孤独は友達の間にも広がるのか?健康リスクの前に読む人間関係の追跡研究

連絡先は減っていないのに、話せる相手がいないと感じる夜がある。子どもと青年の友情の分析、高齢者の8年追跡、介護と人間関係の研究を読み、友人の数・関係の質・孤独感を分けて考える。孤独が友人から移るという見方を確かめ、死亡や一人暮らしの話とは異なる、つながりの見方を探る。

夜のグループトークは動いている。スタンプが続き、集合写真には自分も写っている。友達の人数は先週と変わらない。それなのに、会話の輪だけが遠い。孤独は友達のあいだを移るのか、と聞きたくなる夜である。

ここで読む研究が示すのは、本人の友人関係と、本人の孤独感の関連である。友人から友人へ孤独が移る経路の証明にはなっていない。数と気持ちは、しばしばずれる。孤独は、孤立と呼ばれる接触の少なさとも、同じ指標ではなかった。[5][18][3]

既存記事「孤独が健康に与える影響、平均65歳未満の研究で強く出た死亡との関連と一人暮らしの数字」には、死亡との関連と一人暮らしの数字を譲る。既存記事「運動習慣は友達と一緒に休みがちになる?支え合う関係と欠席の広がりを読む」には、運動の欠席が関係の中でどう広がるかを譲る。こちらは健康の結末の前に、人間関係の追跡が孤独とネットワークをどう分けたかを読む。

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友人の数と、よくない関係は同じ欄に入らない

子ども時代と青年期は、友情が調整に特に関わる時期だと、このレビューは置いている。見たのは、友人の数、肯定的な友情の質、否定的な友情の質と、抑うつ症状および孤独との関連だ。個々の研究は、有意な関連が出るものと出ないものが混ざっていた。16のメタ分析は、233研究からの589の効果を含み、三つの指標のどれも、同時点でも追跡でも、比較的小さいが有意な関連を示した。対象は子どもと青年であり、18〜39歳の女性に同じ関連の強さをそのまま当てはめることはできない。[5]

友情の経験は、抑うつ症状より孤独と、より密接に結びつく可能性がある。否定的な友情の質は、友人の数や肯定的な質よりも、感情面の適応との結びつきが強い可能性がある、とも整理された。一部の関係は、より若い層で強かった。[5]

既読がつかない夜を「友達が少ない」だけで片づけると、この整理の半分しか使っていない。数も関連した。同時に、一緒にいて消耗する関係の質も、孤独と並んでいた。名簿の件数を、孤独の体温計のように使う読み方は、ここで外れる。連絡先が多くても、消耗する関係が混ざっていれば、数の多さは安心材料にならない。[5]

追跡で関連が出たことは、本人の友情の経験と本人の孤独が、時間をまたいで並んだという意味である。友人Aの孤独が友人Bの孤独を押し上げた、という図ではない。関連の単位は、関係の中にいる本人である。若者のメタ分析を、大人のグループトークの伝染図へそのまま伸ばすこともできない。対象は子どもと青年であり、効果は比較的小さい。[5]

立川の平日に置き換えるなら、確認は二つになる。今週話した人数と、話したあとに消耗が残った相手だ。研究が分けた三つの指標は、そのまま生活の点検表になる。数を増やすことと、否定的な質を減らすことは、同じ作業ではない。どちらか一方だけを「人間関係を整えた」と呼ぶと、このメタ分析の分け方から外れる。[5]

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割合が同じでも、孤独な人は入れ替わっていた

英国で地域に住む65歳以上999人を、1999年から2000年の調査の8年後に追った。生存は583人、追跡の調査に参加したのは287人だった。18〜39歳の女性に、この高齢者集団の割合や変化をそのまま当てはめることはできない。孤独の割合そのものは、二つの時点でよく似ている。重度が9%、ときどきが30%、まったくないが61%である。割合だけを見ると、集団は止まったように見える。[2]

止まったように見えて、席は動いていた。12分類の型では、評価が安定していたのは60%で、まったく孤独でない人が40–50%、持続して孤独な人が20–25%と報告されている。孤独が低下した人は25%、悪化した人はおよそ15%だった。同じ9%が、同じ顔ぶれで8年を過ごしたわけではない。割合の安定を、個人の固定と読むと、この型から外れる。[2]

変化は、婚姻の状態、同居の形、社会的ネットワーク、体の健康の変化と結びついていた。体の健康がよくなることと、人との関係がよくなることの両方は、孤独の低下と結びついた。著者らは、孤独への手立てを友達づくりのような社会的な介入だけに限らず、慢性の病気の治療からも生じうる、と示唆している。観察の追跡であり、治療が孤独を直接動かした実験ではない。[2]

