ方は見積もりと有意に関連せず、座席と空間の空き、快適さ、ラッシュか否かは関連した。[3]
  • 働く日と休む日の眠る時刻を、通勤したかと一緒に残す。チェコの個人の縦断では在宅で社会的時差ぼけが減り睡眠が延びた。0.65時間以上の時差ぼけと脂質の関連は、とくに50歳超の単変量の結果である。脂質の判断は医師に任せる。[5]
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オンザショア立川店で、降りたあとの時刻を自分で置く

通勤の振り返りと一緒に、降りたあとに体を動かす時刻も選んでおく。オンザショア立川店は、運動を予定に組み込む場所として使える。通勤研究が扱ったのは混雑感や睡眠であり、当店のレッスンによるストレス軽減を測った結果ではない。

夜の予定なら水曜と金曜に21時開始の回がある。営業時間は8:00〜23:30、年中無休だが、店の開閉とレッスン開始は別である。12月29日〜1月3日は通常レッスンを休み、会員向けの特別の有料講座になる。店の案内と料金で内容を確認できる。

妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている人は利用できない。ヨガ体験は税込1,980円、60分で、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルを含む。

場所はJR立川駅北口から徒歩1分、東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F。移動経路と参加できる時刻を照らし合わせ、予定に組み込む回を決めてから体験を予約する。

参考文献

[1] Urban commuting: crowdedness and catecholamine excretion — Lundberg U., 1976, Journal of human stress. DOI: 10.1080/0097840x.1976.9936067

[2] The impact of public transport on the health of work commuters: a systematic review — Norgate SH, Cooper-Ryan AM, Lavin S, Stonier C, Cooper CL., 2020, Health psychology review. DOI: 10.1080/17437199.2019.1618723

[3] Passenger perception of vehicle occupancy in public transport and factors that shape crowding estimations — Kovačević T, Pitka P, Ivetić J, Dedeić J, Miličić M, Majstorović M., 2026, Scientific reports. DOI: 10.1038/s41598-026-43541-5

[5] Population-representative study reveals cardiovascular and metabolic disease biomarkers associated with misaligned sleep schedules — Sládek M, Klusáček J, Hamplová D, Sumová A., 2023, Sleep. DOI: 10.1093/sleep/zsad037

この記事の情報は2026年11月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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宮川涼 Founder
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