友達の網が変わると孤独も変わる、という半分は、この結果に含まれている。もう半分は、網以外の変化も同じ側に並んだ、という点だ。婚姻や同居や体の状態を脇に置いて、友人関係だけを原因にする読み方は、著者らの結びつきの列挙より狭い。ネットワークは変化と結びついた因子の一つであり、唯一の因子ではない。[2]

立川駅北口で同僚と別れたあとの歩道は、この8年の縮図にはならない。今夜の静かさを、その人の固定した性質だと決める前に、割合の安定と個人の入れ替わりを分けておく。数字の対象は65歳以上の地域住民である。20代の平日の夜へ、9%や61%をそのまま写すことはできない。写せるのは、集団の割合と個人の推移を別々に見る、という手順のほうだ。[2]

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接触の頻度と、近い関係の数を分ける

英国の加齢縦断研究では、開始時点で認知症のない6,677人について、孤独、近い関係の数、婚姻の状態、社会的孤立を別々に調べた。ここでの孤立は、家族や友人との接触、組織への参加で捉えている。対象は加齢を扱う研究の参加者であり、18〜39歳の女性の人間関係に結果をそのまま当てはめることはできない。[3]

平均6.25年の追跡では、認知症の発症と孤独、近い関係の数には関連があった一方、接触と参加で見た孤立には関連がなかった。著者らは高齢者の関係の質を高める試みが重要かもしれないと考察している。この記事で注目するのは病気の倍率より、同じ「つながり」でも測った項目によって結果が違った点だ。観察研究であり、関係を変えた場合の効果を試したものではない。[3]

たとえば、仕事の連絡を毎日交わす相手と、困ったときに話を聞いてほしい相手は、同じ顔ぶれだろうか。会話の回数を数えるなら前者も入る。近い関係を思い浮かべるなら、別の人が浮かぶこともある。この例は研究の質問票の再現ではなく、指標の違いを暮らしの言葉に置いたものである。日常語ではどちらも「人付き合い」で済むが、研究では別々に確かめる必要がある。[3]

孤独感を聞かれているのに連絡先の件数を答えると、質問がすり替わる。一方で、孤独だと感じた夜に、つながりがすべて失われたと判断するのも飛躍になる。自分の気持ちと、実際に接点がある相手の両方を書いてみると、どちらの話をしているかが見えやすい。これは点数をつけて病気を予測する方法ではなく、人間関係のどこに不満があるかを言葉にするための整理である。

数字で読む孤独と友人の網

16のメタ分析。子どもと青年の233研究、589の効果。友人の数、肯定的な質、否定的な質は、孤独および抑うつ症状と、比較的小さい有意な関連だった。[5]

65歳以上999人を起点に8年。生存583人、参加287人。重度の孤独は両時点で9%、ときどき30%、ない61%。[2]

評価の安定は60%、低下は25%、悪化はおよそ15%。まったく孤独でない評価は40–50%、持続して孤独は20–25%。[2]

6,677人の加齢縦断研究では、孤独、近い関係の数、接触と参加による孤立を分けて調べた。[3]

高齢者2,577人の介護の研究では、孤独得点は28.9%高かった一方、家族中心・友人中心のネットワークとの関連はなかった。[18]

難聴と記憶のあいだに、孤独と孤立の両方が入った

同じ英国の加齢縦断研究の第2波(2004年から2005年)から第7波(2014年から2015年)までを使い、50歳以上8,199人のエピソード記憶を見た分析がある。一般化構造方程式モデルでは、難聴から記憶への直接効果は負で、βは−0.29、pは0.001未満だった。この関連の一部は、孤独と社会的孤立が媒介していた。媒介とは、変数の間の関連を別の変数を経由する経路として分析することだ。50歳以上が対象であり、18〜39歳の女性にこの推定値をそのまま当てはめることはできない。[4]

難聴は孤独と正の関連(βは0.10、p < 0.001)、社会的孤立とも正の関連(βは0.04、p < 0.001)だった。孤独(βは−0.08、p < 0.001)と社会的孤立(βは−0.09、p = 0.001)は、記憶の得点の低さと関連した。著者らは、難聴のある高齢者の社会的ネットワークを良くする介入は、認知の低下を防ぐうえで益がありそうだ、と結論している。観察データの媒介であり、介入を試した試験の結果ではない。[4]

居酒屋の騒音で相づちが一つ遅れる夜を、性格の話だけで閉じないための数字である。聞こえないことが、届かなさと接触の少なさを経由して、記憶の得点と並んでいた。発症前の認知症では孤立が関連を残さなかった一方、記憶のモデルでは孤立も媒介に入る。聴力の診断は医師が行う。[3][4]

疑問の続きは、体で確かめるのがいちばん早い。

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宮川涼 Founder

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